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マッチョな先輩と恋人同士になった件(サルファールート)
★ 分かっているからだろうか、気持ちよくなれると知ってしまったからだろうか
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手を繋いでくれて、背中を優しく撫でてくれて、気持ちがホッと緩んでいく。眉間に深いシワを刻みながら先輩は、懸命に俺を安心させようとしてくれている。
「すまない……何かあったら言ってくれと言ったのは俺なのに……大丈夫か?」
「……大丈夫ですよ……びっくりしただけですから……」
「……本当か? 他に何かなかったか?」
「……ちょっとだけ、怖かったんです…………気持ちよすぎて」
申し訳なさそうに細められていた瞳が大きく見開く。眉間の深いシワがなくなっていく。瞬く間に先輩の頬が、耳が、赤く色づいていった。
「そ、そうか……そう……だよな……初めてなんだから、そういう怖さもあるよな……失念していたよ」
「ごめんなさい……」
「君が謝る必要はないさ、気にしないでくれ」
背中に添えられていた大きな手のひらが、俺の頭を撫でてくれる。その手つきも、俺にゆっくり語りかけてくれる声も、優しくて。
「今後も少しでも怖いと思ったら、教えてくれ。いくら気持ちがよくても、怖かったら意味がないんだからな……」
「はい……ありがとうございます」
胸の内にあった、小さな怖さなんてとっくにいなくなってしまっていた。代わりに純粋な疑問が、興味が湧いてくる。
「ところで先輩……さっきのは、なんだったんですか?」
先輩は、見つけられると思うって言っていたから、元々知っていたんだろうし、探そうとしてくれていたんだと思うんだけど。
「ああ、さっきのはな……前立腺って言うんだ」
「前立腺……?」
何か、聞いたことがあるような……
「男にしかないんだが……そこに触れるとな、気持ちよくなれるんだ……ただ、慣れが必要というか……いきなりで、感じてくれるとは……思わなかったんだが……」
嬉しそうな、照れたような眼差しが、俺の股の間を見つめる。視線を辿れば、言わんとしていることがすぐに分かった。
「あ……」
多少は怖いとか思っていたくせに。やっぱり気持ちよさの方が強かったんだろう。
俺のものは反応を示すどころか、すでに脈打ちながらピンっと勃っていたのだから。先端から透明な汁を、とろとろと漏らしてしまっていたのだから。
……先輩の指で、感じることが出来ていたんだ……お尻で気持ちよくなれていたんだ……
自覚した途端に、また触って欲しくなってしまっていた。確かめたくなったんだ。本当に気持ちよくなれるのかを。
「先輩……さっきの……また、してもらっても……いいですか?」
「……いいのか? 無理してないか?」
「はい、大丈夫です……して欲しいんです……お願いします……もし、また怖くなっちゃったら、ちゃんと言いますから……」
先輩は悩んでいるようだった。じっと俺を、俺の心の内を窺うように見つめていた。
けれども、最終的には俺の願いに応えてくれた。繋いでいる手に、優しく力が込められる。
「……分かった……約束だぞ?」
「はいっ」
柔らかく微笑んでから、先輩は俺を優しくシーツの上に横たえた。自ら膝を抱えた俺を、大きな手が頭を撫でて褒めてくれる。
追加されたローションは、ほんのりと温かかった。先輩が両の手で包み込むようにして温めてくれたから。
俺を見下ろす黄色の瞳が、薄っすらと熱を帯びている。少し震える指先が、濡れそぼった穴の縁に触れた。
分かっているからだろうか。気持ちよくなれると、知ってしまったからだろうか。ただ、触れただけなのに。少し指先が入ってきただけなのに。
「あっ……」
俺の口から漏れた声は、上擦り、喜びに濡れていた。大きく広げた太ももを、早くもビクリと震わせてしまっていたんだ。
「すまない……何かあったら言ってくれと言ったのは俺なのに……大丈夫か?」
「……大丈夫ですよ……びっくりしただけですから……」
「……本当か? 他に何かなかったか?」
「……ちょっとだけ、怖かったんです…………気持ちよすぎて」
申し訳なさそうに細められていた瞳が大きく見開く。眉間の深いシワがなくなっていく。瞬く間に先輩の頬が、耳が、赤く色づいていった。
「そ、そうか……そう……だよな……初めてなんだから、そういう怖さもあるよな……失念していたよ」
「ごめんなさい……」
「君が謝る必要はないさ、気にしないでくれ」
背中に添えられていた大きな手のひらが、俺の頭を撫でてくれる。その手つきも、俺にゆっくり語りかけてくれる声も、優しくて。
「今後も少しでも怖いと思ったら、教えてくれ。いくら気持ちがよくても、怖かったら意味がないんだからな……」
「はい……ありがとうございます」
胸の内にあった、小さな怖さなんてとっくにいなくなってしまっていた。代わりに純粋な疑問が、興味が湧いてくる。
「ところで先輩……さっきのは、なんだったんですか?」
先輩は、見つけられると思うって言っていたから、元々知っていたんだろうし、探そうとしてくれていたんだと思うんだけど。
「ああ、さっきのはな……前立腺って言うんだ」
「前立腺……?」
何か、聞いたことがあるような……
「男にしかないんだが……そこに触れるとな、気持ちよくなれるんだ……ただ、慣れが必要というか……いきなりで、感じてくれるとは……思わなかったんだが……」
嬉しそうな、照れたような眼差しが、俺の股の間を見つめる。視線を辿れば、言わんとしていることがすぐに分かった。
「あ……」
多少は怖いとか思っていたくせに。やっぱり気持ちよさの方が強かったんだろう。
俺のものは反応を示すどころか、すでに脈打ちながらピンっと勃っていたのだから。先端から透明な汁を、とろとろと漏らしてしまっていたのだから。
……先輩の指で、感じることが出来ていたんだ……お尻で気持ちよくなれていたんだ……
自覚した途端に、また触って欲しくなってしまっていた。確かめたくなったんだ。本当に気持ちよくなれるのかを。
「先輩……さっきの……また、してもらっても……いいですか?」
「……いいのか? 無理してないか?」
「はい、大丈夫です……して欲しいんです……お願いします……もし、また怖くなっちゃったら、ちゃんと言いますから……」
先輩は悩んでいるようだった。じっと俺を、俺の心の内を窺うように見つめていた。
けれども、最終的には俺の願いに応えてくれた。繋いでいる手に、優しく力が込められる。
「……分かった……約束だぞ?」
「はいっ」
柔らかく微笑んでから、先輩は俺を優しくシーツの上に横たえた。自ら膝を抱えた俺を、大きな手が頭を撫でて褒めてくれる。
追加されたローションは、ほんのりと温かかった。先輩が両の手で包み込むようにして温めてくれたから。
俺を見下ろす黄色の瞳が、薄っすらと熱を帯びている。少し震える指先が、濡れそぼった穴の縁に触れた。
分かっているからだろうか。気持ちよくなれると、知ってしまったからだろうか。ただ、触れただけなのに。少し指先が入ってきただけなのに。
「あっ……」
俺の口から漏れた声は、上擦り、喜びに濡れていた。大きく広げた太ももを、早くもビクリと震わせてしまっていたんだ。
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