前世は剣帝。今生クズ王子

アルト

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3巻

3-2

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「で、残念な事に親父さまを襲った不届き者は逃げおおせたらしい。が、おれはまだソイツがディストブルグにいるとにらんでるのよ」
「まあ、襲うくらいだし、一度ダメだったからってのこのこ帰るわけもないか……」
「そゆこと。んで、特筆すべき理由としては、やっぱりお前とおれという存在なんだよなぁ」

 訳知り顔で笑うシュテン。
 それに反して、俺の脳内は疑問符で埋め尽くされていた。

「……父上が襲われた時、俺はリィンツェルにいたんだが」

 だから、父上が襲われた理由に俺は関係ないんじゃないか、そもそもなんで俺が出てくるんだ、と言外に尋ねると、シュテンの顔は目に見えて喜色を深めた。

「確かに、当初の理由とは全く関係ねえ。だけどよ? 案外の価値ってのは高いんだぜ?」

 急遽ターゲットを変更して滞在期間を延ばした、なんて事もあるだろ?
 そう、シュテンは可能性を示唆する。

「あー……」

 脳裏をよぎったのは、リィンツェルでの出来事。
 サーデンス王国の介入によって、俺が〝英雄〟であると広く認識されてしまった。
 もし仮に、父上を襲ったれ者が、父上単体ではなくディストブルグそのものに悪影響を及ぼそうとするやからであったならば。〝英雄〟の立場を得た俺を殺そうと試みるのも十分にあり得る。
 言われてようやくその事実に気づかされた俺は、つい間延びした返事をしてしまった。

「あくまでおれの予想なんだが――」

 こんな前置きの後、シュテンは続ける。

「今回の件、帝国が絡んでる気がするんだよな」

 そう言葉にした直後、予期せぬ場所から声が飛んできた。

「それは……それだけは、あり得ません……ッ‼」
「珍しい人が食いついたじゃん」

 発声元を辿り、俺は肩越しに振り返る。
 そこにいたのは言わずもがな、メイド長――フェリ・フォン・ユグスティヌ。

「……帝国とは、前国王が平和協定を締結しています。それに、亡くなられた王妃様は帝国の元王女殿下です。ですので、それだけはあり得るはずがないのです」
「そういや、フェリ・フォン・ユグスティヌはじーさんの代から仕え始めたんだっけ」

 俺が生まれて間もなく死んでしまった、王妃である母上。生みの親であるというのに、母親と認識するより先にいなくなってしまった彼女の事を、俺はあまり知らない。

「なら尚更、ずっと続く条約なんてものはねえって、理解してると思うんだが」
「それ、は……」
「ま、信じたくない気持ちは分かる。あの協定は前王であるじーさんが苦労して取り付けたモノだって聞いてるし。今はまだ親父さまと情報共有しながら探ってる段階だから断言する気はないけど、おれの予想としては七、三で帝国が黒だ」

 どちらが七で、どちらが三か。そんなのはシュテンの態度から一目瞭然である。
 そして、重苦しい空気が場に張り詰めた。
 ――――が。
 数秒の間を挟んだ後、そんな空気を破らんとばかりに、「むむむ!」という緊張感のない声が部屋に響いた。

「私も帝国の噂を少し聞いた事がありますが、要するに、ディストブルグが最近力を持ってきたからちょっと王様でもって混乱させちまおう! みたいな事ですね!」
「そうそうそう! でも親父さまにゃもっとお国の為に働いてもらわなきゃいけないわけよ。おれらに負担が回ってきちまうしな。そゆわけで、ぱぱーっと逃げ果せた不届き者を始末しちゃいたいと思っててさあ。ここで漸く話が繋がるわけ」

 どうですか? 私の理解力は‼ と、ドヤ顔を決めるラティファだったが、うざったさがどうにも鼻について仕方がなかったので、俺は「あっそ」と軽くあしらった。

「で、だ」

 また、俺に視線が向けられる。
 おいおいおい、と。
 この流れはもしかして?
 いつものアレですか?
 と、嫌な予感を覚えながら、俺はゆっくりと後退。
 やっと睡眠パラダイスな生活を送れると思った矢先に面倒臭い話を持ってくるだなんてふざけんな、と毒づきながら、お馴染みの窓に再接近。

「おれと一緒にソイツを始末する為に――」

 シュテンが言い終わるより早く行動に移るべく、余計なリソースを割くまいと俺は真っ先に思考にふたをする。
 その間、〇・五秒。
 振り返り、窓に手をかけるまでに〇・七秒。
 鍵を開けるのに更に〇・三秒。
 窓枠に手を掛け、ふちに足を乗せようとして――
 ガシリ、と。
 見覚えのあるメイドに身体をロックされるのに一秒、といった具合である。ふざけんな。

「……おいこら」

 自分でもびっくりする程ドスの利いた声が出た。
 最早その展開は既視感しかなく、腹の底から沸々ふつふつと何かがたぎる感覚すらある。

「も、申し訳、ありません……‼ で、ですが‼」

 はたから見れば心底申し訳なさそうな表情のようにも思えるラティファが、言い訳がましく言葉を並べる。
 が、俺の身体を逃すまいとガシリと拘束するその力は何故か超強い。
 おかしいだろ……絶対おかしいからなこれ……

「恩をかけられればいぬでも報うと言います……義を守らぬは、人にあらず‼ 私はこの恩に背を向けるわけにはいかないのです……‼」

 よよよ、とまるで被害者のように目頭めがしらを押さえるラティファ。何か高尚な言葉を述べてはいたが、俺の耳が確かならば、つまりこのクソメイドは、仕える人間を裏切る事になろうとも己の配属を弄ってくれたシュテンに手を貸すと言っているのだ。

「…………」

 よくもまぁ義だの人だのとほざけたもんだなぁ、と俺は絶句する。
 あまりに破茶滅茶な言い訳だったからか。
 毎度のように裏切るからか。
 怒りで言葉が上手く出てきてくれなかった。

「作戦名は囮大作戦! 勿論、おれとファイがえさ役だな」

 逃げ損じた俺に向けて、楽しそうにそう言ってのけるシュテン。よくよく見てみれば、シュテンとラティファがお互いに小さくサムズアップしており、やっぱりこいつらグルかよと思うと同時、一周回ってどうしてか怒りが消え、頭がクリアになる。

「ふぅ……」

 俺はため息を吐きながら天井を仰ぐ。
 そして悟ったように一言。

「そろそろ隠し扉でも作ろうかな」

 いつわらざる俺の本音であった。



 第三話 帝国の血


 それから数分後。
 朝食を食べに行くから身支度をしろとのシュテンの言葉に従い、着替えを済ませてから、護衛と従者を兼ねるフェリを伴って三人で城を出る。
 行き先は貴族街。貴族御用達ごようたしの店や華美な住宅が立ち並ぶ一帯だ。
 警備も相応に厳重なものとなっており、足の悪いシュテンが大勢の護衛なしで外出するのをフェリが容認したのは、それが理由の一つであった。

「おれのわがままを聞いてもらって悪いな。城だと、誰が聞いてるか分からなくてよ」

 やってきたのは、とあるレストラン。
 むしろ高級な宿屋の一室と言い表すのが適当に思える上等過ぎる個室の中に入って、漸くシュテンは口を開いた。

「なぁ、ファイ」

 テーブル越しに顔を見ながら、シュテンが俺の名を呼ぶ。

「なんでおれが出しゃばってきたか、分かるかよ?」

 病み上がりのシュテンが、半ば強引に話し合いの場を設けた理由。
 その理由は既に俺の部屋で聞いている。
 だから、なんでまた聞いてくるんだと、思わず俺の眉間にしわが寄った。

「帝国が絡んでるから。って言ってただろうが」
「ああ、それで間違っちゃいない。が、案外と事態は深刻でな」

 お前なら分かるよな、とばかりに意味深な視線を、シュテンはフェリに向ける。
 すると、彼女は気まずそうに視線を逸らした。
 その反応がどこまでも予想通りで、満足のいくものであったからか、シュテンはひゃははと口角を歪める。

「具体的に言うと、今回の件はおれらの血筋が一番の問題となってくる」

 話の核心に迫るであろう言葉。
 だが、そこまで言われて尚、俺はその意味を理解できなかった。

「血筋……?」

 黙々と意味を模索する俺であったが、どれだけ頭をひねろうとも答えに辿り着けず。思わず、声に出してしまう。
 そんな俺を見兼ねてか、シュテンは更に言葉を噛み砕き、

「応よ。この、帝国の血が入ったおれらの存在が、一番問題なんだよ」

 そう、口にした。

「なぁ、ファイ」

 シュテンがまた、俺の名を呼ぶ。

「お前の今の立場はなんだ? か? ちげえだろ?」

 その言葉が、お前は〝英雄〟と呼ばれる人間だろう?と、否応なしに己の立場を自覚させてくる。
 始めはただの噂として広まっていた〝クズ王子〟の〝英雄〟説。だがそれは、アフィリス王国での出来事の詳細が紐解ひもといていかれる程に、真実味を増していった。
 もとより、事件以降の一部兵士達の俺に対する態度の急変など、裏付ける要素は少なからず存在していた。

「…………」
「もし仮に、親父さまが死んだとして、この国はどうなる? ディストブルグは、どうなると思う?」
「それは、兄上が」
「ちげえんだ。ファイ」

 兄上が、ディストブルグを治める事になる。
 そう言い終わる前に、シュテンが言葉を遮った。

「まず間違いなく、穏便に戴冠式とはいかねえだろうよ。何故なら、お前をかつぐ連中が出てくるからだ」
「……俺を?」
「帝国は年々その領土を広げてる。他国にとってそれは脅威に映る。そしておれらにはその帝国の血が流れてる。今はまだ大丈夫だろうが、いつか、お前を担げば帝国での地位を約束する、なんてそそのかされる貴族が出てくるかもしれねえ。連中がどう転ぶかは分からん。人なんて、そんなもんだからな」

 ……帝国の王女だった母上。俺は、生みの親である彼女の事をあまり知らない。
 その出自すら、ついさっきまで知らなかった。

「ファイだってグレリアと殺し合いをしたくはねえだろ?」
「当たり前だ」
「だからこの場を設けさせてもらった。おれだって捻くれた愚弟とくそまじめな愚兄が殺し合う姿なんて見たかねえんだ。どっちも、たまにおれを心配して見舞いに来るような優しいやつらだからよ」

 過去を想起したのか、少しだけシュテンがはにかむ。

「ファイがやるべき事は二つ」

 右手の人差し指と中指を見せつけるように立てながら、シュテンは言葉を続ける。

「まず一つ目は、今回の騒動を収めた上で、親父さま及びグレリアの忠臣である事を示す事」

 野心は一切ないと諸国に見せつけ、担ごうとする連中を抑える。
 もしくは。

「だがまあ? ファイが王になりたいと言うなら、話は変わってくるけどな」

 少し悪人じみた笑みを浮かべながら、返答はいかに?とばかりにシュテンは首を曲げた。

「一応、ここに選択肢を持ってきてはおいた。どうよ? ファイは王に、なりたいか?」

 ふところから取り出された一通の書簡に一瞬だけ目が向くも、俺はかぶりを振ってその選択肢を拒絶する。

「俺は王になんて向いてないし、なりたくもない。平和に日々を過ごせれば、それでいい。守りたい相手を守れさえするなら、俺はそれでいい」
「だよ、な。お前は、そういうヤツだよな」

 そう言って、シュテンがすすす、とテーブルの上をるように、少し厚く膨らんだその書簡を俺の手元へと押し出した。

「これ、アフィリスのレリック王からの書簡。あと王女さまからの手紙も入ってんぜ」

 俺は書簡を手に取り、差出人を確認するべく裏返す。


 Dear ファイ・ヘンゼ・ディストブルグ
 From レリック・ツヴァイ・アフィリス


 そこには確かに、知った名前が刻まれていた。

「アフィリスでの戦争の後、ファイがリィンツェルに赴いた翌日辺りに、お前宛に届いてよ」

 テーブルに頬杖をつきながら、シュテンは嬉しそうに一言。

「随分と、愛されてんじゃん」

 今ここでは読むまいと書簡を懐に収めようとする俺に、シュテンが微笑ほほえむ。

「親父さま宛に来た書簡には、帝国の血が流れるファイの扱いに困った時はいつでもアフィリスが引き取る、と書かれてたらしいぜ」
「……全く、あの人だけは」

 歳の離れた叔父のような存在のしたり顔が脳裏をよぎる。お節介が過ぎる、そう思わざるを得なかった。

「その割に、随分と嬉しそうじゃねえの?」
「……気のせいだ」
「ひゃはは、んな隠すもんじゃあるめえし、そこは素直に嬉しいって言っとけよ」

 なごむ空気。
 それが少し名残惜なごりおしくはあったが、シュテンが話を戻す。

「でも、それならおれの一つ目の心配は杞憂きゆうになりそうだな」
「一つ目?」

 まだ他にもあるかのような言い方が引っかかり、つい尋ねてしまう。

「ん。まあ二つ目も多分大丈夫だろうけど、聞いとかねえといざという時に後悔するからさあ」

 シュテンはいつになく真剣な表情で、ジッと俺を見据えながら、

「ファイは、人を殺せるか?」

 そう口にした。

「シュテン王子殿下ッ――――‼」

 まるで、これから人を殺す事を前提とした言い方。
 彼の言葉に対し、誰よりも過剰に、誰よりも早く、割れんばかりの怒号で反応したのは、フェリであった。
 俺が剣を嫌っていた事を、シュテンは知っている。
 けれど、その理由までは知っているはずがなかった。
 だからこそ、今の質問をしたのだろう。
 今後、誰かを殺さなければならない機会が必ず来ると想定して。
 けどそれは、フェリにとって到底看過できるものではなかった。これまでの関わり合いの中で、彼女は俺が『死』に対して何らかの人並み外れた感情を抱いている事を知っていた。
 故の、怒り。

