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マッチョな先輩と恋人同士になった件(サルファールート)
★ 性急だけれども、許容の範囲内
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応えてくれたようだった。
早くも一本目が、様子を窺うように慎重に俺の中への侵入を試みてくれた。まだ、もうしばらくは、周囲を丹念に揉みながら解していくんだろうと思っていたんだけど。
意外な展開の早さに喜ぶ間もなかった。
「ひぁっ……んっ、あ、は……ぁ、う……」
ひと息に奥まで差し込まれたのだ。それも、狙ったかのように前立腺を擦るように掠めながら、一気に。
いつもの先輩に比べれば、性急ではあった。とはいえ、このくらいであれば許容の範囲内だ。ここ一週間の間、先輩に手伝ってもらい練習を重ねた成果だろう。
無事、受け入れ態勢を整えることに成功したんだろう。成長出来たんだろう。ごく普通の器官から、先輩と深く繋がり合うことが出来るところへと。
現に俺は、痛さや圧迫感を一切感じてはいない。それどころか、気持ちよくなってしまっていた。剣ダコのついた彼の指を、容易く根元まで受け入れながら、反射的にシーツを握り締めながら、下腹部に重く響いた甘い感覚に浸っていたのだ。
多分、軽くイっちゃったんだと思う。まだ一本目なのに。
「良かった……気持ちが良さそうだな……ここもビクビクしてるな……また、甘くイってくれたのか?」
ああ、やっぱり。
安心したような、嬉しそうな。少し吐息の乱れた声で囁きながら、先輩が指の腹で俺の竿を撫で上げてくる。節操なく漏らしっぱなしの粘液を、拭うようにゆっくり、ゆっくり。
「あ、あ、あっ…………んっ、ふ……ぁ……」
カリ首まで辿り着いたところで、不意に尿道口の周りを優しく撫でられて。また俺は、ぴゅるっと漏らしてしまっていた。先輩の指を濡らしてしまっていた。
余韻でぼんやりしてしまっている最中、喉が鳴るような音が聞こえた気がした。
「は、っ……可愛いな……」
褒めてくれているのに、何かを堪えているような声だった。
また俺は、先輩に我慢させてしまっているんだろうか。過った途端、彼の顔が見たくて堪らなくなった。けれども叶わなかった。
「ひぅっ……は、ぁっ、んっ、あ……っ……」
二本目も、一気に奥まで突き入れられて、反射的に目を瞑ってしまっていた。いきなり襲いかかってきた鈍く頭を揺らすような快感に、一瞬背中が浮くほど上体を仰け反らせてしまっていたんだ。
達したばかりに、さらなる刺激を叩き込まれたからだろう。視界が白く明滅している。続けて、俺、イって……
「シュン、済まない……」
不思議だ。どれだけ頭の中がふわふわしていようが、先輩の声はちゃんと聞こえる。
薄っすらと開くことが出来て、少し滲んでしまっている視界。ボヤけかけている中でも、切なそうに細められた蜂蜜色の瞳は、美しく煌めいて見えて。
「とびきり優しくするって約束したのにな……だが、俺も、早く君と……」
「大丈夫、ですよ……」
だから、応えられたんだと思う。
「大丈夫……ずっと気持ちいいだけだから……だから、続けて……早く……来て?」
願った通りに先輩は続けてくれた。鋭く細めた瞳をギラつかせながら最後の段階へと進めてくれた。三本目を挿れてくれたんだ。
早くも一本目が、様子を窺うように慎重に俺の中への侵入を試みてくれた。まだ、もうしばらくは、周囲を丹念に揉みながら解していくんだろうと思っていたんだけど。
意外な展開の早さに喜ぶ間もなかった。
「ひぁっ……んっ、あ、は……ぁ、う……」
ひと息に奥まで差し込まれたのだ。それも、狙ったかのように前立腺を擦るように掠めながら、一気に。
いつもの先輩に比べれば、性急ではあった。とはいえ、このくらいであれば許容の範囲内だ。ここ一週間の間、先輩に手伝ってもらい練習を重ねた成果だろう。
無事、受け入れ態勢を整えることに成功したんだろう。成長出来たんだろう。ごく普通の器官から、先輩と深く繋がり合うことが出来るところへと。
現に俺は、痛さや圧迫感を一切感じてはいない。それどころか、気持ちよくなってしまっていた。剣ダコのついた彼の指を、容易く根元まで受け入れながら、反射的にシーツを握り締めながら、下腹部に重く響いた甘い感覚に浸っていたのだ。
多分、軽くイっちゃったんだと思う。まだ一本目なのに。
「良かった……気持ちが良さそうだな……ここもビクビクしてるな……また、甘くイってくれたのか?」
ああ、やっぱり。
安心したような、嬉しそうな。少し吐息の乱れた声で囁きながら、先輩が指の腹で俺の竿を撫で上げてくる。節操なく漏らしっぱなしの粘液を、拭うようにゆっくり、ゆっくり。
「あ、あ、あっ…………んっ、ふ……ぁ……」
カリ首まで辿り着いたところで、不意に尿道口の周りを優しく撫でられて。また俺は、ぴゅるっと漏らしてしまっていた。先輩の指を濡らしてしまっていた。
余韻でぼんやりしてしまっている最中、喉が鳴るような音が聞こえた気がした。
「は、っ……可愛いな……」
褒めてくれているのに、何かを堪えているような声だった。
また俺は、先輩に我慢させてしまっているんだろうか。過った途端、彼の顔が見たくて堪らなくなった。けれども叶わなかった。
「ひぅっ……は、ぁっ、んっ、あ……っ……」
二本目も、一気に奥まで突き入れられて、反射的に目を瞑ってしまっていた。いきなり襲いかかってきた鈍く頭を揺らすような快感に、一瞬背中が浮くほど上体を仰け反らせてしまっていたんだ。
達したばかりに、さらなる刺激を叩き込まれたからだろう。視界が白く明滅している。続けて、俺、イって……
「シュン、済まない……」
不思議だ。どれだけ頭の中がふわふわしていようが、先輩の声はちゃんと聞こえる。
薄っすらと開くことが出来て、少し滲んでしまっている視界。ボヤけかけている中でも、切なそうに細められた蜂蜜色の瞳は、美しく煌めいて見えて。
「とびきり優しくするって約束したのにな……だが、俺も、早く君と……」
「大丈夫、ですよ……」
だから、応えられたんだと思う。
「大丈夫……ずっと気持ちいいだけだから……だから、続けて……早く……来て?」
願った通りに先輩は続けてくれた。鋭く細めた瞳をギラつかせながら最後の段階へと進めてくれた。三本目を挿れてくれたんだ。
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