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【747 時の牢獄 ⑫ 断ち切った想い】
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短く刈り込んだ父親ゆずりのシルバーグレーの髪、少し掘りの深い顔立ち。
そして母によく似た黒い瞳の青年はテリー・ファーマー。
子供の頃は愛嬌があり、その笑顔に自然と人が集まってきていた。
だが今では、常に全身から発している氷のように冷たく、ナイフのように鋭い気のせいで、妹以外は誰も近寄る事は無くなっていた。
10歳で軍に入ってから、復讐を糧に鍛え続けた肉体は、鋼のような筋肉を纏うようになった。
幾多の戦場、死線を潜りぬけた証のように、体に刻まれた無数の古傷。
そうして自分を追い込み続けた全ては、今日この日のためだった。
テリーの手には、かつて母が愛用していた武器と、同じ形をした得物が握られてた。
薙刀である。
時折母が城へ行って剣士隊に稽古をつける時、テリーは見学として一緒に付いて行き、その雄姿に幼いながらも憧れの感情を抱いていた。
いつか自分も母のように強くなりたいと。
微かな記憶を頼りに、薙刀の戦い方を覚えた。
我流も入るが実践で磨いたそれは、荒々しくも一つの武術として組み立てられていた。
そして母親と同じ長く黒い髪を、後ろで一歩に結んでいるのはアンナ・ファーマー。
母親にそっくりな切れ長で黒い瞳は、誰も寄せ付ける事をしない冷たさを湛えていた。
もしも戦争が起きなければ、生まれ持った愛らしさと素直な心で、沢山の愛情を一身に受けて育っただろう。戦いに身を置くこともなく、母と一緒にレイジェスで働き、平凡でも幸せな人生を送っていたはずだ。
だが、そんな道はとうの昔に閉ざされた。
生きるためには戦うしかなかった。
強くなるしかなかった。
そして自分の人生の終着点は決めていた。
兄と共に皇帝を討つ。
失った故郷・・・失った大切な人達・・・滅ぼされた祖国・・・・・
結果がどうなろうと生きて帝国を出る事はできないだろう。
死に場所は最初から決めていた。
「・・・貴様ら、一体何をした?昨日今日考えた計画ではないな?」
夜の闇が明けて、空が薄明るくなり始めた頃、テリーとアンナ、そして皇帝の三人は、帝国から数十キロも離れた岩盤地帯に立っていた。
陽の光が薄く差し込むが、地上を温めるにはまだ遠い。
髪をなびかせ肌を撫でる風は、高揚する気持ちを落ち着かせるように冷たかった。
兄妹が皇帝と戦うにあたり、最初に考えなければならなかったのが、いかにして国民を巻き込まず、皇帝を孤立させられるかだった。
「あの日から・・・・・俺とアンナが帝国に連れて来られた日から、俺達はずっとお前を殺す事だけを考えて生きてきた」
「そう・・・そして私達は力をつけて、こうして戦いの舞台を整えた。あんたの傍で私達はずっと牙を研いでいたんだ」
アンナは皇帝に左手の平を見せた。
そこには透き通るような青い石が乗っていた。
「・・・なるほど・・・おおよそ察する事はできたが、よければ説明してくれないかな?その石は余とお前達を囲んでいる石と同じ石に見えるが・・・それで余をここまで飛ばしたのか?」
アンナの手の平の石を見て、皇帝の目が鋭い光を放った。
テリーとアンナ、そして皇帝の三人を囲むようにして、アンナの手にしている青い石と同じ石が、一定の間隔で円を描くようにして置かれていた。
「ご名答、その通りよ。これは私が作った魔道具、転移石(てんいせき)。この円を着地点として設置して、私の持つこの石に魔力を流し込んで発動させれば、範囲内にいる全ての人間を転移させる事ができる」
「ほぅ・・・素晴らしい。転移の研究はこれまで多くの青魔法使いがやってきたが、成功してみせたのはお前が初めてだ。しかし残念だ。これほど有能なのに、まさか余に牙を剥くとは・・・・・お前達兄妹には特別目をかけてきたつもりだ。余の側近として取り立て、何不自由ない暮らしを送ってきたであろう?それなのになにが不満だったのだ?」
白い物が多くなった金色の髪を後ろに撫でつけ、皇帝はアンナへ指先を向けた。
「・・・何が不満だったか?・・・・・馬鹿にしてんじゃないわよ!私達はあんたに滅ぼされたカエストゥス国の人間よ!恨んで当然だわ!」
怒りにまかせて放出された魔力に、アンナの黒い髪が逆立つ。
「ふぅ・・・確かお前達が帝国に来て20年だったか?考えてもみろ、生まれはカエストゥスでも人生の大半を帝国で過ごしたのだ。ならばこの帝国こそが、お前達の故郷なのではないかね?帝国もあの戦争で多くの優秀な人材を失ったが、今では新たな世代が軍を統率して国を盛り立てている。そこでだ・・・お前達がここで私に剣を向ける事に何の意味があるのかね?お前達は優れている。このまま私の元で働けば、この帝国で家庭を作り、望んだ生活が手にできるとは思わないのかね?ここで余と戦い、お前達が勝ったとしよう。それからどうする?追手に怯えながら、終わりの見えない逃亡者となるつもりかね?今なら引き返せるんだぞ?よく考えるんだ」
皇帝の言葉は甘美な誘惑となり、兄妹の心の底にしまった願望を刺激した。
失ってしまったものを取り戻せるかもしれない。
家族の温もりを、安らぎを、もう一度この手にする事ができるのでは・・・・・・
「・・・・・確かにお前の言う通りかもしれない・・・俺の親も、みんなが望んでいるのは俺達が幸せに生きる事、それだけなのかもしれない」
皇帝の問いに答えたのはテリーだった。
視線を下げ、かすかに残る小さかったあの頃の思い出を探るように、一言一言確かめるように口にする。
「・・・兄さん」
「その通りだ、テリーよ。死を覚悟してここで余に挑む事など・・・」
「だが!俺達はその全てを捨てて今日まで生きてきた!今日ここでお前の首を獲るためにな!」
皇帝の言葉を遮るようにして、テリーの怒声が響き渡った。
「・・・ふん、ここまで言っても聞かぬとはな・・・では、しかたない」
皇帝の体から溢れ出す魔力が大気を震わせる。
それは師団長と分断され、たった一人追い詰められた者の闘争ではなかった。
皇帝としての、圧倒的強者としての自信。これまで勝ち続けたきた男の背に宿る確かな自信が、皇帝を皇帝として立たせ、テリーとアンナにプレッシャーをかけていた。
その黄金の目に睨まれた者は、呼吸さえする事が出来なくなる程の圧迫感に倒れ伏す。
そう言わしめる程の皇帝の鋭い眼光・・・しかし、テリーとアンナは正面から撥ね返した。
「いくぞアンナ!ここが俺達の死に場所だ!」
「よく言ったわ兄さん!カエストゥスの誇りを見せてやろうじゃない!」
兄妹は最初から生きて帰るつもりはなかった。
皇帝の言葉に、僅かだが揺さぶられた事は確かである。だがそれは、とうの昔に二人が断ち切った想いを懐かしむような、心の名残に触れただけだった。
二人の決意、覚悟の声を浴びて、皇帝は口の端を持ち上げ不敵に笑った。
「祖国と同じく滅びるしかないな、ファーマー兄妹」
そして母によく似た黒い瞳の青年はテリー・ファーマー。
子供の頃は愛嬌があり、その笑顔に自然と人が集まってきていた。
だが今では、常に全身から発している氷のように冷たく、ナイフのように鋭い気のせいで、妹以外は誰も近寄る事は無くなっていた。
10歳で軍に入ってから、復讐を糧に鍛え続けた肉体は、鋼のような筋肉を纏うようになった。
幾多の戦場、死線を潜りぬけた証のように、体に刻まれた無数の古傷。
そうして自分を追い込み続けた全ては、今日この日のためだった。
テリーの手には、かつて母が愛用していた武器と、同じ形をした得物が握られてた。
薙刀である。
時折母が城へ行って剣士隊に稽古をつける時、テリーは見学として一緒に付いて行き、その雄姿に幼いながらも憧れの感情を抱いていた。
いつか自分も母のように強くなりたいと。
微かな記憶を頼りに、薙刀の戦い方を覚えた。
我流も入るが実践で磨いたそれは、荒々しくも一つの武術として組み立てられていた。
そして母親と同じ長く黒い髪を、後ろで一歩に結んでいるのはアンナ・ファーマー。
母親にそっくりな切れ長で黒い瞳は、誰も寄せ付ける事をしない冷たさを湛えていた。
もしも戦争が起きなければ、生まれ持った愛らしさと素直な心で、沢山の愛情を一身に受けて育っただろう。戦いに身を置くこともなく、母と一緒にレイジェスで働き、平凡でも幸せな人生を送っていたはずだ。
だが、そんな道はとうの昔に閉ざされた。
生きるためには戦うしかなかった。
強くなるしかなかった。
そして自分の人生の終着点は決めていた。
兄と共に皇帝を討つ。
失った故郷・・・失った大切な人達・・・滅ぼされた祖国・・・・・
結果がどうなろうと生きて帝国を出る事はできないだろう。
死に場所は最初から決めていた。
「・・・貴様ら、一体何をした?昨日今日考えた計画ではないな?」
夜の闇が明けて、空が薄明るくなり始めた頃、テリーとアンナ、そして皇帝の三人は、帝国から数十キロも離れた岩盤地帯に立っていた。
陽の光が薄く差し込むが、地上を温めるにはまだ遠い。
髪をなびかせ肌を撫でる風は、高揚する気持ちを落ち着かせるように冷たかった。
兄妹が皇帝と戦うにあたり、最初に考えなければならなかったのが、いかにして国民を巻き込まず、皇帝を孤立させられるかだった。
「あの日から・・・・・俺とアンナが帝国に連れて来られた日から、俺達はずっとお前を殺す事だけを考えて生きてきた」
「そう・・・そして私達は力をつけて、こうして戦いの舞台を整えた。あんたの傍で私達はずっと牙を研いでいたんだ」
アンナは皇帝に左手の平を見せた。
そこには透き通るような青い石が乗っていた。
「・・・なるほど・・・おおよそ察する事はできたが、よければ説明してくれないかな?その石は余とお前達を囲んでいる石と同じ石に見えるが・・・それで余をここまで飛ばしたのか?」
アンナの手の平の石を見て、皇帝の目が鋭い光を放った。
テリーとアンナ、そして皇帝の三人を囲むようにして、アンナの手にしている青い石と同じ石が、一定の間隔で円を描くようにして置かれていた。
「ご名答、その通りよ。これは私が作った魔道具、転移石(てんいせき)。この円を着地点として設置して、私の持つこの石に魔力を流し込んで発動させれば、範囲内にいる全ての人間を転移させる事ができる」
「ほぅ・・・素晴らしい。転移の研究はこれまで多くの青魔法使いがやってきたが、成功してみせたのはお前が初めてだ。しかし残念だ。これほど有能なのに、まさか余に牙を剥くとは・・・・・お前達兄妹には特別目をかけてきたつもりだ。余の側近として取り立て、何不自由ない暮らしを送ってきたであろう?それなのになにが不満だったのだ?」
白い物が多くなった金色の髪を後ろに撫でつけ、皇帝はアンナへ指先を向けた。
「・・・何が不満だったか?・・・・・馬鹿にしてんじゃないわよ!私達はあんたに滅ぼされたカエストゥス国の人間よ!恨んで当然だわ!」
怒りにまかせて放出された魔力に、アンナの黒い髪が逆立つ。
「ふぅ・・・確かお前達が帝国に来て20年だったか?考えてもみろ、生まれはカエストゥスでも人生の大半を帝国で過ごしたのだ。ならばこの帝国こそが、お前達の故郷なのではないかね?帝国もあの戦争で多くの優秀な人材を失ったが、今では新たな世代が軍を統率して国を盛り立てている。そこでだ・・・お前達がここで私に剣を向ける事に何の意味があるのかね?お前達は優れている。このまま私の元で働けば、この帝国で家庭を作り、望んだ生活が手にできるとは思わないのかね?ここで余と戦い、お前達が勝ったとしよう。それからどうする?追手に怯えながら、終わりの見えない逃亡者となるつもりかね?今なら引き返せるんだぞ?よく考えるんだ」
皇帝の言葉は甘美な誘惑となり、兄妹の心の底にしまった願望を刺激した。
失ってしまったものを取り戻せるかもしれない。
家族の温もりを、安らぎを、もう一度この手にする事ができるのでは・・・・・・
「・・・・・確かにお前の言う通りかもしれない・・・俺の親も、みんなが望んでいるのは俺達が幸せに生きる事、それだけなのかもしれない」
皇帝の問いに答えたのはテリーだった。
視線を下げ、かすかに残る小さかったあの頃の思い出を探るように、一言一言確かめるように口にする。
「・・・兄さん」
「その通りだ、テリーよ。死を覚悟してここで余に挑む事など・・・」
「だが!俺達はその全てを捨てて今日まで生きてきた!今日ここでお前の首を獲るためにな!」
皇帝の言葉を遮るようにして、テリーの怒声が響き渡った。
「・・・ふん、ここまで言っても聞かぬとはな・・・では、しかたない」
皇帝の体から溢れ出す魔力が大気を震わせる。
それは師団長と分断され、たった一人追い詰められた者の闘争ではなかった。
皇帝としての、圧倒的強者としての自信。これまで勝ち続けたきた男の背に宿る確かな自信が、皇帝を皇帝として立たせ、テリーとアンナにプレッシャーをかけていた。
その黄金の目に睨まれた者は、呼吸さえする事が出来なくなる程の圧迫感に倒れ伏す。
そう言わしめる程の皇帝の鋭い眼光・・・しかし、テリーとアンナは正面から撥ね返した。
「いくぞアンナ!ここが俺達の死に場所だ!」
「よく言ったわ兄さん!カエストゥスの誇りを見せてやろうじゃない!」
兄妹は最初から生きて帰るつもりはなかった。
皇帝の言葉に、僅かだが揺さぶられた事は確かである。だがそれは、とうの昔に二人が断ち切った想いを懐かしむような、心の名残に触れただけだった。
二人の決意、覚悟の声を浴びて、皇帝は口の端を持ち上げ不敵に笑った。
「祖国と同じく滅びるしかないな、ファーマー兄妹」
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