気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件~恋人ルート~

白井のわ

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マッチョな先生と恋人同士になった件(グレイルート)

★ ちゃんと後ろだけでイけたね……よく出来ました……

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「イイ子……本当に可愛いね、シュン……愛してるよ……」

 俺の額に口づけたのを合図に、先生の指があそこを重点的に責め始める。

 二本の指で抜き差しされる度にジュプ、ジュプといやらしい音を鳴らしてしまうほど激しく。何度も。

 全身がバクバク煩い。熱い。頭がくらくらしてしまう。イイところばかりを突かれているからだ。強い快感が絶え間なく俺を襲ってきて、おかしくなってしまう。

 もう、同じ言葉しか頭の中には響いていない。

 気持ちいい……気持ちいい、気持ちいい……その言葉だけで、埋め尽くされてしまいそうだ。

 限界は、突然訪れた。

 もう何度も感じているあの感覚。堪えられない快感が、体の奥から俺を飲み込まんと迫ってきている。

「はぁ、あ、あ……っ……せんせ、も、だめっ……」

「いいよ、イきなさい……ちゃんと見ててあげるからね……」

 優しい眼差しに微笑まれて、すぐだった。

 目の前で、白い光がパチパチ弾けて。重たい熱が、一気にお腹の辺りから噴き出すみたいに込み上げてきて。

「あっ、あっ、ひあぁっ」

 俺は、シーツを握り締めながら腰を大きく数回震わせた。勢いよくシャツの内側へと放っていたんだ。

「ちゃんと後ろだけでイけたね……よく出来ました……」

 嬉しそうに微笑んで、褒めてくれた先生が、いまだに震えている俺のものを撫でる。その度に、粘つく音がした。

 どうやらぐっしょりと濡らしてしまっただけじゃないらしい。布地を貫通させてしまったみたいだ。

 先生は、まだ布越しで触れてくれているだけ。なのに、その指には俺の放ったものが、ねっとりと糸を引いてしまっている。

「頑張ったシュンには、もっとご褒美をあげないとね」

 出しちゃったばかりで、まだ敏感な俺のものを、先生が優しく握ってくれる。

 服の上からなのに、軽く数回、竿を上下に扱かれただけなのに。俺は喜びに身体を震わせながら、またシャツを濡らしてしまっていたんだ。

「あ、ああっ……んぁ…………ふ……ぁ……」

 イった後も、止まらない。しこりをコツ、コツ、と突いてくれたり。今度は乳首を、服越しでも分かるくらいに立った乳首を、押し潰すように撫で回してくれたり。絶やすことなく、気持ちよさを与えてくれている。

 俺が、望んだからだ。昨日みたいにいっぱいイかせて欲しいって。俺が、先生にお願いしたから。

「んぁっ、あんっ、あっ、いい……きもちい……せんせっ……ぐれ、せんせ……」

「大丈夫だよ、心配しないで……キスも、いっぱいしてあげるからね……」

 先生には何でもお見通しのようだ。まだお願いしていないのに、叶えてくれたんだ。

 溶け合うような、お互いの境が分からなくなるような深いキスをくれたんだ。

「んぅ、ん、んっ、んんっ…………ッッ……っ……ぁ……」

 まただ。また、目の前が真っ白になっていく。暴力的な気持ちよさに飲み込まれていってしまう。

 もう、何回目かも分からなかった。

 数える余裕なんてある訳がないし。そもそも、気なんて起こる訳がない。先生がくれる気持ちよさを感じるだけで精一杯だった。
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