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3巻
3-1
しおりを挟む第一話 シュテン・ヘンゼ・ディストブルグ
ファイがリィンツェル王国から帰還して、約一ヶ月が過ぎた頃。
曙光が差し込む日の出時。そんな早朝に、一人の少年の部屋へと、一風変わった足音が迫る。それは、ゴリゴリという重量感のある、床を擦るような音であった。
心なしか秒を経る毎に急いていくその音は、ふと気づけば、こんな朝早くから、ある部屋のドアの前に立つ一人のメイド――フェリ・フォン・ユグスティヌのすぐ側へと迫っていた。
「……?」
特別耳聡い彼女は、すぐにそれを察知すると、その正体を探るべく音のする方へと目を向けて――
「…………!」
瞠目。
ドアの向こうで就寝しているであろう人物がいなければ、思わず声が出ていた程に驚愕し、大きく見開いた目は動揺を隠せないでいる。
「ひゃはは」
ゴリゴリと音を立てる車椅子を、メイドに押してもらって近づいてきていた一人の男は、良いものが見られたとばかりに破顔。
笑い声の主は、薄い唇の端を限界まで引き上げながら目を細め、少しだけ独特な引き笑いをする。
「久しぶりじゃん。フェリ・フォン・ユグスティヌ」
どこか、誰かの面影のある相貌。
フェリとしては久しく顔を合わせる機会に恵まれていなかったものの、眼前にいるのは、彼女が心の底から敬意を持って接する、数少ない人の中の一人。
故に、半ば反射的にこうべを垂れていた。
「……お身体の具合は、大丈夫ですか?」
「この通り。お陰様で、問題なく出歩けるくらいには良くなってる」
口角を吊り上げたまま、男は悪戯心丸出しのあくどい笑みをドアへと向ける。
そのドアの先にあるものこそが、彼がこの場にやってきた理由であり、目的であった。
「ところで、おれの愚弟の部屋はここでよかったかな」
「はい。ですが――」
連日の疲れが恐らくまだ残っているので――
フェリがそう弁護しようとするも、男は容赦なくその言葉を遮り、背後のメイドに「ここまででいいよ」と口にする。
相手の都合を気にしないというより、怒っているような、楽しんでいるような。何にせよ、フェリの言葉に耳を傾ける気は微塵もない様子であった。
「その棒っ切れ。貸してもらえる?」
男はそう言って、フェリが腰にさす一本の剣に目をやる。
棒切れと言われ、何の事かとフェリは一瞬戸惑うも、一直線に剣に向いている視線で、その疑問はすぐに霧散した。
「で、ですが……」
仕える相手からの大事な預かりものであるだけに、言われた通りにする事を躊躇うフェリに対し、男はそんな事は知らないと言わんばかりの気のいい笑みを浮かべている。
快活に笑いながら、大丈夫、大丈夫と連呼。
「薬だけ渡しておいて、ろくに見舞いにも来ないお兄ちゃん不孝のアホを叩き起こすだけだよ」
男は既にドアノブに手をかけており、空いた右の手を急き立てるように小さく上下に振って、棒切れと呼んだ剣を求めた。
「メイド長。どうか、お願いします」
続いて、車椅子を押していたメイドも懇願する。
「……しかし」
そう言われても。
と、なおも渋るフェリであったが、ダメだと一蹴する事はできなかった。
フェリにとっては何より、男の立場がマズい。
彼こそが、ディストブルグ王国に五人しか存在しない、王家直系の――
その事実がある限り、彼女は男の要求を無下にできるはずがなかった……故の、妥協案。
「……私が危険と判断した際には、手を出させて頂きます。それでよろしければ」
「相変わらずお堅いなあ? ただの兄弟のじゃれ合いだよ。それに――」
男は再び破顔。
引き続き、ひゃは、と特徴的な笑みを浮かべながら、言う。
「その心配は心外だなあ? これでも、おれ以上にアイツらを愛してるヤツはいないと思ってんだけどねぇ。この行為もいわば一種の愛のカタチ。これ以上なく愛してるからこそ、だよ。好きの反対は無関心。そんな言葉を聞いた事はねえかな?」
「……お変わりないですね」
フェリが口にした言葉には、どことなく呆れが含まれていて。
だけれど言われた当の本人はといえば、今更だとばかりに笑うだけ。これ以上何を言っても無駄であると、否応なく思い知らされる。
「あははは‼ ま、おれは誰よりも死に近かったから、だろうねえ。こんな思考回路を抱いちまった理由はさあ。明日にでも死ぬかもしれない。だからその時その時の愛を容赦なくぶつけてやるんだよ。だからこそ言おうか。おれはアイツらを愛してる。これは愛のカタチ。よし、そうと決まれば叩き起こす‼」
そう言うが早いか、フェリから鞘に収められた剣を受け取り、支離滅裂で手前勝手な暴論を吐き散らしながら、男は扉をバンッと勢いよく押し開けた。
ドアの先に広がる部屋には、飾られた新しい七輪の彼岸花を、椅子に座ってジッと小さく笑いながら眺める一人のメイドがいた。そして、窓越しに差し込む光を遮るように毛布を引っ張った結果か、丸く包まれた物体が一つ、ベッドの上に出来上がっていた。
「お久しぶりです。殿下」
この部屋の主人の世話役であるメイド――ラティファは、扉越しに誰がいるのかを察していたのか、部屋に入ってきた男にかけた声の調子は落ち着いている。
「お、いつぞやのメイドじゃん。ファイの側はどうよ。心地いいか?」
「はい。これ以上なく」
「そうか、そうか。後悔だけはねえようにな」
二人が既知の関係だった事に加え、自分が把握していなかったやり取りがあったらしい事に、フェリはまた、驚いてしまう。
驚愕を表情に貼り付けるフェリに対し、彼女が何が言いたいのかを見て取った男は、いかにもおかしそうに話す。
「いや、な? 何年前だったか。コイツがおれに頼みに来てさあ。内容は……まあ言わねえけど、おれはそこに愛を感じてねえ。邪念もなかったし、配属をちょちょーっと弄らせてもらったってわけよ」
話題の渦中にあるラティファはといえば、てへ、と右の人差し指を頬に当て、あざと可愛く首を傾げて顔を綻ばせていた。
「フェリ・フォン・ユグスティヌも、うじうじしてねえでさっさと一歩踏み出しておけよ。コイツを見習ってさあ」
なぁ?と男が同調を求めると、ノリが良いのか、ラティファもそうですとばかりに深々と頷く。
「……どういう、事でしょう」
「どういう事、じゃねえ。おれが言いてえのは、愛をぶつけとけって話だよ。恋愛だけじゃなく、愛には色んなカタチがある。いざという時に後悔しねえように、愛はぶつけとけって事」
お前ら、付き合い長い割にすっげー淡白なんだろ? どうせ今も変わらず。
と、細められた目が口程に物を言う。
誰よりも愛を是とし、肯定する男だからこそ、その言葉は相応の説得力を孕んでいた。
「なんなら、おれが背中押してやろうか?」
「……お戯れを」
「分かってねえなあ。おれがわざわざこうして言ってんのも、アンタにゃ色々とディストブルグ王家が世話になってるからなのにさあ」
頑なに欲求を認めようとせずさらけ出しもしない相手に辟易しながらも、彼女が誰よりもディストブルグに尽くしてきた事を知るからこそ、男のお節介は続く。
「記憶ってのは宝だ。んで、思い出ってのは財産だ。一生手元に残る唯一無二のモノってわけ」
そして時に思い出は何よりも己を蝕む毒となり得る、と男は言う。
死期が迫った人間が無闇に他人の記憶に残れば、その人の重しにしかならない。そう断じたからこそ、男は今まで弟と距離を取っていただけで、誰よりも日々を、生を、思い出を大事に想っている人間である。
だからこそ言う。
「人ってもんは、そりゃあもう、簡単に死ぬ生き物なんだからさあ」
特に――
「ディストブルグ王家は代々戦人の家系。愚弟の噂はおれも耳にしたけど、そんなファイだって明日には死んじまうかもしれない。その時になって、アンタは後悔しないか?」
「それは……ッ」
「ひゃはは、言葉に詰まるのがその証拠じゃん。良い事を聞けたんじゃねえの。明日に活かせよ、フェリ・フォン・ユグスティヌ?」
やはり、色々な意味でこのお方は苦手だ、と。
複雑な表情を浮かべながら、フェリは胸中で嘆息をした。
誰よりも死に近かった者だからこそ、誰よりも後悔しない生き方を模索し続けている。
その果てに辿り着いたのが、愛。
……相変わらず難しい事を仰るお方だ、とフェリは一瞬だけ人知れず眉根を寄せる。
