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マッチョな幼なじみと恋人同士になった件(ダンルート)
★ やっと、ダンと……
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「はっ、は………ふぅ、全部……入ったぞ」
俺の鼓動に合わせるように、ドクドクと脈打っている彼の体温。
やっと、ダンと一つになれたんだ……
改めて噛み締めていた事実に、心が、身体が歓喜に震える。目の奥が熱くなっていく。
堪えきれずに滲んで、こぼれた。一筋の涙が頬を伝う。
「シュンッ! 痛いのか? 大丈夫か?」
真っ赤な瞳が、驚き見開いた。でもすぐに心配の色が浮かぶ。
男らしい指が目元を優しく拭ってくれる。さらには労るように頭を撫でてくれた。
「ちが、ごめん……嬉しくてさ……ダンと一つになれたんだなって……」
赤い睫毛が僅かに震える。筋肉質な腕で、どこか乱暴に目元を拭った。
「そっか……俺も嬉しいぜ」
口許を緩ませながら、ダンがそっと額を合わせてくる。高い鼻先を甘えるように擦り寄せられて、少し擽ったい。
ダンも擽ったかったんだろうか。クスクスと可愛い吐息を漏らしている。
太い首に腕を回しながら、ふざけ合っていると不意に視線が絡む。吸い寄せられるみたいに、俺達はどちらともなく唇を重ねていた。
「ん……は、少しだけ動かしてみてもいいか?」
「……うん」
首をこくりと縦に振る俺を見て、微笑みかけながらダンが俺の腰を優しく掴む。ゆったりとした動きで抽挿を始める。
「ふぁ、あ、んっ……ダン……」
熱く脈打つ太いものが俺の中を行き来する。抜けるギリギリのところまで腰を引いたかと思えば、全部を埋め込むように再び奥へ。
繰り返す度に、俺達の繋がっている部分から、耳を塞ぎたくなるような、いやらしい音が。上から艶めいた、悩ましいダンの吐息が。
そんな周りから聞こえてくる音だけで、鼓動が高鳴ってしまうのに。背筋がぞくぞくしてしまうのに。
ダンの大きな亀頭が、カリの段差が俺の浅い部分を刺激する度に、あそこを擦る度に気持ちよくなってしまう。萎えかけていたハズの俺のものがぴくぴく震えてしまうんだ。
「っ、は……シュンのイイところ、この辺り……だったよな?」
ピンポイントだった。固いものが抉るように突いてきた前立腺。ごりゅっと当てられた瞬間、全身がビクンと跳ねた。勝手に腰が浮き、太ももが震え、俺のものが完全に元気を取り戻した。
「はぅうっ、あ、ん……ぁあっ、そこ、だめぇっ」
「っ……だめ? 気持ちいい、だろ?」
耳元で囁く声は楽しそうだ。滲んだ視界に映った表情も嬉しそう。何だか悔しいけれど、可愛いなって思ってしまう。
首の辺りを滑りをともなった温度が這う。ダンの舌だ。滑られている。時々キスを挟みながら、首のラインを耳元から鎖骨の方へ、なぞっていくみたいに触れている。身体の奥からずくずくと何かが込み上げてきた。
「あ、ぅあ……っ、いい……気持ちいいよぉ……」
「可愛いな……ちょっとペース上げるぞ……」
俺の鼓動に合わせるように、ドクドクと脈打っている彼の体温。
やっと、ダンと一つになれたんだ……
改めて噛み締めていた事実に、心が、身体が歓喜に震える。目の奥が熱くなっていく。
堪えきれずに滲んで、こぼれた。一筋の涙が頬を伝う。
「シュンッ! 痛いのか? 大丈夫か?」
真っ赤な瞳が、驚き見開いた。でもすぐに心配の色が浮かぶ。
男らしい指が目元を優しく拭ってくれる。さらには労るように頭を撫でてくれた。
「ちが、ごめん……嬉しくてさ……ダンと一つになれたんだなって……」
赤い睫毛が僅かに震える。筋肉質な腕で、どこか乱暴に目元を拭った。
「そっか……俺も嬉しいぜ」
口許を緩ませながら、ダンがそっと額を合わせてくる。高い鼻先を甘えるように擦り寄せられて、少し擽ったい。
ダンも擽ったかったんだろうか。クスクスと可愛い吐息を漏らしている。
太い首に腕を回しながら、ふざけ合っていると不意に視線が絡む。吸い寄せられるみたいに、俺達はどちらともなく唇を重ねていた。
「ん……は、少しだけ動かしてみてもいいか?」
「……うん」
首をこくりと縦に振る俺を見て、微笑みかけながらダンが俺の腰を優しく掴む。ゆったりとした動きで抽挿を始める。
「ふぁ、あ、んっ……ダン……」
熱く脈打つ太いものが俺の中を行き来する。抜けるギリギリのところまで腰を引いたかと思えば、全部を埋め込むように再び奥へ。
繰り返す度に、俺達の繋がっている部分から、耳を塞ぎたくなるような、いやらしい音が。上から艶めいた、悩ましいダンの吐息が。
そんな周りから聞こえてくる音だけで、鼓動が高鳴ってしまうのに。背筋がぞくぞくしてしまうのに。
ダンの大きな亀頭が、カリの段差が俺の浅い部分を刺激する度に、あそこを擦る度に気持ちよくなってしまう。萎えかけていたハズの俺のものがぴくぴく震えてしまうんだ。
「っ、は……シュンのイイところ、この辺り……だったよな?」
ピンポイントだった。固いものが抉るように突いてきた前立腺。ごりゅっと当てられた瞬間、全身がビクンと跳ねた。勝手に腰が浮き、太ももが震え、俺のものが完全に元気を取り戻した。
「はぅうっ、あ、ん……ぁあっ、そこ、だめぇっ」
「っ……だめ? 気持ちいい、だろ?」
耳元で囁く声は楽しそうだ。滲んだ視界に映った表情も嬉しそう。何だか悔しいけれど、可愛いなって思ってしまう。
首の辺りを滑りをともなった温度が這う。ダンの舌だ。滑られている。時々キスを挟みながら、首のラインを耳元から鎖骨の方へ、なぞっていくみたいに触れている。身体の奥からずくずくと何かが込み上げてきた。
「あ、ぅあ……っ、いい……気持ちいいよぉ……」
「可愛いな……ちょっとペース上げるぞ……」
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