「黙ってろ、フェリ・フォン・ユグスティヌ。これはお前の問題じゃねえよ。ファイの問題だ。仮に今回の騒動が帝国によるものだったなら、どう転がろうと始末はファイがつけなきゃいけねえんだ。二心ふたごころはないと下手人の首をもって証明する必要がある。お前ならそれくらい分かるだろ?」
「ですが――ッ‼」

 できる事なら剣を握りたくないと言う人間に、剣を握らせ、あまつさえ殺しをさせる。
 確かに、今後の事を考えれば、その行為が必要になってくるのかもしれない。
 しかし、それはその事態に直面してしまった時でいいではないですか。そう言わんばかりに目をくフェリであったが、

「そうする事で、グレリア兄上に迷惑がかからなくなるのなら、俺は喜んで殺してやるさ。別に、殺しなんて今更だ。アフィリスで散々殺してるしな」

 強引に俺が二人の間に割って入り、彼女を制した。
 それに――

「シュテンはふざけたヤツだけど、誰よりも家族想いだって事は知ってる。こんな事を言う理由だってどうせ、愛、なんだろ?」
「ひゃはは、分かったような口利いてんじゃねえよ。お前は愛を語るにゃまだ早え」

 ……相変わらず、回りくどい事をしやがって、と。
 そう思い、胸中で嘆息する。

「で、俺がやるべきあと一つの事ってのは?」
「あと一つはなぁ……もう既に実践してもらってるし、今の様子を見る限り大丈夫そうだわ」
「はぁ?」

 俺とフェリを交互に見比べながら、どこか安堵した表情を見せるシュテン。

「いや、な? 帝国の方針の一つに、異種族の排他ってのがあってな」

〝異種族〟と言われ、はっと気づく。

「いつか、おれらに流れる帝国の血が争いの火種になるんじゃないかと睨んで、親父さまは常日頃から一種のかせとしてフェリ・フォン・ユグスティヌをお前に伴わせてたらしいが……」

 想定以上らしいな、とシュテンは面白おかしそうに笑った。
 言われてみれば、アフィリスの時からそうだった。
 幾ら彼女が実力者といえど、護衛なら恐らくフェリ以上に適任がいただろう。近衛だって付いてきていた。
 だというのに、アフィリスで然り、リィンツェル然り。どこへ行くにも俺の隣には常にフェリがいた。
 たまたまだと思い込んでいたけれど、それが人為的なものであったのだと言われれば、その通りに違いないと納得がいく。

「一応言っておくが、これは親父さまと、先代のじーさんの意向だ。フェリ・フォン・ユグスティヌの意思は一切介入してねえ」

 だけど、その事実をわざわざバラす事もなかっただろうに、とも思ってしまう。そうしたところで、例えば俺とフェリの間がぎこちなくなるなどのデメリットはあり得るが、一方でメリットは何一つないはずだ。
 なのにあえてそうした理由はきっと――

「グレリアに頼まれてな。やっぱり家族には可能な限り隠し事はしたくねえってさ」

 事の始まり。
 アフィリスに行くにあたり、フェリの有能ぶりを俺に教えてくれたグレリア兄上がやはり絡んでいたか、と想像が確信に変わる。

「アイツも、相当な律儀者りちぎものだよな」

 シュテンがそっと言う。
 きっと、これにはリィンツェルでの出来事が関係している。
 グレリア兄上の都合に巻き込まれ、隠し続けていた〝影剣スパーダ〟を使わざるを得ない状況に陥らせてしまった俺に対する、兄なりの謝罪なのだろう。
 だとしても、律儀過ぎると言わざるを得ない。
 もしくは、この話をバラしたところで、もう俺とフェリの関係は崩れようがない確固たるものに変わっていると判断したからなのか。
 恐らく両方だろうな、と。
 ここにはいない兄を想い、仕方がないとばかりに俺は微かに笑む。

「で、なんだが。フェリ・フォン・ユグスティヌの事は嫌いか?」
「そんなわけ、ないだろ」
「なら、隣にそいつを置いておけ。帝国への挑発になるし、それにアイツらは異種族には特に容赦がねえ。ファイは〝英雄〟なんだろ? 臣下の一人くらい、守ってやれよ」

 人をからかう癖さえ除けば、出来た兄なのに。
 親愛の感情を含ませた瞳で、目の前の兄を見据える。

「言われなくとも、そのつもりだっての」

 その返事が、彼にとって満足のいくものだったのか。
 堅苦しい話はここまでにして飯にするか、と言ってシュテンがメニューを手に取った、その刹那せつな


 耳をつんざくような爆発音がとどろき、遅れて辺りが揺れ動いた。


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