1,119 / 1,253
1108 スープの温かさ
しおりを挟む
「あら、あなた食べないの?」
夕食の席で、取り皿にサラダを分けたきり、まったく箸をつけないルーシーに、隣に座るシルヴィアが声をかけた。
「・・・・・あの彼、いつもこんなに食べるのか?」
ルーシーの視線の先には、口いっぱいにおにぎりやら唐揚げを詰め込みつつ、なおも料理をかき込むリカルドがいた。
どうやら圧倒されて、見ているだけでお腹がいっぱいになってしまったようだ。
「あ、リカルドね・・・フフフ、あの子もともと大食いなのよ。でも今日はいつも以上かしら。きっと誰かさんに一発でやられてスネちゃったのね」
口元に手を当てて、クスクスと笑うシルヴィア。
ルーシーは、そうなのか?、と呟いて、またあらためてリカルドを見る。
その視線に気づいたのか、リカルドは箸を止めると、ギロっとルーシーを睨み付けた。
「おまっ!調ひぶっごいでんばべぇぞ!オエがぼんぎばしべばらいっぱぶば!」
(訳おまっ!調子ぶっこいてんじゃねぇぞ!俺が本気だしたら一発だ!)
「・・・えっと・・・ごめん、何言ってるのか全然分からない。ゴックンしてからもう一度言ってくれるかな?」
リカルドはまるでリスのように、頬袋をパンパンにしながら怒声を上げるが、そんな状態で話されても当然聞き取れるわけがなく、ルーシーは目をパチパチさせながら真顔で言葉を返した。
「おまっ!本当に・・・」
「リカルド、うるさい。汚い。口閉じないとぶっ飛ばすよ」
ルーシーにそのつもりはなかったが、リカルドは挑発されたと受け取ったらしく、テーブルから身を乗り出そうとした。だがそこで隣に座るユーリが肩を掴んで押さえると、しぶしぶと言った様子で腰を落ち着けて、顔を逸らして食事を再開し始めた。
ユーリもルーシーに少しだけ目を向けたが、言葉を交わす気はないらしく、リカルドと同じく顔を逸らした。
「・・・気を悪くしないでほしいんだけど、みんなすぐには受け入れられないのよ」
「ああ、まぁそれはそうだろうな。もう戦う気はないと言っても、すぐには信じられないだろう。警戒して当然だ」
「いいえ、それはちょっと違うわ。敵として戦ったからじゃないの、みんなが怒ってるのは、あなたがこのお店で暴れたからよ」
シルヴィアの言葉に、ルーシーは少し眉を寄せた。
リカルドもユーリも痛めつけられたから、ルーシーを受け入れず目も合わせようとしない。そうではないと言うのか?
「どういう、事だ?」
言葉の真意を問うルーシーに、シルヴィアは箸を置くと、どこか遠くに想いを馳せるように少し顔を上げて答えた。
「・・・みんなが怒ってるのはね、あなたがこのお店で暴れたからなのよ。このお店は店長がなによりも大切にしているの。私達全員にとっても特別な場所よ・・・私達一人一人の家、いつもそこにある安らぎの空間・・・そういう特別な場所なの。あなただって自分の家で暴れられたら怒るでしょ?」
言葉の最後に、シルヴィアはルーシーに顔を向けた。
そして自分に置き換えて問われた質問は、シルヴィアにとって、いや誰にとっても予想だにできないものだった。
「自分の家、か・・・・・そうか、お前達にとって家とは居心地の良い場所なんだな。だが私は違う・・・幼い頃から兄ばかりが期待され、私はどれだけ努力しても認めてもらえなかった。私にとって家とは・・・窮屈極まりない、息苦しいものだったよ・・・・・」
自虐気味に笑うルーシー。
そしてその口から語られた話しに、誰もが食事の手を止めて耳を傾けた。
「レオは強かった。アフマダリエフ一族の歴代最強とさえ言われる程だ。レオさえいればいい、レオが一族の評価をより高めてくれる・・・・・逆にいてもいなくてもいい、そんな稀薄な存在、それが私だ」
重苦しい話しの内容とは裏腹に、ルーシーの話しぶりは軽い調子だった。
大した事ではないと言っているように聞こえないでもないが、そう語るルーシー自身が、投げやりになっているようにしか見えないのは、それだけその心が擦り減っているからだろう。
優秀な兄の存在が大きすぎて、自分は何をしても見てもらえない。
兄を太陽だとすれば妹は影。ルーシーの心に巣食う鬱積(うっせき)したものが分かった気がした。
「・・・なるほど、お前があれほど一族の名誉にこだわった理由が見えたぞ」
ルーシーがひとしきり話し終えると、それまで黙って聞いていたレイチェルが口を開いた。
腕を組んだまま斜め向かいに座るルーシーに目を向け、一つ呼吸を置いて話しを続ける。
「兄のレオ・アフマダリフが死んだ事で、次の四勇士の座が自分に回ってきた。そうなって初めて、これまで自分に無関心だった親や親族が自分に感心を持った。それこそ病的なものだったんじゃないのか?重すぎるくらいのプレッシャーをかけて、お前がアフマダリエフの名誉を取り戻んだとか、そんな事を言われたんだろう?お前自身も初めて寄せられた期待に、なんとか応えようとしたんだろう。もし失敗すれば、またあの空虚な日々に逆戻りになるのでは?・・・その恐れがあの執念なんだろうな」
考察を交えたレイチェルの解釈は、おおよそ的を得ていたようだ。
ルーシーは反論する事もなく、しばし口をつぐんだままレイチェルと目を合わせていたが、やがて全てを認めたように、フッと笑って己の心の内をさらけだした。
「・・・そう、その通りだ・・・結局は私の心の弱さ、そして醜い嫉妬心だ。せっかく手にした四勇士の座を手放したくない。また空気のように誰の目にもふれなくなる事を恐れたがゆえの行動だ・・・・・すまない、お前達には迷惑をかけたな・・・・・」
謝罪の言葉が出てきた事に、レイチェル達は少なからず驚かされた。
反応はそれぞれだが、数時間前まで命のやりとりをしていた相手だ。
それがこうも素直な態度をとられるなんて思わなかった。
うつむくと銀色の髪が顔を隠すが、その声色から、ルーシーが今どんな表情をしているのか、この場にいる全員に伝わっていた。
「・・・もういいんじゃないかな?」
沈黙を破ったのはカチュアだった。
全員の視線がカチュアに顔を集まるが、誰も特に言葉を発せずに、カチュアの話しの続きを待った。
カチュアも全員が話しの続きを待っている事を見て、自分の思っている事を口にした。
「・・・私もね、最初はユーリとリカルド君を傷つけて、このお店で暴れた事は本当に許せないって思った。でも、今の話しを聞いて思ったの・・・・・ルーシーさんは、それくらい追い詰められてたんだって。誰にも頼れなくて、自分一人で抱え込んで、それでこうなっちゃったんだって分かったから・・・・・私はもう責められないよ。謝ってくれたし・・・みんなも、もういいよね?」
話し終えると、カチュアはルーシーに顔を向けて、優しく微笑んだ。
ルーシーもまさかかばってもらえるとは思ってなく、驚いたまま言葉を口にできず、カチュアの薄茶色の瞳をじっと見つめていた。
「あ~~~・・・俺はよ、こいつが起きたら色々言ってやりてぇ事があったんだけどよ、カッちゃんがそこまで言うんじゃなぁ~・・・なぁ、シーちゃん、どうするよ?」
ジャレットは頭の後ろで手を組むと、椅子を後ろに傾けながら、隣に座るシルヴィアに意見を求めた。
「フフフ、私もこんな話しを聞かされたら怒れないわ。もう敵意はないみたいだし、それにこれからの事を考えると、国内で争ってる場合ではないでしょ?」
「そっか・・・戦ったシーちゃんがそう言うんなら俺も文句はねぇよ」
ジャレットはシルヴィアの顔を見て、納得したように頷いた。
ルーシーに狙われていた二人が怒りを治めた事で、レイジェスの他のメンバー達もこれ以上何も言う事はしなかった。怪我をしたリカルドもユーリも、まだ思うところはあったかもしれないが、一応は納得の意を見せている。
「みんな、ありがとう」
自分の意見に同意してくれた事に、カチュアは表情を柔らかくして感謝の言葉を口にした。
「ふふ、カチュア、キミは本当に優しいな」
レイチェルも先刻までは、ルーシーに対して厳しい対応を一考していた。
だがルーシーがこのような暴挙に走った背景を知り、本人も反省の意を示している事から、この件はここまででいいと考え直していた。
「え・・・と、いいのか?私はお前達の大切な場所で暴れたんだぞ?そんな簡単に許して、いいのか?」
こうもあっさり許された事に、ルーシーは戸惑い、周りを見回すと、シルヴィアが優しく声をかけた。
「いいのよ・・・あなたは反省して謝った。それでこの話しはお終い。さぁ、もうご飯食べましょう。冷めちゃうわよ?」
「・・・そう、か・・・・・」
シルヴィアから勧められたスープを口にする。
その温かさになぜか涙が出そうになり、ルーシーは肩を震わせながら、美味しい、と呟いた。
夕食の席で、取り皿にサラダを分けたきり、まったく箸をつけないルーシーに、隣に座るシルヴィアが声をかけた。
「・・・・・あの彼、いつもこんなに食べるのか?」
ルーシーの視線の先には、口いっぱいにおにぎりやら唐揚げを詰め込みつつ、なおも料理をかき込むリカルドがいた。
どうやら圧倒されて、見ているだけでお腹がいっぱいになってしまったようだ。
「あ、リカルドね・・・フフフ、あの子もともと大食いなのよ。でも今日はいつも以上かしら。きっと誰かさんに一発でやられてスネちゃったのね」
口元に手を当てて、クスクスと笑うシルヴィア。
ルーシーは、そうなのか?、と呟いて、またあらためてリカルドを見る。
その視線に気づいたのか、リカルドは箸を止めると、ギロっとルーシーを睨み付けた。
「おまっ!調ひぶっごいでんばべぇぞ!オエがぼんぎばしべばらいっぱぶば!」
(訳おまっ!調子ぶっこいてんじゃねぇぞ!俺が本気だしたら一発だ!)
「・・・えっと・・・ごめん、何言ってるのか全然分からない。ゴックンしてからもう一度言ってくれるかな?」
リカルドはまるでリスのように、頬袋をパンパンにしながら怒声を上げるが、そんな状態で話されても当然聞き取れるわけがなく、ルーシーは目をパチパチさせながら真顔で言葉を返した。
「おまっ!本当に・・・」
「リカルド、うるさい。汚い。口閉じないとぶっ飛ばすよ」
ルーシーにそのつもりはなかったが、リカルドは挑発されたと受け取ったらしく、テーブルから身を乗り出そうとした。だがそこで隣に座るユーリが肩を掴んで押さえると、しぶしぶと言った様子で腰を落ち着けて、顔を逸らして食事を再開し始めた。
ユーリもルーシーに少しだけ目を向けたが、言葉を交わす気はないらしく、リカルドと同じく顔を逸らした。
「・・・気を悪くしないでほしいんだけど、みんなすぐには受け入れられないのよ」
「ああ、まぁそれはそうだろうな。もう戦う気はないと言っても、すぐには信じられないだろう。警戒して当然だ」
「いいえ、それはちょっと違うわ。敵として戦ったからじゃないの、みんなが怒ってるのは、あなたがこのお店で暴れたからよ」
シルヴィアの言葉に、ルーシーは少し眉を寄せた。
リカルドもユーリも痛めつけられたから、ルーシーを受け入れず目も合わせようとしない。そうではないと言うのか?
「どういう、事だ?」
言葉の真意を問うルーシーに、シルヴィアは箸を置くと、どこか遠くに想いを馳せるように少し顔を上げて答えた。
「・・・みんなが怒ってるのはね、あなたがこのお店で暴れたからなのよ。このお店は店長がなによりも大切にしているの。私達全員にとっても特別な場所よ・・・私達一人一人の家、いつもそこにある安らぎの空間・・・そういう特別な場所なの。あなただって自分の家で暴れられたら怒るでしょ?」
言葉の最後に、シルヴィアはルーシーに顔を向けた。
そして自分に置き換えて問われた質問は、シルヴィアにとって、いや誰にとっても予想だにできないものだった。
「自分の家、か・・・・・そうか、お前達にとって家とは居心地の良い場所なんだな。だが私は違う・・・幼い頃から兄ばかりが期待され、私はどれだけ努力しても認めてもらえなかった。私にとって家とは・・・窮屈極まりない、息苦しいものだったよ・・・・・」
自虐気味に笑うルーシー。
そしてその口から語られた話しに、誰もが食事の手を止めて耳を傾けた。
「レオは強かった。アフマダリエフ一族の歴代最強とさえ言われる程だ。レオさえいればいい、レオが一族の評価をより高めてくれる・・・・・逆にいてもいなくてもいい、そんな稀薄な存在、それが私だ」
重苦しい話しの内容とは裏腹に、ルーシーの話しぶりは軽い調子だった。
大した事ではないと言っているように聞こえないでもないが、そう語るルーシー自身が、投げやりになっているようにしか見えないのは、それだけその心が擦り減っているからだろう。
優秀な兄の存在が大きすぎて、自分は何をしても見てもらえない。
兄を太陽だとすれば妹は影。ルーシーの心に巣食う鬱積(うっせき)したものが分かった気がした。
「・・・なるほど、お前があれほど一族の名誉にこだわった理由が見えたぞ」
ルーシーがひとしきり話し終えると、それまで黙って聞いていたレイチェルが口を開いた。
腕を組んだまま斜め向かいに座るルーシーに目を向け、一つ呼吸を置いて話しを続ける。
「兄のレオ・アフマダリフが死んだ事で、次の四勇士の座が自分に回ってきた。そうなって初めて、これまで自分に無関心だった親や親族が自分に感心を持った。それこそ病的なものだったんじゃないのか?重すぎるくらいのプレッシャーをかけて、お前がアフマダリエフの名誉を取り戻んだとか、そんな事を言われたんだろう?お前自身も初めて寄せられた期待に、なんとか応えようとしたんだろう。もし失敗すれば、またあの空虚な日々に逆戻りになるのでは?・・・その恐れがあの執念なんだろうな」
考察を交えたレイチェルの解釈は、おおよそ的を得ていたようだ。
ルーシーは反論する事もなく、しばし口をつぐんだままレイチェルと目を合わせていたが、やがて全てを認めたように、フッと笑って己の心の内をさらけだした。
「・・・そう、その通りだ・・・結局は私の心の弱さ、そして醜い嫉妬心だ。せっかく手にした四勇士の座を手放したくない。また空気のように誰の目にもふれなくなる事を恐れたがゆえの行動だ・・・・・すまない、お前達には迷惑をかけたな・・・・・」
謝罪の言葉が出てきた事に、レイチェル達は少なからず驚かされた。
反応はそれぞれだが、数時間前まで命のやりとりをしていた相手だ。
それがこうも素直な態度をとられるなんて思わなかった。
うつむくと銀色の髪が顔を隠すが、その声色から、ルーシーが今どんな表情をしているのか、この場にいる全員に伝わっていた。
「・・・もういいんじゃないかな?」
沈黙を破ったのはカチュアだった。
全員の視線がカチュアに顔を集まるが、誰も特に言葉を発せずに、カチュアの話しの続きを待った。
カチュアも全員が話しの続きを待っている事を見て、自分の思っている事を口にした。
「・・・私もね、最初はユーリとリカルド君を傷つけて、このお店で暴れた事は本当に許せないって思った。でも、今の話しを聞いて思ったの・・・・・ルーシーさんは、それくらい追い詰められてたんだって。誰にも頼れなくて、自分一人で抱え込んで、それでこうなっちゃったんだって分かったから・・・・・私はもう責められないよ。謝ってくれたし・・・みんなも、もういいよね?」
話し終えると、カチュアはルーシーに顔を向けて、優しく微笑んだ。
ルーシーもまさかかばってもらえるとは思ってなく、驚いたまま言葉を口にできず、カチュアの薄茶色の瞳をじっと見つめていた。
「あ~~~・・・俺はよ、こいつが起きたら色々言ってやりてぇ事があったんだけどよ、カッちゃんがそこまで言うんじゃなぁ~・・・なぁ、シーちゃん、どうするよ?」
ジャレットは頭の後ろで手を組むと、椅子を後ろに傾けながら、隣に座るシルヴィアに意見を求めた。
「フフフ、私もこんな話しを聞かされたら怒れないわ。もう敵意はないみたいだし、それにこれからの事を考えると、国内で争ってる場合ではないでしょ?」
「そっか・・・戦ったシーちゃんがそう言うんなら俺も文句はねぇよ」
ジャレットはシルヴィアの顔を見て、納得したように頷いた。
ルーシーに狙われていた二人が怒りを治めた事で、レイジェスの他のメンバー達もこれ以上何も言う事はしなかった。怪我をしたリカルドもユーリも、まだ思うところはあったかもしれないが、一応は納得の意を見せている。
「みんな、ありがとう」
自分の意見に同意してくれた事に、カチュアは表情を柔らかくして感謝の言葉を口にした。
「ふふ、カチュア、キミは本当に優しいな」
レイチェルも先刻までは、ルーシーに対して厳しい対応を一考していた。
だがルーシーがこのような暴挙に走った背景を知り、本人も反省の意を示している事から、この件はここまででいいと考え直していた。
「え・・・と、いいのか?私はお前達の大切な場所で暴れたんだぞ?そんな簡単に許して、いいのか?」
こうもあっさり許された事に、ルーシーは戸惑い、周りを見回すと、シルヴィアが優しく声をかけた。
「いいのよ・・・あなたは反省して謝った。それでこの話しはお終い。さぁ、もうご飯食べましょう。冷めちゃうわよ?」
「・・・そう、か・・・・・」
シルヴィアから勧められたスープを口にする。
その温かさになぜか涙が出そうになり、ルーシーは肩を震わせながら、美味しい、と呟いた。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる