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マッチョな先生と恋人同士になった件(グレイルート)
★ もう、優しく出来そうにない……
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それどころか、キスまでしてくれる。大サービスだ。俺だけ、何回も気持ちよくなっちゃってるのに。
「よく……ないですか?」
目元に、頬にと口づけてくれていた唇が止まる。額を寄せて、俺の言葉を待つ彼の瞳には、心配そうな光が宿っていた。
「グレイさん、は……この体勢、気持ちよく、ないですか?」
……俺が好きに動いちゃってるから。
改めての問いかけに、青の瞳が数度瞬いてから微笑んだ。花が咲いたかのように綻んだ形のいい唇が、再び触れるだけのキスをくれる。
「そんなことないよ。良すぎて困るくらいだからね」
頬に触れてくれた、少し分厚い手のひらが温かい。
思わず擦り寄ってしまっていた。彼の笑みが、嬉しそうに深くなる。
「これでも、私は必死なんだよ? 頑張って堪えないと、欲望の赴くままに君を貪ってしまう。君に優しく出来なくなってしまうからね」
優しい手つきに、優しい声に、気持ちが緩んでいく。気がつけば口まで。
「堪えなくて、いいのに……フェアじゃないですよ、俺ばっかり好き勝手にして……」
拗ねたような声で、我儘を言ってしまっていた。グレイさんは、俺の身体を第一に考えてくれているのに。
止まった手の代わりに、何かを考えているように青い瞳が動く。グレイさんが、戸惑いがちに尋ねてきた。
「でも、怖かったんじゃないかい?」
「え?」
かち合った瞳は揺れていた。そして、またすぐに逸されてしまう。彼の表情が、曇っていく。
「君と一緒にって、夢中になってしまったから……君を怖がらせてしまったんじゃ……」
「顔が見えてれば大丈夫ですよ。あと、キスしてくれたら……」
「……やっぱり怖」
「ちょっとだけでしたから! それよりも圧倒的に好きが上回ってましたから! 嬉しかったし! 幸せだったし! 気持ちよかったし! 頭の中も心の中も全部グレイさんでいっぱいで……」
必死だった。必死になり過ぎた。
どうにかグレイさんの不安を拭おうとして、言わなくてもいい胸の内まで告白してしまっていた。でも、否定する訳には。
「えっと……その……」
どうしたもんかと頭を回していたら、手を握られた。
「ごめんね……シュン」
「へ?」
青い瞳には、もう不安も驚きも宿ってはいなかった。代わりに欲に濡れ、ギラついていた。
焦がれるような熱い眼差しに、鼓動が高鳴っていく。まだ動いてもらってもいないのに、後ろが疼いてしまう。俺の中で、大きさを増した彼のものを締めつけてしまう。
「もう、優しく出来そうにない……でも絶対に君を傷つけない、気持ちよくさせてあげるから……」
「いいですよ……きて下さい、グレイさん……」
尖った喉を上下させ、ゴツゴツした手が俺の腰を掴む。太い首に腕を絡めた瞬間、勢いよく突き上げられた。
「よく……ないですか?」
目元に、頬にと口づけてくれていた唇が止まる。額を寄せて、俺の言葉を待つ彼の瞳には、心配そうな光が宿っていた。
「グレイさん、は……この体勢、気持ちよく、ないですか?」
……俺が好きに動いちゃってるから。
改めての問いかけに、青の瞳が数度瞬いてから微笑んだ。花が咲いたかのように綻んだ形のいい唇が、再び触れるだけのキスをくれる。
「そんなことないよ。良すぎて困るくらいだからね」
頬に触れてくれた、少し分厚い手のひらが温かい。
思わず擦り寄ってしまっていた。彼の笑みが、嬉しそうに深くなる。
「これでも、私は必死なんだよ? 頑張って堪えないと、欲望の赴くままに君を貪ってしまう。君に優しく出来なくなってしまうからね」
優しい手つきに、優しい声に、気持ちが緩んでいく。気がつけば口まで。
「堪えなくて、いいのに……フェアじゃないですよ、俺ばっかり好き勝手にして……」
拗ねたような声で、我儘を言ってしまっていた。グレイさんは、俺の身体を第一に考えてくれているのに。
止まった手の代わりに、何かを考えているように青い瞳が動く。グレイさんが、戸惑いがちに尋ねてきた。
「でも、怖かったんじゃないかい?」
「え?」
かち合った瞳は揺れていた。そして、またすぐに逸されてしまう。彼の表情が、曇っていく。
「君と一緒にって、夢中になってしまったから……君を怖がらせてしまったんじゃ……」
「顔が見えてれば大丈夫ですよ。あと、キスしてくれたら……」
「……やっぱり怖」
「ちょっとだけでしたから! それよりも圧倒的に好きが上回ってましたから! 嬉しかったし! 幸せだったし! 気持ちよかったし! 頭の中も心の中も全部グレイさんでいっぱいで……」
必死だった。必死になり過ぎた。
どうにかグレイさんの不安を拭おうとして、言わなくてもいい胸の内まで告白してしまっていた。でも、否定する訳には。
「えっと……その……」
どうしたもんかと頭を回していたら、手を握られた。
「ごめんね……シュン」
「へ?」
青い瞳には、もう不安も驚きも宿ってはいなかった。代わりに欲に濡れ、ギラついていた。
焦がれるような熱い眼差しに、鼓動が高鳴っていく。まだ動いてもらってもいないのに、後ろが疼いてしまう。俺の中で、大きさを増した彼のものを締めつけてしまう。
「もう、優しく出来そうにない……でも絶対に君を傷つけない、気持ちよくさせてあげるから……」
「いいですよ……きて下さい、グレイさん……」
尖った喉を上下させ、ゴツゴツした手が俺の腰を掴む。太い首に腕を絡めた瞬間、勢いよく突き上げられた。
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