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1100 怒る仲間達
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・・・リカルド、ありがとう。
あんたは一人であの水を引き受けてくれた。お店を護って反撃するには、それしかなかったかもしれない。ひねくれてるくせに、たまに損な役回りをしてくれるよね。
そしてあんたはアタシに反撃を託した。この一瞬は絶好の機会。
今の水で分かる。この女はだいぶ面倒くさい魔道具を持ってる。長引かせると被害が拡大する。早々に終わらせた方がいい。
アタシは右足で地面を蹴ると、上半身を低くしてこの銀髪の女の足元に飛び込んだ。
アラタから教わったボクシングのステップだ。
体の真ん中に鉄の棒が入ったイメージで、重心をブレさせない。それができるようになってから、動きながらでも安定して強いパンチが打てるようになった。
そしてこれはアタシが得意としているパンチ。
最初にアラタに見せた時、アラタはポカンとした顔で固まっていた。
理由を聞くと、アタシが見せたパンチはカエル飛びアッパーと言うらしく、実際にある種類のパンチらしい。だけど試合ではまず使われないパンチのようだ。
だからそんなパンチを、ボクシングを知らないアタシが使った事が、驚きでしかなかったらしい。
ステップインは鋭いし、足のバネも強い。ユーリにはカエル飛びが合ってるんだな。
そう言ってアラタはアタシのボクシングを認めてくれた。
試合で使われないなら、このカエル飛びは効率的でないとか、色んな理由で使い難いパンチなんだろう。でもアラタはそういう事は何も言わず、アタシのボクシングスタイルを認めてくれた。
一撃必殺のカエル飛びアッパー!
シャクールの顎だって割ったこのパンチで、あんたの顎も割ってやる!
「ヤァァァァァァーーーーーーーーーーッツ!」
ユーリの左拳がルーシーの顎を打ち抜こうとしたその時、銀髪の女の青い瞳が鋭い光を放った。
「ッ!?・・・み、ず?」
「・・・正直危なかったぞ。私に水の壁を使わせるとはな」
ルーシーの顎を砕くはずだったユーリの左拳は、あと拳一つ分で届く顎スレスレのところで、突如出現した分厚い水の塊によって受け止められていた。
打ち抜こうと力を込めて押しても、水はまるで鉄のように硬く、殴った自分の拳の方が痛いくらいだった。
接近を許してしまったが、必殺の一撃は止めてみせた。
場の主導権が再びルーシーに移る。
「教えてやろう、これが私の魔道具、水流のマントの力だ。このマントは浴びた水を無尽蔵に吸収し、吸収した水は装備している者の意思で、自由に放出する事ができる」
そこで言葉を区切ると、ルーシーは右手の平をユーリの腹部に当てた。
「ッ!」
「強く圧縮した水は鉄のように堅くもできる。拳を止める事なんて造作もない。そしてこういう使い方もできる」
「ウァッ・・・・・・!」
ルーシーの右手から放出された水は、まるでロープのようにユーリの体をグルグルと巻き付ける。
そしてそのまま天井高くにまで持ち上げた。
「どうだ?なかなか良い眺めなんじゃないか?」
「くっ、こ、この!」
力任せに水のロープを外そうともがくが、水はユーリの体を縛りつつも、力の流れに合わせるように動くため全く外せそうになかった。
「無駄だ。私の水は絶対に外せない。さて、体力型ならこの高さから落ちても死ぬ事はないだろうが、ちょっと痛い目はみてもらおうか。しかしさっきの身のこなし・・・お前かなり身軽のようだな?」
レイジェスの天井までの高さはおよそ4メートル。日本の住宅を基準に例えるならば、二階建ての屋根辺りである。打ちどころが悪ければ命を落とすが、足から落ちれば助かる可能性は高いだろう。
ルーシーはユーリを殺そうとまでは考えていなかった。
だが邪魔をするのであれば、動けなくなる程度には痛めつける。そのつもりだった。
「くぅぅっ!このっ!この水外せない!」
「このまま落としても綺麗に着地して反撃をしてきそうだ。よし、やはりこうするのが一番だな」
ルーシーが右手を頭上に掲げてグルリと円を描くように回すと、それに合わせて水のロープも回り出した。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
水のロープの先端に巻きつけられたユーリは、天井付近でグルグルと振り回された事で、銀髪の女ルーシーが自分に何をしようとしているか察して悲鳴を上げた。
「このまま下に叩きつけてやる!なぁに、死ぬ事はないだろう!骨の一本や二本は覚悟してもらうけどね!」
ニヤリと笑い、勢いよく床に向かって右手を振り下ろした!
「むっ!?」
空気を斬り裂く鋭い音をルーシーの耳が捉えた。
考えるよりも先に首を振った次の瞬間、風の刃が頬をかすめていった。
「ウインドカッターか!」
風の刃を躱した事でバランスを崩し、右手から伸びる水のロープが緩んだ。
縛られてもがいていたユーリだったが、力を込める方向に合わせて動いていた水のロープに隙間ができ、放り投げられる形で空中に舞った。
「おっと!」
予期せぬタイミングで拘束が解け、うまく体勢を整える事ができなかったユーリだったが、黒髪の男が後ろから飛び出して両腕で受け止めた。
「アラタ!」
「ふぅ、危なかったなユーリ」
アラタがユーリを抱えたまま着地すると、ユーリは慌てたようにアラタの腕から飛び降りた。
「リカルド!リカルドは!?」
さっき自分をかばって水の鞭の直撃を受けたリカルド。
水が破裂したあの大きな音が、ユーリの耳にまだ残っていた。大怪我を負っていたなら、すぐに治療を始めなければならない。
「落ち着けユーリ、大丈夫だ。カチュアも一緒に来ている。カチュアだけじゃない、みんなだ。全員ここにいる」
取り乱すユーリを安心させるように、アラタはゆっくり、そして優しい声でユーリの目を見ながら語り掛けた。
「ユーリ、リカルド君は大丈夫だよ!」
アラタとユーリから離れて、カチュアがリカルドを横たわらせてヒールをかけていた。
カチュアは大丈夫だと言っているが、動かず横になっているところを見ると、気は失っているのだろう。
そしてその隣には、二人を護るようにジーンが立っていた。
「アラタ、ユーリ、二人の事は心配しないでいい。もしもの時は僕が護る」
例えここまで攻撃の余波が来ても、カチュアとリカルドの身は自分が護る。
ジーンは油断なく銀髪の女を見据え、いつでも結界を張れるように魔力を研ぎ澄ませていた。
「お客さんは事務所から帰してきたよ・・・」
事務所側の通路からケイトが歩いて来た。その声には怒りが滲んでおり、この騒ぎの原因である銀髪の女を鋭く睨み付けた。
「やってくれたよねぇ・・・喧嘩売るにしてもさぁ、まさかお客さんまで巻き込むなんてねぇ。アタシ、久しぶりに本気でムカついたよ」
黒い鍔付きキャップを指で弾く。そしてケイトの後ろからは、赤い髪の女戦士が顔を見せた。
「おい、そこの銀髪・・・これ、どういう事か説明してもらおうか?」
レイジェス副店長のレイチェル・エリオットは、静かだが殺気すら混じった言葉を口にした。
「・・・お前達に用はない。私が探しているのは、ジャレット・キャンベルとシルヴィア・メルウィーだ。なかなか出てこないから、少し暴れさせてもらったよ。だが・・・やっと出て来たようだな」
ルーシー・アフマダリエフは、切られた頬から流れる血を指で拭うと、正面の通路奥から出て来る一組の男女に目を向けた。
「あら残念、スパっと首を飛ばすつもりだったんだけど、手元が狂っちゃたかしら?」
ウェーブがかった白に近い金色の髪を耳にかけて、シルヴィアは小首を傾げた。
「おいおいシーちゃん、いろいろ聞かなきゃならねぇんだから、いきなり殺そうとすんなよな?万引きと一緒だ。とりあえず事務所に連行して、逃げられねぇように回り固めて詰めんだよ」
シルヴィアをたしなめるジャレットだが、眉間にシワを寄せて青筋を浮かべたその表情は、とっくにブチ切れていた。
「日焼けした肌、パーマがかった金髪、鼻と耳にピアスの男。色白で、白に近いウェーブがかった金髪、青い瞳の女。なるほど、人相書きと一致するな。貴様らがジャレット・キャンベルとシルヴィア・メルウィーだな?」
「あら、どこかでお会いしたかしら?お店を荒すようなお行儀の悪い人に、知り合いはいないんだけどね」
「まぁいいじゃねぇか、とりあえずこいつを捕まえて、それから動機と素性を調べて・・・ん?」
前に出ようとするジャレットの前に、シルヴィアが手を伸ばして制しをかけた。
「ジャレット・・・この子は私に任せてくれない?女同士、キツく注意してあげるわ」
あんたは一人であの水を引き受けてくれた。お店を護って反撃するには、それしかなかったかもしれない。ひねくれてるくせに、たまに損な役回りをしてくれるよね。
そしてあんたはアタシに反撃を託した。この一瞬は絶好の機会。
今の水で分かる。この女はだいぶ面倒くさい魔道具を持ってる。長引かせると被害が拡大する。早々に終わらせた方がいい。
アタシは右足で地面を蹴ると、上半身を低くしてこの銀髪の女の足元に飛び込んだ。
アラタから教わったボクシングのステップだ。
体の真ん中に鉄の棒が入ったイメージで、重心をブレさせない。それができるようになってから、動きながらでも安定して強いパンチが打てるようになった。
そしてこれはアタシが得意としているパンチ。
最初にアラタに見せた時、アラタはポカンとした顔で固まっていた。
理由を聞くと、アタシが見せたパンチはカエル飛びアッパーと言うらしく、実際にある種類のパンチらしい。だけど試合ではまず使われないパンチのようだ。
だからそんなパンチを、ボクシングを知らないアタシが使った事が、驚きでしかなかったらしい。
ステップインは鋭いし、足のバネも強い。ユーリにはカエル飛びが合ってるんだな。
そう言ってアラタはアタシのボクシングを認めてくれた。
試合で使われないなら、このカエル飛びは効率的でないとか、色んな理由で使い難いパンチなんだろう。でもアラタはそういう事は何も言わず、アタシのボクシングスタイルを認めてくれた。
一撃必殺のカエル飛びアッパー!
シャクールの顎だって割ったこのパンチで、あんたの顎も割ってやる!
「ヤァァァァァァーーーーーーーーーーッツ!」
ユーリの左拳がルーシーの顎を打ち抜こうとしたその時、銀髪の女の青い瞳が鋭い光を放った。
「ッ!?・・・み、ず?」
「・・・正直危なかったぞ。私に水の壁を使わせるとはな」
ルーシーの顎を砕くはずだったユーリの左拳は、あと拳一つ分で届く顎スレスレのところで、突如出現した分厚い水の塊によって受け止められていた。
打ち抜こうと力を込めて押しても、水はまるで鉄のように硬く、殴った自分の拳の方が痛いくらいだった。
接近を許してしまったが、必殺の一撃は止めてみせた。
場の主導権が再びルーシーに移る。
「教えてやろう、これが私の魔道具、水流のマントの力だ。このマントは浴びた水を無尽蔵に吸収し、吸収した水は装備している者の意思で、自由に放出する事ができる」
そこで言葉を区切ると、ルーシーは右手の平をユーリの腹部に当てた。
「ッ!」
「強く圧縮した水は鉄のように堅くもできる。拳を止める事なんて造作もない。そしてこういう使い方もできる」
「ウァッ・・・・・・!」
ルーシーの右手から放出された水は、まるでロープのようにユーリの体をグルグルと巻き付ける。
そしてそのまま天井高くにまで持ち上げた。
「どうだ?なかなか良い眺めなんじゃないか?」
「くっ、こ、この!」
力任せに水のロープを外そうともがくが、水はユーリの体を縛りつつも、力の流れに合わせるように動くため全く外せそうになかった。
「無駄だ。私の水は絶対に外せない。さて、体力型ならこの高さから落ちても死ぬ事はないだろうが、ちょっと痛い目はみてもらおうか。しかしさっきの身のこなし・・・お前かなり身軽のようだな?」
レイジェスの天井までの高さはおよそ4メートル。日本の住宅を基準に例えるならば、二階建ての屋根辺りである。打ちどころが悪ければ命を落とすが、足から落ちれば助かる可能性は高いだろう。
ルーシーはユーリを殺そうとまでは考えていなかった。
だが邪魔をするのであれば、動けなくなる程度には痛めつける。そのつもりだった。
「くぅぅっ!このっ!この水外せない!」
「このまま落としても綺麗に着地して反撃をしてきそうだ。よし、やはりこうするのが一番だな」
ルーシーが右手を頭上に掲げてグルリと円を描くように回すと、それに合わせて水のロープも回り出した。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
水のロープの先端に巻きつけられたユーリは、天井付近でグルグルと振り回された事で、銀髪の女ルーシーが自分に何をしようとしているか察して悲鳴を上げた。
「このまま下に叩きつけてやる!なぁに、死ぬ事はないだろう!骨の一本や二本は覚悟してもらうけどね!」
ニヤリと笑い、勢いよく床に向かって右手を振り下ろした!
「むっ!?」
空気を斬り裂く鋭い音をルーシーの耳が捉えた。
考えるよりも先に首を振った次の瞬間、風の刃が頬をかすめていった。
「ウインドカッターか!」
風の刃を躱した事でバランスを崩し、右手から伸びる水のロープが緩んだ。
縛られてもがいていたユーリだったが、力を込める方向に合わせて動いていた水のロープに隙間ができ、放り投げられる形で空中に舞った。
「おっと!」
予期せぬタイミングで拘束が解け、うまく体勢を整える事ができなかったユーリだったが、黒髪の男が後ろから飛び出して両腕で受け止めた。
「アラタ!」
「ふぅ、危なかったなユーリ」
アラタがユーリを抱えたまま着地すると、ユーリは慌てたようにアラタの腕から飛び降りた。
「リカルド!リカルドは!?」
さっき自分をかばって水の鞭の直撃を受けたリカルド。
水が破裂したあの大きな音が、ユーリの耳にまだ残っていた。大怪我を負っていたなら、すぐに治療を始めなければならない。
「落ち着けユーリ、大丈夫だ。カチュアも一緒に来ている。カチュアだけじゃない、みんなだ。全員ここにいる」
取り乱すユーリを安心させるように、アラタはゆっくり、そして優しい声でユーリの目を見ながら語り掛けた。
「ユーリ、リカルド君は大丈夫だよ!」
アラタとユーリから離れて、カチュアがリカルドを横たわらせてヒールをかけていた。
カチュアは大丈夫だと言っているが、動かず横になっているところを見ると、気は失っているのだろう。
そしてその隣には、二人を護るようにジーンが立っていた。
「アラタ、ユーリ、二人の事は心配しないでいい。もしもの時は僕が護る」
例えここまで攻撃の余波が来ても、カチュアとリカルドの身は自分が護る。
ジーンは油断なく銀髪の女を見据え、いつでも結界を張れるように魔力を研ぎ澄ませていた。
「お客さんは事務所から帰してきたよ・・・」
事務所側の通路からケイトが歩いて来た。その声には怒りが滲んでおり、この騒ぎの原因である銀髪の女を鋭く睨み付けた。
「やってくれたよねぇ・・・喧嘩売るにしてもさぁ、まさかお客さんまで巻き込むなんてねぇ。アタシ、久しぶりに本気でムカついたよ」
黒い鍔付きキャップを指で弾く。そしてケイトの後ろからは、赤い髪の女戦士が顔を見せた。
「おい、そこの銀髪・・・これ、どういう事か説明してもらおうか?」
レイジェス副店長のレイチェル・エリオットは、静かだが殺気すら混じった言葉を口にした。
「・・・お前達に用はない。私が探しているのは、ジャレット・キャンベルとシルヴィア・メルウィーだ。なかなか出てこないから、少し暴れさせてもらったよ。だが・・・やっと出て来たようだな」
ルーシー・アフマダリエフは、切られた頬から流れる血を指で拭うと、正面の通路奥から出て来る一組の男女に目を向けた。
「あら残念、スパっと首を飛ばすつもりだったんだけど、手元が狂っちゃたかしら?」
ウェーブがかった白に近い金色の髪を耳にかけて、シルヴィアは小首を傾げた。
「おいおいシーちゃん、いろいろ聞かなきゃならねぇんだから、いきなり殺そうとすんなよな?万引きと一緒だ。とりあえず事務所に連行して、逃げられねぇように回り固めて詰めんだよ」
シルヴィアをたしなめるジャレットだが、眉間にシワを寄せて青筋を浮かべたその表情は、とっくにブチ切れていた。
「日焼けした肌、パーマがかった金髪、鼻と耳にピアスの男。色白で、白に近いウェーブがかった金髪、青い瞳の女。なるほど、人相書きと一致するな。貴様らがジャレット・キャンベルとシルヴィア・メルウィーだな?」
「あら、どこかでお会いしたかしら?お店を荒すようなお行儀の悪い人に、知り合いはいないんだけどね」
「まぁいいじゃねぇか、とりあえずこいつを捕まえて、それから動機と素性を調べて・・・ん?」
前に出ようとするジャレットの前に、シルヴィアが手を伸ばして制しをかけた。
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