1,172 / 1,263
1161 ディリアン 対 ラニ
しおりを挟む
魔食い鳥が落下する少し前・・・・・
「さぁ~てと、どうすっかなぁ・・・俺の魔道具、流動の石はよ、魔力をロープみてぇにして伸ばせんだけど、ハッキリ言ってそれだけなんだよな。ここに来た時みてぇによ、樹に巻き付けて飛び移ったりはできるぜ、でも攻撃力はねぇんだよな」
魔食い鳥の背の上でラニと対峙するディリアンは、右手で左肩を揉みながら、緊張感の欠片も無い声で自分の能力について話し出した。
「へぇ、その割にはずいぶん余裕あるじゃない?状況分かってる?自分に攻撃力がないって言ってるのに、どうやって私と戦うつもりよ?」
魔食い鳥の主ラニは、ディリアンと一定の距離を保ちながら、油断なくディリアンを見据えた。
ディリアンの能力は実際に自分の目で見た。確かに物理的な攻撃力は無いように思える。だがアレリーの体を巻き付けて動きを封じ、魔食い鳥から投げ落としたのだ。軽く見ていい能力ではない。
それにもしナイフの一つでも持っていれば、動きを封じてしまった後にそれで殺す事もできる。
ディリアンは己の力を過小評価して話しているが、それをそのまま受け取るはずもなかった。
「あ~、やっぱり警戒するよな?まぁそりゃそうか、ちょっとでも俺を軽く見てくれたら楽だったんだけどな」
両手の平を上に向け、肩をすくめて笑う。
その態度にラニは眉を潜めると、手の平を魔食い鳥の背に向けた。
「ふざけた男だ・・・もういい、死ね!」
苛立ちをぶつけるように鋭く言葉を発すると、ラニの手が青く輝き出し、魔力が魔食い鳥へと流し込まれる。そしてディリアンとラニが足場として立っている魔食い鳥の背が、魔力を吸収し強い光を放った。
「ッ!?」
直感だった。
魔食い鳥の背が光ったその瞬間、ディリアンは反射的に足元に手の平を向けて結界を張った。
具体的な何かを感じたわけではない。だが身の危険を知らせる何かに従い、ディリアンは結界を張ったのだ。
そしてその判断は正しかった。
青く輝く結界を張った次の瞬間、下から突き上げてきた何かが、ディリアンの結界を強烈に叩きつけたのだ。
「ぐぅッ!」
ソレは結界を支えるディリアンの腕にまで、ビリビリとした衝撃を伝えた。
辛うじて結界を維持し破壊はされなかった。だが結界を支えていた両手ごと弾かれ、鳥の背の上に転ばされそうになった。
「・・・ふぅん、勘が良いみたいだね?初見でよく防いだよ」
一撃で決めるつもりだったラニは、攻撃を防がれた事に対する驚きを隠す事なく顔に出した。
そしてソレを防いだディリアンに対しても、感嘆の言葉を口にした。
「痛ってぇ・・・お前、何だ今の?」
防ぐ事はできたが、攻撃の正体までは見極められなかった。
ただ、やたらと硬い何かがものすごい勢いでぶつかってきた。それしか分からなかった。
最初に乗った時よりも、青い輝きを強く発する魔食い鳥の背に踏みとどまりながら、ディリアンはラニを睨みつけた。
「フフ、敵にわざわざ自分の能力を教えると思う?と言いたいところだけど、あんたはさっきわざわざ自分の能力を話してくれたからね。特別に教えてあげる。この魔食い鳥を通して、私の魔力をぶつけたのさ」
ディリアンの視線を正面から受け止めながら、ラニは目を細めて小さく笑った。
「この鳥を通して・・・へっ、なるほど、そういう事か。自分の魔力で作った鳥だから、鳥の魔力をどうしようと好きにできるって事だな?今みたいに固めて飛ばす事も可能ってか?」
ラニの一言でディリアンは仕組みを理解した。
自分達の足場となっているこの大きな鳥は、ラニの寄生型魔道具魔食い鳥である。ラニの魔力で形作られているこの魔食い鳥に更に魔力を送り込み、それを魔食い鳥の内部で固めて放出する。
これがディリアンを撃ちつけた攻撃の正体だった。
「攻撃の種を教えてくれるなんて、気前がいいんだな?」
両手から痺れが無くなった事を確認するように、ディリアンは拳を何度か握り、その感触を確かめた。
「分かっていてもどうしようもないからね。ここはご覧の通りの大空だ、逃げ場なんてない」
ラニの自信には根拠があり、そしてただ余裕を見せるために攻撃手段を明かしたわけではなかった。
いかに魔食い鳥が大きいと言っても、走り回って逃げられるような大きさではない。
ディリアンの戦闘手段が魔力のロープだけだと言うのであれば、ここでできる事は結界を張って耐える事だけである。
「へっ、どうかな?これだけあれば、結構できる事ってあるもんだぜ」
「・・・フン、強がっちゃって・・・まぁいいよ、これ以上時間はかけていられない。さっさとあんたを始末して、アレリーのところ行かせてもらうよ」
今この場に置いて、ラニは絶対の強者である。その現実を突き付けても動揺を見せないディリアンに対し、ラニは少しだけ眉を寄せる。
なにか策でもあるのか?
だがこの男の能力は魔力をロープのように伸ばすだけ。
私を縛ろうと仕掛けて来ても、魔食い鳥から魔力をぶつけて迎撃はできる。
打つ手はないはずだ・・・だが、無策でここまで来る程、愚か者だというのも考えにくい・・・・・
ラニがディリアンの思考に意識を向けていると、動こうとしないラニを見て、ディリアンが挑発めいた笑みを浮かべた。
「おいおい、何ぼけっとしてんだよ?偉そうな事言って今更びびってんのか?俺がぶん投げた仲間のとこに行きてぇんだろ?のんびりしてていいのかよ?」
見え見えの煽り文句だったが、投げ落とされたアレリーの身を案じていたラニにとって、その効果は大きかった。
「・・・フン、何を言うかと思えば・・・そんなに死にたいのなら・・・・・」
普段のラニであれば、ディリアンの言葉の裏を探っただろう。
自分の思考を途中で止めず、納得がいくまで考え、警戒を緩めはしなかった。
だが友の身を案ずる気持ちが、ラニの心を逸らせた。
「望み通りに殺してやるよ!」
ラニの両手から溢れる魔力が、魔食い鳥へと流れ込む。
主の魔力を吸収した魔食い鳥は、その魔力を内部で固める。そして己の背に立つ標的に向けて一斉に撃ち放った!
「さぁ~てと、どうすっかなぁ・・・俺の魔道具、流動の石はよ、魔力をロープみてぇにして伸ばせんだけど、ハッキリ言ってそれだけなんだよな。ここに来た時みてぇによ、樹に巻き付けて飛び移ったりはできるぜ、でも攻撃力はねぇんだよな」
魔食い鳥の背の上でラニと対峙するディリアンは、右手で左肩を揉みながら、緊張感の欠片も無い声で自分の能力について話し出した。
「へぇ、その割にはずいぶん余裕あるじゃない?状況分かってる?自分に攻撃力がないって言ってるのに、どうやって私と戦うつもりよ?」
魔食い鳥の主ラニは、ディリアンと一定の距離を保ちながら、油断なくディリアンを見据えた。
ディリアンの能力は実際に自分の目で見た。確かに物理的な攻撃力は無いように思える。だがアレリーの体を巻き付けて動きを封じ、魔食い鳥から投げ落としたのだ。軽く見ていい能力ではない。
それにもしナイフの一つでも持っていれば、動きを封じてしまった後にそれで殺す事もできる。
ディリアンは己の力を過小評価して話しているが、それをそのまま受け取るはずもなかった。
「あ~、やっぱり警戒するよな?まぁそりゃそうか、ちょっとでも俺を軽く見てくれたら楽だったんだけどな」
両手の平を上に向け、肩をすくめて笑う。
その態度にラニは眉を潜めると、手の平を魔食い鳥の背に向けた。
「ふざけた男だ・・・もういい、死ね!」
苛立ちをぶつけるように鋭く言葉を発すると、ラニの手が青く輝き出し、魔力が魔食い鳥へと流し込まれる。そしてディリアンとラニが足場として立っている魔食い鳥の背が、魔力を吸収し強い光を放った。
「ッ!?」
直感だった。
魔食い鳥の背が光ったその瞬間、ディリアンは反射的に足元に手の平を向けて結界を張った。
具体的な何かを感じたわけではない。だが身の危険を知らせる何かに従い、ディリアンは結界を張ったのだ。
そしてその判断は正しかった。
青く輝く結界を張った次の瞬間、下から突き上げてきた何かが、ディリアンの結界を強烈に叩きつけたのだ。
「ぐぅッ!」
ソレは結界を支えるディリアンの腕にまで、ビリビリとした衝撃を伝えた。
辛うじて結界を維持し破壊はされなかった。だが結界を支えていた両手ごと弾かれ、鳥の背の上に転ばされそうになった。
「・・・ふぅん、勘が良いみたいだね?初見でよく防いだよ」
一撃で決めるつもりだったラニは、攻撃を防がれた事に対する驚きを隠す事なく顔に出した。
そしてソレを防いだディリアンに対しても、感嘆の言葉を口にした。
「痛ってぇ・・・お前、何だ今の?」
防ぐ事はできたが、攻撃の正体までは見極められなかった。
ただ、やたらと硬い何かがものすごい勢いでぶつかってきた。それしか分からなかった。
最初に乗った時よりも、青い輝きを強く発する魔食い鳥の背に踏みとどまりながら、ディリアンはラニを睨みつけた。
「フフ、敵にわざわざ自分の能力を教えると思う?と言いたいところだけど、あんたはさっきわざわざ自分の能力を話してくれたからね。特別に教えてあげる。この魔食い鳥を通して、私の魔力をぶつけたのさ」
ディリアンの視線を正面から受け止めながら、ラニは目を細めて小さく笑った。
「この鳥を通して・・・へっ、なるほど、そういう事か。自分の魔力で作った鳥だから、鳥の魔力をどうしようと好きにできるって事だな?今みたいに固めて飛ばす事も可能ってか?」
ラニの一言でディリアンは仕組みを理解した。
自分達の足場となっているこの大きな鳥は、ラニの寄生型魔道具魔食い鳥である。ラニの魔力で形作られているこの魔食い鳥に更に魔力を送り込み、それを魔食い鳥の内部で固めて放出する。
これがディリアンを撃ちつけた攻撃の正体だった。
「攻撃の種を教えてくれるなんて、気前がいいんだな?」
両手から痺れが無くなった事を確認するように、ディリアンは拳を何度か握り、その感触を確かめた。
「分かっていてもどうしようもないからね。ここはご覧の通りの大空だ、逃げ場なんてない」
ラニの自信には根拠があり、そしてただ余裕を見せるために攻撃手段を明かしたわけではなかった。
いかに魔食い鳥が大きいと言っても、走り回って逃げられるような大きさではない。
ディリアンの戦闘手段が魔力のロープだけだと言うのであれば、ここでできる事は結界を張って耐える事だけである。
「へっ、どうかな?これだけあれば、結構できる事ってあるもんだぜ」
「・・・フン、強がっちゃって・・・まぁいいよ、これ以上時間はかけていられない。さっさとあんたを始末して、アレリーのところ行かせてもらうよ」
今この場に置いて、ラニは絶対の強者である。その現実を突き付けても動揺を見せないディリアンに対し、ラニは少しだけ眉を寄せる。
なにか策でもあるのか?
だがこの男の能力は魔力をロープのように伸ばすだけ。
私を縛ろうと仕掛けて来ても、魔食い鳥から魔力をぶつけて迎撃はできる。
打つ手はないはずだ・・・だが、無策でここまで来る程、愚か者だというのも考えにくい・・・・・
ラニがディリアンの思考に意識を向けていると、動こうとしないラニを見て、ディリアンが挑発めいた笑みを浮かべた。
「おいおい、何ぼけっとしてんだよ?偉そうな事言って今更びびってんのか?俺がぶん投げた仲間のとこに行きてぇんだろ?のんびりしてていいのかよ?」
見え見えの煽り文句だったが、投げ落とされたアレリーの身を案じていたラニにとって、その効果は大きかった。
「・・・フン、何を言うかと思えば・・・そんなに死にたいのなら・・・・・」
普段のラニであれば、ディリアンの言葉の裏を探っただろう。
自分の思考を途中で止めず、納得がいくまで考え、警戒を緩めはしなかった。
だが友の身を案ずる気持ちが、ラニの心を逸らせた。
「望み通りに殺してやるよ!」
ラニの両手から溢れる魔力が、魔食い鳥へと流れ込む。
主の魔力を吸収した魔食い鳥は、その魔力を内部で固める。そして己の背に立つ標的に向けて一斉に撃ち放った!
0
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる