920 / 1,253
【909 無残】
しおりを挟む
「・・・ブレンダン、貴様なにをした?」
皇帝は鋭い目をブレンダンに向け、低い声で問い詰めた。
たった今見たものをそのまま説明するならば、ブレンダンの青魔法使いとしての魔力が、ウィッカーに吸収されたとしか言えない。
しかしそれはありえない事だった。同じ系統であれば魔力の受け渡しは可能だが、他系統では不可能だからである。
黒魔法使いのウィッカーに、青魔法使いのブレンダンの魔力は送る事はできない。
無理に流そうとすれば苦しむだけである。
「・・・・・」
「答えろブレンダン、貴様、今なにをした?」
ブレンダンの正面に立ち、もう一度問い詰める。だがブレンダンはなにも答えなかった。
いや、正確には言葉を口にできるほどの力が残っていないのである。
胸に穴を空けられ、残りの生命力、そして魔力を全てウィッカーに渡したブレンダンには、口を開く体力も残っていなかった。
冷たい床に這いつくばり、わずかに開いているその目も、なにかを映しているようには見えない。
鼻と口からは血を垂れ流し、か細く弱弱しい呼吸をしているだけである。
あと十数秒もすれば、心臓の鼓動も止まるだろう。
もはやブレンダンには、ただ、死を待つ事しかできなかった。
「・・・・・何も答えんつもりか?余をなめるなよ!」
額に青い筋を浮かべて歯を噛み鳴らすと、ブレンダンの頭を鷲掴みにして持ち上げた。
「う・・・ぐぅ・・・・・」
無理やり体を起こされたブレンダンの口から、かすかにうめき声がもれる。
「言え、ブレンダン!貴様、ウィッカーに何をした?あんなものは見た事がない。青魔法使いの貴様が、黒魔法使いに魔力を流したというのか?そんな事できるはずがない!貴様なにをしたんだ!」
皇帝は明らかに苛立っていた。余裕を見せてブレンダンの行動を見逃したが、まさか魔力を送るとは思わなかった。いや、本来送れるはずがないのだ。想像の外の行為である。
しかし、見たままを受け入れるのならば、系統の違う魔力を送ったとしか言えない。
認めたくなくても、それしか答えがないのだ。
そして送られた側のウィッカーは意識を失っているが、拒絶反応を見せないのだ。
これは重大な事案だった。
皇帝とて一人の魔法使い。何をしたのか聞いておかなければならなかった。
皇帝の腕に力が入ると、ブチブチと音を立てて、ブレンダンの白い髪が頭皮から千切られる。
「ふっ・・・・・はは・・・・は・・・・・・・」
ブレンダンは笑った。
意識しないと聞き逃してしまいそうなくらい、微かな笑い声だった。
「・・・ブレンダン・・・貴様、なにがおかしい?」
その笑いが、自分への嘲笑であると感じ取り、皇帝の目が更に険しくなる。
ブレンダンの頭を掴む手にも力が入り、髪が引き千切られる音が耳につく。
「くく・・・・おろか、よな・・・ワシが、なにを・・・する、か・・・そうぞう、も・・・できんで・・・・・自由に、させ、たのか・・・・・・ウィッカーに・・・ワシの全てを、渡した・・・・もうおそ、い・・・・こう、てい・・・きさまの、負け、じゃ・・・・・」
ブレンダノが僅かに口の端を持ち上げて笑うと、皇帝の目に殺意の火が宿った。
「・・・・・言ってくれたな・・・・・死にぞこないのおいぼれがッ!」
ブレンダンの頭を掴む皇帝の手に魔力が込められる。
それは大きな風を生み出すと、ブレンダンを上空に吹き飛ばした!
「うぐ、あぁぁぁーーーーーッ!」
「貴様らカエストゥスは、風の加護を受けているんだったな?」
右手を上げて、空に飛ばしたブレンダンに狙いを付ける。
皇帝の魔力が高まり、手の平に集まった風が鋭く研ぎ澄まされ、真空の刃となって唸りを上げる!
「ならば仲良しの風に切り刻まれて死ぬがいい」
「う・・・く・・・・・」
体に流れ込んでくる温かな力が、背中の痛みを和らげる。
枯渇しかかっていた魔力の器に、新たな魔力が注ぎ込まれていく。
その感覚に虚ろだった意識も少しづつ覚醒していく。
「し、師匠・・・・・」
体が熱い・・・まるで体中の血液が沸騰しているようだ。
師匠が俺になにかをした。なにかを渡してきたのは分かった。
しかし、この熱さは・・・いったい師匠は、俺になにをしたんだ?
肘をついて、重い体を持ち上げる。
「・・・な、にィッ!?」
顔を上げて目の前の光景が目に入ったその瞬間、俺は驚愕して目を開いた。
朦朧としていた意識が一瞬でハッキリと覚醒する。
血まみれの師匠が皇帝に頭を掴まれていた!
ぐったりとしているが、僅かに頭と口が動いているように見える。何か話しているようだが、師匠の言葉は皇帝の逆鱗にふれたようだ。
皇帝の目が鋭く光り、底冷えするような殺気が溢れ出した。
そして風の魔力を放出すると、皇帝は師匠を空へと吹き飛ばした。
「し、師匠ォォォーーーーーーッツ!」
上空に向かって掲げた皇帝の右手から、鋭く研ぎ澄まされた風の刃が次々と撃ち放たれた!
そこから先の光景は、俺は今でもハッキリと覚えている。
一瞬一瞬が静止した絵のように、目に焼き付いて離れない。一生忘れる事はないだろう。
皇帝の放った風の刃が、上空の師匠を一太刀一太刀、容赦なく切り刻んでいく。
それは頬を、胸を、腹を、腿を斬り裂き、その度に空から鮮血が飛び散ってくる。
「やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー------ー--ッツ!」
喉が張り裂けそうなくらい声を振り絞って叫んだ。しかし皇帝は俺には目をもくれず、風魔法を撃ち続けている。
止めなくては!そう思い立ち上がろうとするが足が震えて動かない。
意識はハッキリ戻っても、まだ全身が熱におかされてうまく力が入らないのだ。
ドンッ・・・と、大きな音を立てて、俺の目の前に何かが落ちてきた。
それと同時に頬に生暖かく、ぬるりとした液体がかかる。
俺は自分の目の前に転がったソレを目で追った。
「なっ・・・・・」
一本一本が細くてシワがある、強く握れば折れてしまいそうだが、本当はとても力強く、いつも俺達の頭を撫でてくれたその手を俺は知っている。
そう、それは師匠の左手だった。
師匠の左腕の肘から先が、俺の目の前に落ちている。そう理解した瞬間、呼吸が止まりそうになった。心臓が大きく高鳴り、全身から一気に汗が噴き出した。
「フハハハハハハハハハ!どうだブレンダン!カエストゥスの象徴である風で斬り裂かれるのは、貴様の最後にふさわしかろう!」
そして皇帝の高笑いが耳に入り、俺は顔を上げた。
師匠に止めを刺す気だ!駄目だ!
「よせぇぇぇー----ッツ!やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー-----ッツ!」
うまく動かない体を無理やり動かし、手を伸ばして叫んだ。
上空の師匠が生きているのか死んでいるのか、それは分からない。
ただ、血まみれでその身を投げ出されている師匠を、これ以上傷つけたくなくて叫んだ。
だが次の瞬間俺の目に映ったのは、皇帝の放った風の刃によって体中を切り刻まれ、最後に胴体を真っ二つに切り離された無残な師の姿だった。
皇帝は鋭い目をブレンダンに向け、低い声で問い詰めた。
たった今見たものをそのまま説明するならば、ブレンダンの青魔法使いとしての魔力が、ウィッカーに吸収されたとしか言えない。
しかしそれはありえない事だった。同じ系統であれば魔力の受け渡しは可能だが、他系統では不可能だからである。
黒魔法使いのウィッカーに、青魔法使いのブレンダンの魔力は送る事はできない。
無理に流そうとすれば苦しむだけである。
「・・・・・」
「答えろブレンダン、貴様、今なにをした?」
ブレンダンの正面に立ち、もう一度問い詰める。だがブレンダンはなにも答えなかった。
いや、正確には言葉を口にできるほどの力が残っていないのである。
胸に穴を空けられ、残りの生命力、そして魔力を全てウィッカーに渡したブレンダンには、口を開く体力も残っていなかった。
冷たい床に這いつくばり、わずかに開いているその目も、なにかを映しているようには見えない。
鼻と口からは血を垂れ流し、か細く弱弱しい呼吸をしているだけである。
あと十数秒もすれば、心臓の鼓動も止まるだろう。
もはやブレンダンには、ただ、死を待つ事しかできなかった。
「・・・・・何も答えんつもりか?余をなめるなよ!」
額に青い筋を浮かべて歯を噛み鳴らすと、ブレンダンの頭を鷲掴みにして持ち上げた。
「う・・・ぐぅ・・・・・」
無理やり体を起こされたブレンダンの口から、かすかにうめき声がもれる。
「言え、ブレンダン!貴様、ウィッカーに何をした?あんなものは見た事がない。青魔法使いの貴様が、黒魔法使いに魔力を流したというのか?そんな事できるはずがない!貴様なにをしたんだ!」
皇帝は明らかに苛立っていた。余裕を見せてブレンダンの行動を見逃したが、まさか魔力を送るとは思わなかった。いや、本来送れるはずがないのだ。想像の外の行為である。
しかし、見たままを受け入れるのならば、系統の違う魔力を送ったとしか言えない。
認めたくなくても、それしか答えがないのだ。
そして送られた側のウィッカーは意識を失っているが、拒絶反応を見せないのだ。
これは重大な事案だった。
皇帝とて一人の魔法使い。何をしたのか聞いておかなければならなかった。
皇帝の腕に力が入ると、ブチブチと音を立てて、ブレンダンの白い髪が頭皮から千切られる。
「ふっ・・・・・はは・・・・は・・・・・・・」
ブレンダンは笑った。
意識しないと聞き逃してしまいそうなくらい、微かな笑い声だった。
「・・・ブレンダン・・・貴様、なにがおかしい?」
その笑いが、自分への嘲笑であると感じ取り、皇帝の目が更に険しくなる。
ブレンダンの頭を掴む手にも力が入り、髪が引き千切られる音が耳につく。
「くく・・・・おろか、よな・・・ワシが、なにを・・・する、か・・・そうぞう、も・・・できんで・・・・・自由に、させ、たのか・・・・・・ウィッカーに・・・ワシの全てを、渡した・・・・もうおそ、い・・・・こう、てい・・・きさまの、負け、じゃ・・・・・」
ブレンダノが僅かに口の端を持ち上げて笑うと、皇帝の目に殺意の火が宿った。
「・・・・・言ってくれたな・・・・・死にぞこないのおいぼれがッ!」
ブレンダンの頭を掴む皇帝の手に魔力が込められる。
それは大きな風を生み出すと、ブレンダンを上空に吹き飛ばした!
「うぐ、あぁぁぁーーーーーッ!」
「貴様らカエストゥスは、風の加護を受けているんだったな?」
右手を上げて、空に飛ばしたブレンダンに狙いを付ける。
皇帝の魔力が高まり、手の平に集まった風が鋭く研ぎ澄まされ、真空の刃となって唸りを上げる!
「ならば仲良しの風に切り刻まれて死ぬがいい」
「う・・・く・・・・・」
体に流れ込んでくる温かな力が、背中の痛みを和らげる。
枯渇しかかっていた魔力の器に、新たな魔力が注ぎ込まれていく。
その感覚に虚ろだった意識も少しづつ覚醒していく。
「し、師匠・・・・・」
体が熱い・・・まるで体中の血液が沸騰しているようだ。
師匠が俺になにかをした。なにかを渡してきたのは分かった。
しかし、この熱さは・・・いったい師匠は、俺になにをしたんだ?
肘をついて、重い体を持ち上げる。
「・・・な、にィッ!?」
顔を上げて目の前の光景が目に入ったその瞬間、俺は驚愕して目を開いた。
朦朧としていた意識が一瞬でハッキリと覚醒する。
血まみれの師匠が皇帝に頭を掴まれていた!
ぐったりとしているが、僅かに頭と口が動いているように見える。何か話しているようだが、師匠の言葉は皇帝の逆鱗にふれたようだ。
皇帝の目が鋭く光り、底冷えするような殺気が溢れ出した。
そして風の魔力を放出すると、皇帝は師匠を空へと吹き飛ばした。
「し、師匠ォォォーーーーーーッツ!」
上空に向かって掲げた皇帝の右手から、鋭く研ぎ澄まされた風の刃が次々と撃ち放たれた!
そこから先の光景は、俺は今でもハッキリと覚えている。
一瞬一瞬が静止した絵のように、目に焼き付いて離れない。一生忘れる事はないだろう。
皇帝の放った風の刃が、上空の師匠を一太刀一太刀、容赦なく切り刻んでいく。
それは頬を、胸を、腹を、腿を斬り裂き、その度に空から鮮血が飛び散ってくる。
「やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー------ー--ッツ!」
喉が張り裂けそうなくらい声を振り絞って叫んだ。しかし皇帝は俺には目をもくれず、風魔法を撃ち続けている。
止めなくては!そう思い立ち上がろうとするが足が震えて動かない。
意識はハッキリ戻っても、まだ全身が熱におかされてうまく力が入らないのだ。
ドンッ・・・と、大きな音を立てて、俺の目の前に何かが落ちてきた。
それと同時に頬に生暖かく、ぬるりとした液体がかかる。
俺は自分の目の前に転がったソレを目で追った。
「なっ・・・・・」
一本一本が細くてシワがある、強く握れば折れてしまいそうだが、本当はとても力強く、いつも俺達の頭を撫でてくれたその手を俺は知っている。
そう、それは師匠の左手だった。
師匠の左腕の肘から先が、俺の目の前に落ちている。そう理解した瞬間、呼吸が止まりそうになった。心臓が大きく高鳴り、全身から一気に汗が噴き出した。
「フハハハハハハハハハ!どうだブレンダン!カエストゥスの象徴である風で斬り裂かれるのは、貴様の最後にふさわしかろう!」
そして皇帝の高笑いが耳に入り、俺は顔を上げた。
師匠に止めを刺す気だ!駄目だ!
「よせぇぇぇー----ッツ!やめろ皇帝ぇぇぇぇぇー-----ッツ!」
うまく動かない体を無理やり動かし、手を伸ばして叫んだ。
上空の師匠が生きているのか死んでいるのか、それは分からない。
ただ、血まみれでその身を投げ出されている師匠を、これ以上傷つけたくなくて叫んだ。
だが次の瞬間俺の目に映ったのは、皇帝の放った風の刃によって体中を切り刻まれ、最後に胴体を真っ二つに切り離された無残な師の姿だった。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる