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1068 捨て身
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「ぐっ!こ、これほどとは!」
ビシビシと肌を打つ衝撃と、気を抜けば吹き飛ばされてしまいそうな荒れ狂う風に、アゲハは立っているのがやっとだった。デューク・サリバンに背中から押し潰されたダメージは、まだ回復できていない。
肋骨が軋み、激しい痛みが突き刺さるが、ここで倒れるわけにはいかないと、歯を食いしばり気力を振り絞る。
「互角だ!ヤツの黒い光と、アラタの光が拮抗しているぞ!」
リーザも大剣を支えに足をふんばりながら、体を打つ衝撃と風に耐えながら声を上げた。
左脇腹の痛みはどんどん強くなる。おそらく肋骨が何本か折れているのだろう。
アゲハと同じく戦える状態ではない。だがリーザもまた、強い精神の力で立っていた。
ここでこの男を止めなければ終わりだ。そう悟っていたからだ。
「リーザ・・・私達もやるぞ!」
アゲハは薙刀を握り直し脇に構えると、精神を集中し始めた。足元から緑色の風が立ち昇り始める。
「ええ、見せてやろうじゃない!」
大剣を両手で握り正面に構えると、リーザの全身から輝く闘気が放出された!
闘気は大剣へと伝わり、大剣は強く大きく輝き出した。
アゲハとリーザの前に立つアラタは、光の力を全開にして、村戸修一の黒い光にぶつけていた。
「ぐっ、くそっ、やっぱり強い・・・!」
奥歯を噛み締めて、絞り出すように言葉を口にした。
村戸さんの黒い光を、俺の光で押し止めていはいるが、全ての力を振り絞ってやっとだった。
一瞬でも力を緩めれば、次の瞬間には吹き飛ばされてしまうだろう。
今は辛うじて持ちこたえているが、これだけの力の放出は長くは続かない。
元々俺の光は三分程度しか持たない。
三分を過ぎて使用すれば、体力の消耗が急速に大きくなって、五分を超えれば指一本動かせないくらいに消耗してしまう。それも力の分配を計算して使った場合の話しだ。
今は最初から全力で光をぶつけている。
これでは三分どころか、一分持つのかさえ分からない。
だがそれでもやるしかない。
この黒い光は危険だ。この世界に来た最初の日、あの夜に窓の外で感じた闇の主トバリ、アレと同じ気配を感じる。
昼を夜に変えてしまう程の黒い光の力、これはここで消さなければならない。
このままでは恐ろしい事になる。直感だが、俺はそう確信している。
だから何が何でも、ここで俺がふんばらなければならない!
日本にいる家族の事も、村戸さんも弥生さんの事も一日だって忘れた事はない。
だけど今俺はこの世界で生きている。結婚もして、護るべきものが沢山できた。
俺がこの世界を救うなんて大それた事は考えてない。だけど、自分の周りの人達くらいは護りたい。
そしていままで俺をずっと護ってくれたレイチェル。そのレイチェルが頭から血を流して倒れているんだ。
レイチェルに受けた沢山の恩、その一つくらい返したい。
ここが正念場だ!俺のこの力はなんのためにある!?
みんなが闇に呑み込まれそうになっているんだ!
ここで頑張らないで・・・
「なんのための力だァァァァァァァーーーーーーーッツ!」
「なにッ!?」
突然体に響く衝撃が一段上がった
重心を預けていた右足が押されるように下げられ、粘土質の地面にかかとを埋められる。
これまで拮抗していた俺と新の光のぶつかり合い、持久戦に持ち込めばおのずと勝利が見えてくると思ったが、ここに来て新の光の勢いが増した。
「新、残りの力を振り絞って、短期決戦を挑むつもりか?無駄だ、お前の光とぶつかり合って分かった。お前の光では俺には勝てない。お前は互角だと思っているのだろうが、それは違う。俺はまだ全力を出していない。今のこの力がお前の最大だとするのならば・・・俺の勝ちだ!」
両足を広げて少し腰を落とす。両手は腰の横で握り締めて力を込める。黒い光のエネルギーが体の中心に集まり、より強く大きく膨らんでいく!
そして一つ大きく息を吸うと、一気に力を解き放つ!
「新!その程度で俺を超えられると思うなよッツ!」
叫び声と共に村戸修一の全身から、アラタの光を軽々と覆い尽くす程の、黒い光が放出された!
「ぐぁッ!ぐ、うおぉぉぉぉぉぉッツ!」
ほんの短い時間だが、村戸さんの黒い光を押し切れそうだった。
だがそう思ったのも束の間だった。村戸さんの黒い光はより大きな力を持って、俺の光を覆い尽くそうと圧力を強めてきた。
全身に力を入れて吹き飛ばされないように堪えているが、見る間に俺の光は押し込まれていく。
「ぐ、うぅぅッツ!も、もうッ!」
「まだだッツ!」
とうとう黒い光が目の前にまで迫ったその時、俺のすぐ後ろから眩い光を纏ったリーザが飛び出した!
「私達が残った全ての力を叩き込む!」
リーザが振り被った大剣にも輝く闘気が漲っている、それはバチバチと空気を弾き、雷と見紛う程の凄まじいエネルギーの塊だった。全闘気をその一撃に込めた決死の太刀である!
「必ず突破口を作ってみせる!お前はそこに全てを懸けろ!」
リーザに続き飛び出したもう一つの閃光!それは緑色の風を纏った女戦士アゲハ!
己の身長よりも高さのある長物を脇に構え、その身を風の弾に変えた捨て身の特攻である!
「リ、リーザ!アゲハ!・・・くっ!」
二人の覚悟を感じ取ったアラタは、命を懸けたその決意に、折れそうになった己の心をもう一度奮い立たせた。
二人は死をも恐れずに、この黒い光に向かって行った。
アラタの光の力ならば、必ずこの闇を消せると信じて向かっていったのだ。
それなのに、自分は諦めかけていた。
やはり村戸修一には勝てないと、心が折れそうになっていた。
何を弱気になっているんだ?
仲間を護るんじゃなかったのか?
ここで負けたら全てが終わるんだぞ?
「・・・負けない・・・絶対に負けない・・・負けてたまるかぁぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
アラタの気力に火が付くと、消えかかった光がもう一度蘇った。
村戸修一の黒い光を押し止め、光はアラタに更なる力さえも与えた。
リーザ!アゲハ!俺は必ずこの闇を消して見せる!
だから頼む!村戸さんの黒い光に、風穴を空けてくれ!
二人が必ず突破口を作ると信じ、アラタは全ての力をその右手に集約させた。
「オォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーッツ!」
黒い光を放つ村戸修一に、リーザの全闘気を込めた大剣が振り下ろされた!
「ウァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーッツ!」
自身を風の弾に変えたアゲハの全身全霊の特攻が、村戸修一に突き刺さった!
「なにィィィィィィィィイッッッッッツ!?」
黒い光でアラタの光を押し返せば終わりだと思っていた。
だが倒したはずの女が二人、捨て身で向かってきた。しかもこの二人は、生きて戻る事など考えていない。二人の女戦士の決死の突撃に、村戸修一は初めて肌でプレッシャーを感じさせられた。
心臓が一つ高い音を立て、額から汗が流れた汗が頬を伝い、地面に落ちたのも初めてだった。
そして・・・
リーザの闘気、アゲハの風、村戸修一の黒い光、三つの力がぶつかった時、パウンド・フォーを揺るがし、崩壊させる程の大爆発が起きた。
ビシビシと肌を打つ衝撃と、気を抜けば吹き飛ばされてしまいそうな荒れ狂う風に、アゲハは立っているのがやっとだった。デューク・サリバンに背中から押し潰されたダメージは、まだ回復できていない。
肋骨が軋み、激しい痛みが突き刺さるが、ここで倒れるわけにはいかないと、歯を食いしばり気力を振り絞る。
「互角だ!ヤツの黒い光と、アラタの光が拮抗しているぞ!」
リーザも大剣を支えに足をふんばりながら、体を打つ衝撃と風に耐えながら声を上げた。
左脇腹の痛みはどんどん強くなる。おそらく肋骨が何本か折れているのだろう。
アゲハと同じく戦える状態ではない。だがリーザもまた、強い精神の力で立っていた。
ここでこの男を止めなければ終わりだ。そう悟っていたからだ。
「リーザ・・・私達もやるぞ!」
アゲハは薙刀を握り直し脇に構えると、精神を集中し始めた。足元から緑色の風が立ち昇り始める。
「ええ、見せてやろうじゃない!」
大剣を両手で握り正面に構えると、リーザの全身から輝く闘気が放出された!
闘気は大剣へと伝わり、大剣は強く大きく輝き出した。
アゲハとリーザの前に立つアラタは、光の力を全開にして、村戸修一の黒い光にぶつけていた。
「ぐっ、くそっ、やっぱり強い・・・!」
奥歯を噛み締めて、絞り出すように言葉を口にした。
村戸さんの黒い光を、俺の光で押し止めていはいるが、全ての力を振り絞ってやっとだった。
一瞬でも力を緩めれば、次の瞬間には吹き飛ばされてしまうだろう。
今は辛うじて持ちこたえているが、これだけの力の放出は長くは続かない。
元々俺の光は三分程度しか持たない。
三分を過ぎて使用すれば、体力の消耗が急速に大きくなって、五分を超えれば指一本動かせないくらいに消耗してしまう。それも力の分配を計算して使った場合の話しだ。
今は最初から全力で光をぶつけている。
これでは三分どころか、一分持つのかさえ分からない。
だがそれでもやるしかない。
この黒い光は危険だ。この世界に来た最初の日、あの夜に窓の外で感じた闇の主トバリ、アレと同じ気配を感じる。
昼を夜に変えてしまう程の黒い光の力、これはここで消さなければならない。
このままでは恐ろしい事になる。直感だが、俺はそう確信している。
だから何が何でも、ここで俺がふんばらなければならない!
日本にいる家族の事も、村戸さんも弥生さんの事も一日だって忘れた事はない。
だけど今俺はこの世界で生きている。結婚もして、護るべきものが沢山できた。
俺がこの世界を救うなんて大それた事は考えてない。だけど、自分の周りの人達くらいは護りたい。
そしていままで俺をずっと護ってくれたレイチェル。そのレイチェルが頭から血を流して倒れているんだ。
レイチェルに受けた沢山の恩、その一つくらい返したい。
ここが正念場だ!俺のこの力はなんのためにある!?
みんなが闇に呑み込まれそうになっているんだ!
ここで頑張らないで・・・
「なんのための力だァァァァァァァーーーーーーーッツ!」
「なにッ!?」
突然体に響く衝撃が一段上がった
重心を預けていた右足が押されるように下げられ、粘土質の地面にかかとを埋められる。
これまで拮抗していた俺と新の光のぶつかり合い、持久戦に持ち込めばおのずと勝利が見えてくると思ったが、ここに来て新の光の勢いが増した。
「新、残りの力を振り絞って、短期決戦を挑むつもりか?無駄だ、お前の光とぶつかり合って分かった。お前の光では俺には勝てない。お前は互角だと思っているのだろうが、それは違う。俺はまだ全力を出していない。今のこの力がお前の最大だとするのならば・・・俺の勝ちだ!」
両足を広げて少し腰を落とす。両手は腰の横で握り締めて力を込める。黒い光のエネルギーが体の中心に集まり、より強く大きく膨らんでいく!
そして一つ大きく息を吸うと、一気に力を解き放つ!
「新!その程度で俺を超えられると思うなよッツ!」
叫び声と共に村戸修一の全身から、アラタの光を軽々と覆い尽くす程の、黒い光が放出された!
「ぐぁッ!ぐ、うおぉぉぉぉぉぉッツ!」
ほんの短い時間だが、村戸さんの黒い光を押し切れそうだった。
だがそう思ったのも束の間だった。村戸さんの黒い光はより大きな力を持って、俺の光を覆い尽くそうと圧力を強めてきた。
全身に力を入れて吹き飛ばされないように堪えているが、見る間に俺の光は押し込まれていく。
「ぐ、うぅぅッツ!も、もうッ!」
「まだだッツ!」
とうとう黒い光が目の前にまで迫ったその時、俺のすぐ後ろから眩い光を纏ったリーザが飛び出した!
「私達が残った全ての力を叩き込む!」
リーザが振り被った大剣にも輝く闘気が漲っている、それはバチバチと空気を弾き、雷と見紛う程の凄まじいエネルギーの塊だった。全闘気をその一撃に込めた決死の太刀である!
「必ず突破口を作ってみせる!お前はそこに全てを懸けろ!」
リーザに続き飛び出したもう一つの閃光!それは緑色の風を纏った女戦士アゲハ!
己の身長よりも高さのある長物を脇に構え、その身を風の弾に変えた捨て身の特攻である!
「リ、リーザ!アゲハ!・・・くっ!」
二人の覚悟を感じ取ったアラタは、命を懸けたその決意に、折れそうになった己の心をもう一度奮い立たせた。
二人は死をも恐れずに、この黒い光に向かって行った。
アラタの光の力ならば、必ずこの闇を消せると信じて向かっていったのだ。
それなのに、自分は諦めかけていた。
やはり村戸修一には勝てないと、心が折れそうになっていた。
何を弱気になっているんだ?
仲間を護るんじゃなかったのか?
ここで負けたら全てが終わるんだぞ?
「・・・負けない・・・絶対に負けない・・・負けてたまるかぁぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
アラタの気力に火が付くと、消えかかった光がもう一度蘇った。
村戸修一の黒い光を押し止め、光はアラタに更なる力さえも与えた。
リーザ!アゲハ!俺は必ずこの闇を消して見せる!
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二人が必ず突破口を作ると信じ、アラタは全ての力をその右手に集約させた。
「オォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーッツ!」
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自身を風の弾に変えたアゲハの全身全霊の特攻が、村戸修一に突き刺さった!
「なにィィィィィィィィイッッッッッツ!?」
黒い光でアラタの光を押し返せば終わりだと思っていた。
だが倒したはずの女が二人、捨て身で向かってきた。しかもこの二人は、生きて戻る事など考えていない。二人の女戦士の決死の突撃に、村戸修一は初めて肌でプレッシャーを感じさせられた。
心臓が一つ高い音を立て、額から汗が流れた汗が頬を伝い、地面に落ちたのも初めてだった。
そして・・・
リーザの闘気、アゲハの風、村戸修一の黒い光、三つの力がぶつかった時、パウンド・フォーを揺るがし、崩壊させる程の大爆発が起きた。
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