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恋慕
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「別に男嫌いなわけじゃなくてよ、ジャンヌ嬢」
マティルデが微笑みかける「ただ、男性はあのときに自分勝手だから、ちょっとね」
ジャンヌはその言葉を聞いて、頬が熱くなるのを感じた。
ここは、ピレーシュ邸のジャンヌの私室。彼女はそこでマティルデと珈琲を飲んでいた。
(どうしても、貴女のお傍にいたいのです)
というマティルデからの強引なアプローチに抵抗しきれず、ジャンヌとマティルデはいわば「同棲」生活を送っていた。
もちろん通常のカップル同様、夜の営みもあった。
最前のマティルデのセリフ・・・彼女は男性とも経験があるのか。それを思うとジャンヌは羞恥と一抹の嫉妬心を覚えた。
自分は男性を知らない。いや、同性同士との行為を知ってしまったらもう後戻りは出来ない。
「ジャンヌ嬢、顔が紅いわ」
マティルデが目敏く「ふふ・・・もしかして嫉妬してくれていらっしゃるの?」
ジャンヌが否定しようとしたとき、その唇はマティルデによって塞がれてしまった。
「本当に可愛い人ですわ。ジャンヌ嬢。さあ、ベッドに行きましょう―」
まだ宵の口だったが、二人は羽ばたく蝶さながらに縺れ合いベッドに滑り込んだ。
「ジャンヌ嬢・・・貴女を男性の手に渡すなんてことは、私の目の黒いうちには絶対にさせませんことよ」
マティルデはそう言い、ジャンヌのドレスを手馴れた感じで脱がせた。
そして、彼女の白い乳房を愛撫する。
ジャンヌは思わずため息をついた。そして、彼女もマティルデの着ているものを剥ぎ取る。
白く絡み合う二つの美しい裸身―
ジャンヌもマティルデのあの部分に指を伸ばす。そこは既にしっとりと湿っていた。
「ああ・・・ジャンヌ嬢・・・」
マティルデが声を上げる。
そして二人はお互いの部分を舐めあう。ジャンヌが一番弱い行為だ。
「ああん・・・いいわ・・・あそこが溶けてしまいそう」
マティルデがジャンヌの攻めに、悦楽の声を上げる。
一方のジャンヌはと言えば、ともすればすぐに達しそうになってしまうのを懸命に耐え、マティルデの薔薇色の部分をゆっくり舌で愛撫する。
しかし、ジャンヌもやはり同じところを攻められているため、彼女もはしたないほどの喘ぎ声をあげていた。
「あ、あ・・・ジャンヌ嬢。すごく素敵よ・・・」
上になっていたマティルデが、たまらず腰をよじらせる「もっと・・・して」
ジャンヌはマティルデのあの部分を、只管舌で舐める。
やがてマティルデがジャンヌのそこから顔を上げて「だ、駄目・・・私もう・・・」と言うなり、ジャンヌの身体の上にぐったりとうつ伏した。
だが、ジャンヌはそれで終わらせるつもりはなかった。まだ自分は達していない。
それをマティルデに伝えると、彼女はジャンヌのその部分を指と舌を使って再び愛撫し始めた。
ジャンヌは相変わらず激しい喘ぎ声をあげ、マティルデに奉仕させた。
「すごいわ、ジャンヌ嬢のあそこ・・・これでは濡れすぎだわ」
更に、そこを舐めとる。無論、指での愛撫も忘れない。
ジャンヌはそろそろ達しそうになっている自分を感じていた。マティルデの指の動きが早くなってきたからだ。
そして、ジャンヌはほどなく達した―
しばらく息を整えていた二人だが、やがてマティルデがこう言った。
「・・・ジャンヌ嬢。今日は私が負けましたわ・・・でも、明日は絶対に貴女を先にいかせてみせます」
そして、二人は接吻を交わす。
「愛しております、ジャンヌ嬢・・・」
それはジャンヌにとっても同じ気持ちだった。自分に恋慕の情をもってくれる人物がいる―
以前の彼女なら到底考えられなかったこと。でも、今はマティルデがいるのだ。
ジャンヌはマティルデに微笑みかけた。
「私は明日も負けないわ」
―了―
マティルデが微笑みかける「ただ、男性はあのときに自分勝手だから、ちょっとね」
ジャンヌはその言葉を聞いて、頬が熱くなるのを感じた。
ここは、ピレーシュ邸のジャンヌの私室。彼女はそこでマティルデと珈琲を飲んでいた。
(どうしても、貴女のお傍にいたいのです)
というマティルデからの強引なアプローチに抵抗しきれず、ジャンヌとマティルデはいわば「同棲」生活を送っていた。
もちろん通常のカップル同様、夜の営みもあった。
最前のマティルデのセリフ・・・彼女は男性とも経験があるのか。それを思うとジャンヌは羞恥と一抹の嫉妬心を覚えた。
自分は男性を知らない。いや、同性同士との行為を知ってしまったらもう後戻りは出来ない。
「ジャンヌ嬢、顔が紅いわ」
マティルデが目敏く「ふふ・・・もしかして嫉妬してくれていらっしゃるの?」
ジャンヌが否定しようとしたとき、その唇はマティルデによって塞がれてしまった。
「本当に可愛い人ですわ。ジャンヌ嬢。さあ、ベッドに行きましょう―」
まだ宵の口だったが、二人は羽ばたく蝶さながらに縺れ合いベッドに滑り込んだ。
「ジャンヌ嬢・・・貴女を男性の手に渡すなんてことは、私の目の黒いうちには絶対にさせませんことよ」
マティルデはそう言い、ジャンヌのドレスを手馴れた感じで脱がせた。
そして、彼女の白い乳房を愛撫する。
ジャンヌは思わずため息をついた。そして、彼女もマティルデの着ているものを剥ぎ取る。
白く絡み合う二つの美しい裸身―
ジャンヌもマティルデのあの部分に指を伸ばす。そこは既にしっとりと湿っていた。
「ああ・・・ジャンヌ嬢・・・」
マティルデが声を上げる。
そして二人はお互いの部分を舐めあう。ジャンヌが一番弱い行為だ。
「ああん・・・いいわ・・・あそこが溶けてしまいそう」
マティルデがジャンヌの攻めに、悦楽の声を上げる。
一方のジャンヌはと言えば、ともすればすぐに達しそうになってしまうのを懸命に耐え、マティルデの薔薇色の部分をゆっくり舌で愛撫する。
しかし、ジャンヌもやはり同じところを攻められているため、彼女もはしたないほどの喘ぎ声をあげていた。
「あ、あ・・・ジャンヌ嬢。すごく素敵よ・・・」
上になっていたマティルデが、たまらず腰をよじらせる「もっと・・・して」
ジャンヌはマティルデのあの部分を、只管舌で舐める。
やがてマティルデがジャンヌのそこから顔を上げて「だ、駄目・・・私もう・・・」と言うなり、ジャンヌの身体の上にぐったりとうつ伏した。
だが、ジャンヌはそれで終わらせるつもりはなかった。まだ自分は達していない。
それをマティルデに伝えると、彼女はジャンヌのその部分を指と舌を使って再び愛撫し始めた。
ジャンヌは相変わらず激しい喘ぎ声をあげ、マティルデに奉仕させた。
「すごいわ、ジャンヌ嬢のあそこ・・・これでは濡れすぎだわ」
更に、そこを舐めとる。無論、指での愛撫も忘れない。
ジャンヌはそろそろ達しそうになっている自分を感じていた。マティルデの指の動きが早くなってきたからだ。
そして、ジャンヌはほどなく達した―
しばらく息を整えていた二人だが、やがてマティルデがこう言った。
「・・・ジャンヌ嬢。今日は私が負けましたわ・・・でも、明日は絶対に貴女を先にいかせてみせます」
そして、二人は接吻を交わす。
「愛しております、ジャンヌ嬢・・・」
それはジャンヌにとっても同じ気持ちだった。自分に恋慕の情をもってくれる人物がいる―
以前の彼女なら到底考えられなかったこと。でも、今はマティルデがいるのだ。
ジャンヌはマティルデに微笑みかけた。
「私は明日も負けないわ」
―了―
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