18 / 90
初めてのお出掛け、初めての屋台……後、強襲。その2
しおりを挟む
お店に近寄ると、六つの目がぎゅるりと俺達を捉えた。
別に店員さんが三人居るってわけじゃない。
彼の目が、六つあるのだ。
俺達と同じ場所にある目の他に、小さな目が四つ、二列になっておでこの真ん中辺りに並んでいる。
背中からは、細長い先端が針のような、虫の足?みたいなのが、左右から四本ずつ生えていて。
それらが忙しなく動きながら、色んな色と形の綿あめを次々と器用に作り出している。
お花の形だったり、お星様、三日月と様々だ。
ぱかっと大きな口が笑顔の形で開くのと同時に、全部の瞳がニコッと細められる。
ハキハキとした快活な声が俺達の鼓膜を揺らした。
「いらっしゃいっ!別嬪のお兄さん方に可愛らしいお坊ちゃん、お好きな色と形を選んで頂戴な!内容にもよるが、オーダーメイドも受け付けてるよ!」
「…おーだー、めいど?」
「ここに並べてある以外の色の組み合わせでも形でも、坊っちゃんのお好みに合わせて作るってことだよ」
言葉をそのまま聞き返すと左の四つの足が、カウンターの横に置いてある木の板を指し示す。
板には四角い紙に、目に写ったものをそのまま切り取ったような絵がびっしり貼られている。
それらには、見たことのない動物の形の綿あめや、一緒に描かれている神様に似た形と色の綿あめなんかが描かれていた。
皆、笑顔で、幸せそうで、なんだかとっても素敵だ。見ているだけで…気持ちがわくわく、ふわふわしてきちゃうや。
この神様達もオーダーメイドってやつをしたんだな、きっと。
俺の、好きな色…か。
ちらりとセイとソウの顔を交互に見る。
二人とも、一瞬きょとんとしてから目尻がふにゃりと下がっていった。
「あの、赤と青の二色がいいんですけど…」
おそるおそる店員さんにそう告げると、俺を抱いていた赤い腕に僅かに力がこもる。
隣から低い、小さな呻き声が聞こえた気がした。
丸い六つの瞳がキョロキョロと左右に動いて、微笑ましいものでも見ているかのように細められる。
「成る程ねぇ…よしっ任せときな!坊っちゃんのお眼鏡に叶うような、とびきりの一品を作ってみせるからよ!」
威勢のいい声を上げた店員さんが、左右に一本ずつ細長い棒のような物を構え、不思議な円柱の容器にキラキラした赤い粒と青い粒が入れられる。
しばらくすると容器の中を踊るみたいに、細長い赤い糸と青い糸がくるりくるりと舞い始めた。
四本の足が目で追えない速さで巧みに動いて左の一本が青い雲を、右の一本が赤い雲を作り出す。
二つの雲が隙間なく綺麗にくっついて、一つの大きな雲になった。
さらに今度は、黒い粒と白い粒が容器の中へと追加されていく。
二色の雲を持っている足とは別の二本の足が、それぞれ三角形の小さな雲を作り出す。
あっという間に出来上がった三角形の雲が、二色の雲のちょうど頭にあたる部分に乗せられた。
赤い方には黒い三角が、青い方には白い三角が。
これって、まるで…
「どうだい、坊っちゃんにそっくりだろう?お兄さん方とお揃いの鱗と角をモチーフに作ってみたんだが」
ゆっくりと、俺の手元に綿あめが近づいてくる。
俺の大好きな、セイとソウの色の綿あめが。
「ありがとう!おにいさ」
「それっ俺達にも頂戴!」
「これと同じ物を二つ頼む!」
綿あめを受け取るのとほぼ同時だった。逞しい二色の腕が勢いよく、店員さんに向かって伸びたのは。
お兄さん方も坊っちゃんのことが大好きなんだねぇ、と微笑みながら手際よく、俺のと同じ綿あめが二つ作り上げられた。
何でだろう?手にした時はあんなにキラキラ輝いていた二人の顔が、何故か今は複雑そうに歪んでしまっている。
「どうしたの?」
声をかけると、じっと食い入るように綿あめを見つめていた、綺麗な金色の瞳に俺が映る。
心配させないようにしてくれてるのかな。ふわりと俺に微笑みかけてくれてから、互いに顔を見合わせると形のいい眉毛がへなりと下を向いてしまった。
「見れば見るほど、そっくりに見えてきちゃってさぁ…」
「食べてしまうのが、勿体なく思えてな…」
弱々しく呟いて、二人が同時に短く息を吐く。
確かにそうだ、食べちゃうと無くなっちゃうんだもんな。
当たり前だけど…そう思うと、ちょっと残念かも。
『出来立てが一番美味しいからな!出来るだけ早く食べてやってくれよ?』
ふと店員さんの明るい声と笑顔が頭に過って、気がつくと、ふわふわで甘い香りのする綿あめにそっとかぶりついていた。
青い部分を少しかじってから、赤い部分も続けて口に含む。
甘ったるさが口いっぱいに広がって、最初っから何も入ってなかったみたいに、あっという間に溶けて、消えていってしまった。
「わぁっこれ、美味しいよ!一緒に食べよう?」
びっくりする美味しさに顔を上げると、いつの間に眺めていたのか二人の瞳とかち合う。
「美味しいって、サトルちゃんが俺達の色を…」
「何だか、胸がドキドキするぞ…」
何故か顔を片手で覆ったソウが、喉の奥から絞り出すような声を出す。
噛み締めるように呟いたセイが、胸の辺りを押さえながら俯いた。
そのまま何やら二人共、ブツブツと口を動かしてるけど、声が小さすぎて上手く聞き取れない。
早くしないと、一番いい美味しさが逃げていっちゃうのに!
「セイお兄ちゃんっ、ソウお兄ちゃんっ」
練習通りに二人を呼ぶと、弾かれたみたいに二人の顔が俺に向けられる。
「はいっ!あーんして?」
そう言うと、示し合わせたかのように彼等の大きな口がパカリと開いた。
一口サイズにちぎった赤い綿あめをセイの口に、青い綿あめをソウの口に運ぶ。
もむもむと頬が動いてから、男らしい喉仏がゆっくり上下に動く。
「美味しい?」
言葉には出さずとも、ふにゃりと垂れ下がった二人の目尻が俺に応えてくれているみたいで、俺まで頬がだらしなく下がってしまう。
大好きな二人の笑顔に見惚れていると、二色の指が各々の綿あめから各々の色を摘まんで、俺の口元に近づいてくる。
口に含んだそれはとても甘くて、とろりと蕩けて…不思議だな、同じ綿あめのはずなのに。
二人に食べさせて貰った綿あめの方が、三人で一緒に食べた綿あめの方が。
思わず笑っちゃうくらいに美味しくて、温かいものが胸いっぱいに広がるような、そんなふわふわした気分になったんだ。
甘いものの後はやっぱりしょっぱいものだよねっ!と弾んだ高い声に絆されて。
仕方ないなぁって穏やかな低い声がすたすたと、一軒のお店に向かってから帰ってくる。
香ばしく焼けたお肉の香りと一緒に。
お腹がいっぱいになっちゃいけないからって、一本の大きな串焼きを三人で分けて食べて。
帰りを待っている蜥蜴達のお土産に、鈴の形をしたカステラっていう焼き菓子を紙で出来た袋一杯に詰めてもらった。
初めての買い物はちょっとだけ指が震えちゃったけど、それ以上にわくわくして。
二人と繋いだ手をソウの鼻歌に合わせて振っちゃうくらい楽しかったんだ。
賑やかな屋台の通りを過ぎて、入口にかかっている大きな橋の近くで…耳障りの悪い、がらがら声に引き止められるまでは。
別に店員さんが三人居るってわけじゃない。
彼の目が、六つあるのだ。
俺達と同じ場所にある目の他に、小さな目が四つ、二列になっておでこの真ん中辺りに並んでいる。
背中からは、細長い先端が針のような、虫の足?みたいなのが、左右から四本ずつ生えていて。
それらが忙しなく動きながら、色んな色と形の綿あめを次々と器用に作り出している。
お花の形だったり、お星様、三日月と様々だ。
ぱかっと大きな口が笑顔の形で開くのと同時に、全部の瞳がニコッと細められる。
ハキハキとした快活な声が俺達の鼓膜を揺らした。
「いらっしゃいっ!別嬪のお兄さん方に可愛らしいお坊ちゃん、お好きな色と形を選んで頂戴な!内容にもよるが、オーダーメイドも受け付けてるよ!」
「…おーだー、めいど?」
「ここに並べてある以外の色の組み合わせでも形でも、坊っちゃんのお好みに合わせて作るってことだよ」
言葉をそのまま聞き返すと左の四つの足が、カウンターの横に置いてある木の板を指し示す。
板には四角い紙に、目に写ったものをそのまま切り取ったような絵がびっしり貼られている。
それらには、見たことのない動物の形の綿あめや、一緒に描かれている神様に似た形と色の綿あめなんかが描かれていた。
皆、笑顔で、幸せそうで、なんだかとっても素敵だ。見ているだけで…気持ちがわくわく、ふわふわしてきちゃうや。
この神様達もオーダーメイドってやつをしたんだな、きっと。
俺の、好きな色…か。
ちらりとセイとソウの顔を交互に見る。
二人とも、一瞬きょとんとしてから目尻がふにゃりと下がっていった。
「あの、赤と青の二色がいいんですけど…」
おそるおそる店員さんにそう告げると、俺を抱いていた赤い腕に僅かに力がこもる。
隣から低い、小さな呻き声が聞こえた気がした。
丸い六つの瞳がキョロキョロと左右に動いて、微笑ましいものでも見ているかのように細められる。
「成る程ねぇ…よしっ任せときな!坊っちゃんのお眼鏡に叶うような、とびきりの一品を作ってみせるからよ!」
威勢のいい声を上げた店員さんが、左右に一本ずつ細長い棒のような物を構え、不思議な円柱の容器にキラキラした赤い粒と青い粒が入れられる。
しばらくすると容器の中を踊るみたいに、細長い赤い糸と青い糸がくるりくるりと舞い始めた。
四本の足が目で追えない速さで巧みに動いて左の一本が青い雲を、右の一本が赤い雲を作り出す。
二つの雲が隙間なく綺麗にくっついて、一つの大きな雲になった。
さらに今度は、黒い粒と白い粒が容器の中へと追加されていく。
二色の雲を持っている足とは別の二本の足が、それぞれ三角形の小さな雲を作り出す。
あっという間に出来上がった三角形の雲が、二色の雲のちょうど頭にあたる部分に乗せられた。
赤い方には黒い三角が、青い方には白い三角が。
これって、まるで…
「どうだい、坊っちゃんにそっくりだろう?お兄さん方とお揃いの鱗と角をモチーフに作ってみたんだが」
ゆっくりと、俺の手元に綿あめが近づいてくる。
俺の大好きな、セイとソウの色の綿あめが。
「ありがとう!おにいさ」
「それっ俺達にも頂戴!」
「これと同じ物を二つ頼む!」
綿あめを受け取るのとほぼ同時だった。逞しい二色の腕が勢いよく、店員さんに向かって伸びたのは。
お兄さん方も坊っちゃんのことが大好きなんだねぇ、と微笑みながら手際よく、俺のと同じ綿あめが二つ作り上げられた。
何でだろう?手にした時はあんなにキラキラ輝いていた二人の顔が、何故か今は複雑そうに歪んでしまっている。
「どうしたの?」
声をかけると、じっと食い入るように綿あめを見つめていた、綺麗な金色の瞳に俺が映る。
心配させないようにしてくれてるのかな。ふわりと俺に微笑みかけてくれてから、互いに顔を見合わせると形のいい眉毛がへなりと下を向いてしまった。
「見れば見るほど、そっくりに見えてきちゃってさぁ…」
「食べてしまうのが、勿体なく思えてな…」
弱々しく呟いて、二人が同時に短く息を吐く。
確かにそうだ、食べちゃうと無くなっちゃうんだもんな。
当たり前だけど…そう思うと、ちょっと残念かも。
『出来立てが一番美味しいからな!出来るだけ早く食べてやってくれよ?』
ふと店員さんの明るい声と笑顔が頭に過って、気がつくと、ふわふわで甘い香りのする綿あめにそっとかぶりついていた。
青い部分を少しかじってから、赤い部分も続けて口に含む。
甘ったるさが口いっぱいに広がって、最初っから何も入ってなかったみたいに、あっという間に溶けて、消えていってしまった。
「わぁっこれ、美味しいよ!一緒に食べよう?」
びっくりする美味しさに顔を上げると、いつの間に眺めていたのか二人の瞳とかち合う。
「美味しいって、サトルちゃんが俺達の色を…」
「何だか、胸がドキドキするぞ…」
何故か顔を片手で覆ったソウが、喉の奥から絞り出すような声を出す。
噛み締めるように呟いたセイが、胸の辺りを押さえながら俯いた。
そのまま何やら二人共、ブツブツと口を動かしてるけど、声が小さすぎて上手く聞き取れない。
早くしないと、一番いい美味しさが逃げていっちゃうのに!
「セイお兄ちゃんっ、ソウお兄ちゃんっ」
練習通りに二人を呼ぶと、弾かれたみたいに二人の顔が俺に向けられる。
「はいっ!あーんして?」
そう言うと、示し合わせたかのように彼等の大きな口がパカリと開いた。
一口サイズにちぎった赤い綿あめをセイの口に、青い綿あめをソウの口に運ぶ。
もむもむと頬が動いてから、男らしい喉仏がゆっくり上下に動く。
「美味しい?」
言葉には出さずとも、ふにゃりと垂れ下がった二人の目尻が俺に応えてくれているみたいで、俺まで頬がだらしなく下がってしまう。
大好きな二人の笑顔に見惚れていると、二色の指が各々の綿あめから各々の色を摘まんで、俺の口元に近づいてくる。
口に含んだそれはとても甘くて、とろりと蕩けて…不思議だな、同じ綿あめのはずなのに。
二人に食べさせて貰った綿あめの方が、三人で一緒に食べた綿あめの方が。
思わず笑っちゃうくらいに美味しくて、温かいものが胸いっぱいに広がるような、そんなふわふわした気分になったんだ。
甘いものの後はやっぱりしょっぱいものだよねっ!と弾んだ高い声に絆されて。
仕方ないなぁって穏やかな低い声がすたすたと、一軒のお店に向かってから帰ってくる。
香ばしく焼けたお肉の香りと一緒に。
お腹がいっぱいになっちゃいけないからって、一本の大きな串焼きを三人で分けて食べて。
帰りを待っている蜥蜴達のお土産に、鈴の形をしたカステラっていう焼き菓子を紙で出来た袋一杯に詰めてもらった。
初めての買い物はちょっとだけ指が震えちゃったけど、それ以上にわくわくして。
二人と繋いだ手をソウの鼻歌に合わせて振っちゃうくらい楽しかったんだ。
賑やかな屋台の通りを過ぎて、入口にかかっている大きな橋の近くで…耳障りの悪い、がらがら声に引き止められるまでは。
25
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説
【R18BL】世界最弱の俺、なぜか神様に溺愛されているんだが
ちゃっぷす
BL
経験値が普通の人の千分の一しか得られない不憫なスキルを十歳のときに解放してしまった少年、エイベル。
努力するもレベルが上がらず、気付けば世界最弱の十八歳になってしまった。
そんな折、万能神ヴラスがエイベルの前に姿を現した。
神はある条件の元、エイベルに救いの手を差し伸べるという。しかしその条件とは――!?
やめて抱っこしないで!過保護なメンズに囲まれる!?〜異世界転生した俺は死にそうな最弱プリンスだけど最強冒険者〜
ゆきぶた
BL
異世界転生したからハーレムだ!と、思ったら男のハーレムが出来上がるBLです。主人公総受ですがエロなしのギャグ寄りです。
短編用に登場人物紹介を追加します。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
あらすじ
前世を思い出した第5王子のイルレイン(通称イル)はある日、謎の呪いで倒れてしまう。
20歳までに死ぬと言われたイルは禁呪に手を出し、呪いを解く素材を集めるため、セイと名乗り冒険者になる。
そして気がつけば、最強の冒険者の一人になっていた。
普段は病弱ながらも執事(スライム)に甘やかされ、冒険者として仲間達に甘やかされ、たまに兄達にも甘やかされる。
そして思ったハーレムとは違うハーレムを作りつつも、最強冒険者なのにいつも抱っこされてしまうイルは、自分の呪いを解くことが出来るのか??
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
お相手は人外(人型スライム)、冒険者(鍛冶屋)、錬金術師、兄王子達など。なにより皆、過保護です。
前半はギャグ多め、後半は恋愛思考が始まりラストはシリアスになります。
文章能力が低いので読みにくかったらすみません。
※一瞬でもhotランキング10位まで行けたのは皆様のおかげでございます。お気に入り1000嬉しいです。ありがとうございました!
本編は完結しましたが、暫く不定期ですがオマケを更新します!
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
甥っ子と異世界に召喚された俺、元の世界へ戻るために奮闘してたら何故か王子に捕らわれました?
秋野 なずな
BL
ある日突然、甥っ子の蒼葉と異世界に召喚されてしまった冬斗。
蒼葉は精霊の愛し子であり、精霊を回復できる力があると告げられその力でこの国を助けて欲しいと頼まれる。しかし同時に役目を終えても元の世界には帰すことが出来ないと言われてしまう。
絶対に帰れる方法はあるはずだと協力を断り、せめて蒼葉だけでも元の世界に帰すための方法を探して孤軍奮闘するも、誰が敵で誰が味方かも分からない見知らぬ地で、1人の限界を感じていたときその手は差し出された
「僕と手を組まない?」
その手をとったことがすべての始まり。
気づいた頃にはもう、その手を離すことが出来なくなっていた。
王子×大学生
―――――――――
※男性も妊娠できる世界となっています
【完結】父を探して異世界転生したら男なのに歌姫になってしまったっぽい
おだししょうゆ
BL
超人気芸能人として活躍していた男主人公が、痴情のもつれで、女性に刺され、死んでしまう。
生前の行いから、地獄行き確定と思われたが、閻魔様の気まぐれで、異世界転生することになる。
地獄行き回避の条件は、同じ世界に転生した父親を探し出し、罪を償うことだった。
転生した主人公は、仲間の助けを得ながら、父を探して旅をし、成長していく。
※含まれる要素
異世界転生、男主人公、ファンタジー、ブロマンス、BL的な表現、恋愛
※小説家になろうに重複投稿しています
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
俺は成人してるんだが!?~長命種たちが赤子扱いしてくるが本当に勘弁してほしい~
アイミノ
BL
ブラック企業に務める社畜である鹿野は、ある日突然異世界転移してしまう。転移した先は森のなか、食べる物もなく空腹で途方に暮れているところをエルフの青年に助けられる。
これは長命種ばかりの異世界で、主人公が行く先々「まだ赤子じゃないか!」と言われるのがお決まりになる、少し変わった異世界物語です。
※BLですがR指定のエッチなシーンはありません、ただ主人公が過剰なくらい可愛がられ、尚且つ主人公や他の登場人物にもカップリングが含まれるため、念の為R15としました。
初投稿ですので至らぬ点が多かったら申し訳ないです。
投稿頻度は亀並です。
【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される
秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】
哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年
\ファイ!/
■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ)
■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約
力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。
【詳しいあらすじ】
魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。
優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。
オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。
しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる