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マッチョな先生と恋人同士になった件(グレイルート)
★ 惚れた弱みってヤツなんだろうか
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ああ、こんな時まで。優しい先生は、心配してくれている。先生だって、我慢しているハズなのに。
それでも、最後の最後まで大丈夫かと。俺が直前で、怖くなってしまってはいないかと。
大きな期待の中に、僅かに潜んでいた不安。気づかないフリをしていた暗いものが、消えていく。重ねた手のひらの温かさが、緊張していた気持ちを和らげていく。
「はい、下さい……グレイ先生に抱いて欲しい……貴方と繋がりたいんです……」
「シュン……私もだよ……君と繋がりたい……君と、一つに……」
澄み渡る青空よりも透き通った瞳が微笑む。近づいてきてくれて、なくなった先生との距離。
触れ合えた唇から、伝わってきた温もりに、何だか泣きそうになってしまう。おかしいな。嬉しくて仕方がないのにさ。
「……息を止めちゃいけないよ。ゆっくり深呼吸を繰り返すんだ、いいかい?」
「……はい」
「十分に慣らしたから大丈夫とは思うけど、最初は……少し、痛いかもしれない……だから、我慢しないでね……ゆっくり進めれば、ちゃんと挿れられるだろうから……」
「はい」
「辛かったら、私の手を握ってね……爪を立てちゃってもいいから、気にしないで……それから……」
「先生」
尻の穴にあてがった状態で、おあずけな状態で、はや数分。流石に入念過ぎる。最終確認が。
「先生のそういうところ、大好きですけど……今の状態のが、正直ツラいです……生殺し過ぎて」
八の字に眉を下げていたかと思えば、ぱぁっと顔を輝かせ。すぐにまた、しょんぼりと下がっていく。
コロコロ変わる表情が、可愛くて仕方がない。愛おしい。これが、惚れた弱みってヤツなんだろうか。
「ああ、ごめんね……そう、だよね……」
「ふふ……とにかく先だけでも挿れてみません? それから、考えましょうよ、ね?」
「……うん、そうだね。そうしようか」
律儀に「ありがとう、シュン君」と微笑みかけてくれて、先生が握り直す。これから俺を愛してくれる硬い熱を、太い竿を、穴の中心へと押し当てるように握り直し、慎重に腰を進めていく。
最初に感じたのは、強烈な熱さと重たさ。
それから、尻の皮膚全体が突っ張っているような。腰が鈍く、重くなっていくような。
「ッ……う、あ……」
途端に動きが止まった。慌てた声が降ってくる。
「シュン……大丈夫? 痛かったかい?」
頬を撫でてくれる優しい手つき。温かい手のひらに、自然と強張っていた体から力が抜けていく。ひんやりとした新鮮な空気が、肺を満たしていく。
あんなに事前に言われていたのに、息を止めてしまっていたらしい。
「は、ふ……大丈夫、ですよ……ん……ちょっと重たいっていうか、びっくりしただけなんで……」
だから続けて下さいとお願いした。けれども、先生の表情からは憂いが消えない。眉をひそめて見つめるばかりだ。
「本当かい? 休憩しなくても? 一旦、抜いてもいいんだからね?」
「……その時は、ちゃんと言いますから……だから、先生……きて、下さい……」
繋いだ手に力を込めて、くびれた腰に足を絡める。一応、先っぽくらいは入っていたらしい。中にある先生のものが、僅かに震えた。ちょっとだけ、奥に進んだような。
「っ……約束、だからね」
「はい」
優しい瞳に宿っていた心配の色。いつの間にか消え、代わりに灯った熱でギラギラと輝いている。息を荒くしながら先生が、再び腰を進めた時だった。
それでも、最後の最後まで大丈夫かと。俺が直前で、怖くなってしまってはいないかと。
大きな期待の中に、僅かに潜んでいた不安。気づかないフリをしていた暗いものが、消えていく。重ねた手のひらの温かさが、緊張していた気持ちを和らげていく。
「はい、下さい……グレイ先生に抱いて欲しい……貴方と繋がりたいんです……」
「シュン……私もだよ……君と繋がりたい……君と、一つに……」
澄み渡る青空よりも透き通った瞳が微笑む。近づいてきてくれて、なくなった先生との距離。
触れ合えた唇から、伝わってきた温もりに、何だか泣きそうになってしまう。おかしいな。嬉しくて仕方がないのにさ。
「……息を止めちゃいけないよ。ゆっくり深呼吸を繰り返すんだ、いいかい?」
「……はい」
「十分に慣らしたから大丈夫とは思うけど、最初は……少し、痛いかもしれない……だから、我慢しないでね……ゆっくり進めれば、ちゃんと挿れられるだろうから……」
「はい」
「辛かったら、私の手を握ってね……爪を立てちゃってもいいから、気にしないで……それから……」
「先生」
尻の穴にあてがった状態で、おあずけな状態で、はや数分。流石に入念過ぎる。最終確認が。
「先生のそういうところ、大好きですけど……今の状態のが、正直ツラいです……生殺し過ぎて」
八の字に眉を下げていたかと思えば、ぱぁっと顔を輝かせ。すぐにまた、しょんぼりと下がっていく。
コロコロ変わる表情が、可愛くて仕方がない。愛おしい。これが、惚れた弱みってヤツなんだろうか。
「ああ、ごめんね……そう、だよね……」
「ふふ……とにかく先だけでも挿れてみません? それから、考えましょうよ、ね?」
「……うん、そうだね。そうしようか」
律儀に「ありがとう、シュン君」と微笑みかけてくれて、先生が握り直す。これから俺を愛してくれる硬い熱を、太い竿を、穴の中心へと押し当てるように握り直し、慎重に腰を進めていく。
最初に感じたのは、強烈な熱さと重たさ。
それから、尻の皮膚全体が突っ張っているような。腰が鈍く、重くなっていくような。
「ッ……う、あ……」
途端に動きが止まった。慌てた声が降ってくる。
「シュン……大丈夫? 痛かったかい?」
頬を撫でてくれる優しい手つき。温かい手のひらに、自然と強張っていた体から力が抜けていく。ひんやりとした新鮮な空気が、肺を満たしていく。
あんなに事前に言われていたのに、息を止めてしまっていたらしい。
「は、ふ……大丈夫、ですよ……ん……ちょっと重たいっていうか、びっくりしただけなんで……」
だから続けて下さいとお願いした。けれども、先生の表情からは憂いが消えない。眉をひそめて見つめるばかりだ。
「本当かい? 休憩しなくても? 一旦、抜いてもいいんだからね?」
「……その時は、ちゃんと言いますから……だから、先生……きて、下さい……」
繋いだ手に力を込めて、くびれた腰に足を絡める。一応、先っぽくらいは入っていたらしい。中にある先生のものが、僅かに震えた。ちょっとだけ、奥に進んだような。
「っ……約束、だからね」
「はい」
優しい瞳に宿っていた心配の色。いつの間にか消え、代わりに灯った熱でギラギラと輝いている。息を荒くしながら先生が、再び腰を進めた時だった。
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