「さぁて。尽くす事だけが幸せだと思い込んでるバカなメイドにガツンと言ってやれた事だし、狸寝入りを決め込んでるそこの愚弟を起こすとするかね‼」
その言葉と同時に、毛布に包まった丸い物体に、その場にいる全員の視線が向けられた。
◆◆◆
「…………」
なんつー気まずい話を人の部屋でしてるんだ。
途中から目を覚ました俺は、狸寝入りをかましながら脱出する機会をうかがっていたのだが、今の発言で全てがおじゃんになった。
しかし、これは根比べである。
俺が狸寝入りをしているという証拠はない。想像でモノを言ってる可能性は大いにある。それに、ここで「ご、ごめんねー」と謝りでもすれば、何故かこいつらが俺の部屋で話し始めた為にたまたま起きてしまっただけの俺が、無実の罪を着せられる羽目になる。
つまり、今は無言を貫くに限るというわけだ。
「ほんと、病気に苦しむ病弱なお兄ちゃんを放っておいて二人のメイドと仲を深めるだなんて、お兄ちゃんはガッカリだよ。取り敢えず、憂さ晴らしに一発殴っていいか?」
こんな言葉に続いて、ゴホゴホとわざとらしく咳き込む音が聞こえてくる。
虚弱を装ってても最後の言葉がまるで合ってねえよ!と思わず叫びたくなるも、これは罠だ、反応すれば相手の思うツボだ、とすんでのところで己を制する。
「……チッ。強情なヤツめ。やっぱ言葉の脅し程度じゃダメか」
車椅子を動かしたのか、ゴリゴリと特徴的な音がした。
これは……何かマズい気がする。
不意に働いた危機察知能力を信じ、俺は慌ててその場から離れようとして――
「オラあああああああ!!!」
「うおおおおおおおお!!?」
ゴロゴロゴローッと包まっていた毛布ごと勢いよくベッドから転がり落ち、ガンッと壁に当たって、痛々しい硬質な音が響いた。
流石にもう狸寝入りで逃れる事はできないと判断した俺は、毛布をはねのけて怒り心頭に発しながら立ち上がる。
「マジで殴るアホがどこにいんだよ⁉ ベッド折れてんじゃねえか‼ 殺す気か!!!」
ついさっきまで俺がいた場所には剣が振り下ろされ、ベッドの骨組みが痛々しいまでに折れ曲がっており、その威力の容赦のなさがうかがえた。間違っても兄弟に対する仕打ちではない。
「おーおー。元気そうで何より。お兄ちゃん相手に狸寝入りで誤魔化せると思うなよ。お前にゃ一〇〇年早えよ」
悪びれる様子もなく、楽しそうに破顔する兄を見据えながら、俺は叫んだ。
「だからってこれは幾ら何でもやり過ぎだろ‼ てか俺はちゃんとグレリア兄上と一緒に見舞いに行っただろうが‼」
「あー、いや、その、あの時はもういいって言ったんだけど……なんというか、寂しくなったと言うか。一言で言うと気が変わった」
この理不尽でしかない言葉に対し、握りこぶしを作るだけにとどまった俺は、聖人か何かだろう。はっきり言って讃えられていいと思う。
兄弟仲はそれほど悪くはない。
ただ、グレリア兄上と俺との関係を基準とするならば、仲が良いとは言えないと思う。
あまり接する機会に恵まれなかった兄。それが目の前の男に対して、俺が抱く感想だった。
「だからよ、ちょっと構ってくれよファイ」
ぺろりと小さく舌を覗かせながら、手でお願いポーズを取る兄に、俺は苛立ちを覚えながら、
「嫌に決まってんだろ‼ シュテン‼」
少し前まで床に臥せっていたもう一人の兄の名を、呼んだ。
第二話 囮大作戦
「……おいおい、ちょっとくらいは悩んでくれてもいいんじゃねえの? お兄ちゃん、ちょっと傷ついたかも……」
「嘘つけ」
どこか悲しげな響きが混じっていたシュテンの声に対し、俺は逆に白けたように言葉を吐き捨てて容赦なく一刀両断。
「うわー、この渾身のショボくれ顔を、遂にはファイも信じてくれなくなったのかよ……これが巷で噂の時の残酷さってやつかぁ」
床に臥せっている事が多かったシュテンだからこそ。
ショボくれ顔や嘘泣きなどの落ち込んだ表情を偽るのが、シュテンの一種の特技というか、趣味というか、癖というか、そのくらいしか楽しみがなかったというか。
何かにつけてそんな手で人の反応を楽しむ彼に三〇回程騙された辺りで、俺も信用しなくなり、こうして冷え切った態度を取るようになっていた。
「また、心にもない事を」
悪戯っぽく揺れるシュテンの瞳を見つめながら、俺は小さく笑った。
シュテンがこうして人の反応を楽しむのは、どちらかといえば本心をさらけ出さない為という意味合いがあるような、そんな気がする。
人の感情に注意を向けさせる事で、己の感情に意識が向けられないように……どこまでも想像でしかなかったが、シュテンからはどことなく俺と同じ匂いがした。
だからか、からかわれた事に対して、怒りより笑いが先行してしまう。
「そう言いながらもちゃんと相手してくれるところ、おれは大好きだぜ? グレリアなんて今はもう相手にもしてくれねえからな。同じ兄弟でもどえらい違いだ」
それは全面的にアンタが悪いだろうが、と言おうか迷ったけれど、それでこの面倒臭い性格が直るのならとっくの昔に直っているはずだ。無駄を悟り、口に出さずに終える。
「ところで、どうせファイは暇だろ? ちっとばかしおれの用事に付き合ってくんない?」
「……生憎と、午後六時までびっしりと予定が詰まってる」
「おーおー、暇か。そうかそうか。それは良かった。で、なんだけどよ――」
「人の話聞けよ!!!」
こちらの話に一切耳を傾ける気のないシュテンに怒鳴り散らすも、その側ではフェリが呆れたような視線を俺にジッと向けてきていて、反射的に目を逸らす。
「そんな予定知りませんけど」と無言で訴えてくるその視線に、反論できる気がしなかったからだ。
戦略的な逃げの一手である。
だから仕方ないのだ。そう、仕方がない。
「いやいや、これ結構真面目な話でな? 聞くだけならタダだし聞くだけ聞いとけって」
「……ん」
打って変わって下手に出る雰囲気で口にされた言葉に、思わず耳を傾ける。
そして、それなら、と俺が腰を落ち着けようとすると――
「ま、聞いたらもう逃がさねえけど」
「帰る。俺帰るわ」
そんな雰囲気は数秒と経たずに霧散した。
いつもの如く窓に手をかけようとする俺を、「殿下の部屋はここですよ」と苦笑いしながらラティファが宥めてくる。それを分かってるんなら俺の睡眠の邪魔をするシュテンを追い出してくれよ、と思うが、先の会話からしてラティファは買収済みなのだろう。
不思議な事に、彼女は俺付きのメイドのはずなのに、こちらの味方についてくれる様子は常の通りこれっぽっちもなかった。
「まあ待てって。ファイも無関係な話じゃねえよ、これ? ファイも知ってるだろ、うちの親父さまが襲われたって話は。身に覚えがあるだろ?」
それは一ヶ月も前の話だ。
出先のリィンツェル王国からディストブルグ王国に帰る途中。
ディストブルグの人間が慌てた様子で駆け寄ってきて、グレリア兄上に一通の書簡を手渡した。その内容こそが、今しがたシュテンが話題にした事柄。国王フィリプ・ヘンゼ・ディストブルグが、何者かに襲われたという一報であった。
とはいえ――
「勿論知ってる。だけど当の本人はぴんぴんしてたぞ」
慌てて帰ってきたものの、いざ顔を見に行ってみれば、襲われたはずの人間は難しい顔をしながら机に向かって政務をこなしていた。
てっきり重傷でも負って寝込んでいるのではと考えてしまっていた分、拍子抜けもいいところであった。
「ひゃはは、そりゃそうだわなぁ……今は腑抜けてっけど、ひと昔前は親父さまもそれなりに戦えたらしいぜ? グレリアは心配性だから仕方ねえけど、別に書簡に傷を負ったとか書いてなかっただろ?」
思い返してみれば、確かに。
記憶を辿ってみると、シュテンに言われた通り、傷については書かれていなかった。
「どうせ、ファイ達の身を案じた親父さまが、早く帰ってくるように仕向けたんだろうよ。まぁ、親心ってやつだな。責めてやるなよ? これも愛なんだからさあ」
はいはい、と聞き流す。
何も知らない人間からすれば薄情な反応にも思えるかもしれないが、愛を語り出すと長くなるシュテンの癖は、ディストブルグの人間にとって共通認識である。
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