996 / 1,263
【985 いつまでも】
しおりを挟む
「パパ・・・ごめんなさい」
下を向いて震える声で謝るティナに、俺はただ茫然としているだけだった。
「ティナ・・・な、なにを言ってるんだ?ここにはいられないって・・・・・」
ティナの言葉を聞かないように、その意味を理解しないように、あえて考えないようにしてしまうけど・・・本当はもう分かっている。だけど認めたくなかった。認められるわけがない。
でも、動揺は隠せない。俺は落ち着きなくティナに言葉をかけたが、ティナは両手で顔を覆うと、しゃがみこんで声を押し殺して泣いてしまった。
「・・・ウィッカー様」
「メアリー・・・」
背中にかけられた声に振り返ると、メアリーが両手を腰の前で重ねて、小さく微笑んで立っていた。
ずっと泣いていたからか目元は薄っすら赤くなり、眉を下げて、何かを諦めたような・・・
とても寂し気に・・・悲し気に微笑んでいた。
「メアリー・・・・・その・・・俺・・・・・」
言葉が出て来ない。話さなきゃならない事は沢山あるのに、どう話せばいいのか分からない。
もう分かってる、分かってるんだ。二人を止める事はできない。だけど・・・・・
悔しさに両の拳を強く握りしめると、メアリーが俺の手を取って、そっと包み込んだ。
小さいけれど温かくて、とても優しい手だった。
「メアリー・・・」
「ウィッカー様・・・・・私は幸せでした。幼い頃から大好きだったウィッカー様の妻になれて、こんなに可愛い娘も授かって・・・三人で家族になれました。本当に・・・・・本当に幸せでした」
「メ、メア、リー・・・・・」
なに言ってんだよ?そんな言い方じゃ、まるで・・・もう・・・・・
唇が震えてうまく話せない。
目頭が熱くなって、溢れてきたものを止める事はできなかった。
「私とティナは、もう行かなくてはいけません・・・・・ウィッカー様、最後にお願いがあるんです」
「な、なに・・・言ってん、だよ・・・さい、最後なんて・・・・・メアリー・・・」
ボロボロとこぼれる俺の涙を、メアリーがそっと指先で拭って、頬に手を当てる。
「ウィッカー様・・・・・」
メアリーもまた、目に一杯の涙を溜めていた。
だけどメアリーは笑っていた。悲しい最後にならないように、辛い別れにならないように、そして両手を広げて精一杯の笑顔を見せてくれた。
「私を・・・抱きしめてください」
俺はメアリーの肩にそっと手をかけて抱き寄せた。
「メアリー・・・・・」
「ウィッカー様・・・・・」
メアリーも俺の背中に手を回して、強く・・・決して離れないというように、強く俺を抱きしめた。
「メアリー・・・愛してる」
この温もりが離れないように、腕の中の大切な人が消えてしまわないように、俺も強く・・・決して離さないように抱きしめた。
「嬉しいです・・・ウィッカー様、私も愛してます・・・もう、これで思い残す事はありません」
そう言ってメアリーは俺からゆっくり体を離すと、隣に立つ娘に顔を向けた。
ティナはまだ涙が止まらず、俯いて体を震わせながら、ワンピースの裾を握り締めている。
「ティナ・・・」
メアリーに声をかけられると、ティナはゴシゴシと目元を拭って、俺の胸に飛び込んで来た。
「パパぁぁぁーーーー!」
娘の体をしっかりと受け止めて、俺はティナをぎゅっと抱きしめた。
「パパ!パパ!パパぁぁぁーーーーー!」
「ティナ・・・ティナ!」
小さな体で、力いっぱいに俺に抱き着くティナ。
俺の・・・俺とメアリーの宝物、愛しい我が子ティナ・・・・・・
「ティナ・・・・・ごめん、ごめんよ・・・・・俺は、俺はァァァッ・・・・・・!」
もう駄目だ。
考えないように、無理やり記憶を押さえていたが、もう無理だ。
俺は全てを思い出した。
メアリーもティナも、やはりあの光源爆裂弾で・・・・・・・
なぜ今ここにで二人に会えたのか分からない。
だが、このカフェを出れば、二人にはもう二度と会えないだろう。
そして別れの瞬間はもうすぐそこまで迫っている。
「すまない!・・・すまない、俺が・・・俺がもっと強ければ!お前達を護れたのに・・・俺が・・・俺のせいで!」
涙が溢れて止まらない。
幸せにするって誓ったのに・・・・・メアリーとティナを護ると誓ったのに・・・・・・
俺は・・・・・俺は夫としても、父親としてもその責任を果たせなかった。
なぜ、なぜ俺だけ生き残った・・・・・
「パパ、大好きだよ・・・・・」
「ティ、ティナ・・・・・」
顔を上げたティナは、涙でぐしゃぐしゃだったけれど、ニッコリと笑ってくれた。
「ママと一緒に、パパの事見守ってるからね。だからパパ、私達の事・・・・・忘れないで」
「ティナ・・・・・」
ふいにティナの体が俺から離れた・・・いや、俺の腕がティナの体をすり抜けた・・・・
「えっ?ティ、ティナ・・・メアリー・・・」
俺の前に立つ、二人の体が淡い光に包まれていく。
周囲の景色も、まるで白い光に溶けていくように、少しづつ消え始めている。
「メアリー・・・ティナ・・・・・」
お別れ・・・なのか?
もう会えない、のか・・・・・?
二人の体が足元から光の粒子となって消え始めた。
両の瞳から透明な雫を零しながら、メアリーとティナは俺に微笑みを見せてくれる。
ウィッカー様・・・・・
パパ・・・・・
「い、嫌だ・・・い、行かないでくれ・・・・・お願いだ!俺を・・・俺を一人にしないでくれ!一緒にいてくれよ!お願いだぁぁぁーーーーーッツ!」
伸ばした手は届かなかった。
だけど、二人の最後の言葉は、俺の心に届いた。
・・・・・私達はいつまでも、ずっと一緒にいるからね・・・・・・
「あ・・・・・あぁ・・・・・うぅ・・・・・ぐ、うぅぅぅぅぅ・・・・・・・」
膝を着いて泣き崩れる俺の背中に、誰かがポンと手を置いた。
見覚えのある黒いブーツが目に入り、顔を上げると・・・・・
「・・・お、お前・・・ジ・・・・・」
弓を背負ったアイスブルーの髪をした男は、髪と同じアイスブルーの瞳で俺を見つめ、フッと小さく笑った。
「ジョル、ジュ・・・お、お前・・・」
まるで俺を励ますように、もう一度だけ俺の背中をポンと叩くと、ジョルジュも光の粒子となって消えてしまった。
「うぁぁ・・・・・あ、あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・」
なぜ俺だけ生き残った
どうして俺だけ・・・・・・・・
「・・・・・メアリー・・・・・ティナ・・・・・・・みん、な・・・・・・」
朝露が頬にあたり目を覚ますと、陽が登り始め、空が青く染まる頃だった
「・・・・・・夢・・・だったのか・・・・・」
夢だったのだろう・・・
だけど、目元の涙が拭われていた事に気が付き、俺は込み上げてくるものを押さえられなかった
下を向いて震える声で謝るティナに、俺はただ茫然としているだけだった。
「ティナ・・・な、なにを言ってるんだ?ここにはいられないって・・・・・」
ティナの言葉を聞かないように、その意味を理解しないように、あえて考えないようにしてしまうけど・・・本当はもう分かっている。だけど認めたくなかった。認められるわけがない。
でも、動揺は隠せない。俺は落ち着きなくティナに言葉をかけたが、ティナは両手で顔を覆うと、しゃがみこんで声を押し殺して泣いてしまった。
「・・・ウィッカー様」
「メアリー・・・」
背中にかけられた声に振り返ると、メアリーが両手を腰の前で重ねて、小さく微笑んで立っていた。
ずっと泣いていたからか目元は薄っすら赤くなり、眉を下げて、何かを諦めたような・・・
とても寂し気に・・・悲し気に微笑んでいた。
「メアリー・・・・・その・・・俺・・・・・」
言葉が出て来ない。話さなきゃならない事は沢山あるのに、どう話せばいいのか分からない。
もう分かってる、分かってるんだ。二人を止める事はできない。だけど・・・・・
悔しさに両の拳を強く握りしめると、メアリーが俺の手を取って、そっと包み込んだ。
小さいけれど温かくて、とても優しい手だった。
「メアリー・・・」
「ウィッカー様・・・・・私は幸せでした。幼い頃から大好きだったウィッカー様の妻になれて、こんなに可愛い娘も授かって・・・三人で家族になれました。本当に・・・・・本当に幸せでした」
「メ、メア、リー・・・・・」
なに言ってんだよ?そんな言い方じゃ、まるで・・・もう・・・・・
唇が震えてうまく話せない。
目頭が熱くなって、溢れてきたものを止める事はできなかった。
「私とティナは、もう行かなくてはいけません・・・・・ウィッカー様、最後にお願いがあるんです」
「な、なに・・・言ってん、だよ・・・さい、最後なんて・・・・・メアリー・・・」
ボロボロとこぼれる俺の涙を、メアリーがそっと指先で拭って、頬に手を当てる。
「ウィッカー様・・・・・」
メアリーもまた、目に一杯の涙を溜めていた。
だけどメアリーは笑っていた。悲しい最後にならないように、辛い別れにならないように、そして両手を広げて精一杯の笑顔を見せてくれた。
「私を・・・抱きしめてください」
俺はメアリーの肩にそっと手をかけて抱き寄せた。
「メアリー・・・・・」
「ウィッカー様・・・・・」
メアリーも俺の背中に手を回して、強く・・・決して離れないというように、強く俺を抱きしめた。
「メアリー・・・愛してる」
この温もりが離れないように、腕の中の大切な人が消えてしまわないように、俺も強く・・・決して離さないように抱きしめた。
「嬉しいです・・・ウィッカー様、私も愛してます・・・もう、これで思い残す事はありません」
そう言ってメアリーは俺からゆっくり体を離すと、隣に立つ娘に顔を向けた。
ティナはまだ涙が止まらず、俯いて体を震わせながら、ワンピースの裾を握り締めている。
「ティナ・・・」
メアリーに声をかけられると、ティナはゴシゴシと目元を拭って、俺の胸に飛び込んで来た。
「パパぁぁぁーーーー!」
娘の体をしっかりと受け止めて、俺はティナをぎゅっと抱きしめた。
「パパ!パパ!パパぁぁぁーーーーー!」
「ティナ・・・ティナ!」
小さな体で、力いっぱいに俺に抱き着くティナ。
俺の・・・俺とメアリーの宝物、愛しい我が子ティナ・・・・・・
「ティナ・・・・・ごめん、ごめんよ・・・・・俺は、俺はァァァッ・・・・・・!」
もう駄目だ。
考えないように、無理やり記憶を押さえていたが、もう無理だ。
俺は全てを思い出した。
メアリーもティナも、やはりあの光源爆裂弾で・・・・・・・
なぜ今ここにで二人に会えたのか分からない。
だが、このカフェを出れば、二人にはもう二度と会えないだろう。
そして別れの瞬間はもうすぐそこまで迫っている。
「すまない!・・・すまない、俺が・・・俺がもっと強ければ!お前達を護れたのに・・・俺が・・・俺のせいで!」
涙が溢れて止まらない。
幸せにするって誓ったのに・・・・・メアリーとティナを護ると誓ったのに・・・・・・
俺は・・・・・俺は夫としても、父親としてもその責任を果たせなかった。
なぜ、なぜ俺だけ生き残った・・・・・
「パパ、大好きだよ・・・・・」
「ティ、ティナ・・・・・」
顔を上げたティナは、涙でぐしゃぐしゃだったけれど、ニッコリと笑ってくれた。
「ママと一緒に、パパの事見守ってるからね。だからパパ、私達の事・・・・・忘れないで」
「ティナ・・・・・」
ふいにティナの体が俺から離れた・・・いや、俺の腕がティナの体をすり抜けた・・・・
「えっ?ティ、ティナ・・・メアリー・・・」
俺の前に立つ、二人の体が淡い光に包まれていく。
周囲の景色も、まるで白い光に溶けていくように、少しづつ消え始めている。
「メアリー・・・ティナ・・・・・」
お別れ・・・なのか?
もう会えない、のか・・・・・?
二人の体が足元から光の粒子となって消え始めた。
両の瞳から透明な雫を零しながら、メアリーとティナは俺に微笑みを見せてくれる。
ウィッカー様・・・・・
パパ・・・・・
「い、嫌だ・・・い、行かないでくれ・・・・・お願いだ!俺を・・・俺を一人にしないでくれ!一緒にいてくれよ!お願いだぁぁぁーーーーーッツ!」
伸ばした手は届かなかった。
だけど、二人の最後の言葉は、俺の心に届いた。
・・・・・私達はいつまでも、ずっと一緒にいるからね・・・・・・
「あ・・・・・あぁ・・・・・うぅ・・・・・ぐ、うぅぅぅぅぅ・・・・・・・」
膝を着いて泣き崩れる俺の背中に、誰かがポンと手を置いた。
見覚えのある黒いブーツが目に入り、顔を上げると・・・・・
「・・・お、お前・・・ジ・・・・・」
弓を背負ったアイスブルーの髪をした男は、髪と同じアイスブルーの瞳で俺を見つめ、フッと小さく笑った。
「ジョル、ジュ・・・お、お前・・・」
まるで俺を励ますように、もう一度だけ俺の背中をポンと叩くと、ジョルジュも光の粒子となって消えてしまった。
「うぁぁ・・・・・あ、あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・」
なぜ俺だけ生き残った
どうして俺だけ・・・・・・・・
「・・・・・メアリー・・・・・ティナ・・・・・・・みん、な・・・・・・」
朝露が頬にあたり目を覚ますと、陽が登り始め、空が青く染まる頃だった
「・・・・・・夢・・・だったのか・・・・・」
夢だったのだろう・・・
だけど、目元の涙が拭われていた事に気が付き、俺は込み上げてくるものを押さえられなかった
0
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる