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【943 拭い切れない懸念】
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「っ!?なんだっ・・・!?」
城をも揺るがす大きな衝撃だった。
マルコと並び廊下を歩いていたタジーム・ハメイドは足を止め、弟であり現国王のマルコの体を支えながら、窓の外に目をやった。
そしてその目に映った光景に愕然とした。
城からは距離があったが、町を焼く赤々とした炎、そして空を焦がす程に大きく立ち昇る黒煙。
美しかったカエストゥスの町が、凄惨なものに変わっていた。
「・・・あれは見た事がある、皇帝の光源爆裂弾か・・・」
タジームの黒い瞳が鋭く細められ、口にした言葉にも強い怒りがにじみ出ていた。
王維継承の儀の際に、皇帝が置き土産として撃ち放った破壊の光弾、それと酷似していたが今自分の目に映っている光景は、あの時以上だった。
タジーム・ハメイドの体から殺意に満ちた魔力が溢れ出した。
「あ、兄上!落ち着いてください!」
肩を支えられたマルコは、兄タジームの今にも爆発しそうな魔力を感じ、声を大にして呼びかけた。
「・・・手を離せ、マルコ・・・やはり俺が出るべきだった。帝国は皆殺しだ」
「待ってください!ロペスが軍を率いて出ております!ロペスを信じましょう!」
国王マルコ・ハメイドは必死だった。
それは帝国がカエストゥスに向かっているとの報告を受けた際の、ロペスから忠言にあった。
現実的な話しをするのであれば、ここまで帝国に深く入られた以上、最大戦力のタジーム・ハメイドを出陣させない理由はない。むしろ遅すぎるくらいである。
だが、タジーム・ハメイドは可能な限り出陣させるべきではない。これが大臣でありカエストゥスの頭脳と言っていい男、大臣エマヌエル・ロペスの判断である。
ロペスがなぜタジームを戦場に出させようとしないのか?
それはタジームの闇魔法、黒渦にあった。
あの日・・・太陽を隠し、昼を夜に変えてしまう程の大行軍で押し寄せたバッタの群れを、まるでむさぼり喰らうように飲み込んだ闇の渦。
あの魔法はあれ以来使われていない。タジーム・ハメイドの精神状態も安定しているように見える。
父親である前国王、そして心無い貴族から浴びせられた言葉や、使用人達から向けられた冷たい眼差し。
それは辛い心の傷となって残っているだろう。だが今はブレンダン・ランデルをはじめ、孤児院の仲間達、そして実弟マルコ・ハメイドの存在によって、少しづつ癒えてきているようにも見える。
だが、あの恐ろしい魔法を生み出したのは、タジーム・ハメイド本人である。
ブレンダン・ランデルは、黒渦を本当に魔法なのかと危ぶんでいた。ロペスも同意見である。
億を超えるバッタを飲み込み、その血で空を赤黒く染め上げた黒渦を見た時、ロペスは得も言えぬ恐怖に背筋を凍り付かせていた。
そしてロペスが何よりも恐怖を感じたアレ・・・
アレは目の錯覚だったのかもしれない。恐怖にかられた心が、そう見せたのだろう。
ロペスはそう思おうとした。だがロペスの目には、全てのバッタを食らいつくした闇の渦が、まるで笑っているかのように歪んで見えたさまが、瞼に焼き付き忘れる事ができなかった。
あの魔法だけはもう二度と使ってはいけない。タジーム・ハメイドにもそれは何度となく進言した。
だがタジーム・ハメイドは、過去に受けた迫害の経験から、誰よりも強く、そして深く今の幸せを護ろうとしている。それ自体は素晴らしい気持ちであり、ロペスも誇らしく思っている。
だが強過ぎるがゆえに、周りが見えなくなり暴走する危険性もあった。
もしも目の前で大切な人が無残な死を迎えたとしたら、果たしてタジーム・ハメイドは冷静でいられるだろうか?
もしもまた黒渦を使ったとしたら、アレは敵も味方もなく全てを飲み込まれるのではないか?
