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細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
★ イイよ、イッちゃって……ていうか、イかせる
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急な恥ずかしさが彼の可愛さによって一気に和らいだからだろうか。笑ってはいけないのに込み上げてきてしまう。
「んふ、ふふ……」
「シュンちゃん?」
ああ、案の定、俺を見つめる先輩の眼差しが不思議そうになってしまった。それどころじゃあ、このままじゃ彼の機嫌を損ねてしまうのに。
「ん、ごめ……ふふ、気持ちいいよ……」
笑ってはいけないと思えば思うほど込み上げてきてしまう。
フォロー、もとい素直に感じていたことを伝えたのだけれども、いまだに笑いが収まっていないのだから説得力はなく。彼の眉間にシワを刻ませてしまった。
「何それ……なーんか素直に喜べないんだけどぉ……」
「ごめんって……ふふ、先輩が可愛くて……ひぁ……」
拗ねたように尖らせていた唇が、再び俺に食らいついてきた。強く吸われて首横に鋭い刺激を微かに感じたが、それすらもすぐに心地よさへと変換されていく。
おまけに手の動きも。あの淡い感覚を引き出すように両の乳首を優しく摘んできたのだ。一方はそのまま指の腹で撫で擦られて、もう一方は爪の先で乳頭を擽るように弄られて、たちまち俺は余裕をなくしていった。
お腹が痛くなってしまうほどツボにハマっていた笑いが、あっという間に収まってしまっていた。開きっぱなしの口から出てくるのは、もう情けなく上擦った声だけ。
「あっ、んぁ……先ぱ……あっ、あっ……」
呼びかけても先輩は何も答えてはくれない。繰り返し首に吸い付きながら乳首を触り、俺を追い詰めようとしている。
怒らせてしまったんだろう。そりゃあ、そうだ。甘やかしてもらえている最中に、急に笑い始めてしまったんだから。それでも、優しく追い詰めてくれているだけ、続けてくれているだけ恵まれている。やっぱり先輩は優しい。
「ふぁ、ごめんなさ……んん、気持ち、あっ、いい……先輩、先輩……」
俺が直接的な言葉でちゃんと限界を訴えられなくとも、先輩にはお見通しのようだ。
「イイよ、イッちゃって……ていうか、イかせる」
宣言した声のトーンは低く、かち合えた眼差しは鋭かった。
「あ……っ」
掴まれたように胸の奥がきゅっと締め付けられた。告げられただけなのに、見つめられただけなのに。
本気を出される前からその調子なのだ。首元を吸われながら、さっきよりも強めに乳首を攻め立てられてしまえば、もう。
「んぅっ……ひ、ぁ……あ、あぁっ……っ」
腰から頭の天辺へ。一直線に俺を貫くように駆け抜けていった激しい感覚に、思わず俺はしがみついてしまっていた。頼もしい先輩の背中に腕を回して、引き締まった腰に足を回して、全身で。さらには上質な布地の服に爪を立ててしまっていた。
疼きっぱなしだった下腹部の熱が解放された。その事実をジンと熱を持っている余韻が、下着の内側をさらに濡らしてしまった感覚が、俺に伝えてくる。
気恥ずかしくて仕方がないけれども、事実なんだと分からせてくる。乳首だけで、俺、イって。
「可愛いね……ちゃんとイけてイイ子だね……」
心にじんわりと染み渡るような優しい声だった。カッコいいのだけれども、ほんの少し怖さも感じてしまうさっきの宣言とのギャップがスゴい。夢中になってしまう。どうでもよくなって。
今更、か……恥ずかしいところなんて、いっぱい見てもらってるんだし。
囁いた唇が柔らかく微笑んでいる。滲んでしまっていた目元に口づけてくれてから、まだ息が整っていない口に重ねてくれる。口内にぬるりと入ってきて、擦り寄ってきてくれた舌が熱い。
「ん……んぅ、ふ……ん……」
まだ、深いキスを交わしていたかった。けれども先輩は離れていってしまう。舌先を軽く吸ってくれてから口を離した。
俺達を繋ぐように引いた透明の糸が名残惜しくて、追いかけようと顔を上げたところで指先に止められてしまう。彼の人差し指が、どちらかのもので濡れてしまっていた唇をなぞるように撫でていく。
「大丈夫……ここからは、たっぷり甘やかしてあげるからね……」
望み通りに口づけてもらえて、堪らず俺は舌を伸ばした。くすりとこぼれた小さな笑みが、熱い吐息が唇に触れた。
「んふ、ふふ……」
「シュンちゃん?」
ああ、案の定、俺を見つめる先輩の眼差しが不思議そうになってしまった。それどころじゃあ、このままじゃ彼の機嫌を損ねてしまうのに。
「ん、ごめ……ふふ、気持ちいいよ……」
笑ってはいけないと思えば思うほど込み上げてきてしまう。
フォロー、もとい素直に感じていたことを伝えたのだけれども、いまだに笑いが収まっていないのだから説得力はなく。彼の眉間にシワを刻ませてしまった。
「何それ……なーんか素直に喜べないんだけどぉ……」
「ごめんって……ふふ、先輩が可愛くて……ひぁ……」
拗ねたように尖らせていた唇が、再び俺に食らいついてきた。強く吸われて首横に鋭い刺激を微かに感じたが、それすらもすぐに心地よさへと変換されていく。
おまけに手の動きも。あの淡い感覚を引き出すように両の乳首を優しく摘んできたのだ。一方はそのまま指の腹で撫で擦られて、もう一方は爪の先で乳頭を擽るように弄られて、たちまち俺は余裕をなくしていった。
お腹が痛くなってしまうほどツボにハマっていた笑いが、あっという間に収まってしまっていた。開きっぱなしの口から出てくるのは、もう情けなく上擦った声だけ。
「あっ、んぁ……先ぱ……あっ、あっ……」
呼びかけても先輩は何も答えてはくれない。繰り返し首に吸い付きながら乳首を触り、俺を追い詰めようとしている。
怒らせてしまったんだろう。そりゃあ、そうだ。甘やかしてもらえている最中に、急に笑い始めてしまったんだから。それでも、優しく追い詰めてくれているだけ、続けてくれているだけ恵まれている。やっぱり先輩は優しい。
「ふぁ、ごめんなさ……んん、気持ち、あっ、いい……先輩、先輩……」
俺が直接的な言葉でちゃんと限界を訴えられなくとも、先輩にはお見通しのようだ。
「イイよ、イッちゃって……ていうか、イかせる」
宣言した声のトーンは低く、かち合えた眼差しは鋭かった。
「あ……っ」
掴まれたように胸の奥がきゅっと締め付けられた。告げられただけなのに、見つめられただけなのに。
本気を出される前からその調子なのだ。首元を吸われながら、さっきよりも強めに乳首を攻め立てられてしまえば、もう。
「んぅっ……ひ、ぁ……あ、あぁっ……っ」
腰から頭の天辺へ。一直線に俺を貫くように駆け抜けていった激しい感覚に、思わず俺はしがみついてしまっていた。頼もしい先輩の背中に腕を回して、引き締まった腰に足を回して、全身で。さらには上質な布地の服に爪を立ててしまっていた。
疼きっぱなしだった下腹部の熱が解放された。その事実をジンと熱を持っている余韻が、下着の内側をさらに濡らしてしまった感覚が、俺に伝えてくる。
気恥ずかしくて仕方がないけれども、事実なんだと分からせてくる。乳首だけで、俺、イって。
「可愛いね……ちゃんとイけてイイ子だね……」
心にじんわりと染み渡るような優しい声だった。カッコいいのだけれども、ほんの少し怖さも感じてしまうさっきの宣言とのギャップがスゴい。夢中になってしまう。どうでもよくなって。
今更、か……恥ずかしいところなんて、いっぱい見てもらってるんだし。
囁いた唇が柔らかく微笑んでいる。滲んでしまっていた目元に口づけてくれてから、まだ息が整っていない口に重ねてくれる。口内にぬるりと入ってきて、擦り寄ってきてくれた舌が熱い。
「ん……んぅ、ふ……ん……」
まだ、深いキスを交わしていたかった。けれども先輩は離れていってしまう。舌先を軽く吸ってくれてから口を離した。
俺達を繋ぐように引いた透明の糸が名残惜しくて、追いかけようと顔を上げたところで指先に止められてしまう。彼の人差し指が、どちらかのもので濡れてしまっていた唇をなぞるように撫でていく。
「大丈夫……ここからは、たっぷり甘やかしてあげるからね……」
望み通りに口づけてもらえて、堪らず俺は舌を伸ばした。くすりとこぼれた小さな笑みが、熱い吐息が唇に触れた。
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