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1087 信じる気持ち
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「ボーセル?・・・聞き覚えがあるな」
リンジーの口にした名前、ビンセント・ボーセル。耳にした覚えのあるその姓に、レイチェルは少し眉を寄せた。
「レイチェル、ボーセルという姓はカエストゥスの歴史に出てきたわ。剣士隊隊長のドミニクよ、彼の姓はボーセルだったわ・・・でも、まさか・・・それじゃあリンダはあの戦争を生き延びたというの?」
リンダが帝国との戦争を生き延びて、ロンズデールに移り住んだ事は、ウィッカーも知らない事だった。シルヴィアはボーセルという姓からリンダを連想したが、自分で口にしても信じられない思いがあった。
驚きの混じったシルヴィアの声に、リンジーも意外そうな反応を見せた。
「あら、シルヴィアさん知ってたの?そうよ、ビンセントは自分のご先祖様を知っていたわ。ドミニク・ボーセル、そしてその妻リンダの事も・・・・・」
リンジーはスッと瞼を閉じると、ビンセントとの出会いを思い出すように、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「彼、ビンセントは、ロンズデールの首都から遠く離れた、海辺の小さな村に家族でひっそりと暮らしていたの。とても静かで平穏な村だったわ。そんな村に住んでいる彼と私が出会ったのは、私達が国中を回って、新しい戦力を探していた時の事・・・」
リンジーの話しはこうだ。
クルーズ船での戦いが終わり、クインズベリーと同盟を結んだロンズデールは、帝国との戦いに備えて新たな戦力の発掘と確保に動き出した。
ロンズデールは、これまで軍事力の拡充にはあまり力を入れていなかった。
だがこれからはそうはいかない。帝国と対等に戦えるだけの力が必要になる。
帝国と戦う決意を固めたロンズデール国王は、リンジー、そして兵士達に命じた。
国中を回り、まだロンズデールで眠っている戦士を見つけてくるようにと。
「ビンセントと私達が出会ったのは、偶然ではなく必然・・・私はそう感じたわ。なぜなら初めて顔を合わせた時、彼はこう言ったの・・・」
そこで一度言葉を区切ると、リンジーは全員の顔を見回した。
「お待ちしてました・・・と」
「・・・それは、リンジー達が自分を訪ねて来ると、知っていたという事か?」
誰もがしばらく口をつぐんでいた中、言葉の意味を理解したレイチェルが、確認するようにリンジーを見た。
「ええ、そういう意味よ。ビンセントは私達が来ると知っていた。風が教えてくれたと言っていたの」
カエストゥスの風は滅んでいない。
ドミニクとリンダの血も受け継がれ、その子孫を帝国との決戦の場に立たせた。
「風か・・・リンジー、決戦の舞台が整ってきた感じだな」
「ええ・・・風はまだ死んでいない・・・ロンズデールとクインズベリーだけじゃない。帝国と戦う力はもう一つある・・・カエストゥスの風も共にあるの」
リンジーの言葉からは、これまでにないくらいの頼もしさが感じられ、レイチェルは小さく笑って瞳を閉じた。
ロンズデール国も着実に戦力を上げている。そしてカエストゥスもまだ風を失っていない。
帝国を討つ魂が、一つに集結しようとしていた。
「それとね、クルーズ船で戦った魔導剣士の長ラミール・カーン、彼と取り引きをしたの。命を助ける代わりに、戦争が始まったら最前線で戦ってもらうわ」
「ラミール・カーン!?あいつを?リンジー、大丈夫なのか?」
「え!?リンジーさん、あいつが原因でロンズデールが危険にさらされたんじゃないですか!また裏切られたらどうするんですか!?」
リンジーが口にした名前に、レイチェルとアラタが強く反応した。
ラミール・カーンはロンズデール国王を惑わし、国を帝国へ売り払おうとした大罪人である。
高い戦闘力を有しているが、信用という点においては地に落ちている。カーンを軍に入れる事は、隊の指揮やチームワークにも影響を与えるだろうし、不安材料の方がはるかに大きいだろう。
「そうね、あなた達の心配ももっともだと思うわ。でも私がカーンを見張るし、なんとなくだけど大丈夫だと思うの」
「リンジー、なんとなくって・・・」
レイチェルが呆れたような声を出す。
信用できない者を隊に入れる。この危険性を説いているのに、なんとなくで済ますリンジーに、アラタも他のメンバー達も、首をかしげたり目をパチパチとさせている。
だが当の本人は周囲の心配を他所に、あっけらかんとした様子で言葉を紡いだ。
