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【909 無残】
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「・・・ブレンダン、貴様なにをした?」
皇帝は鋭い目をブレンダンに向け、低い声で問い詰めた。
たった今見たものをそのまま説明するならば、ブレンダンの青魔法使いとしての魔力が、ウィッカーに吸収されたとしか言えない。
しかしそれはありえない事だった。同じ系統であれば魔力の受け渡しは可能だが、他系統では不可能だからである。
黒魔法使いのウィッカーに、青魔法使いのブレンダンの魔力は送る事はできない。
無理に流そうとすれば苦しむだけである。
「・・・・・」
「答えろブレンダン、貴様、今なにをした?」
ブレンダンの正面に立ち、もう一度問い詰める。だがブレンダンはなにも答えなかった。
いや、正確には言葉を口にできるほどの力が残っていないのである。
胸に穴を空けられ、残りの生命力、そして魔力を全てウィッカーに渡したブレンダンには、口を開く体力も残っていなかった。
冷たい床に這いつくばり、わずかに開いているその目も、なにかを映しているようには見えない。
鼻と口からは血を垂れ流し、か細く弱弱しい呼吸をしているだけである。
あと十数秒もすれば、心臓の鼓動も止まるだろう。
もはやブレンダンには、ただ、死を待つ事しかできなかった。
「・・・・・何も答えんつもりか?余をなめるなよ!」
額に青い筋を浮かべて歯を噛み鳴らすと、ブレンダンの頭を鷲掴みにして持ち上げた。
「う・・・ぐぅ・・・・・」
無理やり体を起こされたブレンダンの口から、かすかにうめき声がもれる。
「言え、ブレンダン!貴様、ウィッカーに何をした?あんなものは見た事がない。青魔法使いの貴様が、黒魔法使いに魔力を流したというのか?そんな事できるはずがない!貴様なにをしたんだ!」
皇帝は明らかに苛立っていた。余裕を見せてブレンダンの行動を見逃したが、まさか魔力を送るとは思わなかった。いや、本来送れるはずがないのだ。想像の外の行為である。
しかし、見たままを受け入れるのならば、系統の違う魔力を送ったとしか言えない。
認めたくなくても、それしか答えがないのだ。
そして送られた側のウィッカーは意識を失っているが、拒絶反応を見せないのだ。
これは重大な事案だった。
皇帝とて一人の魔法使い。何をしたのか聞いておかなければならなかった。
皇帝の腕に力が入ると、ブチブチと音を立てて、ブレンダンの白い髪が頭皮から千切られる。
「ふっ・・・・・はは・・・・は・・・・・・・」
ブレンダンは笑った。
意識しないと聞き逃してしまいそうなくらい、微かな笑い声だった。
「・・・ブレンダン・・・貴様、なにがおかしい?」
その笑いが、自分への嘲笑であると感じ取り、皇帝の目が更に険しくなる。
ブレンダンの頭を掴む手にも力が入り、髪が引き千切られる音が耳につく。
「くく・・・・おろか、よな・・・ワシが、なにを・・・する、か・・・そうぞう、も・・・できんで・・・・・自由に、させ、たのか・・・・・・ウィッカーに・・・ワシの全てを、渡した・・・・もうおそ、い・・・・こう、てい・・・きさまの、負け、じゃ・・・・・」
ブレンダノが僅かに口の端を持ち上げて笑うと、皇帝の目に殺意の火が宿った。
「・・・・・言ってくれたな・・・・・死にぞこないのおいぼれがッ!」
ブレンダンの頭を掴む皇帝の手に魔力が込められる。
それは大きな風を生み出すと、ブレンダンを上空に吹き飛ばした!
「うぐ、あぁぁぁーーーーーッ!」
「貴様らカエストゥスは、風の加護を受けているんだったな?」
右手を上げて、空に飛ばしたブレンダンに狙いを付ける。
皇帝の魔力が高まり、手の平に集まった風が鋭く研ぎ澄まされ、真空の刃となって唸りを上げる!
「ならば仲良しの風に切り刻まれて死ぬがいい」
「う・・・く・・・・・」
体に流れ込んでくる温かな力が、背中の痛みを和らげる。
枯渇しかかっていた魔力の器に、新たな魔力が注ぎ込まれていく。
その感覚に虚ろだった意識も少しづつ覚醒していく。
「し、師匠・・・・・」
体が熱い・・・まるで体中の血液が沸騰しているようだ。
師匠が俺になにかをした。なにかを渡してきたのは分かった。
しかし、この熱さは・・・いったい師匠は、俺になにをしたんだ?
肘をついて、重い体を持ち上げる。
「・・・な、にィッ!?」
顔を上げて目の前の光景が目に入ったその瞬間、俺は驚愕して目を開いた。
朦朧としていた意識が一瞬でハッキリと覚醒する。
血まみれの師匠が皇帝に頭を掴まれていた!
ぐったりとしているが、僅かに頭と口が動いているように見える。何か話しているようだが、師匠の言葉は皇帝の逆鱗にふれたようだ。
皇帝の目が鋭く光り、底冷えするような殺気が溢れ出した。
そして風の魔力を放出すると、皇帝は師匠を空へと吹き飛ばした。
「し、師匠ォォォーーーーーーッツ!」
上空に向かって掲げた皇帝の右手から、鋭く研ぎ澄まされた風の刃が次々と撃ち放たれた!
そこから先の光景は、俺は今でもハッキリと覚えている。
一瞬一瞬が静止した絵のように、目に焼き付いて離れない。一生忘れる事はないだろう。
皇帝の放った風の刃が、上空の師匠を一太刀一太刀、容赦なく切り刻んでいく。
それは頬を、胸を、腹を、腿を斬り裂き、その度に空から鮮血が飛び散ってくる。
「やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー------ー--ッツ!」
喉が張り裂けそうなくらい声を振り絞って叫んだ。しかし皇帝は俺には目をもくれず、風魔法を撃ち続けている。
止めなくては!そう思い立ち上がろうとするが足が震えて動かない。
意識はハッキリ戻っても、まだ全身が熱におかされてうまく力が入らないのだ。
ドンッ・・・と、大きな音を立てて、俺の目の前に何かが落ちてきた。
それと同時に頬に生暖かく、ぬるりとした液体がかかる。
俺は自分の目の前に転がったソレを目で追った。
「なっ・・・・・」
一本一本が細くてシワがある、強く握れば折れてしまいそうだが、本当はとても力強く、いつも俺達の頭を撫でてくれたその手を俺は知っている。
そう、それは師匠の左手だった。
師匠の左腕の肘から先が、俺の目の前に落ちている。そう理解した瞬間、呼吸が止まりそうになった。心臓が大きく高鳴り、全身から一気に汗が噴き出した。
「フハハハハハハハハハ!どうだブレンダン!カエストゥスの象徴である風で斬り裂かれるのは、貴様の最後にふさわしかろう!」
そして皇帝の高笑いが耳に入り、俺は顔を上げた。
師匠に止めを刺す気だ!駄目だ!
「よせぇぇぇー----ッツ!やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー-----ッツ!」
うまく動かない体を無理やり動かし、手を伸ばして叫んだ。
上空の師匠が生きているのか死んでいるのか、それは分からない。
ただ、血まみれでその身を投げ出されている師匠を、これ以上傷つけたくなくて叫んだ。
だが次の瞬間俺の目に映ったのは、皇帝の放った風の刃によって体中を切り刻まれ、最後に胴体を真っ二つに切り離された無残な師の姿だった。
皇帝は鋭い目をブレンダンに向け、低い声で問い詰めた。
たった今見たものをそのまま説明するならば、ブレンダンの青魔法使いとしての魔力が、ウィッカーに吸収されたとしか言えない。
しかしそれはありえない事だった。同じ系統であれば魔力の受け渡しは可能だが、他系統では不可能だからである。
黒魔法使いのウィッカーに、青魔法使いのブレンダンの魔力は送る事はできない。
無理に流そうとすれば苦しむだけである。
「・・・・・」
「答えろブレンダン、貴様、今なにをした?」
ブレンダンの正面に立ち、もう一度問い詰める。だがブレンダンはなにも答えなかった。
いや、正確には言葉を口にできるほどの力が残っていないのである。
胸に穴を空けられ、残りの生命力、そして魔力を全てウィッカーに渡したブレンダンには、口を開く体力も残っていなかった。
冷たい床に這いつくばり、わずかに開いているその目も、なにかを映しているようには見えない。
鼻と口からは血を垂れ流し、か細く弱弱しい呼吸をしているだけである。
あと十数秒もすれば、心臓の鼓動も止まるだろう。
もはやブレンダンには、ただ、死を待つ事しかできなかった。
「・・・・・何も答えんつもりか?余をなめるなよ!」
額に青い筋を浮かべて歯を噛み鳴らすと、ブレンダンの頭を鷲掴みにして持ち上げた。
「う・・・ぐぅ・・・・・」
無理やり体を起こされたブレンダンの口から、かすかにうめき声がもれる。
「言え、ブレンダン!貴様、ウィッカーに何をした?あんなものは見た事がない。青魔法使いの貴様が、黒魔法使いに魔力を流したというのか?そんな事できるはずがない!貴様なにをしたんだ!」
皇帝は明らかに苛立っていた。余裕を見せてブレンダンの行動を見逃したが、まさか魔力を送るとは思わなかった。いや、本来送れるはずがないのだ。想像の外の行為である。
しかし、見たままを受け入れるのならば、系統の違う魔力を送ったとしか言えない。
認めたくなくても、それしか答えがないのだ。
そして送られた側のウィッカーは意識を失っているが、拒絶反応を見せないのだ。
これは重大な事案だった。
皇帝とて一人の魔法使い。何をしたのか聞いておかなければならなかった。
皇帝の腕に力が入ると、ブチブチと音を立てて、ブレンダンの白い髪が頭皮から千切られる。
「ふっ・・・・・はは・・・・は・・・・・・・」
ブレンダンは笑った。
意識しないと聞き逃してしまいそうなくらい、微かな笑い声だった。
「・・・ブレンダン・・・貴様、なにがおかしい?」
その笑いが、自分への嘲笑であると感じ取り、皇帝の目が更に険しくなる。
ブレンダンの頭を掴む手にも力が入り、髪が引き千切られる音が耳につく。
「くく・・・・おろか、よな・・・ワシが、なにを・・・する、か・・・そうぞう、も・・・できんで・・・・・自由に、させ、たのか・・・・・・ウィッカーに・・・ワシの全てを、渡した・・・・もうおそ、い・・・・こう、てい・・・きさまの、負け、じゃ・・・・・」
ブレンダノが僅かに口の端を持ち上げて笑うと、皇帝の目に殺意の火が宿った。
「・・・・・言ってくれたな・・・・・死にぞこないのおいぼれがッ!」
ブレンダンの頭を掴む皇帝の手に魔力が込められる。
それは大きな風を生み出すと、ブレンダンを上空に吹き飛ばした!
「うぐ、あぁぁぁーーーーーッ!」
「貴様らカエストゥスは、風の加護を受けているんだったな?」
右手を上げて、空に飛ばしたブレンダンに狙いを付ける。
皇帝の魔力が高まり、手の平に集まった風が鋭く研ぎ澄まされ、真空の刃となって唸りを上げる!
「ならば仲良しの風に切り刻まれて死ぬがいい」
「う・・・く・・・・・」
体に流れ込んでくる温かな力が、背中の痛みを和らげる。
枯渇しかかっていた魔力の器に、新たな魔力が注ぎ込まれていく。
その感覚に虚ろだった意識も少しづつ覚醒していく。
「し、師匠・・・・・」
体が熱い・・・まるで体中の血液が沸騰しているようだ。
師匠が俺になにかをした。なにかを渡してきたのは分かった。
しかし、この熱さは・・・いったい師匠は、俺になにをしたんだ?
肘をついて、重い体を持ち上げる。
「・・・な、にィッ!?」
顔を上げて目の前の光景が目に入ったその瞬間、俺は驚愕して目を開いた。
朦朧としていた意識が一瞬でハッキリと覚醒する。
血まみれの師匠が皇帝に頭を掴まれていた!
ぐったりとしているが、僅かに頭と口が動いているように見える。何か話しているようだが、師匠の言葉は皇帝の逆鱗にふれたようだ。
皇帝の目が鋭く光り、底冷えするような殺気が溢れ出した。
そして風の魔力を放出すると、皇帝は師匠を空へと吹き飛ばした。
「し、師匠ォォォーーーーーーッツ!」
上空に向かって掲げた皇帝の右手から、鋭く研ぎ澄まされた風の刃が次々と撃ち放たれた!
そこから先の光景は、俺は今でもハッキリと覚えている。
一瞬一瞬が静止した絵のように、目に焼き付いて離れない。一生忘れる事はないだろう。
皇帝の放った風の刃が、上空の師匠を一太刀一太刀、容赦なく切り刻んでいく。
それは頬を、胸を、腹を、腿を斬り裂き、その度に空から鮮血が飛び散ってくる。
「やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー------ー--ッツ!」
喉が張り裂けそうなくらい声を振り絞って叫んだ。しかし皇帝は俺には目をもくれず、風魔法を撃ち続けている。
止めなくては!そう思い立ち上がろうとするが足が震えて動かない。
意識はハッキリ戻っても、まだ全身が熱におかされてうまく力が入らないのだ。
ドンッ・・・と、大きな音を立てて、俺の目の前に何かが落ちてきた。
それと同時に頬に生暖かく、ぬるりとした液体がかかる。
俺は自分の目の前に転がったソレを目で追った。
「なっ・・・・・」
一本一本が細くてシワがある、強く握れば折れてしまいそうだが、本当はとても力強く、いつも俺達の頭を撫でてくれたその手を俺は知っている。
そう、それは師匠の左手だった。
師匠の左腕の肘から先が、俺の目の前に落ちている。そう理解した瞬間、呼吸が止まりそうになった。心臓が大きく高鳴り、全身から一気に汗が噴き出した。
「フハハハハハハハハハ!どうだブレンダン!カエストゥスの象徴である風で斬り裂かれるのは、貴様の最後にふさわしかろう!」
そして皇帝の高笑いが耳に入り、俺は顔を上げた。
師匠に止めを刺す気だ!駄目だ!
「よせぇぇぇー----ッツ!やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー-----ッツ!」
うまく動かない体を無理やり動かし、手を伸ばして叫んだ。
上空の師匠が生きているのか死んでいるのか、それは分からない。
ただ、血まみれでその身を投げ出されている師匠を、これ以上傷つけたくなくて叫んだ。
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