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1205 決着の一撃
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結界の最高峰、天衣結界。
この結界は通常結界よりもはるかに硬く、上級魔法をもってしても突破する事は困難である。
ジーンは過去にこの天衣結界で、ジャームール・ディーロの光源爆裂弾を防いだ事もあり、自信の裏付けにもなっていた。
だがその天衣結界をもってしても、イサックの斬空烈波の破壊力はジーンの想定を大きく超えていた。
「ぐッ・・・・・ッツ!」
結界を通しても腹に響く衝撃に、ジーンの口から呻き声がもれた。
巨大な竜巻はジーンの天衣結界にぶつかっても、その勢いが衰える事はなかった。
風圧だけでも凄まじいものがあるが、それ以上に厄介なものは風の性質、まるで重厚な剣で叩き斬られるような重さと鋭さがあった。それが竜巻の高速回転により、一瞬の絶え間すらなく結界にぶつかってくる。
ジーンの魔力は瞬く間に削り取られていった。
「お、おいジーン!大丈夫・・・」
一歩後ろに立つミゼルは、ジーンに声をかけようとして止めた。
一目で分かる。額から大粒の汗を流し、歯を食いしばっているその顔を見れば、全く余裕が無いのだろう事は。
自分達を護っている青く輝く結界の前には、轟音を響かせる巨大な風の渦が、止まる事なく圧してくる。
ジーンが少しでも気を抜けば、あっという間に結界は粉砕され、この風の渦に飲み込まれてしまうだろう。
「ミゼル、黒魔法で助けられない?」
隣に立つユーリがミゼルを見上げる。
同じ青魔法使いであれば、魔力を分け与える事もできる。だが自分は白魔法使いであり、この場では何も力になれない。だが黒魔法使いのミゼルであれば、何か手助けができるのではないか?
そう考えてのユーリの言葉だったが、ミゼルは眉を寄せ考えるようにして答えた。
「・・・風魔法は防御にも使えるが、今のこの状況では・・・俺にできるのは、ジーンの結界が破られた時に、代わりに風の鎧を作る事くらいだ・・・」
「ミゼル、考えて。魔法の可能性は無限。風と結界を合わせる事はできないの?」
「そんな事言っても・・・・・ん、いや、風と結界を合わせる・・・・・そうだ!」
ユーリの言葉の中に閃きを得たミゼルは、魔力を風に変えてジーンの援護に入ろうとした。
だがその時・・・・・
「うわッ!?な、なによこれ!?」
「ッ!こ、これは!?」
ラクエル、そしてレイチェルが大きな声を上げた。
突然の事だった。それまで踏み固めた雪の上に立っていたはずが、突然足が地面に沈み始めたのだ。
「うぉっ!?なんだ!?」
「ッ!?え!?なに!?」
魔法を使う体勢に入っていたミゼル、そしてユーリにも同じ事が起こり、ズブズブと足が地面に沈み出す。
まさかニーディアが抑えている蔦が復活したのか?レイチェルの頭には最初にその可能性が浮かんだが、足元に視線を落として目を見開いた。
「な、なんだ、これは?泥?いや、沼?・・・沼なのか!?」
自分の足元だけではない、この周囲一帯全てが沼地に変わっていて、自分を含む全員の体がズブズブと沈んでいっている。
完全に意識の外から受けた攻撃だった。この竜巻こそ敵の全てを懸けた攻撃だと思っていた。
そこにまさかこんな妨害も仕掛けて来るなど、予想もできなかった。
竜巻を防いでも沼に沈められる。二段構えの攻撃だったのだ。
「くそっ、やられた!もう一人の青魔法使いだな!」
竜巻に視界を防がれて確認はできないが、もう一人の敵、青魔法使いのラモンの攻撃だという事は当たりが付いた。あの男にはアゲハがぶつかっているが、この攻撃をしかけてきたという事は、まだ倒せていないのだろう。
抜け出そうにもこの沼は底が知れず、すでに膝まで埋まっている。しかも辺り一面が沼と化しているため、手を着いて体を支える場所さえない。抗う手段が無ければ、このまま沈みゆくしかない。
「くっ、ジーン・・・ジーン!無事か!?」
こうしてもがいている間にも、竜巻は一瞬たりとも止まる事はなく結界を叩き続けている。
ただでさえ全魔力を持って耐えていたというのに、沼地に足を取られてしまっては、バランスも集中力も乱されるだろう。それで結界の維持ができるのか?
だが、ジーンの後ろ姿を見つけて声をかけようとした時、レイチェルは己の認識を改めた。
「グッ・・・・オォォォォォーーーーーッツ!」
膝まで沼に埋まり、体勢を大きく崩しながらも、ジーンは結界に魔力を送り続けていた。
普段は物静かで落ち着いた男だが、ここ一番では誰よりも熱く、そして強い気持ちを持って行動を起こせる男。それがレイジェスのジーン・ハワードだ。
「負けない!こんな事で・・・こんなもので・・・負けて、たまるかぁぁぁぁぁーーーーッツ!」
高ぶる魔力がジーンの青く長い髪を逆立てる!
沼に体を沈められようとも、この体に魔力が残っている限りは戦い続ける!
ジーンの熱い魂は、イサックの斬空烈破を受け止め続けた。
しかし、ジーンがこの結界に全てを懸けているように、イサックもまた全身全霊だった。
「ば、馬鹿な!ラモンが沼の全開放まで出したんだぞ!その状態で俺の斬空烈破を受け止めるだと!?ふ、ふざけるなよ!俺の斬空烈破は・・・俺の斬空烈破は絶対に止められないんだァァァァァーーーーーッツ!」
イサックは左手に握る鎌を振り上げると、右に左に振り回し、何発もの風の刃を繰り出した!
「うっ!ぐうぅッ!」
斬空烈波を受けとめている天衣結界に、追撃の風の刃がぶつけられ、ジーンの腕に衝撃が走る!
斬空烈波と天衣結界は互角だった。そこにラモンの沼の全開放が入り、足場を奪われ不利な体勢に持ち込まれる。それでも断固たる意志の強さで持ちこたえていたが、追撃で撃ち込まれる風の斬撃が、ジーンの魔力量を上回って来た。
そしてガラスが割れるような音が響くと、青く輝く半透明の障壁に亀裂が走った。
「ッ・・・!」
ジーンは目を開いた。
全力で魔力を放出していた。気持ちも最後まで折らなかった。
だが現実として、一度ヒビの入った物は脆い・・・・・
「もらったァァァァァァーーーーーーーーッツ!」
確かな手応えにイサックは叫んだ!
ラクエルに斬られた腹の傷から広がる氷は、すでに腰も胸も氷漬けにしているが、死力を尽くして握った鎌を振り払う!
単発だがそれでも強く大きな風の刃は、せめぎ合う竜巻と結界との間に、決着の一撃となってぶつかった。
青く輝く結界が砕け散る破壊音、破裂した風はの刃が斬空烈波も巻き込み、暴風となって大きく吹き荒れる。
「はぁッ・・・はぁッ・・・俺の、勝ちだ・・・・・」
勝利を確信したイサックはその場に膝を着いた。
全てを出し尽くしたイサックに、もう余力は残っていない。息は大きく上がり、体を凍り付かされている事によるダメージも大きい。
だがそれでも、敵を仕留めた事による充実感に、イサックは口の端を持ち上げて笑った。
間違いなく手練れの者達だった。
最初に村の奪還に来た兵達もなかなかだったが、こいつらはそれ以上だ。
深手を負わされ、全てを出し尽くしたが、ここで倒せて良かった。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・ラモン、お前の沼にも助け・・・・・!?」
互角のせめぎ合いの中で、相方のラモンが使った沼の全開放。これにより、斬空烈波はより確実になった。
いつも憎まれ口を叩き合っている二人だが、今この時くらいは礼を言おう、そう思いイサックが後ろを振り返る。
「・・・・・ラ、モン?」
目に映ったのは、雪の上に倒れ伏す相方の姿だった。
顔の半分は雪に埋もれ、腹部の辺りから流れ出る血によって、辺りは真っ赤に染まっていた
すでに息絶えている事は一目で分かった。
そしてその後ろに立つ黒髪の女の手には、女の背丈より長い得物が握られていた。
刃先から滴り落ちる赤い水滴を見て、それがラモンの血だと認識する。
言葉を失うイサックに、長い黒髪の女、アゲハが静かに口を開いた。
「最後の最後で、仲間のために力を使ったのは見事だったよ。でもこの戦い、私達の勝ちだ」
そう言ってクルリと長物を回すと、刃先をイサックの顔面に向けて突きつけた。
聞こえているのかいないのか、イサックからは何の反応も無かった。
力なく項垂れている。ここまで打ちひしがれるのなら、よほど大切な仲間だったのかもしれない。
だが自分にはどうでもいい事だ。
腹の傷を見るに放っておいても死にそうだが、抗う事をしないのならば、ここで止めをくれてやるのみ。
