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マッチョな先生と恋人同士になった件(グレイルート)
★ 先生は、意外と意地悪だ
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「大丈夫だよ、気にしないで」
瞳を細めた先生が、逞しい腕を俺に向かって広げる。お邪魔してもいいんだろうか。抱きついてちゃっても。
迷いながらも、俺は近づいてしまっていた。
柔らかい微笑みと、襟元から覗く魅力的な谷間。先生からの心ときめくお誘いに、抗うことが出来なかったんだ。
欲望の赴くままに、分厚い大胸筋に顔を埋めてしまっていたんだ。
擦り寄る度に頬に触れる、ほどよい弾力。しっかり筋肉がついているのに、むっちりとした雄っぱいが堪らない。相変わらず、いい匂いもするし。
先生にとって俺の行動は、甘えているようにしか見えないんだろう。擽ったそうに笑っている。包み込むように抱き締めてくれながら、頭を撫でてくれながら。
「ふふ、本当にシュン君は可愛いね」
それは、突然だった。
「……昨日の君も可愛らしかったな……とても健気で積極的で……」
優しい声色が、艶を帯びていく。穏やかな雰囲気が、とろりと甘さを帯びていく。
そこで再び気づいた。自分の今の格好に。ちょっとシャツの裾を捲るだけで、大事なところが全部見えてしまう現状に。
慌てて、かけ布団に手を伸ばそうとしたけれど、もはや手遅れ。温かい手のひらが、俺の腰から下へとゆったり下りていく。焦らすような手つきで尻を撫でられて、淡い感覚が背筋に走った。
「あっ……」
「そうそう……こんな風に、ちょっと触れるだけで愛らしい声を上げてくれて……本当に可愛いね……」
うっとりとした声で囁きながら、今度は太ももを。指先で、触るか触らないかのタッチで触れてくる。
もう俺の身体は、すでにスイッチが入ってしまっていた。もっと、ちゃんと触って欲しくて仕方がなくなっていたんだ。
昨晩、いっぱい覚えさせられたからだろう。この指が、この手のひらが、俺を気持ちよくしてくれるんだって。
「ふぁ……あ、んっ……先生……」
「ん? どうしたんだい? シュン……」
……確信犯だろうに。そっちが仕掛けてきたクセに。
柔らかく微笑む先生は、素知らぬご様子。小首を傾げて俺を見つめている。
ただ、手は止まっていない。指先で、尾てい骨の辺りを円を描くように撫でている。
そんな場所、自分でじゃ何とも感じないだろうに。先生からだと全然だ。どんな些細な刺激でも、心地よく感じてしまう。頭の中が、ふわふわした喜びで満たされていくんだ。
「あっ……ん、も……先生って……意外と意地悪ですよね……」
気がつけば、俺は顔を背けてしまっていた。晴れ渡る空のように透き通った、真っ青な瞳から逃れるように。
瞳を細めた先生が、逞しい腕を俺に向かって広げる。お邪魔してもいいんだろうか。抱きついてちゃっても。
迷いながらも、俺は近づいてしまっていた。
柔らかい微笑みと、襟元から覗く魅力的な谷間。先生からの心ときめくお誘いに、抗うことが出来なかったんだ。
欲望の赴くままに、分厚い大胸筋に顔を埋めてしまっていたんだ。
擦り寄る度に頬に触れる、ほどよい弾力。しっかり筋肉がついているのに、むっちりとした雄っぱいが堪らない。相変わらず、いい匂いもするし。
先生にとって俺の行動は、甘えているようにしか見えないんだろう。擽ったそうに笑っている。包み込むように抱き締めてくれながら、頭を撫でてくれながら。
「ふふ、本当にシュン君は可愛いね」
それは、突然だった。
「……昨日の君も可愛らしかったな……とても健気で積極的で……」
優しい声色が、艶を帯びていく。穏やかな雰囲気が、とろりと甘さを帯びていく。
そこで再び気づいた。自分の今の格好に。ちょっとシャツの裾を捲るだけで、大事なところが全部見えてしまう現状に。
慌てて、かけ布団に手を伸ばそうとしたけれど、もはや手遅れ。温かい手のひらが、俺の腰から下へとゆったり下りていく。焦らすような手つきで尻を撫でられて、淡い感覚が背筋に走った。
「あっ……」
「そうそう……こんな風に、ちょっと触れるだけで愛らしい声を上げてくれて……本当に可愛いね……」
うっとりとした声で囁きながら、今度は太ももを。指先で、触るか触らないかのタッチで触れてくる。
もう俺の身体は、すでにスイッチが入ってしまっていた。もっと、ちゃんと触って欲しくて仕方がなくなっていたんだ。
昨晩、いっぱい覚えさせられたからだろう。この指が、この手のひらが、俺を気持ちよくしてくれるんだって。
「ふぁ……あ、んっ……先生……」
「ん? どうしたんだい? シュン……」
……確信犯だろうに。そっちが仕掛けてきたクセに。
柔らかく微笑む先生は、素知らぬご様子。小首を傾げて俺を見つめている。
ただ、手は止まっていない。指先で、尾てい骨の辺りを円を描くように撫でている。
そんな場所、自分でじゃ何とも感じないだろうに。先生からだと全然だ。どんな些細な刺激でも、心地よく感じてしまう。頭の中が、ふわふわした喜びで満たされていくんだ。
「あっ……ん、も……先生って……意外と意地悪ですよね……」
気がつけば、俺は顔を背けてしまっていた。晴れ渡る空のように透き通った、真っ青な瞳から逃れるように。
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