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マッチョな先輩と恋人同士になった件(サルファールート)
★ 俺は弱い
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咄嗟に俺は答えられなかった。
止まることのない手からもたらされている、全身を甘く痺れさせるような気持ちよさが邪魔をしたってのもある。でも、結局は恥ずかしかったのだ。
こういう形で先輩と愛を確かめ合う際に、もう何度も伝えているんだけれども。その度に先輩が喜んでくれるから、伝えたいって気持ちは確かにあるんだけれども。それでも、どうにも慣れないのだ。
俺が恥ずかしがっているだけだって先輩も分かっているんだろう。俺が言いやすいように、さらなる気持ちよさを引き出そうとしてくる。
上も、下も、先端ばかりを撫でてくるのだ。指の腹で、触れるか触れないかの加減でひたすらに優しく。そうして甘えるような声で囁いてくるのだ。
「頼む……君の口から、教えてくれないか?」
ただでさえ俺は弱い。先輩からのお願いに。俺が出来ることならば、何でも叶えたくなってしまう程度には。
なのに、熱の滲んだ声に鼓膜を擽られ、耳たぶを優しく食まれてしまったのだ。
「は、ぁ……んっ……あ、あ、気持ち……あぁっ、うぁ……」
答えるのと同時に俺は身体でも示してしまっていた。先輩の腕の中で背を仰け反らせながら、また、その筋肉質な腕を強く掴みながら、開いた太ももを小刻みに震わせてしまっていたんだ。
軽くだったから、カーペットへと向かって勢いよく飛ばすことはなかった。とはいえ、先輩にはバレバレで。
「ん……もう、甘くイってくれたんだな……嬉しいよ……」
すっかり上機嫌そうに、俺の首周りへとキスを落としてくれる。喜んでもらえて何よりなんだが。
手の動きは止まらない。今度は先程より深くイかせようとしているんだろう。
胸元にある手の方は、硬くなっている乳首を指の腹と腹とで揉むように摘んでみたり。先端を軽く押さえながら、円を描くように撫でてみたり。
一方、股間に伸ばされている手の方は、根元から先端へと向かって撫で上げながら、カリ首や裏筋を刺激してみたり。濡れそぼった亀頭を手のひらで覆いながら、ゆったり撫で回してみたり。
俺が刺激に慣れてしまわないように、次々とやり方を変えながら導こうとしている。
軽かったとはいえ絶頂は絶頂だ。頭も身体も熱くてぼうっとしてしまっている。それなのに余韻に浸る間もなく、あふれさせる気マンマンな心地よさを注がれてしまえば、もう。
「ひ、あっ、あ……いいっ……さるふぁ、さるふぁっ……んぁっ、あっ…………ふ、ぁ……ん………」
あっという間だった。堪え性がないなって思われても仕方がないくらい。さっき上ったばかりの場所からさらに上へと、段飛ばしに俺は上り詰めてしまっていた。
それから、今度は汚してしまっていた。
泣き縋るような声で先輩を呼びながら、撒き散らしてしまった俺の熱。粘ついたそれは、先輩の手のひらだけでは飽き足らず、いくつかのシミをカーペットにつけていた。
止まることのない手からもたらされている、全身を甘く痺れさせるような気持ちよさが邪魔をしたってのもある。でも、結局は恥ずかしかったのだ。
こういう形で先輩と愛を確かめ合う際に、もう何度も伝えているんだけれども。その度に先輩が喜んでくれるから、伝えたいって気持ちは確かにあるんだけれども。それでも、どうにも慣れないのだ。
俺が恥ずかしがっているだけだって先輩も分かっているんだろう。俺が言いやすいように、さらなる気持ちよさを引き出そうとしてくる。
上も、下も、先端ばかりを撫でてくるのだ。指の腹で、触れるか触れないかの加減でひたすらに優しく。そうして甘えるような声で囁いてくるのだ。
「頼む……君の口から、教えてくれないか?」
ただでさえ俺は弱い。先輩からのお願いに。俺が出来ることならば、何でも叶えたくなってしまう程度には。
なのに、熱の滲んだ声に鼓膜を擽られ、耳たぶを優しく食まれてしまったのだ。
「は、ぁ……んっ……あ、あ、気持ち……あぁっ、うぁ……」
答えるのと同時に俺は身体でも示してしまっていた。先輩の腕の中で背を仰け反らせながら、また、その筋肉質な腕を強く掴みながら、開いた太ももを小刻みに震わせてしまっていたんだ。
軽くだったから、カーペットへと向かって勢いよく飛ばすことはなかった。とはいえ、先輩にはバレバレで。
「ん……もう、甘くイってくれたんだな……嬉しいよ……」
すっかり上機嫌そうに、俺の首周りへとキスを落としてくれる。喜んでもらえて何よりなんだが。
手の動きは止まらない。今度は先程より深くイかせようとしているんだろう。
胸元にある手の方は、硬くなっている乳首を指の腹と腹とで揉むように摘んでみたり。先端を軽く押さえながら、円を描くように撫でてみたり。
一方、股間に伸ばされている手の方は、根元から先端へと向かって撫で上げながら、カリ首や裏筋を刺激してみたり。濡れそぼった亀頭を手のひらで覆いながら、ゆったり撫で回してみたり。
俺が刺激に慣れてしまわないように、次々とやり方を変えながら導こうとしている。
軽かったとはいえ絶頂は絶頂だ。頭も身体も熱くてぼうっとしてしまっている。それなのに余韻に浸る間もなく、あふれさせる気マンマンな心地よさを注がれてしまえば、もう。
「ひ、あっ、あ……いいっ……さるふぁ、さるふぁっ……んぁっ、あっ…………ふ、ぁ……ん………」
あっという間だった。堪え性がないなって思われても仕方がないくらい。さっき上ったばかりの場所からさらに上へと、段飛ばしに俺は上り詰めてしまっていた。
それから、今度は汚してしまっていた。
泣き縋るような声で先輩を呼びながら、撒き散らしてしまった俺の熱。粘ついたそれは、先輩の手のひらだけでは飽き足らず、いくつかのシミをカーペットにつけていた。
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