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【番外編】みんなとハロウィン、最後に二人とトリック・オア・トリート!!
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こういうのを神業って言うんだろうか。
いや言うよな、だって神様が作ってるんだもん、実際。
あんなに固いカボチャの表面を、まるでゼリーでも掬うみたいに簡単に削っていく。
さかさかと青い腕が動いて、徐々に描かれている模様が明らかになってきた。
「これ、もしかして俺?」
「ああ、そうだぞ! 全員分彫るつもりだ」
「よくその速さでそこまで綺麗に彫れるもんだなぁ」
「セイの彫刻の腕は一級品だからね! これくらい楽勝だよ!」
俺を膝の上に乗せて後ろから抱き締めているソウが上機嫌でジンさんの方を向く。
すぐ隣で作業をしていたセイの手が一瞬止まり、白い頬に赤みがさした。
照れ隠しかな?再び動き始めた手は先程より速いのに、彫られている絵はより細かく洗練されていて、彼の青く太い尻尾が大きく左右に振られている。
「俺らにあのレベルは無理だからよ、簡単なのを作ろうぜ」
向かい側に座っているカミナが筆を取って手元にあるカボチャに三角の目と鼻、ギザギザの口を描いていく。
「今塗った部分をくり抜けば完成だ、どうだ簡単だろ?」
テーブルの真ん中に掌サイズのカボチャを置いて、口の端を得意気につり上げた。
確かにこれくらいなら俺でも出来るかもしれない。毎日文字の練習をしてるから、筆の扱い方にも慣れてきたしな。
早速ジンさんから手渡されたカボチャに筆を滑らせる。
あれ、結構難しいかも……紙と違って筆が上手く動かない、カミナは簡単そうに描いていたのになぁ。
彼の格好よくつり上がった目や口に比べて俺の描いた顔はふにゃふにゃで、
「なんっつーか今にも泣き出しちまいそうな面してんな」
「俺は可愛いと思うよ!」
「あくまで目印だからなぁ、削れば雰囲気も変わるんじゃねぇか?」
ソウとジンさんが優しく慰めてくれたものの結局、結果はカミナの第一印象通り、なんとも情けない顔をしたカボチャのランタンが出来上がってしまった。
カミナの手には、下書き通りに綺麗にくり抜かれたつり目のカボチャ。
ソウの掌の上には笑顔のカボチャがちょこんと乗っていて、ジンさんのは目が星の形にくり抜かれている。
テーブルの上に、俺達の顔が彫られたカボチャが次々並べられていく。どう見ても俺のカボチャは不恰好だ。
いや、勿論セイのと比べるなんておこがましいにも程があるんだけどさ。
「初めてなのによく出来たな! 一番目立つところに飾るとしよう!」
青い手が俺の頭を撫で回す。俺の瞳に映った彼の表情は、本当に、心の底から嬉しそうだ。
ああ……そうだった、見た目は関係ないんだったな。
初めて文字を書いた時にも、そう二人に教えてもらったのに……大事なことを忘れちゃってたや。
「もう一枚みんなで写真撮らない? このランタンと一緒にさ」
心配そうに見つめていた六つの瞳が、ゆるりと細められる。
ちょっと不恰好だけど、たった一つの初めてのランタンを掲げ笑顔のみんなに囲まれた俺を、カメラのフラッシュが明るく照らした。
普段の食事も色鮮やかで目移りしちゃうけど。今日のはより力が入っているというか、見ているだけでわくわくしてしまう。
オレンジ色のカボチャの形をしたおにぎり。星の形に切られた人参やお化けの形をしたチーズが散りばめられたサラダ。
大きなハンバーグの上には白い線で蜘蛛の巣が描かれている。あれは、タルトだっけ甘い香りがして美味しそうだ。
「中々うめぇなこれ」
そこそこ大きなおにぎりを次々とカミナが口へと放り込んでいく。浅黒い頬が膨らんで、まるでリスみたいだ。
気に入ったのかな?お皿ごと持っていっちゃったや。
「相変わらずご飯ばっかりだねー」
「そう言うおめぇは肉ばっかだろうが」
ソウの皿に盛られたハンバーグの山を指差してから、また大きな口の中へとおにぎりを放り投げた。
「サトルは俺達と違って何でも美味しそうに食べるなぁ、いい子だなぁ」
そう微笑むジンさんの皿にはサラダがこぼれ落ちんばかりに盛られている。野菜が好きなんだな、きっと。
「でも、俺もどちらかと言えばお肉とか甘いものの方が好きだよ?」
「そう言うと思ってハンバーグとタルトを多めに盛っておいたぞ! おかわりもあるからな!」
タルトをつついてた青い手が、フォークを皿に置いて俺の頭を撫でる。
改めてセイが盛ってくれた俺の皿を見ると、確かにその二つだけが大きく切り分けられていて……不思議と頬が緩んでしまった。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
そんなこと、二人のお嫁さんになるまでは知らなかったけど。
白いシーツの上で寝転がる俺の頭の中には、今日の出来事が浮かんでは煌めいて。二人を、ジンさんとカミナを見送った寂しさを和らげてくれた。
「また、みんなとハロウィンしようね」
「カミナには振り回されてばかりだが、楽しかったからな」
二人の重みを受けたベッドが少し沈んで、二色の腕に左右から抱き締められる。
トクトクと聞こえる二人の鼓動と温もりに包まれていると、泡が弾けるみたいに残っていた寂しさも消えていった。
赤い手と青い手を左右に握って大きく頷く。
ますます強く挟まれて、なんだか可笑しくなってきちゃって思わず吹き出すと二人にもうつってしまって、三人でクスクスと笑い合った。
……そういえば、あの言葉を言うのを忘れていたな。
「セイ、ソウ、トリックオアトリート!」
仮装も、もうしていないし。別にお菓子を貰うつもりも、ましてやイタズラするつもりなんてない。
ただハロウィンが終わっちゃう前に言うだけ言っておこうっていう、軽い気持ちだったんだけど……
見合わせた二人の顔が何故かボッと、セイの鱗みたいに真っ赤になってしまった。
「イタズラ、するの? 俺達に……」
「お手柔らかに頼むぞ……」
いそいそと起き上がった二人がベッドの上で姿勢を正す。赤と青の尻尾が左右にゆっくり揺れた。
どうしよう、何にも考えて無かったんだけど!
いや、言い出しっぺの俺が完全に悪いんだけどさ。何で二人ともちょっと嬉しそうというか、期待してる時みたいに瞳がキラキラしているんだろう。
イタズラか……頭を撫でるのは違うだろうし、てゆーかいつもやってることだし。
カミナは何してたっけ?大きな声でいきなり部屋に入ってきて、びっくりしたよな。
びっくりか……よし。
左手をセイの肩に、右手をソウの肩に置いて伸び上がる。色白の頬にキスを落としてから、続けて反対の小麦色の頬にも口付けた。
宝玉みたいに綺麗な金色の瞳が丸くなる。胸を抑えてセイが小さく呻き、顔を両手で覆ったソウが俯いた。
「どう? びっくりした?」
「うん……めっちゃした」
「心臓が止まるかと思ったぞ……」
思惑通り二人を驚かせることに成功したようだ。何かちょっと違う気もするけど。
「折角だし二人もする? 俺にイタズラ」
なんの気なしに、そう口にすると二人の尻尾が同時にピンと立った。ゆらりと顔を上げた二人の瞳が妖しく光って、妙な空気が俺達の間に流れ始める。
「ダメだよサトルちゃん、そんな可愛いこといっちゃ……」
「とても無邪気で愛らしいが……俺達以外には絶対に言っちゃ駄目だぞ」
言葉では言い表せない二人の圧に、反射的に首を縦に振る。
青い指が俺の頬を、赤い手が背中をゆるゆる撫でてていく。二人の太い指が動く度に走る不思議な感覚に、背筋がぞくぞくした。
ぼうっとしているといつの間にか、ゆっくりと二人の整った顔が迫ってくる。
二人が俺に酷いことをするわけがないって、分かっているのに……食べられてしまいそうな、飲み込まれてしまいそうなそんな気がして、思わず目をぎゅっと瞑った。
クスリと笑う気配がして、左右の頬に柔らかいものが触れる。
恐る恐る瞼を開くと、いつもの柔らかい眼差しが俺を見つめていた。
「ねぇ、びっくりした?」
「びっくりしただろう?」
「うん……食べられちゃうかと思ったよ」
悪戯っぽい笑みを浮かべた二人に素直に答えると、ますます彼等の笑みが深くなっていく。
勢いよく抱きついてきた二人と一緒にふかふかのベッドに、背中からボスンッと飛び込んだ。
いや言うよな、だって神様が作ってるんだもん、実際。
あんなに固いカボチャの表面を、まるでゼリーでも掬うみたいに簡単に削っていく。
さかさかと青い腕が動いて、徐々に描かれている模様が明らかになってきた。
「これ、もしかして俺?」
「ああ、そうだぞ! 全員分彫るつもりだ」
「よくその速さでそこまで綺麗に彫れるもんだなぁ」
「セイの彫刻の腕は一級品だからね! これくらい楽勝だよ!」
俺を膝の上に乗せて後ろから抱き締めているソウが上機嫌でジンさんの方を向く。
すぐ隣で作業をしていたセイの手が一瞬止まり、白い頬に赤みがさした。
照れ隠しかな?再び動き始めた手は先程より速いのに、彫られている絵はより細かく洗練されていて、彼の青く太い尻尾が大きく左右に振られている。
「俺らにあのレベルは無理だからよ、簡単なのを作ろうぜ」
向かい側に座っているカミナが筆を取って手元にあるカボチャに三角の目と鼻、ギザギザの口を描いていく。
「今塗った部分をくり抜けば完成だ、どうだ簡単だろ?」
テーブルの真ん中に掌サイズのカボチャを置いて、口の端を得意気につり上げた。
確かにこれくらいなら俺でも出来るかもしれない。毎日文字の練習をしてるから、筆の扱い方にも慣れてきたしな。
早速ジンさんから手渡されたカボチャに筆を滑らせる。
あれ、結構難しいかも……紙と違って筆が上手く動かない、カミナは簡単そうに描いていたのになぁ。
彼の格好よくつり上がった目や口に比べて俺の描いた顔はふにゃふにゃで、
「なんっつーか今にも泣き出しちまいそうな面してんな」
「俺は可愛いと思うよ!」
「あくまで目印だからなぁ、削れば雰囲気も変わるんじゃねぇか?」
ソウとジンさんが優しく慰めてくれたものの結局、結果はカミナの第一印象通り、なんとも情けない顔をしたカボチャのランタンが出来上がってしまった。
カミナの手には、下書き通りに綺麗にくり抜かれたつり目のカボチャ。
ソウの掌の上には笑顔のカボチャがちょこんと乗っていて、ジンさんのは目が星の形にくり抜かれている。
テーブルの上に、俺達の顔が彫られたカボチャが次々並べられていく。どう見ても俺のカボチャは不恰好だ。
いや、勿論セイのと比べるなんておこがましいにも程があるんだけどさ。
「初めてなのによく出来たな! 一番目立つところに飾るとしよう!」
青い手が俺の頭を撫で回す。俺の瞳に映った彼の表情は、本当に、心の底から嬉しそうだ。
ああ……そうだった、見た目は関係ないんだったな。
初めて文字を書いた時にも、そう二人に教えてもらったのに……大事なことを忘れちゃってたや。
「もう一枚みんなで写真撮らない? このランタンと一緒にさ」
心配そうに見つめていた六つの瞳が、ゆるりと細められる。
ちょっと不恰好だけど、たった一つの初めてのランタンを掲げ笑顔のみんなに囲まれた俺を、カメラのフラッシュが明るく照らした。
普段の食事も色鮮やかで目移りしちゃうけど。今日のはより力が入っているというか、見ているだけでわくわくしてしまう。
オレンジ色のカボチャの形をしたおにぎり。星の形に切られた人参やお化けの形をしたチーズが散りばめられたサラダ。
大きなハンバーグの上には白い線で蜘蛛の巣が描かれている。あれは、タルトだっけ甘い香りがして美味しそうだ。
「中々うめぇなこれ」
そこそこ大きなおにぎりを次々とカミナが口へと放り込んでいく。浅黒い頬が膨らんで、まるでリスみたいだ。
気に入ったのかな?お皿ごと持っていっちゃったや。
「相変わらずご飯ばっかりだねー」
「そう言うおめぇは肉ばっかだろうが」
ソウの皿に盛られたハンバーグの山を指差してから、また大きな口の中へとおにぎりを放り投げた。
「サトルは俺達と違って何でも美味しそうに食べるなぁ、いい子だなぁ」
そう微笑むジンさんの皿にはサラダがこぼれ落ちんばかりに盛られている。野菜が好きなんだな、きっと。
「でも、俺もどちらかと言えばお肉とか甘いものの方が好きだよ?」
「そう言うと思ってハンバーグとタルトを多めに盛っておいたぞ! おかわりもあるからな!」
タルトをつついてた青い手が、フォークを皿に置いて俺の頭を撫でる。
改めてセイが盛ってくれた俺の皿を見ると、確かにその二つだけが大きく切り分けられていて……不思議と頬が緩んでしまった。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
そんなこと、二人のお嫁さんになるまでは知らなかったけど。
白いシーツの上で寝転がる俺の頭の中には、今日の出来事が浮かんでは煌めいて。二人を、ジンさんとカミナを見送った寂しさを和らげてくれた。
「また、みんなとハロウィンしようね」
「カミナには振り回されてばかりだが、楽しかったからな」
二人の重みを受けたベッドが少し沈んで、二色の腕に左右から抱き締められる。
トクトクと聞こえる二人の鼓動と温もりに包まれていると、泡が弾けるみたいに残っていた寂しさも消えていった。
赤い手と青い手を左右に握って大きく頷く。
ますます強く挟まれて、なんだか可笑しくなってきちゃって思わず吹き出すと二人にもうつってしまって、三人でクスクスと笑い合った。
……そういえば、あの言葉を言うのを忘れていたな。
「セイ、ソウ、トリックオアトリート!」
仮装も、もうしていないし。別にお菓子を貰うつもりも、ましてやイタズラするつもりなんてない。
ただハロウィンが終わっちゃう前に言うだけ言っておこうっていう、軽い気持ちだったんだけど……
見合わせた二人の顔が何故かボッと、セイの鱗みたいに真っ赤になってしまった。
「イタズラ、するの? 俺達に……」
「お手柔らかに頼むぞ……」
いそいそと起き上がった二人がベッドの上で姿勢を正す。赤と青の尻尾が左右にゆっくり揺れた。
どうしよう、何にも考えて無かったんだけど!
いや、言い出しっぺの俺が完全に悪いんだけどさ。何で二人ともちょっと嬉しそうというか、期待してる時みたいに瞳がキラキラしているんだろう。
イタズラか……頭を撫でるのは違うだろうし、てゆーかいつもやってることだし。
カミナは何してたっけ?大きな声でいきなり部屋に入ってきて、びっくりしたよな。
びっくりか……よし。
左手をセイの肩に、右手をソウの肩に置いて伸び上がる。色白の頬にキスを落としてから、続けて反対の小麦色の頬にも口付けた。
宝玉みたいに綺麗な金色の瞳が丸くなる。胸を抑えてセイが小さく呻き、顔を両手で覆ったソウが俯いた。
「どう? びっくりした?」
「うん……めっちゃした」
「心臓が止まるかと思ったぞ……」
思惑通り二人を驚かせることに成功したようだ。何かちょっと違う気もするけど。
「折角だし二人もする? 俺にイタズラ」
なんの気なしに、そう口にすると二人の尻尾が同時にピンと立った。ゆらりと顔を上げた二人の瞳が妖しく光って、妙な空気が俺達の間に流れ始める。
「ダメだよサトルちゃん、そんな可愛いこといっちゃ……」
「とても無邪気で愛らしいが……俺達以外には絶対に言っちゃ駄目だぞ」
言葉では言い表せない二人の圧に、反射的に首を縦に振る。
青い指が俺の頬を、赤い手が背中をゆるゆる撫でてていく。二人の太い指が動く度に走る不思議な感覚に、背筋がぞくぞくした。
ぼうっとしているといつの間にか、ゆっくりと二人の整った顔が迫ってくる。
二人が俺に酷いことをするわけがないって、分かっているのに……食べられてしまいそうな、飲み込まれてしまいそうなそんな気がして、思わず目をぎゅっと瞑った。
クスリと笑う気配がして、左右の頬に柔らかいものが触れる。
恐る恐る瞼を開くと、いつもの柔らかい眼差しが俺を見つめていた。
「ねぇ、びっくりした?」
「びっくりしただろう?」
「うん……食べられちゃうかと思ったよ」
悪戯っぽい笑みを浮かべた二人に素直に答えると、ますます彼等の笑みが深くなっていく。
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