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初めてのお留守番withカミナ、お見送り編
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一糸乱れぬことなく整列する彼らの姿は、遠目から見たらさながら、赤と青の正方形が床に描かれているようで。
二人への忠誠心?って言えばいいのかな、それが目に見えて分かるってゆーか。
とにかく二人との信頼関係があらわれている気がして、スゴいなぁって思うのが半分。
…ちょっとだけ、いや、大分羨ましいのが半分の複雑な気持ちだ。俺としては。
「いーい?サトルちゃんに何かあったら、すぐ俺達に連絡するんだよ?」
赤い正方形、もとい赤い蜥蜴達の前でしゃがんでいるソウが人指し指を立てた。
小さな口を一斉に開いて、蜥蜴達が力強い鳴き声を上げる。
彼等の言葉は分からないけど、任せて!っていう意志が伝わってくるような、そんな威勢のいい声だ。
「緊急時には俺達の加護をフル活用していいからな。問答無用でぶっ飛ばすんだぞ?例え相手がカミナでも容赦はするな」
青い蜥蜴達の前で膝をつくセイが、鋭い目をしながら拳を握る。
普段よりいくぶんか低めの鳴き声を上げて応える蜥蜴達とセイに向かって、呆れたような声がツッコミを入れた。
「いや、俺様を引き合いに出すなよな…そもそも手ぇ出したりしねぇって……何だよその目は!?」
全員の、青い蜥蜴達とセイだけでなく、赤い蜥蜴達とソウも含めた、疑っています…と言わんばかりのじとりとした視線で返されてしまったけどさ。
どれだけ信用がないのかな、カミナって。これが日頃の行いが悪い、っていうやつなんだろうな。うん。
「おい、何でサトルまで納得したような顔してんだよっ!?俺様とはまだ付き合いみじけぇだろ?」
信じられないとでも言いたげに、紫色の瞳が大きく見開かれる。
「やっぱ伝わっちゃうんだよ、ファーストインプレッションで」
「胡散臭さが服を着て歩いているようなものだからな」
「どういう意味だそりゃあ!?」
吐き捨てるような二人からの辛辣な言葉にすぐさま三角につり上がって、鋭い八重歯が覗く口が大きく開く。
そんな、雷の神様らしい気迫に満ちた表情も束の間で…
「言葉通りの意味だけど?」
「言葉通りの意味だぞ?」
息の合った二人からの返答に、流石の彼も落ち込んでしまったのか、ガタイのいい肩をしょんぼり落とし、俺のすぐ側でへたりとしゃがみこんでしまった。
無造作に束ねられた彼の紫色の髪から、小さくぱちぱちと響く音が何とも言えず寂しげで…つい彼の頭を撫でようと、手を伸ばしてしまったのも仕方がないと思う。
「いてっ」
案の定、指先に走ったピリつく感覚に思わず手を引っ込める。
いっつもパチパチいってたから分かってはいたんだけど…やっぱり電気、流れてたんだなぁ。
「ッおいおい大丈夫か?悪い、先に俺様の加護をやっとくべきだったな…怪我してねぇか?」
弾かれるように顔を上げた、カミナのゴツゴツした浅黒い手が俺の手を包み込む。
鋭い目を申し訳なさそうに細めて俺の頬を撫でてから、額をこつんと合わせてきた。
すると、何か温かい空気が俺の全身を優しく撫でていくような感覚の後に、胸の奥がぽかぽかしてくる。
これがカミナの加護、なのかな?
スゴく安心するような、元気が湧いてくるような…不思議な感じだ。
「大丈夫だよ。ちょっとピリッてしただけだから、俺の方こそ勝手に触ろうとして…」
「かーみーなぁー…」
「サトルの厚意を無駄にしただけでも罪深いというのに…」
ごめんね…と言葉を続けようとしたんだけど、地を這うような二人の声に遮られてしまった。
カミナの髪に触れた時よりもピリピリとした空気に、自然と身体が強ばってしまう。
二人の道を作るように、素早く蜥蜴達が壁際に並ぶ。
ぴしっと細い尻尾を立てているものの、その小さな身体は僅かに震えていた。
「いやいや、どう考えたって不可抗力だろうが今のは!」
「一緒にお留守番するつもりで来てるんでしょ?何で事前に対策しとかないのさ!?」
「俺達が着替えている間も、呑気におにぎりを頬張っていただろう?加護をかけておく時間なんていくらでも有ったはずだが?」
「うぐぅ…」
あまりの二人の剣幕に、握っていた俺の手をゆっくり離すとちょこんと正座をして項垂れる。
この程度で済んだから良かったけど、もし火傷でもしてたらどうすんのさ!と畳み掛けられて大きな身体がますます縮こまってしまった。
ぐうの音も出ない…ってのはまさに今のカミナの状況そのものだな。
二人の言ってることは正論なんだろうけど…そもそもの発端は、俺がなんの断りもなく不用意にカミナに触ろうとしたからで。
「ごめんね、セイ、ソウ」
カミナの横に正座して、見下ろす二人に頭を下げた。
「ちょっとー…サトルちゃんが謝る必要なんて全っ然ないからね?」
「そうだぞ!悪いのはカミナなんだからな」
よっぽど俺の謝罪に驚いたのか、二人の声があっさりいつもの調子に戻る。
柔らかいものが俺の頬をするりと撫でて顔をそっと上げさせられた。
俺と目線を合わせるようにしゃがみこんでいる二人の顔は、誰の目にも明らかなくらいにしょんぼりとしてて…なんだか二人の方が謝っているみたいだ。
「でも、元はと言えば俺が悪いんだし…俺が先に言ってたら、ちゃんとかけてくれてたよね?カミナ」
「お、おう勿論だ!」
「だから、ね?」
ちらりとカミナに目配せすると、太い首を何度も縦に振る。
いまだに納得のいかない表情をしているセイの白い頬に左手を。
ソウの小麦色の頬に右手を添えて気持ちが伝わるように願いを込めながら、金色の瞳を見つめた。
「君がそう言うんだったら…」
「彼の寛大さに感謝するんだな」
「おう!ありがとな!」
「ううん、俺の方こそごめんね」
さっきまでのしょぼくれていたカミナの顔が、嘘のように明るくなる。
豪快に笑いながらわしゃわしゃと俺の頭を撫で回す彼に、ソウがげんなりとした声で尋ねた。
「ねぇー…ホンっとに大丈夫なわけ?やっぱ今からでもサトルちゃんの様子が分かるように俺達と視界繋いどいた方がよくない?」
「…心配なんだぞ」
同意するようにセイが頷いて俺へと視線を向ける。
か細く、聞き逃してしまいそうな小さな声に呼応するように、揺れて滲んだ金色に、胸の辺りがざわざわして、少しでも安心してほしくて彼の頭を抱き締めた。
幅広の肩が小さく跳ねて、青い腕が俺の背中に、太い尻尾が俺の腰の辺りに巻きついてくる。
短めの金髪をすくように撫でていると、もっとと強請るように頭をぐりぐり押し付けてきた。
「あーセイ、ズルい!サトルちゃん、俺も!」
俺が撫でやすいようにしてくれているのかな、こてんと首を傾けたソウの瞳が期待に輝く。
セイの頭を撫でながら、ソウの頭に手を伸ばしていると…申し訳なさそうな声が耳に届いた。
「イチャついてっとこ悪いんだけどよ…もうすぐ時間だぜ?」
振り向くと、カミナの周囲を漂っている黒い雲の一つが点滅していて、紫色に輝く数字が四つ、もやの真ん中に表示された。
デジタル時計みたいな感じなのかな?
今まで、太陽が沈むか昇るかでしか時間を判断してなかった俺には慣れない物だけど。
村には時計なんて無かったし…そもそも一日が二十四時間だってことを知ったのも、つい最近だしさ。
「うっわ!もー早く言ってよね!」
「視界の件はどうするんだ?」
「止めといた方がいいと思うぜ?おめぇら気になって茶会どころじゃなくなんだろ、ぜってぇ」
「…確かにね、カミナにしてはマトモなこと言うじゃん」
「しては、は余計だ」
「気が散って長引くよりは、さっさと終わらせてしまった方がいいか」
「早めに撤収すんのはいいけどよ、ちっとくれぇは機嫌とってやってくれよ?」
「ちょっとだけね」
「ちょっとだけな」
「おめぇら…」
なんだかんだ言って仲いいんじゃないかな?
三人のテンポの良い会話を聞いてると、そう思えてしまう、カミナの扱いは雑だけど。
名残惜しそうにしている二人の頬にいってらっしゃいの挨拶をして、二人からもお返しをもらって、広い背中を見送った。
車輪のついた家が小さくなって、雲の中へと見えなくなるまで、ずっと。
「寂しいよな、やっぱ」
いつの間にか目の前にあったカミナの顔が、くしゃりと歪む。
前に、彼に助けてもらった時もだったけど、一体いつ俺を抱き抱えたんだろう?
