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【967 遠き思い出】
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濛々と立ち昇る巨大なキノコ雲。
皇帝の光源爆裂弾による爆発の余波は、辺り一帯を火の海に変えていた。
このままここにいては危険だと判断したシャーロット様は、私を連れて町から離れるため、足を急がせていた。
「シャーロット様、合流地点まであとどのくらいでしょうか?」
「・・・う~ん、フローラちゃん、そのシャーロット様ってのはやめて。ちょっとこそばゆい」
「え、でも・・・ジョルジュ様のお姉様ですから・・・」
いいのかな?そう心配そうにシャーロット様に顔を向けると、シャーロット様は足を止めて私に向き直った。
「いやいやいや、別に私はジョルジュの姉ってだけで、城に入ってたわけでもないからさ。私、7年くらいに前に結婚して隣町に嫁いだんだけど、少し前に離婚して戻ってきたんだよね。今は何もしてないから別に偉くも何でもないの。ジョルジュの姉がこんなんでガッカリした?」
笑って話すシャーロット様に、私は慌てて両手を振って否定した。
離婚したからと言って、別に何も思うところはない。何もしてないと言うけれど、今こうして私を助けてくれた。町の人を逃がすために行動しているじゃないか。
そう伝えると、シャーロット様はちょっと驚いたように目をパチパチさせて、私の頭をポンポンを撫でてた。
「フローラちゃんは優しいね。ありがと、ちょっと嬉しい。まぁ、自虐で言うわけじゃないけど、とにかくシャーロット様なんて言われる人間ではないんだよ。ね?」
片眼をパチっとつむって微笑むシャーロット様に、私も自然と顔がほころんだ。
「・・・はい、分かりました。じゃあ、シャーロットさん・・・とお呼びします」
「うん、それでいいよ。じゃあ行こうか、もうすぐそこだから」
はい、と頷いて、私はシャーロットさんに付いて先を急いだ。
町を出ると、私達は西の深い森に入った。身を隠すにはうってつけの場所かもしれない。
そして樹々を抜けて少し開けた場所に出ると、そこには町から逃げて来たであろう大勢の人々が集まっていて、その中に私は知っている顔を見つけた。
「え、フローラ!?」
「あ!ヨ、ヨハンさん!ターニャさんも!」
赤茶色の髪で、21歳になっても、まだどこかあどけなさの残る顔立ちの男性は、エロール君の親友のヨハン・ブラントさん。
そして寄り添うように立っている青い髪の女性は、ヨハンさんの恋人のターニャさんだった。
「フローラ、あなた無事だったのね!」
私と目が合うと、ターニャさんが駆け寄ってきて、力いっぱいに抱きしめてくれた。
「良かった!本当に良かった!・・・・・」
「ターニャさん・・・ターニャさんも無事で良かったです」
エロール君とヨハンさんが親友だから、私とターニャさんも顔を合わせる事が多くて、いつの間にか二人で出かけるくらい仲良くなっていたのだ。ターニャさんは私にとって、お姉ちゃんのような存在で、私はとても可愛がってもらっていた。だから無事で本当に嬉しかった。
そのまま私達はお互いを抱きしめ合い、無事に再会できた事を喜び合った。
帝国へ行ってなにがあったのか、私はヨハンさんとターニャさんに話した。
エロール君の事を話す時は涙が止まらなくなって、とても全部は伝えられなかった。
そんな私の背中をターニャさんが優しく撫でてくれて、無理しないで、と言ってくれた。
二人も目に涙を浮かべて、辛そうな顔をしていた。
エロール君を失った悲しみは、私達の心を深く抉った。
きっとこの傷はどれだけ時間が経っても癒せないと思う。
だけど、エロール君は私に生きて欲しいと願った。
きっとヨハンさんにも、ターニャさんにも同じ想いだったと思う。
「ヨハンさん、ターニャさん、辛くても前を向いて生きていきましょう。それがエロール君の願いです」
だから私は笑おうと思う。
涙でくしゃくしゃになっちゃったけど、エロール君が心配しないように笑おうと思う。
ヨハンさん達がここに来るまでの話しも聞かせてもらった。
二人もギリギリまで城に残っていたみたいだけど、いよいよ帝国が迫って来て、ロペスさんが出陣する事が決まった時、上官から城を出てもいいと言われたらしい。
ヨハンさんもターニャさんも、魔力が平均より低く、戦闘要員には数えられていなかった。
兵は一人でも多くほしいけれど、かと言って無駄死にする可能性が高い者を、戦場に出す事は本意ではない。それがロペスさんの考えだ。
だから非戦闘員は帝国が城に来るまでに、避難させる事に決まったそうだ。
「でも城を出ても行く当てがあるわけでもないから、どうしようかと思った時に、ジョルジュ様のご両親のエディさんとナタリーさん、そしてシャーロットさんに会ったんだ。そしてここに来たら、僕達以外にも沢山の人がいて驚いたよ。みんなエディさん達に助けられてここに集まったんだ」
「さっき、聞いてきたんだけどね、これからクインズベリーに行くそうよ。フローラ、あなたも行くでしょ?」
「・・・・・クインズベリー・・・」
私はエンスウィル城の方角に顔を向けた。
爆煙は今も尚衰える事なく空まで上がり、町を焼く炎が赤々と火の粉を飛ばしている。
そっか・・・産まれ育ったカエストゥスの町には、もう帰れないんだ・・・・・・・
「・・・・・行きます」
・・・行くしかない。
辛いけど、苦しいけど、前を向いて生きて行くんだと決めたんだ。
「・・・フローラ、私達はずっと一緒よ」
振り返って頷いた私の肩を、ターニャさんがそっと抱き寄せてくれた。
今、慰めてくれる人がいる。
寄り添ってくれる人がいる。
それだけで私は恵まれているのだと思う。
クインズベリーがどんな国かは分からないけれど、新しい土地に行ったらきっと苦労する事は多いと思う。だけど頑張っていこうと思う。頑張れると思う。
だって私は一人じゃないんだから。
それから私達は、エディさん、ナタリーさん、シャーロットさんを先頭に、クインズベリーを目指してカエストゥスを発った。
シャーロットさんは風の精霊の加護を、一際強く受けているらしい。
風を読めるというのは本当にすごいものだった。
初めて通る道でも迷う事もなく、帝国の追手を完全に巻いて、クインズベリーまで全員が無事にたどり着けたのだから。
クインズベリーに付いてからの事を少し話そう。
ヨハンさんとターニャさんは、私をずいぶん心配してくれて、しばらくの間三人で暮らしていた。
だけど、いつまでもずっと一緒に暮らすわけにはいかない。
二人の関係が止まってしまうから。
私は白魔法の力を使って、怪我をした人達の治療をするお店を開いた。
でもヒールだけで暮らしていくのは難しいから、傷薬とか回復薬なんかも作って売り始めた。
幸いにもお店の評判は悪くなく、軌道に乗ったところで一人暮らしを始めた。
ヨハンさんとターニャさんは、三人暮らしを続けたがったけど、いつまでも私が一緒にいたら結婚できないでしょ?それに私がお店を開いた場所は、二人の家から歩いて五分も離れていない場所なのだ。会おうと思えばいつでも会える。
シャーロットさんは、ジョルジュさんとジャニスさんの子供の、ジョセフ君を自分の子供として育て始めた。
離婚した男性との間には子供がいなかったため、子育ては初めてだからとても大変だったようだ。
だけど、エディさんとナタリーさんも協力してシャーロットさんを支え、子供はすくすくと成長していった。
私もシャーロットさんに会いに行った時、ジョセフ君の成長を見るのは一つの楽しみになっていた。
私達はクインズベリーの生活に少しづつ慣れていった。
それは、クインズベリーの人達が親切だった事も大きいと思う。
最初は不安も大きかったけど、クインズベリーに来て良かったと・・・今はそう思う。
故郷を離れてこの地に来て、ずいぶん時が経った
クインズベリーは土の精霊の加護を受けており、農業が盛んだった
豊潤な土地、そして美しい花が咲き誇る景色に、私はカエストゥスを思い出す事も多かった
緑豊かなカエストゥス・・・・・
私の生まれた国、もう二度と帰る事はないだろう
だけど私は生涯忘れる事はない
朝日の美しさを
沈む夕日の儚さを
樹々の心安らぐ香りを
そして愛しいあの人と過ごした、遠き思い出の日々を・・・・・
皇帝の光源爆裂弾による爆発の余波は、辺り一帯を火の海に変えていた。
このままここにいては危険だと判断したシャーロット様は、私を連れて町から離れるため、足を急がせていた。
「シャーロット様、合流地点まであとどのくらいでしょうか?」
「・・・う~ん、フローラちゃん、そのシャーロット様ってのはやめて。ちょっとこそばゆい」
「え、でも・・・ジョルジュ様のお姉様ですから・・・」
いいのかな?そう心配そうにシャーロット様に顔を向けると、シャーロット様は足を止めて私に向き直った。
「いやいやいや、別に私はジョルジュの姉ってだけで、城に入ってたわけでもないからさ。私、7年くらいに前に結婚して隣町に嫁いだんだけど、少し前に離婚して戻ってきたんだよね。今は何もしてないから別に偉くも何でもないの。ジョルジュの姉がこんなんでガッカリした?」
笑って話すシャーロット様に、私は慌てて両手を振って否定した。
離婚したからと言って、別に何も思うところはない。何もしてないと言うけれど、今こうして私を助けてくれた。町の人を逃がすために行動しているじゃないか。
そう伝えると、シャーロット様はちょっと驚いたように目をパチパチさせて、私の頭をポンポンを撫でてた。
「フローラちゃんは優しいね。ありがと、ちょっと嬉しい。まぁ、自虐で言うわけじゃないけど、とにかくシャーロット様なんて言われる人間ではないんだよ。ね?」
片眼をパチっとつむって微笑むシャーロット様に、私も自然と顔がほころんだ。
「・・・はい、分かりました。じゃあ、シャーロットさん・・・とお呼びします」
「うん、それでいいよ。じゃあ行こうか、もうすぐそこだから」
はい、と頷いて、私はシャーロットさんに付いて先を急いだ。
町を出ると、私達は西の深い森に入った。身を隠すにはうってつけの場所かもしれない。
そして樹々を抜けて少し開けた場所に出ると、そこには町から逃げて来たであろう大勢の人々が集まっていて、その中に私は知っている顔を見つけた。
「え、フローラ!?」
「あ!ヨ、ヨハンさん!ターニャさんも!」
赤茶色の髪で、21歳になっても、まだどこかあどけなさの残る顔立ちの男性は、エロール君の親友のヨハン・ブラントさん。
そして寄り添うように立っている青い髪の女性は、ヨハンさんの恋人のターニャさんだった。
「フローラ、あなた無事だったのね!」
私と目が合うと、ターニャさんが駆け寄ってきて、力いっぱいに抱きしめてくれた。
「良かった!本当に良かった!・・・・・」
「ターニャさん・・・ターニャさんも無事で良かったです」
エロール君とヨハンさんが親友だから、私とターニャさんも顔を合わせる事が多くて、いつの間にか二人で出かけるくらい仲良くなっていたのだ。ターニャさんは私にとって、お姉ちゃんのような存在で、私はとても可愛がってもらっていた。だから無事で本当に嬉しかった。
そのまま私達はお互いを抱きしめ合い、無事に再会できた事を喜び合った。
帝国へ行ってなにがあったのか、私はヨハンさんとターニャさんに話した。
エロール君の事を話す時は涙が止まらなくなって、とても全部は伝えられなかった。
そんな私の背中をターニャさんが優しく撫でてくれて、無理しないで、と言ってくれた。
二人も目に涙を浮かべて、辛そうな顔をしていた。
エロール君を失った悲しみは、私達の心を深く抉った。
きっとこの傷はどれだけ時間が経っても癒せないと思う。
だけど、エロール君は私に生きて欲しいと願った。
きっとヨハンさんにも、ターニャさんにも同じ想いだったと思う。
「ヨハンさん、ターニャさん、辛くても前を向いて生きていきましょう。それがエロール君の願いです」
だから私は笑おうと思う。
涙でくしゃくしゃになっちゃったけど、エロール君が心配しないように笑おうと思う。
ヨハンさん達がここに来るまでの話しも聞かせてもらった。
二人もギリギリまで城に残っていたみたいだけど、いよいよ帝国が迫って来て、ロペスさんが出陣する事が決まった時、上官から城を出てもいいと言われたらしい。
ヨハンさんもターニャさんも、魔力が平均より低く、戦闘要員には数えられていなかった。
兵は一人でも多くほしいけれど、かと言って無駄死にする可能性が高い者を、戦場に出す事は本意ではない。それがロペスさんの考えだ。
だから非戦闘員は帝国が城に来るまでに、避難させる事に決まったそうだ。
「でも城を出ても行く当てがあるわけでもないから、どうしようかと思った時に、ジョルジュ様のご両親のエディさんとナタリーさん、そしてシャーロットさんに会ったんだ。そしてここに来たら、僕達以外にも沢山の人がいて驚いたよ。みんなエディさん達に助けられてここに集まったんだ」
「さっき、聞いてきたんだけどね、これからクインズベリーに行くそうよ。フローラ、あなたも行くでしょ?」
「・・・・・クインズベリー・・・」
私はエンスウィル城の方角に顔を向けた。
爆煙は今も尚衰える事なく空まで上がり、町を焼く炎が赤々と火の粉を飛ばしている。
そっか・・・産まれ育ったカエストゥスの町には、もう帰れないんだ・・・・・・・
「・・・・・行きます」
・・・行くしかない。
辛いけど、苦しいけど、前を向いて生きて行くんだと決めたんだ。
「・・・フローラ、私達はずっと一緒よ」
振り返って頷いた私の肩を、ターニャさんがそっと抱き寄せてくれた。
今、慰めてくれる人がいる。
寄り添ってくれる人がいる。
それだけで私は恵まれているのだと思う。
クインズベリーがどんな国かは分からないけれど、新しい土地に行ったらきっと苦労する事は多いと思う。だけど頑張っていこうと思う。頑張れると思う。
だって私は一人じゃないんだから。
それから私達は、エディさん、ナタリーさん、シャーロットさんを先頭に、クインズベリーを目指してカエストゥスを発った。
シャーロットさんは風の精霊の加護を、一際強く受けているらしい。
風を読めるというのは本当にすごいものだった。
初めて通る道でも迷う事もなく、帝国の追手を完全に巻いて、クインズベリーまで全員が無事にたどり着けたのだから。
クインズベリーに付いてからの事を少し話そう。
ヨハンさんとターニャさんは、私をずいぶん心配してくれて、しばらくの間三人で暮らしていた。
だけど、いつまでもずっと一緒に暮らすわけにはいかない。
二人の関係が止まってしまうから。
私は白魔法の力を使って、怪我をした人達の治療をするお店を開いた。
でもヒールだけで暮らしていくのは難しいから、傷薬とか回復薬なんかも作って売り始めた。
幸いにもお店の評判は悪くなく、軌道に乗ったところで一人暮らしを始めた。
ヨハンさんとターニャさんは、三人暮らしを続けたがったけど、いつまでも私が一緒にいたら結婚できないでしょ?それに私がお店を開いた場所は、二人の家から歩いて五分も離れていない場所なのだ。会おうと思えばいつでも会える。
シャーロットさんは、ジョルジュさんとジャニスさんの子供の、ジョセフ君を自分の子供として育て始めた。
離婚した男性との間には子供がいなかったため、子育ては初めてだからとても大変だったようだ。
だけど、エディさんとナタリーさんも協力してシャーロットさんを支え、子供はすくすくと成長していった。
私もシャーロットさんに会いに行った時、ジョセフ君の成長を見るのは一つの楽しみになっていた。
私達はクインズベリーの生活に少しづつ慣れていった。
それは、クインズベリーの人達が親切だった事も大きいと思う。
最初は不安も大きかったけど、クインズベリーに来て良かったと・・・今はそう思う。
故郷を離れてこの地に来て、ずいぶん時が経った
クインズベリーは土の精霊の加護を受けており、農業が盛んだった
豊潤な土地、そして美しい花が咲き誇る景色に、私はカエストゥスを思い出す事も多かった
緑豊かなカエストゥス・・・・・
私の生まれた国、もう二度と帰る事はないだろう
だけど私は生涯忘れる事はない
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