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マッチョな先輩と恋人同士になった件(サルファールート)
切っ掛けは筋トレグッズ
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先週のお泊まり以降、俺の部屋には少しずつ先輩の私物が増えてきている。
切っ掛けは、俺が先輩にオススメの筋トレグッズを聞いたことからだった。
此方の世界へ来て早々、皆と濃密な時間を過ごしたとはいえ、まだ数ヶ月しか経っていない。
それでも、俺がのんびりと学園生活を楽しめていられるのは、俺を此方へと喚んだライのお陰。彼が予め生活に必要な部屋にお金、更には家具家電に衣服を用意してくれていたからだ。
とはいえ、私物はまだそんなに。だから、先ずは室内でもトレーニング出来るようにしようかなと思い至った訳だ。まぁ、先輩の部屋を見て触発されたというのが大きな要因ではあるけどさ。
そこで尋ねてみたところ、返ってきたのが嬉しい提案。
「そうか……君さえ良ければ、なんだが……俺の物を貸そうか? 君の寮と俺の寮は近いから、運ぶくらいなんてことはないからな」
それだけでも、俺にとっては渡りに船。いいんですか? と、ありがとうございますと、喜び勇んで首を縦に振った。
そうして、その日の部活帰りに早速オススメの筋トレグッズが数点、トレーニングマットと共に俺の部屋へと運び込まれた。
一気に充実したものの、こんなに借りてしまって良いのだろうかと心配した矢先だった。先輩が更に魅力的な提案をしてくれたのは。
「なぁ、シュン……その……もし、迷惑でなければなんだが……俺と一緒にトレーニングしないか? そうしたら、ずっと器具を貸したままでも問題ないし……部活外でも俺が君にコーチング出来るし……」
赤く染めた頬を太い指で掻きながら、どこか不安そうに伏せた瞳に、ほんの少しの期待を宿しながら。
「……それに……君と一緒に居られる時間も……増えるだろう?」
小さく囁かれた恋人としての本音に、俺は瞬く間に心を鷲掴みにされた。思わず先輩の手を両手で掴んで握り締め、何度も首を縦に振っていたんだ。
それから今日までの間、ちょこちょこと新たなグッズが追加されていき、俺の部屋の空いていたスペースは、先輩とのトレーニング用スペースへと早変わり。
先輩は服を着替える時か必要な物を取りに行く時くらいしか自室に帰ることがなくなり、もはや同棲に近い形で俺の部屋で過ごすようになっていた。
最低限の着替えや日用品も増えてきてるから、同棲と言っても過言ではないのかもだけど。
元々狙っていたのか、偶々なのかは分からない。というか、俺としては願ったり叶ったりなのでどちらでも構わない。だって部活やデート以外でも先輩と一緒に居られるんだからさ。
今日も今日とて、部活帰りに一緒にラーメンを食べた後、先輩は一度自室に戻ってから俺の部屋に来てくれた。
切っ掛けは、俺が先輩にオススメの筋トレグッズを聞いたことからだった。
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「なぁ、シュン……その……もし、迷惑でなければなんだが……俺と一緒にトレーニングしないか? そうしたら、ずっと器具を貸したままでも問題ないし……部活外でも俺が君にコーチング出来るし……」
赤く染めた頬を太い指で掻きながら、どこか不安そうに伏せた瞳に、ほんの少しの期待を宿しながら。
「……それに……君と一緒に居られる時間も……増えるだろう?」
小さく囁かれた恋人としての本音に、俺は瞬く間に心を鷲掴みにされた。思わず先輩の手を両手で掴んで握り締め、何度も首を縦に振っていたんだ。
それから今日までの間、ちょこちょこと新たなグッズが追加されていき、俺の部屋の空いていたスペースは、先輩とのトレーニング用スペースへと早変わり。
先輩は服を着替える時か必要な物を取りに行く時くらいしか自室に帰ることがなくなり、もはや同棲に近い形で俺の部屋で過ごすようになっていた。
最低限の着替えや日用品も増えてきてるから、同棲と言っても過言ではないのかもだけど。
元々狙っていたのか、偶々なのかは分からない。というか、俺としては願ったり叶ったりなのでどちらでも構わない。だって部活やデート以外でも先輩と一緒に居られるんだからさ。
今日も今日とて、部活帰りに一緒にラーメンを食べた後、先輩は一度自室に戻ってから俺の部屋に来てくれた。
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