これも例の神力?ってやつなのかな。
「悪いな…アイツらの代わりにはなれねぇけどよ、俺様が全力でお前を守ってやっからな!」
朗らかに笑うと俺の頭をポンポンと優しく叩く。
二人が、セイとソウが居ない日なんて…もう考えられなくなってしまっている俺にとって、寂しくないなんて言うのは嘘になっちゃうけど。
カミナの温かい言葉と笑顔に、胸を占めていたもやもやが少し晴れたのは本当だ。
二人への忠誠心?って言えばいいのかな、それが目に見えて分かるってゆーか。
とにかく二人との信頼関係があらわれている気がして、スゴいなぁって思うのが半分。
…ちょっとだけ、いや、大分羨ましいのが半分の複雑な気持ちだ。俺としては。
「いーい?サトルちゃんに何かあったら、すぐ俺達に連絡するんだよ?」
赤い正方形、もとい赤い蜥蜴達の前でしゃがんでいるソウが人指し指を立てた。
小さな口を一斉に開いて、蜥蜴達が力強い鳴き声を上げる。
彼等の言葉は分からないけど、任せて!っていう意志が伝わってくるような、そんな威勢のいい声だ。
「緊急時には俺達の加護をフル活用していいからな。問答無用でぶっ飛ばすんだぞ?例え相手がカミナでも容赦はするな」
青い蜥蜴達の前で膝をつくセイが、鋭い目をしながら拳を握る。
普段よりいくぶんか低めの鳴き声を上げて応える蜥蜴達とセイに向かって、呆れたような声がツッコミを入れた。
「いや、俺様を引き合いに出すなよな…そもそも手ぇ出したりしねぇって……何だよその目は!?」
全員の、青い蜥蜴達とセイだけでなく、赤い蜥蜴達とソウも含めた、疑っています…と言わんばかりのじとりとした視線で返されてしまったけどさ。
どれだけ信用がないのかな、カミナって。これが日頃の行いが悪い、っていうやつなんだろうな。うん。
「おい、何でサトルまで納得したような顔してんだよっ!?俺様とはまだ付き合いみじけぇだろ?」
信じられないとでも言いたげに、紫色の瞳が大きく見開かれる。
「やっぱ伝わっちゃうんだよ、ファーストインプレッションで」
「胡散臭さが服を着て歩いているようなものだからな」
「どういう意味だそりゃあ!?」
吐き捨てるような二人からの辛辣な言葉にすぐさま三角につり上がって、鋭い八重歯が覗く口が大きく開く。
そんな、雷の神様らしい気迫に満ちた表情も束の間で…
「言葉通りの意味だけど?」
「言葉通りの意味だぞ?」
息の合った二人からの返答に、流石の彼も落ち込んでしまったのか、ガタイのいい肩をしょんぼり落とし、俺のすぐ側でへたりとしゃがみこんでしまった。
無造作に束ねられた彼の紫色の髪から、小さくぱちぱちと響く音が何とも言えず寂しげで…つい彼の頭を撫でようと、手を伸ばしてしまったのも仕方がないと思う。
「いてっ」
案の定、指先に走ったピリつく感覚に思わず手を引っ込める。
いっつもパチパチいってたから分かってはいたんだけど…やっぱり電気、流れてたんだなぁ。
「ッおいおい大丈夫か?悪い、先に俺様の加護をやっとくべきだったな…怪我してねぇか?」
弾かれるように顔を上げた、カミナのゴツゴツした浅黒い手が俺の手を包み込む。
鋭い目を申し訳なさそうに細めて俺の頬を撫でてから、額をこつんと合わせてきた。
すると、何か温かい空気が俺の全身を優しく撫でていくような感覚の後に、胸の奥がぽかぽかしてくる。
これがカミナの加護、なのかな?
スゴく安心するような、元気が湧いてくるような…不思議な感じだ。
「大丈夫だよ。ちょっとピリッてしただけだから、俺の方こそ勝手に触ろうとして…」
「かーみーなぁー…」
「サトルの厚意を無駄にしただけでも罪深いというのに…」
ごめんね…と言葉を続けようとしたんだけど、地を這うような二人の声に遮られてしまった。
カミナの髪に触れた時よりもピリピリとした空気に、自然と身体が強ばってしまう。
二人の道を作るように、素早く蜥蜴達が壁際に並ぶ。
ぴしっと細い尻尾を立てているものの、その小さな身体は僅かに震えていた。
「いやいや、どう考えたって不可抗力だろうが今のは!」
「一緒にお留守番するつもりで来てるんでしょ?何で事前に対策しとかないのさ!?」
「俺達が着替えている間も、呑気におにぎりを頬張っていただろう?加護をかけておく時間なんていくらでも有ったはずだが?」
「うぐぅ…」
あまりの二人の剣幕に、握っていた俺の手をゆっくり離すとちょこんと正座をして項垂れる。
この程度で済んだから良かったけど、もし火傷でもしてたらどうすんのさ!と畳み掛けられて大きな身体がますます縮こまってしまった。
ぐうの音も出ない…ってのはまさに今のカミナの状況そのものだな。
二人の言ってることは正論なんだろうけど…そもそもの発端は、俺がなんの断りもなく不用意にカミナに触ろうとしたからで。
「ごめんね、セイ、ソウ」
カミナの横に正座して、見下ろす二人に頭を下げた。
「ちょっとー…サトルちゃんが謝る必要なんて全っ然ないからね?」
「そうだぞ!悪いのはカミナなんだからな」
よっぽど俺の謝罪に驚いたのか、二人の声があっさりいつもの調子に戻る。
柔らかいものが俺の頬をするりと撫でて顔をそっと上げさせられた。
俺と目線を合わせるようにしゃがみこんでいる二人の顔は、誰の目にも明らかなくらいにしょんぼりとしてて…なんだか二人の方が謝っているみたいだ。
「でも、元はと言えば俺が悪いんだし…俺が先に言ってたら、ちゃんとかけてくれてたよね?カミナ」
「お、おう勿論だ!」
「だから、ね?」
ちらりとカミナに目配せすると、太い首を何度も縦に振る。
いまだに納得のいかない表情をしているセイの白い頬に左手を。
ソウの小麦色の頬に右手を添えて気持ちが伝わるように願いを込めながら、金色の瞳を見つめた。
「君がそう言うんだったら…」
「彼の寛大さに感謝するんだな」
「おう!ありがとな!」
「ううん、俺の方こそごめんね」
さっきまでのしょぼくれていたカミナの顔が、嘘のように明るくなる。
豪快に笑いながらわしゃわしゃと俺の頭を撫で回す彼に、ソウがげんなりとした声で尋ねた。
「ねぇー…ホンっとに大丈夫なわけ?やっぱ今からでもサトルちゃんの様子が分かるように俺達と視界繋いどいた方がよくない?」
「…心配なんだぞ」
同意するようにセイが頷いて俺へと視線を向ける。
か細く、聞き逃してしまいそうな小さな声に呼応するように、揺れて滲んだ金色に、胸の辺りがざわざわして、少しでも安心してほしくて彼の頭を抱き締めた。
幅広の肩が小さく跳ねて、青い腕が俺の背中に、太い尻尾が俺の腰の辺りに巻きついてくる。
短めの金髪をすくように撫でていると、もっとと強請るように頭をぐりぐり押し付けてきた。
「あーセイ、ズルい!サトルちゃん、俺も!」
俺が撫でやすいようにしてくれているのかな、こてんと首を傾けたソウの瞳が期待に輝く。
セイの頭を撫でながら、ソウの頭に手を伸ばしていると…申し訳なさそうな声が耳に届いた。
「イチャついてっとこ悪いんだけどよ…もうすぐ時間だぜ?」
振り向くと、カミナの周囲を漂っている黒い雲の一つが点滅していて、紫色に輝く数字が四つ、もやの真ん中に表示された。
デジタル時計みたいな感じなのかな?
今まで、太陽が沈むか昇るかでしか時間を判断してなかった俺には慣れない物だけど。
村には時計なんて無かったし…そもそも一日が二十四時間だってことを知ったのも、つい最近だしさ。
「うっわ!もー早く言ってよね!」
「視界の件はどうするんだ?」
「止めといた方がいいと思うぜ?おめぇら気になって茶会どころじゃなくなんだろ、ぜってぇ」
「…確かにね、カミナにしてはマトモなこと言うじゃん」
「しては、は余計だ」
「気が散って長引くよりは、さっさと終わらせてしまった方がいいか」
「早めに撤収すんのはいいけどよ、ちっとくれぇは機嫌とってやってくれよ?」
「ちょっとだけね」
「ちょっとだけな」
「おめぇら…」
なんだかんだ言って仲いいんじゃないかな?
三人のテンポの良い会話を聞いてると、そう思えてしまう、カミナの扱いは雑だけど。
名残惜しそうにしている二人の頬にいってらっしゃいの挨拶をして、二人からもお返しをもらって、広い背中を見送った。
車輪のついた家が小さくなって、雲の中へと見えなくなるまで、ずっと。
「寂しいよな、やっぱ」
いつの間にか目の前にあったカミナの顔が、くしゃりと歪む。
前に、彼に助けてもらった時もだったけど、一体いつ俺を抱き抱えたんだろう?
これも例の神力?ってやつなのかな。
「悪いな…アイツらの代わりにはなれねぇけどよ、俺様が全力でお前を守ってやっからな!」
朗らかに笑うと俺の頭をポンポンと優しく叩く。
二人が、セイとソウが居ない日なんて…もう考えられなくなってしまっている俺にとって、寂しくないなんて言うのは嘘になっちゃうけど。
カミナの温かい言葉と笑顔に、胸を占めていたもやもやが少し晴れたのは本当だ。
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