ロペスはその懸念をどうしても拭えなかった。
そのためロペスは、タジーム・ハメイドはカエストゥス国を守護するため、国王マルコ・ハメイドの護衛のため、という最もらしい名目をつけて帝国へは行かさずに、カエストゥスに残した。
ロペスはこれを、共にカエストゥスに残る国王マルコにしか告げていない。
ブレンダンもウィッカーも、全員がロペスの建前を信じて進軍した。
話しておくべきだったのかもしれない。
だが、これから戦場に赴く彼らに、後ろの心配をしてほしくなかった。
カエストゥスは大丈夫だ。最強のタジーム・ハメイドがいるのだから。そう安心させて送り出したかった。
「兄上!私は逃げません!カエストゥスの勝利を信じております!だからこそ、兄上には私の傍で私を護ってほしいのです!お願いです!どうか落ち着いてください!」
「マルコ・・・・・ああ、分かった。お前の言う通りにしよう」
懸命にうったえるマルコの言葉に、タジームは静かに目を閉じると、一つ小さく息を吐いて頷いた。
「兄上、ありがとうございます・・・では、早く玉座の間に行きましょう!ロペスの兵が戦況報告に来るはずです」
安堵の息をついたマルコは、タジームの腕から手を離して再び廊下を足早に歩き始めた。
タジームも周囲を警戒しながら、そのすぐ後ろを歩き進む。
タジームは表情を消し、一見すると落ち着いては見える。
しかしマルコの必死の説得で魔力を押さえてはいるが、この時タジームの感情は爆発寸前だった。
なぜなら、カエストゥスに帝国が攻めて来るという事は、それはつまり、帝国に進軍したカエストゥス軍が敗れたという事である。
父親同然だったブレンダン、姉のようなジャニス、そして少し頼りないところはあったが、いつだって自分を気にかけてくれた、兄のようなウィッカー・・・・・
まだ決まったわけではないが、全員が戦死している可能性がある。
タジームはマルコを護らなければという一念で、これらから目を逸らしていた。
直視してしまえば、おそらく耐えられない。心の深い層でそう理解していたからだ。
そしてタジームとマルコが玉座の間の前までたどり着いた時、一人の男が立ちふさがった。
肥え太った大柄な男で、高価な装飾品の付いた上等な服に身を包んでいる。
そしてマルコもよく知っている男である。
「・・・マカブ卿?」
「これはこれは陛下、ずいぶんとのんびりしたご到着でしたね」
妙に粘っこく、そして蔑んだ口調は、国王に対して向けるべきものではなかった。
ズイード・マカブ侯爵。
帝国との戦争において、度々意見が衝突した男だった。
城をも揺るがす大きな衝撃だった。
マルコと並び廊下を歩いていたタジーム・ハメイドは足を止め、弟であり現国王のマルコの体を支えながら、窓の外に目をやった。
そしてその目に映った光景に愕然とした。
城からは距離があったが、町を焼く赤々とした炎、そして空を焦がす程に大きく立ち昇る黒煙。
美しかったカエストゥスの町が、凄惨なものに変わっていた。
「・・・あれは見た事がある、皇帝の光源爆裂弾か・・・」
タジームの黒い瞳が鋭く細められ、口にした言葉にも強い怒りがにじみ出ていた。
王維継承の儀の際に、皇帝が置き土産として撃ち放った破壊の光弾、それと酷似していたが今自分の目に映っている光景は、あの時以上だった。
タジーム・ハメイドの体から殺意に満ちた魔力が溢れ出した。
「あ、兄上!落ち着いてください!」
肩を支えられたマルコは、兄タジームの今にも爆発しそうな魔力を感じ、声を大にして呼びかけた。
「・・・手を離せ、マルコ・・・やはり俺が出るべきだった。帝国は皆殺しだ」
「待ってください!ロペスが軍を率いて出ております!ロペスを信じましょう!」
国王マルコ・ハメイドは必死だった。
それは帝国がカエストゥスに向かっているとの報告を受けた際の、ロペスから忠言にあった。
現実的な話しをするのであれば、ここまで帝国に深く入られた以上、最大戦力のタジーム・ハメイドを出陣させない理由はない。むしろ遅すぎるくらいである。
だが、タジーム・ハメイドは可能な限り出陣させるべきではない。これが大臣でありカエストゥスの頭脳と言っていい男、大臣エマヌエル・ロペスの判断である。
ロペスがなぜタジームを戦場に出させようとしないのか?
それはタジームの闇魔法、黒渦にあった。
あの日・・・太陽を隠し、昼を夜に変えてしまう程の大行軍で押し寄せたバッタの群れを、まるでむさぼり喰らうように飲み込んだ闇の渦。
あの魔法はあれ以来使われていない。タジーム・ハメイドの精神状態も安定しているように見える。
父親である前国王、そして心無い貴族から浴びせられた言葉や、使用人達から向けられた冷たい眼差し。
それは辛い心の傷となって残っているだろう。だが今はブレンダン・ランデルをはじめ、孤児院の仲間達、そして実弟マルコ・ハメイドの存在によって、少しづつ癒えてきているようにも見える。
だが、あの恐ろしい魔法を生み出したのは、タジーム・ハメイド本人である。
ブレンダン・ランデルは、黒渦を本当に魔法なのかと危ぶんでいた。ロペスも同意見である。
億を超えるバッタを飲み込み、その血で空を赤黒く染め上げた黒渦を見た時、ロペスは得も言えぬ恐怖に背筋を凍り付かせていた。
そしてロペスが何よりも恐怖を感じたアレ・・・
アレは目の錯覚だったのかもしれない。恐怖にかられた心が、そう見せたのだろう。
ロペスはそう思おうとした。だがロペスの目には、全てのバッタを食らいつくした闇の渦が、まるで笑っているかのように歪んで見えたさまが、瞼に焼き付き忘れる事ができなかった。
あの魔法だけはもう二度と使ってはいけない。タジーム・ハメイドにもそれは何度となく進言した。
だがタジーム・ハメイドは、過去に受けた迫害の経験から、誰よりも強く、そして深く今の幸せを護ろうとしている。それ自体は素晴らしい気持ちであり、ロペスも誇らしく思っている。
だが強過ぎるがゆえに、周りが見えなくなり暴走する危険性もあった。
もしも目の前で大切な人が無残な死を迎えたとしたら、果たしてタジーム・ハメイドは冷静でいられるだろうか?
もしもまた黒渦を使ったとしたら、アレは敵も味方もなく全てを飲み込まれるのではないか?
ロペスはその懸念をどうしても拭えなかった。
そのためロペスは、タジーム・ハメイドはカエストゥス国を守護するため、国王マルコ・ハメイドの護衛のため、という最もらしい名目をつけて帝国へは行かさずに、カエストゥスに残した。
ロペスはこれを、共にカエストゥスに残る国王マルコにしか告げていない。
ブレンダンもウィッカーも、全員がロペスの建前を信じて進軍した。
話しておくべきだったのかもしれない。
だが、これから戦場に赴く彼らに、後ろの心配をしてほしくなかった。
カエストゥスは大丈夫だ。最強のタジーム・ハメイドがいるのだから。そう安心させて送り出したかった。
「兄上!私は逃げません!カエストゥスの勝利を信じております!だからこそ、兄上には私の傍で私を護ってほしいのです!お願いです!どうか落ち着いてください!」
「マルコ・・・・・ああ、分かった。お前の言う通りにしよう」
懸命にうったえるマルコの言葉に、タジームは静かに目を閉じると、一つ小さく息を吐いて頷いた。
「兄上、ありがとうございます・・・では、早く玉座の間に行きましょう!ロペスの兵が戦況報告に来るはずです」
安堵の息をついたマルコは、タジームの腕から手を離して再び廊下を足早に歩き始めた。
タジームも周囲を警戒しながら、そのすぐ後ろを歩き進む。
タジームは表情を消し、一見すると落ち着いては見える。
しかしマルコの必死の説得で魔力を押さえてはいるが、この時タジームの感情は爆発寸前だった。
なぜなら、カエストゥスに帝国が攻めて来るという事は、それはつまり、帝国に進軍したカエストゥス軍が敗れたという事である。
父親同然だったブレンダン、姉のようなジャニス、そして少し頼りないところはあったが、いつだって自分を気にかけてくれた、兄のようなウィッカー・・・・・
まだ決まったわけではないが、全員が戦死している可能性がある。
タジームはマルコを護らなければという一念で、これらから目を逸らしていた。
直視してしまえば、おそらく耐えられない。心の深い層でそう理解していたからだ。
そしてタジームとマルコが玉座の間の前までたどり着いた時、一人の男が立ちふさがった。
肥え太った大柄な男で、高価な装飾品の付いた上等な服に身を包んでいる。
そしてマルコもよく知っている男である。
「・・・マカブ卿?」
「これはこれは陛下、ずいぶんとのんびりしたご到着でしたね」
妙に粘っこく、そして蔑んだ口調は、国王に対して向けるべきものではなかった。
ズイード・マカブ侯爵。
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