「終わりだ」
一言そう呟いて刃を真っすぐに突き出そうとしたその時、目の前の赤茶色の髪の男、イサック・クルゾンが突如獣の如き咆哮を上げて立ち上がり、アゲハに襲い掛かった。
この結界は通常結界よりもはるかに硬く、上級魔法をもってしても突破する事は困難である。
ジーンは過去にこの天衣結界で、ジャームール・ディーロの光源爆裂弾を防いだ事もあり、自信の裏付けにもなっていた。
だがその天衣結界をもってしても、イサックの斬空烈波の破壊力はジーンの想定を大きく超えていた。
「ぐッ・・・・・ッツ!」
結界を通しても腹に響く衝撃に、ジーンの口から呻き声がもれた。
巨大な竜巻はジーンの天衣結界にぶつかっても、その勢いが衰える事はなかった。
風圧だけでも凄まじいものがあるが、それ以上に厄介なものは風の性質、まるで重厚な剣で叩き斬られるような重さと鋭さがあった。それが竜巻の高速回転により、一瞬の絶え間すらなく結界にぶつかってくる。
ジーンの魔力は瞬く間に削り取られていった。
「お、おいジーン!大丈夫・・・」
一歩後ろに立つミゼルは、ジーンに声をかけようとして止めた。
一目で分かる。額から大粒の汗を流し、歯を食いしばっているその顔を見れば、全く余裕が無いのだろう事は。
自分達を護っている青く輝く結界の前には、轟音を響かせる巨大な風の渦が、止まる事なく圧してくる。
ジーンが少しでも気を抜けば、あっという間に結界は粉砕され、この風の渦に飲み込まれてしまうだろう。
「ミゼル、黒魔法で助けられない?」
隣に立つユーリがミゼルを見上げる。
同じ青魔法使いであれば、魔力を分け与える事もできる。だが自分は白魔法使いであり、この場では何も力になれない。だが黒魔法使いのミゼルであれば、何か手助けができるのではないか?
そう考えてのユーリの言葉だったが、ミゼルは眉を寄せ考えるようにして答えた。
「・・・風魔法は防御にも使えるが、今のこの状況では・・・俺にできるのは、ジーンの結界が破られた時に、代わりに風の鎧を作る事くらいだ・・・」
「ミゼル、考えて。魔法の可能性は無限。風と結界を合わせる事はできないの?」
「そんな事言っても・・・・・ん、いや、風と結界を合わせる・・・・・そうだ!」
ユーリの言葉の中に閃きを得たミゼルは、魔力を風に変えてジーンの援護に入ろうとした。
だがその時・・・・・
「うわッ!?な、なによこれ!?」
「ッ!こ、これは!?」
ラクエル、そしてレイチェルが大きな声を上げた。
突然の事だった。それまで踏み固めた雪の上に立っていたはずが、突然足が地面に沈み始めたのだ。
「うぉっ!?なんだ!?」
「ッ!?え!?なに!?」
魔法を使う体勢に入っていたミゼル、そしてユーリにも同じ事が起こり、ズブズブと足が地面に沈み出す。
まさかニーディアが抑えている蔦が復活したのか?レイチェルの頭には最初にその可能性が浮かんだが、足元に視線を落として目を見開いた。
「な、なんだ、これは?泥?いや、沼?・・・沼なのか!?」
自分の足元だけではない、この周囲一帯全てが沼地に変わっていて、自分を含む全員の体がズブズブと沈んでいっている。
完全に意識の外から受けた攻撃だった。この竜巻こそ敵の全てを懸けた攻撃だと思っていた。
そこにまさかこんな妨害も仕掛けて来るなど、予想もできなかった。
竜巻を防いでも沼に沈められる。二段構えの攻撃だったのだ。
「くそっ、やられた!もう一人の青魔法使いだな!」
竜巻に視界を防がれて確認はできないが、もう一人の敵、青魔法使いのラモンの攻撃だという事は当たりが付いた。あの男にはアゲハがぶつかっているが、この攻撃をしかけてきたという事は、まだ倒せていないのだろう。
抜け出そうにもこの沼は底が知れず、すでに膝まで埋まっている。しかも辺り一面が沼と化しているため、手を着いて体を支える場所さえない。抗う手段が無ければ、このまま沈みゆくしかない。
「くっ、ジーン・・・ジーン!無事か!?」
こうしてもがいている間にも、竜巻は一瞬たりとも止まる事はなく結界を叩き続けている。
ただでさえ全魔力を持って耐えていたというのに、沼地に足を取られてしまっては、バランスも集中力も乱されるだろう。それで結界の維持ができるのか?
だが、ジーンの後ろ姿を見つけて声をかけようとした時、レイチェルは己の認識を改めた。
「グッ・・・・オォォォォォーーーーーッツ!」
膝まで沼に埋まり、体勢を大きく崩しながらも、ジーンは結界に魔力を送り続けていた。
普段は物静かで落ち着いた男だが、ここ一番では誰よりも熱く、そして強い気持ちを持って行動を起こせる男。それがレイジェスのジーン・ハワードだ。
「負けない!こんな事で・・・こんなもので・・・負けて、たまるかぁぁぁぁぁーーーーッツ!」
高ぶる魔力がジーンの青く長い髪を逆立てる!
沼に体を沈められようとも、この体に魔力が残っている限りは戦い続ける!
ジーンの熱い魂は、イサックの斬空烈破を受け止め続けた。
しかし、ジーンがこの結界に全てを懸けているように、イサックもまた全身全霊だった。
「ば、馬鹿な!ラモンが沼の全開放まで出したんだぞ!その状態で俺の斬空烈破を受け止めるだと!?ふ、ふざけるなよ!俺の斬空烈破は・・・俺の斬空烈破は絶対に止められないんだァァァァァーーーーーッツ!」
イサックは左手に握る鎌を振り上げると、右に左に振り回し、何発もの風の刃を繰り出した!
「うっ!ぐうぅッ!」
斬空烈波を受けとめている天衣結界に、追撃の風の刃がぶつけられ、ジーンの腕に衝撃が走る!
斬空烈波と天衣結界は互角だった。そこにラモンの沼の全開放が入り、足場を奪われ不利な体勢に持ち込まれる。それでも断固たる意志の強さで持ちこたえていたが、追撃で撃ち込まれる風の斬撃が、ジーンの魔力量を上回って来た。
そしてガラスが割れるような音が響くと、青く輝く半透明の障壁に亀裂が走った。
「ッ・・・!」
ジーンは目を開いた。
全力で魔力を放出していた。気持ちも最後まで折らなかった。
だが現実として、一度ヒビの入った物は脆い・・・・・
「もらったァァァァァァーーーーーーーーッツ!」
確かな手応えにイサックは叫んだ!
ラクエルに斬られた腹の傷から広がる氷は、すでに腰も胸も氷漬けにしているが、死力を尽くして握った鎌を振り払う!
単発だがそれでも強く大きな風の刃は、せめぎ合う竜巻と結界との間に、決着の一撃となってぶつかった。
青く輝く結界が砕け散る破壊音、破裂した風はの刃が斬空烈波も巻き込み、暴風となって大きく吹き荒れる。
「はぁッ・・・はぁッ・・・俺の、勝ちだ・・・・・」
勝利を確信したイサックはその場に膝を着いた。
全てを出し尽くしたイサックに、もう余力は残っていない。息は大きく上がり、体を凍り付かされている事によるダメージも大きい。
だがそれでも、敵を仕留めた事による充実感に、イサックは口の端を持ち上げて笑った。
間違いなく手練れの者達だった。
最初に村の奪還に来た兵達もなかなかだったが、こいつらはそれ以上だ。
深手を負わされ、全てを出し尽くしたが、ここで倒せて良かった。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・ラモン、お前の沼にも助け・・・・・!?」
互角のせめぎ合いの中で、相方のラモンが使った沼の全開放。これにより、斬空烈波はより確実になった。
いつも憎まれ口を叩き合っている二人だが、今この時くらいは礼を言おう、そう思いイサックが後ろを振り返る。
「・・・・・ラ、モン?」
目に映ったのは、雪の上に倒れ伏す相方の姿だった。
顔の半分は雪に埋もれ、腹部の辺りから流れ出る血によって、辺りは真っ赤に染まっていた
すでに息絶えている事は一目で分かった。
そしてその後ろに立つ黒髪の女の手には、女の背丈より長い得物が握られていた。
刃先から滴り落ちる赤い水滴を見て、それがラモンの血だと認識する。
言葉を失うイサックに、長い黒髪の女、アゲハが静かに口を開いた。
「最後の最後で、仲間のために力を使ったのは見事だったよ。でもこの戦い、私達の勝ちだ」
そう言ってクルリと長物を回すと、刃先をイサックの顔面に向けて突きつけた。
聞こえているのかいないのか、イサックからは何の反応も無かった。
力なく項垂れている。ここまで打ちひしがれるのなら、よほど大切な仲間だったのかもしれない。
だが自分にはどうでもいい事だ。
腹の傷を見るに放っておいても死にそうだが、抗う事をしないのならば、ここで止めをくれてやるのみ。
「終わりだ」
一言そう呟いて刃を真っすぐに突き出そうとしたその時、目の前の赤茶色の髪の男、イサック・クルゾンが突如獣の如き咆哮を上げて立ち上がり、アゲハに襲い掛かった。
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