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1039 バドゥ・バックの本性
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「くっ!こ、これはっ、まさか!?」
上空で起きた大爆発、吹きすさぶ大風から身を護るようにして、腰を落とし両腕を顔の前で立てる。
たった今自分が目にしたものがなにか?レイマートは考えられる一つの可能性に思い至った。
巨大な灼炎竜が大蛇を咥えて空へと昇り、そして溜め込んだ魔力を一気に解き放って爆発したのだ。
「フィル、魔法剣を使ったのか!」
日に一度だけ使える魔法剣、それは威力の大きさに比例して反動も大きい。
フィルが撃てる灼炎竜は最大で10メートル。だが今レイマートの目に映った灼炎竜は、優に15メートルを超えていた。
この爆発の衝撃の凄まじさも、フィルの能力を大きく超えるものである。
いったいどれだけの魔力を絞り出しただろうか・・・・・一つだけ確かな事は、フィルはこの戦いにおいてもう戦う力は残っていないだろうという事だ。
「カッコつけやがって・・・・・」
思わず憎まれ口が出た。自分が駆けつけるまで時間を稼いでくれればいい。
そう思っていたが、まさか魔法剣を使うとは思わなかった。フィルがこの戦いにどれだけの覚悟を持って挑んだのか・・・そしておそらく、反動で動けなくなる事も承知の上だっただろう。
自分が倒れても仲間がきっと助けてくれる。その信頼の上での行動だったのだ。
上空からボタボタと落ちてくる赤黒い肉片を見て、フィルの渾身の灼炎竜が闇の大蛇を討った事を確信した。
あの黒い煙を吐く大蛇を早い段階で倒せた事は大きい。
そして闇の瘴気を超える魔力をぶつければ、光や闘気でなくとも闇を討てる。
これが分かった事も収穫だ。
「あとはまかせてゆっくり休んでろ」
フィルの奮闘に触発されるように気が高まった。
レイマートは右手に闘気を漲らせると、自分を囲む大蛇達を睨みつける。
どこからでもかかってこい!射程内に入った瞬間に頭を叩き潰してやる!
全身から気を発し牽制すると、蛇達の本能が生存の危機を察したのか、ある一定の距離で動きを止めてそれ以上近づく事ができずにいた。
「ふっ・・・くくく、ははははは・・・・・」
ふいに聞こえた笑い声に、顔を正面に向ける。
白い大蛇の後ろに立つバドゥ・バックが、おかしくてたまらないと言うように、腹に手を当てながらニヤニヤと笑いを漏らしていた。
「・・・なんだ?何がおかしい?」
眉間にシワを寄せて、低い声でバドゥ・バックに睨みを利かせると、とうとう耐えきれないといった様子でバドゥ・バックが吹き出した。
「うははははははははは!馬鹿がっ!これが笑わずにいられるか!貴様サローンが死んだと思っただろ!?大した破壊力だったが、サローンがたかが灼炎竜で死んだと本気で思ったか!?」
「な、なに!?」
「闇の瘴気を突破して、サローンの肉体を吹き飛ばした魔力は認めてやろう。他の息子達だったら確かに終わっていただろう。だがな、サローンは特別なんだよ」
バドゥ・バックの痩せこけた頬が、ニタリと狂気に満ちた笑みで持ち上がる。
「特別、だと・・・?」
疑問の答えを見せてやる、そう告げるようにバドゥ・バックは自分達から後方の離れた場所に目を向けた。そう、そこはフィル達が戦っていた場所である。
レイマートもバドゥ・バックの視線の先を追いかけて顔を向けた。そしてそこで目にしたものに驚愕させられた。
「なっ、あ、あれは・・・まさか!」
それを目にしてレイマートは目を見開いた。
あれはクインズベリーの戦いで見た事がある。
闇に呑まれトレバーが変貌していった時と、偽国王が正体を現していった時と同じだ。
頭を失い指示を出す器官が無くなったにも関わらず、胴体だけの大蛇は意思を持っているかのように体を起こした。そしてボロボロに千切れた傷の断面から闇の瘴気が溢れ出し、失った蛇の頭を形作っていったのだ。
「!?ば、馬鹿な・・・頭だぞ!?頭を失っても生きているのか!?」
レイマートの懸念していた事が、まざまざと見せつけられる場面だった。
頭部を失っても死なないのでは?可能性の一つとして考えてはいた。
だがまさかそれが、現実として突きつけられるとは思いもせず、驚きを隠す事ができなかった。
「だからサローンは特別だと言っただろう!兄弟の中で一番強く闇を宿しているのだ!私と同じく、肉体はもはやただの器にすぎない!闇そのものを消さねば私達は不滅なのだ!」
バドゥ・バックもサローンから溢れ出る闇に応えるように、自らの頭に闇となった右手をかけた。
右手の闇の瘴気はどんどん膨れあがり、バドゥ・バックの体を覆っていく。
「ッ!なにをする気だ!?」
「よく見ておけ!これが闇だ!私は人間を超えたんだ!」
絶叫と共に、バドゥ・バックは己の頭の皮を剝ぎ取った!
ブチブチと髪が引き抜かれ、皮膚と肉が引き裂かれる耳障りの悪い音が、やけにハッキリとレイマートの耳に届いて来る。
頭から皮を剥ぎ取るなんて、自傷行為と言うには行き過ぎている。自殺行為と言ってもいいだろう。
だがバドゥ・バックは痛がる素振りさえ見せず、まるで着古したシャツでも脱ぐかのように、頭から剥いだ皮を地面に投げ捨てた。
「・・・ふぅぅぅぅぅ・・・さぁて、覚悟はいいかな?ゴールド騎士よ」
首まで裂けた皮膚の下から現れたのは、血でも肉でもない・・・ただ深く暗い闇、高濃度の闇の瘴気が人の顔、バドゥ・バックの顔を形作っていた。
闇の化身と化したバドゥ・バックがニタリと笑う。
「くっ!・・・この化け物が!」
レイマートの背にゾッとするものが走った。
このプレッシャー・・・さっきまでとはまるで違う!俺はこいつ自身は大した事はないと思っていた。
周りの蛇さえ倒せばなんとでもなると・・・・・だが見誤った、この野郎・・・強い!
「確かその闘気とやらに自信を持っていたな?どれ、じっくり見せてもらおうか」
バドゥ・バックはレイマートの輝く右手に視線を向けると、闇の瘴気で形作った右手から、真っ黒な煙を撃ち出した。
上空で起きた大爆発、吹きすさぶ大風から身を護るようにして、腰を落とし両腕を顔の前で立てる。
たった今自分が目にしたものがなにか?レイマートは考えられる一つの可能性に思い至った。
巨大な灼炎竜が大蛇を咥えて空へと昇り、そして溜め込んだ魔力を一気に解き放って爆発したのだ。
「フィル、魔法剣を使ったのか!」
日に一度だけ使える魔法剣、それは威力の大きさに比例して反動も大きい。
フィルが撃てる灼炎竜は最大で10メートル。だが今レイマートの目に映った灼炎竜は、優に15メートルを超えていた。
この爆発の衝撃の凄まじさも、フィルの能力を大きく超えるものである。
いったいどれだけの魔力を絞り出しただろうか・・・・・一つだけ確かな事は、フィルはこの戦いにおいてもう戦う力は残っていないだろうという事だ。
「カッコつけやがって・・・・・」
思わず憎まれ口が出た。自分が駆けつけるまで時間を稼いでくれればいい。
そう思っていたが、まさか魔法剣を使うとは思わなかった。フィルがこの戦いにどれだけの覚悟を持って挑んだのか・・・そしておそらく、反動で動けなくなる事も承知の上だっただろう。
自分が倒れても仲間がきっと助けてくれる。その信頼の上での行動だったのだ。
上空からボタボタと落ちてくる赤黒い肉片を見て、フィルの渾身の灼炎竜が闇の大蛇を討った事を確信した。
あの黒い煙を吐く大蛇を早い段階で倒せた事は大きい。
そして闇の瘴気を超える魔力をぶつければ、光や闘気でなくとも闇を討てる。
これが分かった事も収穫だ。
「あとはまかせてゆっくり休んでろ」
フィルの奮闘に触発されるように気が高まった。
レイマートは右手に闘気を漲らせると、自分を囲む大蛇達を睨みつける。
どこからでもかかってこい!射程内に入った瞬間に頭を叩き潰してやる!
全身から気を発し牽制すると、蛇達の本能が生存の危機を察したのか、ある一定の距離で動きを止めてそれ以上近づく事ができずにいた。
「ふっ・・・くくく、ははははは・・・・・」
ふいに聞こえた笑い声に、顔を正面に向ける。
白い大蛇の後ろに立つバドゥ・バックが、おかしくてたまらないと言うように、腹に手を当てながらニヤニヤと笑いを漏らしていた。
「・・・なんだ?何がおかしい?」
眉間にシワを寄せて、低い声でバドゥ・バックに睨みを利かせると、とうとう耐えきれないといった様子でバドゥ・バックが吹き出した。
「うははははははははは!馬鹿がっ!これが笑わずにいられるか!貴様サローンが死んだと思っただろ!?大した破壊力だったが、サローンがたかが灼炎竜で死んだと本気で思ったか!?」
「な、なに!?」
「闇の瘴気を突破して、サローンの肉体を吹き飛ばした魔力は認めてやろう。他の息子達だったら確かに終わっていただろう。だがな、サローンは特別なんだよ」
バドゥ・バックの痩せこけた頬が、ニタリと狂気に満ちた笑みで持ち上がる。
「特別、だと・・・?」
疑問の答えを見せてやる、そう告げるようにバドゥ・バックは自分達から後方の離れた場所に目を向けた。そう、そこはフィル達が戦っていた場所である。
レイマートもバドゥ・バックの視線の先を追いかけて顔を向けた。そしてそこで目にしたものに驚愕させられた。
「なっ、あ、あれは・・・まさか!」
それを目にしてレイマートは目を見開いた。
あれはクインズベリーの戦いで見た事がある。
闇に呑まれトレバーが変貌していった時と、偽国王が正体を現していった時と同じだ。
頭を失い指示を出す器官が無くなったにも関わらず、胴体だけの大蛇は意思を持っているかのように体を起こした。そしてボロボロに千切れた傷の断面から闇の瘴気が溢れ出し、失った蛇の頭を形作っていったのだ。
「!?ば、馬鹿な・・・頭だぞ!?頭を失っても生きているのか!?」
レイマートの懸念していた事が、まざまざと見せつけられる場面だった。
頭部を失っても死なないのでは?可能性の一つとして考えてはいた。
だがまさかそれが、現実として突きつけられるとは思いもせず、驚きを隠す事ができなかった。
「だからサローンは特別だと言っただろう!兄弟の中で一番強く闇を宿しているのだ!私と同じく、肉体はもはやただの器にすぎない!闇そのものを消さねば私達は不滅なのだ!」
バドゥ・バックもサローンから溢れ出る闇に応えるように、自らの頭に闇となった右手をかけた。
右手の闇の瘴気はどんどん膨れあがり、バドゥ・バックの体を覆っていく。
「ッ!なにをする気だ!?」
「よく見ておけ!これが闇だ!私は人間を超えたんだ!」
絶叫と共に、バドゥ・バックは己の頭の皮を剝ぎ取った!
ブチブチと髪が引き抜かれ、皮膚と肉が引き裂かれる耳障りの悪い音が、やけにハッキリとレイマートの耳に届いて来る。
頭から皮を剥ぎ取るなんて、自傷行為と言うには行き過ぎている。自殺行為と言ってもいいだろう。
だがバドゥ・バックは痛がる素振りさえ見せず、まるで着古したシャツでも脱ぐかのように、頭から剥いだ皮を地面に投げ捨てた。
「・・・ふぅぅぅぅぅ・・・さぁて、覚悟はいいかな?ゴールド騎士よ」
首まで裂けた皮膚の下から現れたのは、血でも肉でもない・・・ただ深く暗い闇、高濃度の闇の瘴気が人の顔、バドゥ・バックの顔を形作っていた。
闇の化身と化したバドゥ・バックがニタリと笑う。
「くっ!・・・この化け物が!」
レイマートの背にゾッとするものが走った。
このプレッシャー・・・さっきまでとはまるで違う!俺はこいつ自身は大した事はないと思っていた。
周りの蛇さえ倒せばなんとでもなると・・・・・だが見誤った、この野郎・・・強い!
「確かその闘気とやらに自信を持っていたな?どれ、じっくり見せてもらおうか」
バドゥ・バックはレイマートの輝く右手に視線を向けると、闇の瘴気で形作った右手から、真っ黒な煙を撃ち出した。
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