371 / 509
細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
★ 少しでも応えたかった
しおりを挟む
目の前がチカチカと点滅し始めていく。またあの感覚が、言葉に出来ない心地よさが頭の天辺を目指して駆け上りそうになっている。
このままじゃあ、また俺だけが。また一緒じゃなくなっちゃ……
「んむ、んんぅ……っ」
俺は必死に訴えた。ずっと舌を絡めてもらえているから言葉になることはなかった。それでも、先輩だったら気づいてくれるんじゃないかって、期待して。
「ふ……は、っ……シュン……?」
やっぱり先輩は気づいてくれた。そっと口を離してから、心配そうに俺を見つめている。
「は、は、ぁ……待って……また、きちゃうから……俺だけ、気持ちよく、なっちゃ……んぅ」
優しいキスだった。唇同士を擦り寄せて、甘やかしてくれるような。気持ちいいというよりは心地よくて。ドキドキするのに、スゴく安心するような。
「ん……ソレ、イユ……」
「……大丈夫、だよ……大丈夫……」
何が大丈夫なのか。分からずに見つめてしまっていると、少し濡れた瞳が微笑んだ。
「ちゃんとオレがイく時には、シュンのこともイかせてあげるから……合わせるから……だから、我慢しないで……それまで好きなだけ……気持ちよくなっていいんだよ?」
ああ、じゃあ、大丈夫だ。俺が我慢出来なくても先輩がしてくれるんだったら、大丈夫。
「嬉しい……一緒……ありがと……お願い、ソレイユ……」
「ああ……っ、もう……ホントに、可愛いな……っ」
眉間にシワを寄せ、噛み締めるように言った先輩の顔が赤い。タレ目の瞳をきゅっと瞑りながら、カッコいい肩を震わせている。
「ソレイ……ひぅっ」
何だか無性にキスしたくなって、顔を寄せようとしたところで下腹部に強い快感が走った。少しだけ落ち着きかけていた心音が大きく高鳴って、一気に走り出す。
全身に響いている鼓動に急かされているようだ。腰の辺りで燻っていた熱が、一気に駆け上ってきて。
「は、く……可愛いこと、ばっか、言ってくれてさ……もっと、んっ、ゆっくりシようと……思って、たのに……」
「あ、あっ……? んぁっ、あ、あ……っ」
「あぁ……可愛い……また、イってくれたんだね……好きだよ……大好き、だよ……シュンちゃ、シュン……っ」
どうやら、俺はイってしまったようだ。ぶわりと広がっていく多幸感に頭が蕩けてしまいそう。
でも、俺を瞬く間に昂らせた手の動きは止まってはいない。まだ、ジンと疼いてしまっている俺のものと、太くて硬い先輩のものとを握り込んだまま、激しく扱き続けている。
俺に向かって逞しい腰を振りながら、一緒に出来るように先輩自身も快感を追ってくれている。
反対の手も、変わらず俺の乳首を触ってくれておる。唐突に摘んだかと思えば、指の腹の間で転がすように優しく撫でたり。触り方や撫で方、力加減を変えながら、絶えず俺に快感をもたらそうとしてくれている。
ただでさえ回っていない頭が、度重なる気持ちよさに浸ってしまう。ただただ気持ちがよくて、訳が分からなくなってしまう。その前に、少しでも。
「あ、ん、ゃ……あ、あッ……俺、も……好き……は、ひ……好きっ、ソレイユ……」
少しでも俺は先輩の好きに応えたかった。俺も好きだって、ちゃんと言葉にして伝えたかった。
ギラギラしていたオレンジの瞳が、ゆるりと微笑んだ。視線がぶつかって、さもそれが自然だと言わんばかりに俺達は唇を重ねていた。
「ん、ふ、ぁ……シュン……ん、んっ、シュン……」
「は、ふ……ぁ、あっ、好き……んっ、ソレ、イユ……好き……んむ、好き……っ」
息継ぎをする間も惜しくて、とめどなくあふれていく好きを伝えたくて。交わしながら言葉に乗せていると、また目の前が白くボヤけていく。
竿を握っていた大きな手のひらが、俺達の先端を握り込んだ。撫で回されて、俺はあっさりと放ってしまっていた。
それでも、やっぱり先輩の手は止まらなくて、そのまま。多分、連続で。
上り詰めたまま戻ってこれなくなっていると、触れ合っている部分が震えて、呻くような喘ぎが聞こえてきた。やっと一緒に出来たんだろうか。先輩も気持ちよくなってくれたんだろうか。
このままじゃあ、また俺だけが。また一緒じゃなくなっちゃ……
「んむ、んんぅ……っ」
俺は必死に訴えた。ずっと舌を絡めてもらえているから言葉になることはなかった。それでも、先輩だったら気づいてくれるんじゃないかって、期待して。
「ふ……は、っ……シュン……?」
やっぱり先輩は気づいてくれた。そっと口を離してから、心配そうに俺を見つめている。
「は、は、ぁ……待って……また、きちゃうから……俺だけ、気持ちよく、なっちゃ……んぅ」
優しいキスだった。唇同士を擦り寄せて、甘やかしてくれるような。気持ちいいというよりは心地よくて。ドキドキするのに、スゴく安心するような。
「ん……ソレ、イユ……」
「……大丈夫、だよ……大丈夫……」
何が大丈夫なのか。分からずに見つめてしまっていると、少し濡れた瞳が微笑んだ。
「ちゃんとオレがイく時には、シュンのこともイかせてあげるから……合わせるから……だから、我慢しないで……それまで好きなだけ……気持ちよくなっていいんだよ?」
ああ、じゃあ、大丈夫だ。俺が我慢出来なくても先輩がしてくれるんだったら、大丈夫。
「嬉しい……一緒……ありがと……お願い、ソレイユ……」
「ああ……っ、もう……ホントに、可愛いな……っ」
眉間にシワを寄せ、噛み締めるように言った先輩の顔が赤い。タレ目の瞳をきゅっと瞑りながら、カッコいい肩を震わせている。
「ソレイ……ひぅっ」
何だか無性にキスしたくなって、顔を寄せようとしたところで下腹部に強い快感が走った。少しだけ落ち着きかけていた心音が大きく高鳴って、一気に走り出す。
全身に響いている鼓動に急かされているようだ。腰の辺りで燻っていた熱が、一気に駆け上ってきて。
「は、く……可愛いこと、ばっか、言ってくれてさ……もっと、んっ、ゆっくりシようと……思って、たのに……」
「あ、あっ……? んぁっ、あ、あ……っ」
「あぁ……可愛い……また、イってくれたんだね……好きだよ……大好き、だよ……シュンちゃ、シュン……っ」
どうやら、俺はイってしまったようだ。ぶわりと広がっていく多幸感に頭が蕩けてしまいそう。
でも、俺を瞬く間に昂らせた手の動きは止まってはいない。まだ、ジンと疼いてしまっている俺のものと、太くて硬い先輩のものとを握り込んだまま、激しく扱き続けている。
俺に向かって逞しい腰を振りながら、一緒に出来るように先輩自身も快感を追ってくれている。
反対の手も、変わらず俺の乳首を触ってくれておる。唐突に摘んだかと思えば、指の腹の間で転がすように優しく撫でたり。触り方や撫で方、力加減を変えながら、絶えず俺に快感をもたらそうとしてくれている。
ただでさえ回っていない頭が、度重なる気持ちよさに浸ってしまう。ただただ気持ちがよくて、訳が分からなくなってしまう。その前に、少しでも。
「あ、ん、ゃ……あ、あッ……俺、も……好き……は、ひ……好きっ、ソレイユ……」
少しでも俺は先輩の好きに応えたかった。俺も好きだって、ちゃんと言葉にして伝えたかった。
ギラギラしていたオレンジの瞳が、ゆるりと微笑んだ。視線がぶつかって、さもそれが自然だと言わんばかりに俺達は唇を重ねていた。
「ん、ふ、ぁ……シュン……ん、んっ、シュン……」
「は、ふ……ぁ、あっ、好き……んっ、ソレ、イユ……好き……んむ、好き……っ」
息継ぎをする間も惜しくて、とめどなくあふれていく好きを伝えたくて。交わしながら言葉に乗せていると、また目の前が白くボヤけていく。
竿を握っていた大きな手のひらが、俺達の先端を握り込んだ。撫で回されて、俺はあっさりと放ってしまっていた。
それでも、やっぱり先輩の手は止まらなくて、そのまま。多分、連続で。
上り詰めたまま戻ってこれなくなっていると、触れ合っている部分が震えて、呻くような喘ぎが聞こえてきた。やっと一緒に出来たんだろうか。先輩も気持ちよくなってくれたんだろうか。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる