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この、穏やかな日常を守る為に
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タツミの薬は、ちょっと悔しいけれど……効果はてきめんだったみたいで。溜まっていた疲れが取れたのか、すっかり顔色がよくなったサトルちゃんにホッとした。
今日はセイが先生になって文字の勉強をしてから、うちの子達と一緒に今は俺達の為にフレンチトーストを作ってくれている。セイのには、粉砂糖とメイプルシロップをたっぷりかけて甘く。俺のにはハムとチーズを挟んで甘じょっぱくしてくれるんだって。楽しみだなぁ。
腕のよさは知ってたけどさ、良くも悪くも大雑把なカミナが料理の師匠になるなんて、最初は不安でしかなかったんだけど。日に日にレパートリーが増えていってるし、手際もよくなってるんだから認めるしかないよね。
サトルちゃんは、そろそろ混ぜたり焼いたりするだけじゃなくてもっと手の込んだものや、包丁を使って自分で切ったりしたいって言ってるのに。もうちっと慣れてからなって、俺達が心配しているのを知ってか、焦らずゆっくり教えてくれているもんだから、余計に見直しちゃったよ。
台所の方からパタパタ、コトコトと定期的に聞こえてくる愛しい彼が奮闘している音に。いつもと変わらない俺達三人の穏やかな日常に、心は満たされているはずなのに。
胸の奥に小さなトゲが刺さっているみたいで、ふとした時に思考が暗く沈みそうになってしまう。
ちょんちょんと何かが俺の頬をそっとつつく。……なんだセイの尻尾か、ぼーっとしてたからちょっとだけびっくりしちゃったじゃん。
「……大丈夫か?」
労るように俺の頭を撫でながら、心配そうに尋ねたその一言には色んな思いが詰まっていて。勘弁してよ、気を抜いたらうっかり泣きそうになっちゃうじゃんか。
「……大丈夫に決まってるじゃん! そんなことよりさ、楽しみだよねぇサトルちゃん特製フレンチトースト! いい匂いもしてきたし!」
そう、大丈夫だ。俺は大丈夫。タツミも内緒にしててくれるって約束してくれた。俺達が黙っていたらそれでいいんだ。
そうしたら、サトルちゃんがずっと笑顔でいてくれて、俺達も笑っていられる。そんな毎日がこれからもずっと続いていくんだ。
何も問題はない。俺は、俺達は、間違ってなんかいないんだ。
セイは、そうか……と微笑んだだけで、後は何も言わなかった。ただ俺の手をしっかり握ってくれて、背中をずっと撫でてくれていただけで、何も。
きゅう! きゅう! とうちの子達の歓声が台所から響いてくる。繋いだ手を離し、頬を軽く叩いてから気持ちを切り替えた。
小さな手で大きなお盆を懸命に持ち、思いがたっぷり詰まった温かい料理を振る舞ってくれる彼を、とびきりの笑顔で迎える為に。
◇
いつも以上に元気に明るく振る舞う片割れに、胸が締めつけられそうになるものの。心に決めたのであろう強い覚悟を態度として見せられてしまっては、無理をするなだなんて言えるはずがなかった。
俺が出来ることといえば精々、ソウの心が潰れてしまわないように守り、支えて。サトルに感づかれないように、いつも通りの日々を過ごすだけだ。
しかし、よりにもよって人神とはな……よっぽど無念だったのだろう、よっぽど憎かったのだろう。
大切に育てていた我が子を奪い、結果的にかけがえのない妻を死に追いやった男達を。追い詰められていたとはいえ、唯一の生きる希望であった息子を生け贄として殺そうとした村人達を。
そして、とても愛していたんだろう。俺達と同じくらいに……彼を、サトルのことを。
だから、呪った。祟り神へとその身を変えてしまうほどに。
彼の、父親の気持ちは痛いほどよく分かる。俺だって、俺達だって身を焦がすような怒りが湧いてきたからな……ただ、タツミの口からすでに起きてしまった事実を聞いただけだというのに。
せめて、父親を鎮めてやることが出来ればいいんだが……タツミが何かいい方法を探してくれると言っていたから、それに期待するしかないか。
……しかし、本当にそれでいいのか?
仮に方法が見つかったとして、サトルに内緒で俺達だけで解決してしまって。
もう人ではないとはいえ、きっとこれが最後の、彼が唯一父親と再会出来る機会のはすだ。それを、俺達の都合だけで、奪ってしまっていいのか?
もし万が一、サトルが全てを思い出してしまった時、さらに悲しい思いをさせてしまうんじゃないのか? 辛くても、教えて欲しかった……と後悔させてしまうんじゃないのか?
「……ねぇ、セイ。もしかして俺、甘くし過ぎちゃってた?」
心配そうにおずおずと俺の名を呼ぶ声に、突然五感が戻ったかのように、口いっぱいに甘さが広がっていく。しきりに俺の背中をつついている、長い尻尾の感触も。
しまった、俺としたことが……彼の手料理を味わっている最中だったというのに。
刺さるような視線の先をチラリと見ると、片割れが自分の眉間を伸ばすように、尖った黒い爪でトントンと叩いていた。成る程、そんなに渋い顔をしていれば、彼が不安がるのも無理はないな。
「いや、とっても美味しいぞ! 俺好みの味付けだ!」
「ホントに? 良かった! 俺つい、セイが喜んでくれるかなって……調子に乗って、砂糖もシロップもいっぱいかけちゃってたからさ」
もちろん、ちゃんと味見はしたんだよ! と慌てた様子で弁解する彼の前で改めて、砂糖が雪化粧のように施された黄金色のフレンチトーストにナイフを入れ、頬張る。
ふわりとメイプルシロップの香りが鼻を抜け、少し噛むだけでトロリと口の中で蕩けるトーストと優しい甘さに。ささくれ立っていた心が柔らかく、軽くなっていく。
「うん、美味いな! 甘くてふわふわで、腹だけではなく胸も満たされる。こんなに素敵な料理を食べられるなんて、俺達は幸せものだな!」
「だよね! 勿体ないからゆっくり味わいたいんだけどさぁ……美味しくて止まらなくてさ。もう、後これだけになっちゃったよ」
弾んだ声で俺に同意してきたソウの皿は、まだ半分ほど残っている俺とは違い、洗い立てかのように真っ白で。中心に、ちょこんとトーストの欠片を残すのみとなっていた。
「えっと……まだ、おかわりあるけど……する?」
「する!!」
顔を真っ赤に染めたサトルが、もじもじとエプロンの裾をいじりながら尋ねた途端。しょんぼりと下がっていた赤い尻尾がピンと立って、左右に大きく揺れる。
ソウが元気よく手を挙げた時にはもう、示し合わせていたかのように、得意気な鳴き声と共に赤い小さな尻尾をぴこぴこ揺らしながら、うちの子達がおかわりの皿を彼の前に運んできていた。
「やったぁ!! ねぇ、ねぇ、サトルちゃん。あーんしてくれない? さっきは食べるのに夢中でさ、うっかり忘れちゃってたんだよね」
「いいよ。はい、あーん」
はにかんだような笑顔を浮かべたサトルが、幸せそうに目尻を下げるソウの口にトーストを運ぶ。
美味しい? スッゴく美味しいよ!! と笑い合う二人に、やはりこれでいいんだと。この穏やかな日常を守る為だと、心の片隅で引っ掛かっている棘から目を逸らした。
赤く丸い瞳に俺が映って、ゆるりと細められる。ほんのりと頬を染めて微笑む彼が、
「今度はセイの番ね」
と一口サイズに切られたトーストが刺さったフォークを、俺の口元へと近づけてきた。
食べさせてくれたお礼に小さな頭を撫で回すと、ますます蕩けるような笑みを浮かべた彼に、不意に目の奥が熱くなる。
思わずその華奢な身体を抱き寄せ、首筋に顔を埋めてしまった俺に対して、
「そんなに美味しかったの?」
とくすぐったそうに耳元で笑うものだから、彼を抱く腕にますます力を込めてしまった。
今日はセイが先生になって文字の勉強をしてから、うちの子達と一緒に今は俺達の為にフレンチトーストを作ってくれている。セイのには、粉砂糖とメイプルシロップをたっぷりかけて甘く。俺のにはハムとチーズを挟んで甘じょっぱくしてくれるんだって。楽しみだなぁ。
腕のよさは知ってたけどさ、良くも悪くも大雑把なカミナが料理の師匠になるなんて、最初は不安でしかなかったんだけど。日に日にレパートリーが増えていってるし、手際もよくなってるんだから認めるしかないよね。
サトルちゃんは、そろそろ混ぜたり焼いたりするだけじゃなくてもっと手の込んだものや、包丁を使って自分で切ったりしたいって言ってるのに。もうちっと慣れてからなって、俺達が心配しているのを知ってか、焦らずゆっくり教えてくれているもんだから、余計に見直しちゃったよ。
台所の方からパタパタ、コトコトと定期的に聞こえてくる愛しい彼が奮闘している音に。いつもと変わらない俺達三人の穏やかな日常に、心は満たされているはずなのに。
胸の奥に小さなトゲが刺さっているみたいで、ふとした時に思考が暗く沈みそうになってしまう。
ちょんちょんと何かが俺の頬をそっとつつく。……なんだセイの尻尾か、ぼーっとしてたからちょっとだけびっくりしちゃったじゃん。
「……大丈夫か?」
労るように俺の頭を撫でながら、心配そうに尋ねたその一言には色んな思いが詰まっていて。勘弁してよ、気を抜いたらうっかり泣きそうになっちゃうじゃんか。
「……大丈夫に決まってるじゃん! そんなことよりさ、楽しみだよねぇサトルちゃん特製フレンチトースト! いい匂いもしてきたし!」
そう、大丈夫だ。俺は大丈夫。タツミも内緒にしててくれるって約束してくれた。俺達が黙っていたらそれでいいんだ。
そうしたら、サトルちゃんがずっと笑顔でいてくれて、俺達も笑っていられる。そんな毎日がこれからもずっと続いていくんだ。
何も問題はない。俺は、俺達は、間違ってなんかいないんだ。
セイは、そうか……と微笑んだだけで、後は何も言わなかった。ただ俺の手をしっかり握ってくれて、背中をずっと撫でてくれていただけで、何も。
きゅう! きゅう! とうちの子達の歓声が台所から響いてくる。繋いだ手を離し、頬を軽く叩いてから気持ちを切り替えた。
小さな手で大きなお盆を懸命に持ち、思いがたっぷり詰まった温かい料理を振る舞ってくれる彼を、とびきりの笑顔で迎える為に。
◇
いつも以上に元気に明るく振る舞う片割れに、胸が締めつけられそうになるものの。心に決めたのであろう強い覚悟を態度として見せられてしまっては、無理をするなだなんて言えるはずがなかった。
俺が出来ることといえば精々、ソウの心が潰れてしまわないように守り、支えて。サトルに感づかれないように、いつも通りの日々を過ごすだけだ。
しかし、よりにもよって人神とはな……よっぽど無念だったのだろう、よっぽど憎かったのだろう。
大切に育てていた我が子を奪い、結果的にかけがえのない妻を死に追いやった男達を。追い詰められていたとはいえ、唯一の生きる希望であった息子を生け贄として殺そうとした村人達を。
そして、とても愛していたんだろう。俺達と同じくらいに……彼を、サトルのことを。
だから、呪った。祟り神へとその身を変えてしまうほどに。
彼の、父親の気持ちは痛いほどよく分かる。俺だって、俺達だって身を焦がすような怒りが湧いてきたからな……ただ、タツミの口からすでに起きてしまった事実を聞いただけだというのに。
せめて、父親を鎮めてやることが出来ればいいんだが……タツミが何かいい方法を探してくれると言っていたから、それに期待するしかないか。
……しかし、本当にそれでいいのか?
仮に方法が見つかったとして、サトルに内緒で俺達だけで解決してしまって。
もう人ではないとはいえ、きっとこれが最後の、彼が唯一父親と再会出来る機会のはすだ。それを、俺達の都合だけで、奪ってしまっていいのか?
もし万が一、サトルが全てを思い出してしまった時、さらに悲しい思いをさせてしまうんじゃないのか? 辛くても、教えて欲しかった……と後悔させてしまうんじゃないのか?
「……ねぇ、セイ。もしかして俺、甘くし過ぎちゃってた?」
心配そうにおずおずと俺の名を呼ぶ声に、突然五感が戻ったかのように、口いっぱいに甘さが広がっていく。しきりに俺の背中をつついている、長い尻尾の感触も。
しまった、俺としたことが……彼の手料理を味わっている最中だったというのに。
刺さるような視線の先をチラリと見ると、片割れが自分の眉間を伸ばすように、尖った黒い爪でトントンと叩いていた。成る程、そんなに渋い顔をしていれば、彼が不安がるのも無理はないな。
「いや、とっても美味しいぞ! 俺好みの味付けだ!」
「ホントに? 良かった! 俺つい、セイが喜んでくれるかなって……調子に乗って、砂糖もシロップもいっぱいかけちゃってたからさ」
もちろん、ちゃんと味見はしたんだよ! と慌てた様子で弁解する彼の前で改めて、砂糖が雪化粧のように施された黄金色のフレンチトーストにナイフを入れ、頬張る。
ふわりとメイプルシロップの香りが鼻を抜け、少し噛むだけでトロリと口の中で蕩けるトーストと優しい甘さに。ささくれ立っていた心が柔らかく、軽くなっていく。
「うん、美味いな! 甘くてふわふわで、腹だけではなく胸も満たされる。こんなに素敵な料理を食べられるなんて、俺達は幸せものだな!」
「だよね! 勿体ないからゆっくり味わいたいんだけどさぁ……美味しくて止まらなくてさ。もう、後これだけになっちゃったよ」
弾んだ声で俺に同意してきたソウの皿は、まだ半分ほど残っている俺とは違い、洗い立てかのように真っ白で。中心に、ちょこんとトーストの欠片を残すのみとなっていた。
「えっと……まだ、おかわりあるけど……する?」
「する!!」
顔を真っ赤に染めたサトルが、もじもじとエプロンの裾をいじりながら尋ねた途端。しょんぼりと下がっていた赤い尻尾がピンと立って、左右に大きく揺れる。
ソウが元気よく手を挙げた時にはもう、示し合わせていたかのように、得意気な鳴き声と共に赤い小さな尻尾をぴこぴこ揺らしながら、うちの子達がおかわりの皿を彼の前に運んできていた。
「やったぁ!! ねぇ、ねぇ、サトルちゃん。あーんしてくれない? さっきは食べるのに夢中でさ、うっかり忘れちゃってたんだよね」
「いいよ。はい、あーん」
はにかんだような笑顔を浮かべたサトルが、幸せそうに目尻を下げるソウの口にトーストを運ぶ。
美味しい? スッゴく美味しいよ!! と笑い合う二人に、やはりこれでいいんだと。この穏やかな日常を守る為だと、心の片隅で引っ掛かっている棘から目を逸らした。
赤く丸い瞳に俺が映って、ゆるりと細められる。ほんのりと頬を染めて微笑む彼が、
「今度はセイの番ね」
と一口サイズに切られたトーストが刺さったフォークを、俺の口元へと近づけてきた。
食べさせてくれたお礼に小さな頭を撫で回すと、ますます蕩けるような笑みを浮かべた彼に、不意に目の奥が熱くなる。
思わずその華奢な身体を抱き寄せ、首筋に顔を埋めてしまった俺に対して、
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