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【868 カエストゥス 対 帝国 ②】
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「雷の指輪よ!」
右手の人差し指にはめた指輪が、パトリックの魔力に反応する。
魔力を吸った雷の指輪は、青く光る光線を発し、目の前の帝国兵達を一瞬にして焼き尽くした。
「なっ!?くそっ、青魔法使いは結界を張れ!」
指先から放たれた雷は、広範囲に渡ってそのエネルギーを放出する。
雷は非常に速い。訓練された帝国兵とて、肉眼で見切る事はほぼ不可能である。
瞬き程の一瞬で、正面で構えていた帝国兵数十人を、黒コゲにして始末していた。
もう一発だ!
帝国兵に動揺が見えた。パトリックはその隙をついて、もう一度右手を向けて雷を発する。
だが二発目は青魔法使いの結界に阻まれ、雷のエネルギーが散らされてしまった。
青魔法使い数人がかりでかけた青く輝く結界は、自軍の帝国兵達を広く包み込んでいた。
そう易々と破れるほど、もろいものではない。
「チッ、結界か。だがな・・・」
より強い魔力を指輪に流し込む。
魔道具とは、使う者の魔力の高さでその性能を変える物が多い。当然この雷の指輪もそうだ。
「雷の指輪はまだまだこんなものじゃない!」
右手を向けて雷を撃ち放つ!結界の上からだろうとかまう事はない!
なぜなら今度の雷は、その程度の結界を粉砕するくらいわけはないからだ!
雷の指輪は先の一発よりも、はるかに強く大きな光線を発し、帝国兵の結界を撃ち砕いた。
結界を破壊した事による爆風は大きく、パトリックのシルバーグレーの髪を、着ている青いローブを、地吹雪とともに激しく後方に煽る。
「な、なんだとー--っ!?」
まさかこれほどあっさり破られるとは思っていなかったのだろう。
結界を破壊された青魔法使い達は、動揺を隠す事ができず、乱れた精神状態では、すぐに結界を張り直す事ができなかった。
かつてブローグ砦の戦いでは、雷の指輪は結界に阻まれた事がある。
ならば今度は結界をも破壊できるように、己を鍛えておく事は当然だ。
親父なら・・・魔法兵団団長だった親父なら、そうしていたはずだ。
「この戦争、勝たせてもらう」
無防備にその身を晒している帝国兵達に右手を向けると、パトリックの雷の指輪が青く光る光線を発し、帝国兵を焼き払った。
口から吐く息は白いが、この男は寒さに震える様子を見せず、腕を組んで戦局を見つめていた。
身長は170cm程度、年の頃は15歳か16歳か、いずれにしても少年と呼ばれる年齢だ。
だがその表情には、いくつもの死線を潜り抜けて来た強さ、逞しさ、そして厳しさがあった。
黒い肌、眉も太く、その黒い瞳は闇を連想させ、じっと見ていると呑み込まれそうな気にもさせられた。
チリチリと縮れて絡まりそうな長い髪は、何本にも編み込まれて首筋から束にして垂らしていた。
深紅のローブを羽織っていて、魔法使いにしては引き締まった体付きだった。
「へぇ・・・ジョルジュが死んでガッカリさせられたけど、なかなか骨のあるヤツらがいるじゃねぇか」
その男、殺し屋ジャミール・ディーロは、軍の後方に立ち戦局を見ていた。
父を殺した男、ジョルジュ・ワーリントンとの決着をつけたかったが、指揮官デズモンデイ・ワイルダーに譲ることになり、諦めざるをえなくなっていた。
だが、ペトラ、エロール、パトリック達の戦いぶりを見て、帝国兵をまったく寄せ付けないその強さに興味を持った。
「うっとおしいデカブツは死んだ。多分、キャシーも死んでんだろうな・・・」
ジャミール・ディーロは戦局を見ていた。
数万の軍勢をいくつもの部隊に分け、各部隊長が指揮を執り奮闘しているが、情勢は明らかに劣勢だった。
その理由として、絶対的指揮官、デズモンデイ・ワイルダーを討ち取られ、動揺が広がっている事が大きい。人間離れしたあの男が、まさか一対一で戦死するなど想像だにできなかった。
最大戦力を失った事による動揺。それに伴う士気の低下。そしてカエストゥスには勢いがあった。
ワイルダーの投擲に耐え、仲間が切り開いた道を走り抜けてきたカエストゥスは、全ての兵士が戦いに対して強い覚悟を宿していた。
「・・・こいつはちょっと、まじいな」
このままいけば負ける。
ジャミールはこの時点で判断を下した。
両軍はぶつかったばかり、結論をつけるには早すぎる。後ろにはまだ皇帝、そしてその弟のアンソニーが控えている。現状では押されているが、逆転できる可能性は残っている。
だが、殺し屋として裏世界に身を置いているジャミールは、見切りが早かった。
帝国が勝つにしても、そのために自分が死んでは敗北だという考えである。
帝国のために命を懸けるという気持ちは微塵もなかった。
適当なところで抜けるか。
ジャミールが帝国に見切りをつけたその時、目の前が光った。
「うぉッ!?」
一瞬の事だった。
ジャミールがその光線を目にしたとほぼ同時に、それは全身を貫いた。
熱閃はジャミールを焼き、ジャミールは全身から白い煙を立ち昇らせて、そのまま後ろに倒れた。
「・・・強い魔力を感じたが、今倒せたのはよかったな」
立ち向かって来る帝国兵達を雷で焼き、パトリックが前に出て来た。
ジャミール・ディーロから感じた強い魔力に、この敵は早いうちに倒しておくべきだ。そう判断し、ジャミールが臨戦態勢に入る前に、ふいを突いて雷を撃ち放ったのである。
雷で焼き殺したジャミールに目を向けたのは、ただ死体を確認するためだった。
この雷で、ブローグ砦の戦いから、何人もの帝国兵を葬ってきたため、仕留めた事は手応えで分かる。
目を向けた事に深い意味はない。ただ、強い魔力を感じた相手なだけに、なんとなく目を向けた。
強いて言えばそれくらいの理由である。
だがジャミールの焼死体に目を向けて、パトリックの顔がこわばった。
「ふー・・・びびらせてくれるぜ」
雷は確かにジャミールを撃ち抜いた。まともに受ければ即死を免れない熱量である。
現にこれまで雷を受けた全ての帝国兵は、一発で消し炭にされている。
だがこの男、ジャミール・ディーロは、大きく息を吐き出すと、何事もなかったかのように体を起こして立ち上がった。
身に纏っている深紅のローブはところどころ裂けており、頬や額にも多少の裂け傷が見える。
だがどれもかすり傷程度の軽傷で、ダメージらしいダメージは見られなかった。
「お前、なかなかやるじゃねぇか?」
「貴様っ・・・!」
向き合う男との距離は、ほんの4~5メートル程度だった。
攻撃魔法を撃たれても対応できる距離だったが、この間合いは危険だと、パトリックは本能的に感じ取り、大きく後ろへ跳び下がった。
「・・・貴様・・・その顔、どこかで?」
目の前の敵は大きな魔力を持っている。そしてどういうわけか、自分の雷をまともにくらって、この程度のダメージしか通さない。一言で言えば得体の知れない男だった。
だが、それ以上に今パトリックの脳内では、この男と以前どこかで会った事がある。
その考えに捕らわれていた。
「あ?お前とは初めて会うと思うが・・・いや、俺の親父達とはどこかで会ってるのかもしれねぇな。ディーロだ。俺の名はジャミール・ディーロ、殺し屋だ」
不敵に笑う男の顔、そしてディーロという名を聞き、パトリックの脳裏に六年前のあの日・・・孤児院が襲撃された日の記憶が呼び起こされた。
浅黒い肌に、太い眉、そして特徴的なチリチリとした髪が、あの日戦った殺し屋と一致する。
「・・・そうか、お前・・・あの時の殺し屋の子供か?」
「へぇ・・・本当に親父達を知ってるみてぇだな?」
正確には、ジャミール・チャーロの父は、ジョルジュが闘技場で殺した男であり、パトリックが戦った男がジャミールの父親ではない。だが特徴のある風貌から、親子関係にあると結論付けた。
ジャミールからしても、父親とその兄弟、三人の中の誰かを知っているというだけで十分だった。
自分の父親を殺したのはジョルジュ・ワーリントンであり、その男はもう死んでいる。
父親達の誰と因縁があるかなど、もうどうでもよくなっていた。
「お?怖ぇ顔しやがって。その様子じゃ、親父達とけっこうな因縁がありそうだな?・・・いいぜ、暇してたんだよ。お前はなかなか強いみたいだし、遊んでやるよ」
殺し屋ジャミール・ディーロ。
一族の血を継ぐ最後の一人が、その高い魔力を全身から放出させた。
右手の人差し指にはめた指輪が、パトリックの魔力に反応する。
魔力を吸った雷の指輪は、青く光る光線を発し、目の前の帝国兵達を一瞬にして焼き尽くした。
「なっ!?くそっ、青魔法使いは結界を張れ!」
指先から放たれた雷は、広範囲に渡ってそのエネルギーを放出する。
雷は非常に速い。訓練された帝国兵とて、肉眼で見切る事はほぼ不可能である。
瞬き程の一瞬で、正面で構えていた帝国兵数十人を、黒コゲにして始末していた。
もう一発だ!
帝国兵に動揺が見えた。パトリックはその隙をついて、もう一度右手を向けて雷を発する。
だが二発目は青魔法使いの結界に阻まれ、雷のエネルギーが散らされてしまった。
青魔法使い数人がかりでかけた青く輝く結界は、自軍の帝国兵達を広く包み込んでいた。
そう易々と破れるほど、もろいものではない。
「チッ、結界か。だがな・・・」
より強い魔力を指輪に流し込む。
魔道具とは、使う者の魔力の高さでその性能を変える物が多い。当然この雷の指輪もそうだ。
「雷の指輪はまだまだこんなものじゃない!」
右手を向けて雷を撃ち放つ!結界の上からだろうとかまう事はない!
なぜなら今度の雷は、その程度の結界を粉砕するくらいわけはないからだ!
雷の指輪は先の一発よりも、はるかに強く大きな光線を発し、帝国兵の結界を撃ち砕いた。
結界を破壊した事による爆風は大きく、パトリックのシルバーグレーの髪を、着ている青いローブを、地吹雪とともに激しく後方に煽る。
「な、なんだとー--っ!?」
まさかこれほどあっさり破られるとは思っていなかったのだろう。
結界を破壊された青魔法使い達は、動揺を隠す事ができず、乱れた精神状態では、すぐに結界を張り直す事ができなかった。
かつてブローグ砦の戦いでは、雷の指輪は結界に阻まれた事がある。
ならば今度は結界をも破壊できるように、己を鍛えておく事は当然だ。
親父なら・・・魔法兵団団長だった親父なら、そうしていたはずだ。
「この戦争、勝たせてもらう」
無防備にその身を晒している帝国兵達に右手を向けると、パトリックの雷の指輪が青く光る光線を発し、帝国兵を焼き払った。
口から吐く息は白いが、この男は寒さに震える様子を見せず、腕を組んで戦局を見つめていた。
身長は170cm程度、年の頃は15歳か16歳か、いずれにしても少年と呼ばれる年齢だ。
だがその表情には、いくつもの死線を潜り抜けて来た強さ、逞しさ、そして厳しさがあった。
黒い肌、眉も太く、その黒い瞳は闇を連想させ、じっと見ていると呑み込まれそうな気にもさせられた。
チリチリと縮れて絡まりそうな長い髪は、何本にも編み込まれて首筋から束にして垂らしていた。
深紅のローブを羽織っていて、魔法使いにしては引き締まった体付きだった。
「へぇ・・・ジョルジュが死んでガッカリさせられたけど、なかなか骨のあるヤツらがいるじゃねぇか」
その男、殺し屋ジャミール・ディーロは、軍の後方に立ち戦局を見ていた。
父を殺した男、ジョルジュ・ワーリントンとの決着をつけたかったが、指揮官デズモンデイ・ワイルダーに譲ることになり、諦めざるをえなくなっていた。
だが、ペトラ、エロール、パトリック達の戦いぶりを見て、帝国兵をまったく寄せ付けないその強さに興味を持った。
「うっとおしいデカブツは死んだ。多分、キャシーも死んでんだろうな・・・」
ジャミール・ディーロは戦局を見ていた。
数万の軍勢をいくつもの部隊に分け、各部隊長が指揮を執り奮闘しているが、情勢は明らかに劣勢だった。
その理由として、絶対的指揮官、デズモンデイ・ワイルダーを討ち取られ、動揺が広がっている事が大きい。人間離れしたあの男が、まさか一対一で戦死するなど想像だにできなかった。
最大戦力を失った事による動揺。それに伴う士気の低下。そしてカエストゥスには勢いがあった。
ワイルダーの投擲に耐え、仲間が切り開いた道を走り抜けてきたカエストゥスは、全ての兵士が戦いに対して強い覚悟を宿していた。
「・・・こいつはちょっと、まじいな」
このままいけば負ける。
ジャミールはこの時点で判断を下した。
両軍はぶつかったばかり、結論をつけるには早すぎる。後ろにはまだ皇帝、そしてその弟のアンソニーが控えている。現状では押されているが、逆転できる可能性は残っている。
だが、殺し屋として裏世界に身を置いているジャミールは、見切りが早かった。
帝国が勝つにしても、そのために自分が死んでは敗北だという考えである。
帝国のために命を懸けるという気持ちは微塵もなかった。
適当なところで抜けるか。
ジャミールが帝国に見切りをつけたその時、目の前が光った。
「うぉッ!?」
一瞬の事だった。
ジャミールがその光線を目にしたとほぼ同時に、それは全身を貫いた。
熱閃はジャミールを焼き、ジャミールは全身から白い煙を立ち昇らせて、そのまま後ろに倒れた。
「・・・強い魔力を感じたが、今倒せたのはよかったな」
立ち向かって来る帝国兵達を雷で焼き、パトリックが前に出て来た。
ジャミール・ディーロから感じた強い魔力に、この敵は早いうちに倒しておくべきだ。そう判断し、ジャミールが臨戦態勢に入る前に、ふいを突いて雷を撃ち放ったのである。
雷で焼き殺したジャミールに目を向けたのは、ただ死体を確認するためだった。
この雷で、ブローグ砦の戦いから、何人もの帝国兵を葬ってきたため、仕留めた事は手応えで分かる。
目を向けた事に深い意味はない。ただ、強い魔力を感じた相手なだけに、なんとなく目を向けた。
強いて言えばそれくらいの理由である。
だがジャミールの焼死体に目を向けて、パトリックの顔がこわばった。
「ふー・・・びびらせてくれるぜ」
雷は確かにジャミールを撃ち抜いた。まともに受ければ即死を免れない熱量である。
現にこれまで雷を受けた全ての帝国兵は、一発で消し炭にされている。
だがこの男、ジャミール・ディーロは、大きく息を吐き出すと、何事もなかったかのように体を起こして立ち上がった。
身に纏っている深紅のローブはところどころ裂けており、頬や額にも多少の裂け傷が見える。
だがどれもかすり傷程度の軽傷で、ダメージらしいダメージは見られなかった。
「お前、なかなかやるじゃねぇか?」
「貴様っ・・・!」
向き合う男との距離は、ほんの4~5メートル程度だった。
攻撃魔法を撃たれても対応できる距離だったが、この間合いは危険だと、パトリックは本能的に感じ取り、大きく後ろへ跳び下がった。
「・・・貴様・・・その顔、どこかで?」
目の前の敵は大きな魔力を持っている。そしてどういうわけか、自分の雷をまともにくらって、この程度のダメージしか通さない。一言で言えば得体の知れない男だった。
だが、それ以上に今パトリックの脳内では、この男と以前どこかで会った事がある。
その考えに捕らわれていた。
「あ?お前とは初めて会うと思うが・・・いや、俺の親父達とはどこかで会ってるのかもしれねぇな。ディーロだ。俺の名はジャミール・ディーロ、殺し屋だ」
不敵に笑う男の顔、そしてディーロという名を聞き、パトリックの脳裏に六年前のあの日・・・孤児院が襲撃された日の記憶が呼び起こされた。
浅黒い肌に、太い眉、そして特徴的なチリチリとした髪が、あの日戦った殺し屋と一致する。
「・・・そうか、お前・・・あの時の殺し屋の子供か?」
「へぇ・・・本当に親父達を知ってるみてぇだな?」
正確には、ジャミール・チャーロの父は、ジョルジュが闘技場で殺した男であり、パトリックが戦った男がジャミールの父親ではない。だが特徴のある風貌から、親子関係にあると結論付けた。
ジャミールからしても、父親とその兄弟、三人の中の誰かを知っているというだけで十分だった。
自分の父親を殺したのはジョルジュ・ワーリントンであり、その男はもう死んでいる。
父親達の誰と因縁があるかなど、もうどうでもよくなっていた。
「お?怖ぇ顔しやがって。その様子じゃ、親父達とけっこうな因縁がありそうだな?・・・いいぜ、暇してたんだよ。お前はなかなか強いみたいだし、遊んでやるよ」
殺し屋ジャミール・ディーロ。
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