「そういう反応になるよね。ふふ、私も自分で言ってて、説得力も何もないなって思うわ。でもね、牢に入れられているカーンと話して、信じてもいいかなって思ったの。本当になんとなくなんだけどね、憑き物が落ちたようなスッキリした顔しててさ・・・信じてみようって思ったんだ」
「まぁ、そう言う事だ。俺もよ、カーンの事は信じてるわけじゃねぇんだが、まぁリンジーがここまで言うんだからしかたねぇなって事で、ロンズデールでは話しはついてんだ」
「私も手放しで信用したわけではありません。でも、確かにリンジーの言う通り、険が取れたと言うか、あまり悪い感じは受けませんでした。本当に変わったのかもしれません」
リンジーの主張に、ガラハドとファビアナも口添えをしてくる。
「・・・リンジーさん、私はそのラミール・カーンさんを知りませんけど、リンジーさんの事は信じてます。ガラハドさんもファビアナさんも、リンジーさんを信じてます。だから、きっと大丈夫だと思いますよ」
それまで黙っていたカチュアが、三人の話しを聞いて口を開いた。
レイジェスのメンバーでは、アラタとレイチェル以外、ラミール・カーンとは面識がない。
ロンズデールから二人が戻って来た時に、報告の流れで少し耳にしていた程度である。
だからこの場で聞かされた情報で判断するしかない。
そしてカチュアは選んだ。
被害を受けたロンズデールの三人が、こんなにも庇うのであれば、ラミール・カーンは本当に心を入れ替えたのかもしれない。
その男が大罪人だという事は分かった。危険もあるかもしれない。だけどリンジー達が信じるというのであれば、自分も信じてみようと。
「カチュアちゃん・・・あなた、やっぱりとっても優しいね。信じてくれてありがとう」
「そんな、私はただ、リンジーさん達を信じようって思っただけです」
リンジーから向けられた微笑みに、カチュアも微笑みを返した。
大罪人ラミール・カーンを戦力として見る事は、一つの賭けである。
カーンの力は大きい。帝国との戦いにおいて、必要となる場面がきっとある。
だが必要である反面、大きな不安要素でもあった。
けれどリンジー達は。カーンを信じる道を選んだ。
「ロンズデールを戦火で滅ぼしたくない。だから血を流さずに帝国に国を売ろうとした。歪んでいるし決して許されないけど、あいつはあいつなりに、ロンズデールを護ろうとしていたからさ・・・」
リンジーの口にした名前、ビンセント・ボーセル。耳にした覚えのあるその姓に、レイチェルは少し眉を寄せた。
「レイチェル、ボーセルという姓はカエストゥスの歴史に出てきたわ。剣士隊隊長のドミニクよ、彼の姓はボーセルだったわ・・・でも、まさか・・・それじゃあリンダはあの戦争を生き延びたというの?」
リンダが帝国との戦争を生き延びて、ロンズデールに移り住んだ事は、ウィッカーも知らない事だった。シルヴィアはボーセルという姓からリンダを連想したが、自分で口にしても信じられない思いがあった。
驚きの混じったシルヴィアの声に、リンジーも意外そうな反応を見せた。
「あら、シルヴィアさん知ってたの?そうよ、ビンセントは自分のご先祖様を知っていたわ。ドミニク・ボーセル、そしてその妻リンダの事も・・・・・」
リンジーはスッと瞼を閉じると、ビンセントとの出会いを思い出すように、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「彼、ビンセントは、ロンズデールの首都から遠く離れた、海辺の小さな村に家族でひっそりと暮らしていたの。とても静かで平穏な村だったわ。そんな村に住んでいる彼と私が出会ったのは、私達が国中を回って、新しい戦力を探していた時の事・・・」
リンジーの話しはこうだ。
クルーズ船での戦いが終わり、クインズベリーと同盟を結んだロンズデールは、帝国との戦いに備えて新たな戦力の発掘と確保に動き出した。
ロンズデールは、これまで軍事力の拡充にはあまり力を入れていなかった。
だがこれからはそうはいかない。帝国と対等に戦えるだけの力が必要になる。
帝国と戦う決意を固めたロンズデール国王は、リンジー、そして兵士達に命じた。
国中を回り、まだロンズデールで眠っている戦士を見つけてくるようにと。
「ビンセントと私達が出会ったのは、偶然ではなく必然・・・私はそう感じたわ。なぜなら初めて顔を合わせた時、彼はこう言ったの・・・」
そこで一度言葉を区切ると、リンジーは全員の顔を見回した。
「お待ちしてました・・・と」
「・・・それは、リンジー達が自分を訪ねて来ると、知っていたという事か?」
誰もがしばらく口をつぐんでいた中、言葉の意味を理解したレイチェルが、確認するようにリンジーを見た。
「ええ、そういう意味よ。ビンセントは私達が来ると知っていた。風が教えてくれたと言っていたの」
カエストゥスの風は滅んでいない。
ドミニクとリンダの血も受け継がれ、その子孫を帝国との決戦の場に立たせた。
「風か・・・リンジー、決戦の舞台が整ってきた感じだな」
「ええ・・・風はまだ死んでいない・・・ロンズデールとクインズベリーだけじゃない。帝国と戦う力はもう一つある・・・カエストゥスの風も共にあるの」
リンジーの言葉からは、これまでにないくらいの頼もしさが感じられ、レイチェルは小さく笑って瞳を閉じた。
ロンズデール国も着実に戦力を上げている。そしてカエストゥスもまだ風を失っていない。
帝国を討つ魂が、一つに集結しようとしていた。
「それとね、クルーズ船で戦った魔導剣士の長ラミール・カーン、彼と取り引きをしたの。命を助ける代わりに、戦争が始まったら最前線で戦ってもらうわ」
「ラミール・カーン!?あいつを?リンジー、大丈夫なのか?」
「え!?リンジーさん、あいつが原因でロンズデールが危険にさらされたんじゃないですか!また裏切られたらどうするんですか!?」
リンジーが口にした名前に、レイチェルとアラタが強く反応した。
ラミール・カーンはロンズデール国王を惑わし、国を帝国へ売り払おうとした大罪人である。
高い戦闘力を有しているが、信用という点においては地に落ちている。カーンを軍に入れる事は、隊の指揮やチームワークにも影響を与えるだろうし、不安材料の方がはるかに大きいだろう。
「そうね、あなた達の心配ももっともだと思うわ。でも私がカーンを見張るし、なんとなくだけど大丈夫だと思うの」
「リンジー、なんとなくって・・・」
レイチェルが呆れたような声を出す。
信用できない者を隊に入れる。この危険性を説いているのに、なんとなくで済ますリンジーに、アラタも他のメンバー達も、首をかしげたり目をパチパチとさせている。
だが当の本人は周囲の心配を他所に、あっけらかんとした様子で言葉を紡いだ。
「そういう反応になるよね。ふふ、私も自分で言ってて、説得力も何もないなって思うわ。でもね、牢に入れられているカーンと話して、信じてもいいかなって思ったの。本当になんとなくなんだけどね、憑き物が落ちたようなスッキリした顔しててさ・・・信じてみようって思ったんだ」
「まぁ、そう言う事だ。俺もよ、カーンの事は信じてるわけじゃねぇんだが、まぁリンジーがここまで言うんだからしかたねぇなって事で、ロンズデールでは話しはついてんだ」
「私も手放しで信用したわけではありません。でも、確かにリンジーの言う通り、険が取れたと言うか、あまり悪い感じは受けませんでした。本当に変わったのかもしれません」
リンジーの主張に、ガラハドとファビアナも口添えをしてくる。
「・・・リンジーさん、私はそのラミール・カーンさんを知りませんけど、リンジーさんの事は信じてます。ガラハドさんもファビアナさんも、リンジーさんを信じてます。だから、きっと大丈夫だと思いますよ」
それまで黙っていたカチュアが、三人の話しを聞いて口を開いた。
レイジェスのメンバーでは、アラタとレイチェル以外、ラミール・カーンとは面識がない。
ロンズデールから二人が戻って来た時に、報告の流れで少し耳にしていた程度である。
だからこの場で聞かされた情報で判断するしかない。
そしてカチュアは選んだ。
被害を受けたロンズデールの三人が、こんなにも庇うのであれば、ラミール・カーンは本当に心を入れ替えたのかもしれない。
その男が大罪人だという事は分かった。危険もあるかもしれない。だけどリンジー達が信じるというのであれば、自分も信じてみようと。
「カチュアちゃん・・・あなた、やっぱりとっても優しいね。信じてくれてありがとう」
「そんな、私はただ、リンジーさん達を信じようって思っただけです」
リンジーから向けられた微笑みに、カチュアも微笑みを返した。
大罪人ラミール・カーンを戦力として見る事は、一つの賭けである。
カーンの力は大きい。帝国との戦いにおいて、必要となる場面がきっとある。
だが必要である反面、大きな不安要素でもあった。
けれどリンジー達は。カーンを信じる道を選んだ。
「ロンズデールを戦火で滅ぼしたくない。だから血を流さずに帝国に国を売ろうとした。歪んでいるし決して許されないけど、あいつはあいつなりに、ロンズデールを護ろうとしていたからさ・・・」
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