1,203 / 1,253
1192 エリクスの決断
しおりを挟む
・・・・・エリクス、もし俺が眼帯を外したらお前は軍へ引き返せ。
白魔法使いのエリクス・スピルカは、目の前で上がった巨大な火柱を見て、戦闘前にクレイグに言われた言葉を思い出していた。
普段口を利かないクレイグが、めずらしく自分から話しかけてきた。
しかもこれまでにないくらい、真剣な顔つきだった。
クレイグがそこまで言う程の相手なのか?疑うわけではないが、自分達だってクインズベリー国で、将来を担うと言われている程の力を持っている。
これまでだってこのメンバーで、いくつもの厳しい戦いを勝ち抜いてきた。
今回だって絶対に自分達が勝つ。そう信じていた・・・・・
「ク・・・クレイグ・・・・・ラゴフ・・・・・」
声が震え、いつの間にか涙が流れていた。
白魔法使いで、戦闘用の魔道具を持たない自分は後ろで戦いを見ていた。
だからクレイグとラゴフ、二人の最後はこの目でハッキリと見た。
命を捨てて敵を道連れにしたクレイグ、そしてクレイグの覚悟を受けとめたラゴフ。
「馬鹿野郎・・・僕に、僕には生きて情報を、伝えろって言うのかよ・・・・・」
すぐには二人の死を受け止めきれない。だが現実を見て自分のすべき事をしなければならない。
ここにはまだ生き残っている部下達も大勢いるんだ。
自分の役目は部下達を無事に軍まで連れて帰り、ここで見た全てを伝える事なんだ。
涙をぬぐい、エリクスは周りで火柱を見ている部下達に向かって声を上げた。
「全員聞け!クレイグとラゴフはクインズベリーの誇りを持って、この火柱とともに散っていった!だが悲しみに暮れるのは後だ!僕達は彼らの残した情報を持って帰らなければならない!」
杖を掲げ、自身の感情を抑えながら、声を張り上げるエリクス。年齢はまだ二十歳にも満たないが、エリクスの声を兵達はしかと受け止めていた。
「敵は倒した!我々はここで一旦軍に・・・ッ!?」
突如、エリクスの後ろから伸びてきた鎖分銅が頬をかすめ、エリクスの正面に立っていた魔法使いの頭が粉砕された。
「な・・・に?」
飛び散った赤い血が額や頬に色を付ける。
エリクスはこの一瞬、何が起きたのかすぐには理解できなかった。
「エ、エリクス部隊長!あ、あれを!」
部下の声で我に返ったエリクスが振り返ると、天まで届く巨大な火柱の中に人の影が見えた。
影は少しづつゆっくりと近づいて来て、やがて鎖を振り回す赤茶色の髪の男が姿を現した。
「・・・このまま逃げられると思ったか?残念だが一人も逃がすつもりはないぞ」
イサック・クルゾンの上半身はところどころ赤黒く焼け焦げており、クレイグの自爆によるダメージは確かに受けていた。
だが近づく事さえためらわれる火柱を見ると、とてもこの中から生きて出てくるなんて信じられない事だった。
しかしその理由はすぐに分かった。
「か、風の鎧だと・・・そんな・・・クレイグが命を捨ててまで・・・・・」
鎖鎌の男イサック・クルゾンの体を護るように、風が渦巻き炎を寄せ付けないでいた。
それは風魔法による防御技で、風の鎧と呼ばれるものだった。
クレイグの自爆によってできた火柱は、上級魔法灼炎竜さえも上回る程の熱量だった。
だがそれさえも防ぐこの風魔法は、術者も相当な魔力の持ち主という事になる。
エリクスはすぐに思い当たった。
ラゴフとクレイグを倒した黒魔法使い、ハビエル・フェルトゥザは生きている・・・・・
任務遂行のため、そして自分達仲間を護るために、我が身を犠牲にしたクレイグ。
だがその結果は残酷なものだった。
鎖鎌の男にもダメージは与えていたが、まだ力を残している。
おそらく自分達魔法使いを一掃するくらい、この状態でも容易い事なのだろう。
悔しさとやるせなさで、エリクスは血が滲むほど強く拳を握りしめた。
だがここで戦ったとしても結果は見えている。
残った魔法兵達も優秀ではあるが、ラゴフとの戦いを見る限り、この鎖鎌の男に勝てるとも思えなかった。そして自分は白魔法使いであり、攻撃系の魔道具は持っていない。
やはり逃げるしかない。
エリクスが再び撤退の声を上げようとしたその時だった。
「う・・・わぁぁぁぁぁーーーーーーッツ!」
残った数人の黒魔法使いが、指示を待たずに飛び出した。
鎖鎌の男イサック・クルゾンによって、仲間の一人が頭を粉砕された事。
そしてイサックから発せられる、殺意に満ちた恐ろしいまでのプレッシャーに気圧され、じっと待ち構えている事ができなくなったのだ。
「・・・ふん」
だが黒魔法使い達が攻撃魔法を放つ前に、その胴体は真っ二つに斬り離されてしまった。
イサックの魔道具斬空の鎖鎌は、鎌を振るった時の力加減で、広範囲に風の刃を放つ事ができる。
今この時も、イサックは自分に魔力を向けるクインズベリーの魔法兵に対し、左手に持つ鎌を振るいその体を斬り裂いたのだ。
上半身と下半身に分かれ、真っ赤な血を撒き散らしながら雪の上に落ちる部下達の死体を目にし、エリクスは叫んだ。
「全員逃げろォォォォォォォーーーーーーーッツ!誰か一人でいい!軍に戻りここで目にした事を伝えるんだァァァーーーーーーーーッツ!」
もはや全員が無事に帰れるとは思っていない。だがラゴフとクレイグの戦いを、そしてここで見た敵の能力を軍に持ち帰る事だけは、絶対にやり遂げなければならない。
エリクスの叫びに反応して、クインズベリーの魔法兵達は一斉に背を向けて走り出した。
「・・・言ったはずだぞ・・・一人も逃がす気はないってな!」
雪に足を取られながらも、村の外を目指して走って行くクインズベリー兵達の背中を見据えて、イサックは左手に握る鎌を振るった!
白魔法使いのエリクス・スピルカは、目の前で上がった巨大な火柱を見て、戦闘前にクレイグに言われた言葉を思い出していた。
普段口を利かないクレイグが、めずらしく自分から話しかけてきた。
しかもこれまでにないくらい、真剣な顔つきだった。
クレイグがそこまで言う程の相手なのか?疑うわけではないが、自分達だってクインズベリー国で、将来を担うと言われている程の力を持っている。
これまでだってこのメンバーで、いくつもの厳しい戦いを勝ち抜いてきた。
今回だって絶対に自分達が勝つ。そう信じていた・・・・・
「ク・・・クレイグ・・・・・ラゴフ・・・・・」
声が震え、いつの間にか涙が流れていた。
白魔法使いで、戦闘用の魔道具を持たない自分は後ろで戦いを見ていた。
だからクレイグとラゴフ、二人の最後はこの目でハッキリと見た。
命を捨てて敵を道連れにしたクレイグ、そしてクレイグの覚悟を受けとめたラゴフ。
「馬鹿野郎・・・僕に、僕には生きて情報を、伝えろって言うのかよ・・・・・」
すぐには二人の死を受け止めきれない。だが現実を見て自分のすべき事をしなければならない。
ここにはまだ生き残っている部下達も大勢いるんだ。
自分の役目は部下達を無事に軍まで連れて帰り、ここで見た全てを伝える事なんだ。
涙をぬぐい、エリクスは周りで火柱を見ている部下達に向かって声を上げた。
「全員聞け!クレイグとラゴフはクインズベリーの誇りを持って、この火柱とともに散っていった!だが悲しみに暮れるのは後だ!僕達は彼らの残した情報を持って帰らなければならない!」
杖を掲げ、自身の感情を抑えながら、声を張り上げるエリクス。年齢はまだ二十歳にも満たないが、エリクスの声を兵達はしかと受け止めていた。
「敵は倒した!我々はここで一旦軍に・・・ッ!?」
突如、エリクスの後ろから伸びてきた鎖分銅が頬をかすめ、エリクスの正面に立っていた魔法使いの頭が粉砕された。
「な・・・に?」
飛び散った赤い血が額や頬に色を付ける。
エリクスはこの一瞬、何が起きたのかすぐには理解できなかった。
「エ、エリクス部隊長!あ、あれを!」
部下の声で我に返ったエリクスが振り返ると、天まで届く巨大な火柱の中に人の影が見えた。
影は少しづつゆっくりと近づいて来て、やがて鎖を振り回す赤茶色の髪の男が姿を現した。
「・・・このまま逃げられると思ったか?残念だが一人も逃がすつもりはないぞ」
イサック・クルゾンの上半身はところどころ赤黒く焼け焦げており、クレイグの自爆によるダメージは確かに受けていた。
だが近づく事さえためらわれる火柱を見ると、とてもこの中から生きて出てくるなんて信じられない事だった。
しかしその理由はすぐに分かった。
「か、風の鎧だと・・・そんな・・・クレイグが命を捨ててまで・・・・・」
鎖鎌の男イサック・クルゾンの体を護るように、風が渦巻き炎を寄せ付けないでいた。
それは風魔法による防御技で、風の鎧と呼ばれるものだった。
クレイグの自爆によってできた火柱は、上級魔法灼炎竜さえも上回る程の熱量だった。
だがそれさえも防ぐこの風魔法は、術者も相当な魔力の持ち主という事になる。
エリクスはすぐに思い当たった。
ラゴフとクレイグを倒した黒魔法使い、ハビエル・フェルトゥザは生きている・・・・・
任務遂行のため、そして自分達仲間を護るために、我が身を犠牲にしたクレイグ。
だがその結果は残酷なものだった。
鎖鎌の男にもダメージは与えていたが、まだ力を残している。
おそらく自分達魔法使いを一掃するくらい、この状態でも容易い事なのだろう。
悔しさとやるせなさで、エリクスは血が滲むほど強く拳を握りしめた。
だがここで戦ったとしても結果は見えている。
残った魔法兵達も優秀ではあるが、ラゴフとの戦いを見る限り、この鎖鎌の男に勝てるとも思えなかった。そして自分は白魔法使いであり、攻撃系の魔道具は持っていない。
やはり逃げるしかない。
エリクスが再び撤退の声を上げようとしたその時だった。
「う・・・わぁぁぁぁぁーーーーーーッツ!」
残った数人の黒魔法使いが、指示を待たずに飛び出した。
鎖鎌の男イサック・クルゾンによって、仲間の一人が頭を粉砕された事。
そしてイサックから発せられる、殺意に満ちた恐ろしいまでのプレッシャーに気圧され、じっと待ち構えている事ができなくなったのだ。
「・・・ふん」
だが黒魔法使い達が攻撃魔法を放つ前に、その胴体は真っ二つに斬り離されてしまった。
イサックの魔道具斬空の鎖鎌は、鎌を振るった時の力加減で、広範囲に風の刃を放つ事ができる。
今この時も、イサックは自分に魔力を向けるクインズベリーの魔法兵に対し、左手に持つ鎌を振るいその体を斬り裂いたのだ。
上半身と下半身に分かれ、真っ赤な血を撒き散らしながら雪の上に落ちる部下達の死体を目にし、エリクスは叫んだ。
「全員逃げろォォォォォォォーーーーーーーッツ!誰か一人でいい!軍に戻りここで目にした事を伝えるんだァァァーーーーーーーーッツ!」
もはや全員が無事に帰れるとは思っていない。だがラゴフとクレイグの戦いを、そしてここで見た敵の能力を軍に持ち帰る事だけは、絶対にやり遂げなければならない。
エリクスの叫びに反応して、クインズベリーの魔法兵達は一斉に背を向けて走り出した。
「・・・言ったはずだぞ・・・一人も逃がす気はないってな!」
雪に足を取られながらも、村の外を目指して走って行くクインズベリー兵達の背中を見据えて、イサックは左手に握る鎌を振るった!
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる