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780 闇の巫女
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「闇の巫女?初めて聞くな」
白い髪の女、ルナが口にした言葉に、フェリックスは少し表情を固くした。
闇の巫女がなにかは分からないか、不吉なものを連想させる言葉であったからだ。
この夜の闇に支配された世界で、闇の巫女という言葉は、人々に恐怖を与えかねない。
「・・・詳しく教えてくれないか?」
どうしたものか少し悩んだが、フェリックスは話しの続きを聞く事にした。
少なくともルナが、クインベリーに何か良からぬ企てを持っていない事は、これまでの経緯で分かる。
「はい。200年前の帝国とカエストゥスの戦争以降、帝国では極稀に、黒い炎を操る魔法使いが産まれるようになったそうです。この炎はとても特殊でした。術者が敵としたものは容赦なく焼き付くし、味方とした者は傷を癒すのです」
「なんだと!?」
驚きの声を上げたフェリックスだったが、すでに自分が体感している事に気が付く。
土の精霊の加護を受けているフェリックスは、元々高い自己治癒能力を持っている。だが、今回コルディナに全身を貫かれた傷は、そうそう直ぐに治るものではなかった。
だが、ルナの黒い炎を浴びた時、触手はすぐに焼き付くされ、自分は不思議と体が楽になったのだ。
そのおかげで直ぐに反撃に転じる事ができた。
「・・・フェリックス様、お体は大丈夫でしょうか?」
ルナはそんなフェリックスの心中を察したのか、鎧の隙間から覗く腕や、腰に目を送った。
衣服はちぎられているが、外傷らしいものは見当たらない。
「ん、ああ・・・そうだね。この通り傷跡も残っていないようだ。どうやらルナの力は本物のようだね」
刺された箇所をポンポンと叩いて、大丈夫だと見せる。
「はい。ご無事でなによりです」
フェリックスが口の端を少しだけ上げると、ルナも安心したように笑顔を見せた。
「では、お話しを続けますね。黒い炎を使う魔法使いは、最初は黒魔法使いと見られました。赤い炎でなくとも、炎は炎だという事だったのでしょう。ですが、時間とともに人々の認識は変わっていきました。まず、黒い炎を使う者は、それ以外の一切の魔法が使えません。念じて手の平から炎を噴き出す事ができるだけなのです。しかし威力は上級魔法と比べても、遜色のないものでした。先ほど私の炎をご覧になられましたので、お分かりいただけるかと思います」
「・・・そうだな。あいつの触手を一瞬で焼き付くした威力を見ると、かなりのものだってのは分かる。王宮の魔法使いと比べても、負けてないね」
「はい。そして、ここからが大事なところなのですが、黒い炎を使う魔法使いは、本当に極稀にしか産まれませんでした。それこそ、世代に一人か二人というくらいの確率です。そしてその全てが女性だったのです」
ルナの話しが核心に近づいたと感じ、フェリックスは口を挟まずに黙って話しの続きを待った。
「ある時代の黒い炎使いの女性が、夜外に出てトバリに食べられてしまった事があったそうです。普通はそこで話しは終わりですが、この時異変があったようなのです。食べられてしまったはずの女性が、闇の中から戻ってきたのです。しかし正気を失っていたようで、近隣の人達に黒い炎を浴びせたそうです。そして恐ろしい事に、炎を受けた人達は一時的にですが、闇の力を使えるようになったのです」
黙って聞いていたフェリックスだが、その表情が険しくなった事を見て、ルナは一旦話しを止めた。
「フェリックス様、いきなりこんな話しを聞かされて、疑ってしまう事は当然だと思います。ですが私は、真実しか述べておりません。どうか最後までお聞きください」
「・・・分かった」
ルナの話しを疑っているわけではない。
フェリックスを騙す理由もなければ、こんな手の込んだ嘘をつく理由も思いつかない。
だが、今自分が効かされている話しの大きさに、戸惑いはあった。
フェリックスの人生は決して明るいものではなかった。
体力型として産まれたが、筋力が足りずに騎士としての道を閉ざされ、家族から迫害を受けて育った。
10歳で家を追い出され、実の兄二人には命まで狙われたのだ。
結果、土の精霊の加護を受けたフェリックスが眠れる力を目覚めさせ、ダラキアン家の人間を根絶やしにするのだが、フェリックスの力を惜しいと思った国王が、これまでの事情も考慮し不問と決定したのだった。
条件はゴールド騎士として、国のためにその身を捧げる事。
フェリックスは自分に与えられた役目に誇りを持っていた。
しかし、自分は家族殺しである。
騎士の頂点と呼ばれるゴールド騎士として、ふさわしいのだろうか?
その疑問はずっと心の中に留まっていた。
「・・・フェリックス様、続けてよろしいですか?」
何かを決めかねているのか、フェリックスの表情がわずかに曇っている事を見て、ルナが少し心配そうに言葉をかける。
「・・・ああ、大丈夫だ。重要人物だとは思ってたけど、ルナは僕の想像の上をいってたみたいだ。話しを続けてくれ」
「重要人物という点は否定しません。自覚はあります。ですが、所詮は操り人形のようなものなのです。自分の意思では何も決められません・・・・・」
そこでルナは悲し気に目を伏せると、話しを続けた。
「・・・・・帝国が目を付けたのは、その闇の力でした。これまで何一つ闇に対抗する手段が見つからなかったのに、一時的にとは言え闇の力を自分の物にできるのです。なんとかこれをコントロールできないか?今から百年以上も前に、帝国は黒い炎の魔法使いと、闇に対しての研究を始めました。そして結論だけを言えば、帝国は闇の力を完全にではないですが、高い水準で制御できるようになったのです」
「なるほど・・・帝国が闇の力を使って勢力を増やしているのは知っている。魂が闇に傾いた時、人は闇に呑まれるというのは知っているが、帝国の場合は黒い炎の魔法使いを利用し、意図的に増やす事ができていたってわけか。それでルナも、そうなりそうだったってわけか?」
フェリックスが手を差し向けると、ルナは、はい、と返事をして頷いた。
「私達、黒い炎使いは、いまでは闇の巫女と呼ばれています。闇の巫女を生贄としてトバリに差し出せば、闇に染まった巫女が、闇の力を分け与えるのですから。一時的にしか使えなかった闇の力も、精神と肉体の鍛錬で完全に我が物として使いこなす者まで出てきました。そして、闇に染まった巫女のその後はどうなると思いますか?・・・分け与える力が無くなった巫女は処分されるのです。自我も残らずただ虚ろに生きる女など、生かしておいてもどうにも使い道がないのでしょう。誰も訪れる事のないひっそりとした森の中に、そうして命を散らした巫女達が・・・埋められて・・・いるのです・・・・・」
ルナの瞳が揺れる。
どうやってここまで逃げて来たのかは分からないが、追っ手も退けた事で安心し、込み上げてくるものがあったのだろう。
「・・・だいたい分かったよ。このままだと、自分の番だったんだろ?そりゃ怖かったよな。ここまでよく逃げてきたよ。もう大丈夫だから・・・泣くなって」
「・・・う、うぅぅ・・・も、申し訳・・・ありま、せん・・・う・・・うう・・・」
兄を殺し、母を殺し、父を殺した・・・・・
殺らなければ殺られていた。そんな言い訳で自分を正当化していた。
果たして自分は、ゴールド騎士にふさわしいのだろうか?
本当は分かっている。
こんな自分がゴールド騎士にふさわしくない事くらい。
けれど、今からでも成れるのではないだろうか?
目の前で泣いている女の子を助ける。
そんな正義を一つ一つ重ねていけば・・・・・
「だから泣くなって・・・ルナの事は僕が護るから。もう何も心配するな」
そう言って手を差し伸べてくれた黄金の騎士様は、私の心に希望の光を与えてくれた。
白い髪の女、ルナが口にした言葉に、フェリックスは少し表情を固くした。
闇の巫女がなにかは分からないか、不吉なものを連想させる言葉であったからだ。
この夜の闇に支配された世界で、闇の巫女という言葉は、人々に恐怖を与えかねない。
「・・・詳しく教えてくれないか?」
どうしたものか少し悩んだが、フェリックスは話しの続きを聞く事にした。
少なくともルナが、クインベリーに何か良からぬ企てを持っていない事は、これまでの経緯で分かる。
「はい。200年前の帝国とカエストゥスの戦争以降、帝国では極稀に、黒い炎を操る魔法使いが産まれるようになったそうです。この炎はとても特殊でした。術者が敵としたものは容赦なく焼き付くし、味方とした者は傷を癒すのです」
「なんだと!?」
驚きの声を上げたフェリックスだったが、すでに自分が体感している事に気が付く。
土の精霊の加護を受けているフェリックスは、元々高い自己治癒能力を持っている。だが、今回コルディナに全身を貫かれた傷は、そうそう直ぐに治るものではなかった。
だが、ルナの黒い炎を浴びた時、触手はすぐに焼き付くされ、自分は不思議と体が楽になったのだ。
そのおかげで直ぐに反撃に転じる事ができた。
「・・・フェリックス様、お体は大丈夫でしょうか?」
ルナはそんなフェリックスの心中を察したのか、鎧の隙間から覗く腕や、腰に目を送った。
衣服はちぎられているが、外傷らしいものは見当たらない。
「ん、ああ・・・そうだね。この通り傷跡も残っていないようだ。どうやらルナの力は本物のようだね」
刺された箇所をポンポンと叩いて、大丈夫だと見せる。
「はい。ご無事でなによりです」
フェリックスが口の端を少しだけ上げると、ルナも安心したように笑顔を見せた。
「では、お話しを続けますね。黒い炎を使う魔法使いは、最初は黒魔法使いと見られました。赤い炎でなくとも、炎は炎だという事だったのでしょう。ですが、時間とともに人々の認識は変わっていきました。まず、黒い炎を使う者は、それ以外の一切の魔法が使えません。念じて手の平から炎を噴き出す事ができるだけなのです。しかし威力は上級魔法と比べても、遜色のないものでした。先ほど私の炎をご覧になられましたので、お分かりいただけるかと思います」
「・・・そうだな。あいつの触手を一瞬で焼き付くした威力を見ると、かなりのものだってのは分かる。王宮の魔法使いと比べても、負けてないね」
「はい。そして、ここからが大事なところなのですが、黒い炎を使う魔法使いは、本当に極稀にしか産まれませんでした。それこそ、世代に一人か二人というくらいの確率です。そしてその全てが女性だったのです」
ルナの話しが核心に近づいたと感じ、フェリックスは口を挟まずに黙って話しの続きを待った。
「ある時代の黒い炎使いの女性が、夜外に出てトバリに食べられてしまった事があったそうです。普通はそこで話しは終わりですが、この時異変があったようなのです。食べられてしまったはずの女性が、闇の中から戻ってきたのです。しかし正気を失っていたようで、近隣の人達に黒い炎を浴びせたそうです。そして恐ろしい事に、炎を受けた人達は一時的にですが、闇の力を使えるようになったのです」
黙って聞いていたフェリックスだが、その表情が険しくなった事を見て、ルナは一旦話しを止めた。
「フェリックス様、いきなりこんな話しを聞かされて、疑ってしまう事は当然だと思います。ですが私は、真実しか述べておりません。どうか最後までお聞きください」
「・・・分かった」
ルナの話しを疑っているわけではない。
フェリックスを騙す理由もなければ、こんな手の込んだ嘘をつく理由も思いつかない。
だが、今自分が効かされている話しの大きさに、戸惑いはあった。
フェリックスの人生は決して明るいものではなかった。
体力型として産まれたが、筋力が足りずに騎士としての道を閉ざされ、家族から迫害を受けて育った。
10歳で家を追い出され、実の兄二人には命まで狙われたのだ。
結果、土の精霊の加護を受けたフェリックスが眠れる力を目覚めさせ、ダラキアン家の人間を根絶やしにするのだが、フェリックスの力を惜しいと思った国王が、これまでの事情も考慮し不問と決定したのだった。
条件はゴールド騎士として、国のためにその身を捧げる事。
フェリックスは自分に与えられた役目に誇りを持っていた。
しかし、自分は家族殺しである。
騎士の頂点と呼ばれるゴールド騎士として、ふさわしいのだろうか?
その疑問はずっと心の中に留まっていた。
「・・・フェリックス様、続けてよろしいですか?」
何かを決めかねているのか、フェリックスの表情がわずかに曇っている事を見て、ルナが少し心配そうに言葉をかける。
「・・・ああ、大丈夫だ。重要人物だとは思ってたけど、ルナは僕の想像の上をいってたみたいだ。話しを続けてくれ」
「重要人物という点は否定しません。自覚はあります。ですが、所詮は操り人形のようなものなのです。自分の意思では何も決められません・・・・・」
そこでルナは悲し気に目を伏せると、話しを続けた。
「・・・・・帝国が目を付けたのは、その闇の力でした。これまで何一つ闇に対抗する手段が見つからなかったのに、一時的にとは言え闇の力を自分の物にできるのです。なんとかこれをコントロールできないか?今から百年以上も前に、帝国は黒い炎の魔法使いと、闇に対しての研究を始めました。そして結論だけを言えば、帝国は闇の力を完全にではないですが、高い水準で制御できるようになったのです」
「なるほど・・・帝国が闇の力を使って勢力を増やしているのは知っている。魂が闇に傾いた時、人は闇に呑まれるというのは知っているが、帝国の場合は黒い炎の魔法使いを利用し、意図的に増やす事ができていたってわけか。それでルナも、そうなりそうだったってわけか?」
フェリックスが手を差し向けると、ルナは、はい、と返事をして頷いた。
「私達、黒い炎使いは、いまでは闇の巫女と呼ばれています。闇の巫女を生贄としてトバリに差し出せば、闇に染まった巫女が、闇の力を分け与えるのですから。一時的にしか使えなかった闇の力も、精神と肉体の鍛錬で完全に我が物として使いこなす者まで出てきました。そして、闇に染まった巫女のその後はどうなると思いますか?・・・分け与える力が無くなった巫女は処分されるのです。自我も残らずただ虚ろに生きる女など、生かしておいてもどうにも使い道がないのでしょう。誰も訪れる事のないひっそりとした森の中に、そうして命を散らした巫女達が・・・埋められて・・・いるのです・・・・・」
ルナの瞳が揺れる。
どうやってここまで逃げて来たのかは分からないが、追っ手も退けた事で安心し、込み上げてくるものがあったのだろう。
「・・・だいたい分かったよ。このままだと、自分の番だったんだろ?そりゃ怖かったよな。ここまでよく逃げてきたよ。もう大丈夫だから・・・泣くなって」
「・・・う、うぅぅ・・・も、申し訳・・・ありま、せん・・・う・・・うう・・・」
兄を殺し、母を殺し、父を殺した・・・・・
殺らなければ殺られていた。そんな言い訳で自分を正当化していた。
果たして自分は、ゴールド騎士にふさわしいのだろうか?
本当は分かっている。
こんな自分がゴールド騎士にふさわしくない事くらい。
けれど、今からでも成れるのではないだろうか?
目の前で泣いている女の子を助ける。
そんな正義を一つ一つ重ねていけば・・・・・
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