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1274 カルロス 対 アンディ
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「さっきのあの動き、とても魔法使いとは思えないものでした。体力型でもあれ程のスピードを持っている者はそういないでしょう。何をしたのか教えてくれませんか?」
漆黒のローブについた土や砂を払いながら、アンディ・ルースは世間話しでもするような気軽さで、カルロ・フォスターに話しを向けた。
「敵に手の内を明かすバカがいると思うか?自分で考えろ」
「これは手厳しい。でもまぁ、おそらく風魔法か魔道具でしょうね。風魔法の応用でスピードを上げる事は可能ですし、同様にスピードを上げる魔道具もある。ただ、それでも驚く程のものでしたよ」
アンディの指摘はおおむね当たっていた。事実カルロス・フォスターが、アンディの懐に入り込んだ技の正体は風魔法である。体を後ろから風で押して動きを加速させる、それを突き詰めて目にも止まらぬ速さまで昇華させたのが技の正体である。
分かってしまえば単純なものであるが、その一点を極めれば人の反応を超えるまでに高められる。
「敵と無駄話ししている暇は無いのでな、さっさと終わらせてもらうぞ」
カルロスも黒魔法使いである以上、アンディがそこに考えが至る事は想定内であり、己の技をある程度見抜かれても、そこで一切の動揺を見せる事はなかった。
話しを切ると、右手を胸の高さまで上げ魔力を集中させる。すると風が激しく渦巻き球となっていく。
「あれ?またサイクロン・プレッシャーですか?今通用しなかったの理解できてます?頭悪いんですか?」
「さっきからヘラヘラと軽薄な男だ。お前はここに口喧嘩をしに来たのか?だったら鏡に向かって一人でやってろ」
カルロス・フォスターが冷めたを向けると、それまで薄い笑みを浮かべていたアンディの顔色が変わった。
「・・・言ってくれますねぇ、だったらお望み通り、さっさと終わらせましょう」
そう言うや否や、アンディは右手の人差し指をカルロスに向けた。
そして指先が光ったと思った次の瞬間・・・
「ッ!?」
ほとんどまぐれだった。アンディの指先から放出された魔力に、カルロスの体が無意識に反応した。
それはこれまでカルロスが培(つちか)ってきた戦いの勘、体に染みついた経験からくるものだった。
咄嗟に首を右に反らしたその直後、カルロスの左の頬を鋭い何かがかすめていった。
「・・・これは」
鋭い痛みを感じ、頬に左手を当てると、避けた頬から流れ出る赤い血がついた。
切られた?何を撃った?魔力は感知できた、こいつが何かを撃ったのは間違いない。
だが何も見えなかった。速い・・・・・
躱せなければ顔面を撃ち抜かれて死んでいただろう。死を間近に感じた緊張感からか鼓動が早くなる。
ジワリと額に汗が滲み、固い唾が喉を流れていった。
「よく避けましたね?さすがと言っておきましょう。でも、これならどうです?」
今カルロスに向けたのは人差し指一本だった。
だがアンディは握っていた残り四本の指を広げ、その指先をカルロスに向けると、今度は五本の指先が光った。
「なっ!?」
咄嗟に右に飛んだ。だがカルロスが飛んだその時にはすでに、鋭い何かに左腕が抉られ五つの穴が空いていた。
「ぐっ・・・!」
カルロスの口から呻き声がもれる。肉を抉られた強い痛み、そして攻撃を受けた衝撃で体が大きく揺さぶられるが、かろうじて踏みとどまり倒れる事は拒否する。
は、速い!回避がまるで間に合わん、飛んだ時にはすでに攻撃を受けている。
しかし、この貫通力と傷口から感じる冷気・・・分かったぞ。
「ぐっ、はぁ・・・はぁ・・・お前、これは刺氷弾だな?」
カルロスは顔を上げてアンディを睨みつけた。
五つの穴を空けられた左腕はもう動かせないのか、ダラリと下げている。ボタボタと流れ落ちる血の量はかなり多く、このままでは長くは持たないだろう。
「おや、左腕にそんなに穴を空けられたのに冷静ですね?まぁいいでしょう。お察しの通りこれは刺氷弾です。ですが僕の刺氷弾は、他の魔法使いが使うものとは少し違います。氷の槍を可能な限り細く鋭くして、指先から発射しているんです。まぁ、分かったところでどうしようもありませんよ?僕が狙った急所を外しているのはすごいですけど、完全に躱せなければそのざまですからね」
アンディもまた、技の正体を見抜かれても眉一つ動かさなかった。
五発も腕を貫いたのだ、冷気はたっぷり浴びたはずである。ならば答えにいきつくのは難しい事ではなく、むしろ当然と考えていたからだ。
カルロスに言葉を返しながら、アンディは再び右手を挙げると、五指をカルロスに向けようとした。
その時である!
「ん!?」
カルロスがアンディに向かって真っすぐに走り出した!
左腕はやはり動かす事ができないのか、ダラリとぶら下げたままであり、右手では魔力を集中させた風の球が激しく渦を巻いている。
接近してサイクロン・プレッシャー。
アンディ・ルースを倒すために出した、カルロスの答えはこれである。
「おやおやおや!?こりずにサイクロン・プレッシャーですか!?それが通用しないのはその目で見ましたよね!?て言うか自分で確かめましたよね!?頭大丈夫ですか!? 」
「ほざいてろ」
嘲笑うアンディに対し、カルロスは吐き捨てるように短く言葉を返した。
ガキが!これがやけくその特攻にでも見えたのなら、ずいぶんおめでたいヤツだな。
俺が勝算も無く同じ技を使うまぬけだと思ったか?それでクインズベリー軍の副団長が務まると思うか?
バカめ!その驕りが貴様の敗因だ!
「ウォォォォォォーーーーーーーーーッツ!」
小細工は無い。正面からの突撃、真っ向勝負である。
全速力でかけながら、右腕を振り上げた。
カルロスの右手の平で暴れまわるのは、超高密度に圧縮された風の球。
一点に集中させた台風の如き力が、強く大きく唸りを上げて解き放たれる!
ふん!やぶれかぶれの突撃と見せかけて、本当は何か裏があるんでしょ?
分かってるんですよ。だってさっきはあれほどの速さで僕の懐の入りこんだくせに、なんで今はあの技を使わずに普通に走ってるんですか?これみよがしにサイクロン・プレッシャーを見せつけるところも不自然だ。つまり何かを企んでるって事でしょう?しかもそれをわざと僕に感づかせようとしている。
いいでしょう・・・受けて立ちますよ!
「クインズベリー軍の副団長を、真正面から潰すのも一興です!」
カルロスが右腕を振り上げると、それに合わせてアンディが左手の五指を、カルロスの右腕に差し向けた!
「その腕!落とさせてもらいます!」
「へっ!」
アンディの左手の五指から刺氷弾が撃ちはなたれたその時、カルロスの体が煙のように消えた。
「っ!?」
「こっちだまぬけェェェーーーーーッツ!」
アンディがカルロスを見失った一瞬で、カルロスはアンディの懐に入り込んでいた。
そう、カルロスはここで風魔法を使い、己の体を超スピードで運んだのだ。
足元から突き上げるように、右手に集めた風の球をアンディの腹に叩きこむ!
「そうくるだろうと思っていましたよ!」
カルロスの風の球がアンディの腹に触れようとしたその時、すでにアンディの右手の五指がカルロスの右腕に狙いを付けていた。
次の瞬間、五発の氷の槍に貫かれたカルロスの右腕は、肘から先が宙を舞って地面に落ちた。
「あーはははははははは!残念でしたぁぁぁぁぁーーーーーー!それで不意をついたつもでしょうが、全部お見通しだったんでぐぅ・・・ッッッ!?」
勝利を確信し、高笑いを上げたアンディの腹に深々と突き刺さったもの、それは本来刺さるはずのないもの、意識の外からの攻撃だった。
「き・・・きさ、ま・・・ひ、左、だと・・・!?」
声を震わせ、己の腹に突き刺さったカルロスの左手に目を向ける。
そう、動かないと思われたカルロスの左手が、アンディの腹にめり込んでいたのだ。
「バカが、単純な手にひっかかったな?死ね!」
ニヤリと笑い、カルロスは左手に作った風の球を解き放った。
風魔法サイクロン・プレッシャー!
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーッツ!」
荒れ狂う風はアンディを空高く吹き飛ばした。
そして上空で激しく振り回した後に、叩きつけるように地面に投げ落とした!
ものすごい破壊力だった。それによって大地は砕かれ、濛々と空高く土煙が昇る。
その衝撃は生身の人間が耐えられるものではなかった。もはや原型をとどめない程に潰されたアンディを見下ろし、カルロスは口を開いた。
「俺の左腕を奪ったと思った時から、お前は俺に負けてたんだよ」
漆黒のローブについた土や砂を払いながら、アンディ・ルースは世間話しでもするような気軽さで、カルロ・フォスターに話しを向けた。
「敵に手の内を明かすバカがいると思うか?自分で考えろ」
「これは手厳しい。でもまぁ、おそらく風魔法か魔道具でしょうね。風魔法の応用でスピードを上げる事は可能ですし、同様にスピードを上げる魔道具もある。ただ、それでも驚く程のものでしたよ」
アンディの指摘はおおむね当たっていた。事実カルロス・フォスターが、アンディの懐に入り込んだ技の正体は風魔法である。体を後ろから風で押して動きを加速させる、それを突き詰めて目にも止まらぬ速さまで昇華させたのが技の正体である。
分かってしまえば単純なものであるが、その一点を極めれば人の反応を超えるまでに高められる。
「敵と無駄話ししている暇は無いのでな、さっさと終わらせてもらうぞ」
カルロスも黒魔法使いである以上、アンディがそこに考えが至る事は想定内であり、己の技をある程度見抜かれても、そこで一切の動揺を見せる事はなかった。
話しを切ると、右手を胸の高さまで上げ魔力を集中させる。すると風が激しく渦巻き球となっていく。
「あれ?またサイクロン・プレッシャーですか?今通用しなかったの理解できてます?頭悪いんですか?」
「さっきからヘラヘラと軽薄な男だ。お前はここに口喧嘩をしに来たのか?だったら鏡に向かって一人でやってろ」
カルロス・フォスターが冷めたを向けると、それまで薄い笑みを浮かべていたアンディの顔色が変わった。
「・・・言ってくれますねぇ、だったらお望み通り、さっさと終わらせましょう」
そう言うや否や、アンディは右手の人差し指をカルロスに向けた。
そして指先が光ったと思った次の瞬間・・・
「ッ!?」
ほとんどまぐれだった。アンディの指先から放出された魔力に、カルロスの体が無意識に反応した。
それはこれまでカルロスが培(つちか)ってきた戦いの勘、体に染みついた経験からくるものだった。
咄嗟に首を右に反らしたその直後、カルロスの左の頬を鋭い何かがかすめていった。
「・・・これは」
鋭い痛みを感じ、頬に左手を当てると、避けた頬から流れ出る赤い血がついた。
切られた?何を撃った?魔力は感知できた、こいつが何かを撃ったのは間違いない。
だが何も見えなかった。速い・・・・・
躱せなければ顔面を撃ち抜かれて死んでいただろう。死を間近に感じた緊張感からか鼓動が早くなる。
ジワリと額に汗が滲み、固い唾が喉を流れていった。
「よく避けましたね?さすがと言っておきましょう。でも、これならどうです?」
今カルロスに向けたのは人差し指一本だった。
だがアンディは握っていた残り四本の指を広げ、その指先をカルロスに向けると、今度は五本の指先が光った。
「なっ!?」
咄嗟に右に飛んだ。だがカルロスが飛んだその時にはすでに、鋭い何かに左腕が抉られ五つの穴が空いていた。
「ぐっ・・・!」
カルロスの口から呻き声がもれる。肉を抉られた強い痛み、そして攻撃を受けた衝撃で体が大きく揺さぶられるが、かろうじて踏みとどまり倒れる事は拒否する。
は、速い!回避がまるで間に合わん、飛んだ時にはすでに攻撃を受けている。
しかし、この貫通力と傷口から感じる冷気・・・分かったぞ。
「ぐっ、はぁ・・・はぁ・・・お前、これは刺氷弾だな?」
カルロスは顔を上げてアンディを睨みつけた。
五つの穴を空けられた左腕はもう動かせないのか、ダラリと下げている。ボタボタと流れ落ちる血の量はかなり多く、このままでは長くは持たないだろう。
「おや、左腕にそんなに穴を空けられたのに冷静ですね?まぁいいでしょう。お察しの通りこれは刺氷弾です。ですが僕の刺氷弾は、他の魔法使いが使うものとは少し違います。氷の槍を可能な限り細く鋭くして、指先から発射しているんです。まぁ、分かったところでどうしようもありませんよ?僕が狙った急所を外しているのはすごいですけど、完全に躱せなければそのざまですからね」
アンディもまた、技の正体を見抜かれても眉一つ動かさなかった。
五発も腕を貫いたのだ、冷気はたっぷり浴びたはずである。ならば答えにいきつくのは難しい事ではなく、むしろ当然と考えていたからだ。
カルロスに言葉を返しながら、アンディは再び右手を挙げると、五指をカルロスに向けようとした。
その時である!
「ん!?」
カルロスがアンディに向かって真っすぐに走り出した!
左腕はやはり動かす事ができないのか、ダラリとぶら下げたままであり、右手では魔力を集中させた風の球が激しく渦を巻いている。
接近してサイクロン・プレッシャー。
アンディ・ルースを倒すために出した、カルロスの答えはこれである。
「おやおやおや!?こりずにサイクロン・プレッシャーですか!?それが通用しないのはその目で見ましたよね!?て言うか自分で確かめましたよね!?頭大丈夫ですか!? 」
「ほざいてろ」
嘲笑うアンディに対し、カルロスは吐き捨てるように短く言葉を返した。
ガキが!これがやけくその特攻にでも見えたのなら、ずいぶんおめでたいヤツだな。
俺が勝算も無く同じ技を使うまぬけだと思ったか?それでクインズベリー軍の副団長が務まると思うか?
バカめ!その驕りが貴様の敗因だ!
「ウォォォォォォーーーーーーーーーッツ!」
小細工は無い。正面からの突撃、真っ向勝負である。
全速力でかけながら、右腕を振り上げた。
カルロスの右手の平で暴れまわるのは、超高密度に圧縮された風の球。
一点に集中させた台風の如き力が、強く大きく唸りを上げて解き放たれる!
ふん!やぶれかぶれの突撃と見せかけて、本当は何か裏があるんでしょ?
分かってるんですよ。だってさっきはあれほどの速さで僕の懐の入りこんだくせに、なんで今はあの技を使わずに普通に走ってるんですか?これみよがしにサイクロン・プレッシャーを見せつけるところも不自然だ。つまり何かを企んでるって事でしょう?しかもそれをわざと僕に感づかせようとしている。
いいでしょう・・・受けて立ちますよ!
「クインズベリー軍の副団長を、真正面から潰すのも一興です!」
カルロスが右腕を振り上げると、それに合わせてアンディが左手の五指を、カルロスの右腕に差し向けた!
「その腕!落とさせてもらいます!」
「へっ!」
アンディの左手の五指から刺氷弾が撃ちはなたれたその時、カルロスの体が煙のように消えた。
「っ!?」
「こっちだまぬけェェェーーーーーッツ!」
アンディがカルロスを見失った一瞬で、カルロスはアンディの懐に入り込んでいた。
そう、カルロスはここで風魔法を使い、己の体を超スピードで運んだのだ。
足元から突き上げるように、右手に集めた風の球をアンディの腹に叩きこむ!
「そうくるだろうと思っていましたよ!」
カルロスの風の球がアンディの腹に触れようとしたその時、すでにアンディの右手の五指がカルロスの右腕に狙いを付けていた。
次の瞬間、五発の氷の槍に貫かれたカルロスの右腕は、肘から先が宙を舞って地面に落ちた。
「あーはははははははは!残念でしたぁぁぁぁぁーーーーーー!それで不意をついたつもでしょうが、全部お見通しだったんでぐぅ・・・ッッッ!?」
勝利を確信し、高笑いを上げたアンディの腹に深々と突き刺さったもの、それは本来刺さるはずのないもの、意識の外からの攻撃だった。
「き・・・きさ、ま・・・ひ、左、だと・・・!?」
声を震わせ、己の腹に突き刺さったカルロスの左手に目を向ける。
そう、動かないと思われたカルロスの左手が、アンディの腹にめり込んでいたのだ。
「バカが、単純な手にひっかかったな?死ね!」
ニヤリと笑い、カルロスは左手に作った風の球を解き放った。
風魔法サイクロン・プレッシャー!
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーッツ!」
荒れ狂う風はアンディを空高く吹き飛ばした。
そして上空で激しく振り回した後に、叩きつけるように地面に投げ落とした!
ものすごい破壊力だった。それによって大地は砕かれ、濛々と空高く土煙が昇る。
その衝撃は生身の人間が耐えられるものではなかった。もはや原型をとどめない程に潰されたアンディを見下ろし、カルロスは口を開いた。
「俺の左腕を奪ったと思った時から、お前は俺に負けてたんだよ」
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