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705 アンリエールの褒美 ①
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翌朝、レイジェスの開店前に店を出たアラタ達6人は、馬車に乗って40~50分程揺らされてクインズベリー城へと着いた。
「ふぅ・・・いつもより時間がかかったな」
馬車の揺れで体に負担がかかっていたのか、アラタはやっとついたと息をはいた。
雪は降っていなかったが、これまで積もり溜まっていた雪で道が悪く、移動には時間がかかってしまったのだ。
「あ、これは皆様、ようこそいらっしゃいました」
馬車を降りたアラタ達を見て、門番が声をかけて来る。
マルゴンや偽国王の件で有名になった事や、最近はレイチェルが二日に一度は城に出入りしていたため、顔をしっかりと覚えられていたのだ。
「やぁ、急ですまないね。女王陛下へ謁見を申し入れたい」
「はい、お伺いしております。それではどうぞ中へお入りください。侍女にお部屋へ案内させます」
昨晩写しの鏡で、王女のエリザベートへ連絡をしていたため、話しはスムーズだった。
城内へと通されたアラタ達は、侍女の案内に従って謁見まで待つための部屋へと案内される。
「こちらでお待ちくださいませ。ただいまお茶もご用意いたします」
侍女はそう告げるとドアを閉めた。
「バルデス様、どうぞお座りください」
室内に入ると、サリーは長テーブルのイスを引いてまずバルデスを座らせる。
「うむ、では呼ばれるまでゆっくりさせてもらおう」
待つ事に慣れているのか、余裕のあるバルデスにアラタが同調して正面に座ると、レイチェルが腕を組んで言葉を発した。
「いやぁ、案外早いかもしれないぞ」
「そうか?」
「あぁ、昨日写しの鏡を使ってエリザ様と話したが、女王陛下も私達からの報告を待っている様子だと聞いた。なんせ事が事だろう?すぐにお呼ばれすると思うぞ」
「なるほど、それもそうかもしれないな。今回の件はクインズベリーだって無関係じゃないんだ。少しでも早く今後の対応を決めなければならないだろう。偽国王に引っ掻き回されて、城内もまだ落ち着いてはいないだろうが、それでも優先して話しを聞いてもらえるかもな」
レイチェルの考えに頷いて、ビリ-ジョーが自分の考えを口にする。
「ふむ・・・そうだな、レイチェルとビリージョーの言う通りだ。ならば、早く呼ばれる事を期待して待とう」
バルデスも納得したところで、ドアがノックされ侍女がお茶を運んで来た。
それから30分程雑談をしながら待っていると、謁見の準備ができたと知らせ入り、アラタ達は玉座の間に通された。
入口から伸びている赤い絨毯の先、数段上の玉座に腰をかけているのはクインズベリー国女王、アンリエール。
細く綺麗な金色の髪をアップにしてまとめ、真珠のような丸い石の連なったネックレスを下げている。年齢は40代前半くらいという話しだが、実年齢より10は若く見える。
その両脇には、リーザ・アコスタとローザ・アコスタの、護衛の女性が二人立っていた。
姉で体力型のリーザ・アコスタは、その背中に自分の背丈程もある片刃の大剣を背負っており、ダークブラウンの髪は耳の下くらいで切り揃えている。
妹で青魔法使いのローザ・アコスタは、縁取りに暗めの茶色のパイピングをあしらった、フード付きの青いローブを着ている。
クインズベリー国の青魔法使いの正統な装束だ。
りーザと同じダークブラウンの髪だが、腰のあたりまで長さがあり、右目の下にある泣き黒子が特徴的だ。
二人共、偽国王との戦いでレイジェスと共闘してから好意的になっており、今も絨毯に片膝を着いて頭を下げている6人に、柔らかい表情を向けている。
「顔を上げなさい」
アラタ達へ向けて、アンリエールが優しく声をかけると、6人はゆっくりと顔を上げて立ち上がった。
「皆さん、この度は本当に苦労をかけました。写しの鏡を通して、帝国の脅威を退けた事を聞いた時には、心より安堵しました。あなた方は、ロンズデールだけでなく、クインズベリーも救ったと言っていいでしょう」
アンリエールが謝意を伝えると、代表してレイチェルが頭を下げた。
「もったいないお言葉です。我々は国のためにできる事をしたまでです」
「レイチェル、あなた方レイジェスには何度も助けていただきました。なにか褒美をかんがえているのですが、欲しい物はありますか?」
「欲しい物、ですか・・・いえ、私は現状に満足しております。今の暮らしができるだけで私はこれ以上望む事はありません。ですが、もし聞いていただけるのでしたら、一つお願いがございます」
「お願いですか?なんでしょう?」
アンリエールの顔をまっすぐに見つめ、レイチェルは言葉続けた。
「今回の働きを持って、ベナビデス家の罪をお赦し願えませんでしょうか」
そう言って深く頭を下げるレイチェルに、後ろにいたディリアンは驚きの声を上げた。
「な!姐さん何言ってんだよ!?なんで姐さんが頭下げてんだよ!?」
ディリアンが眉間にシワを寄せてレイチェルに詰め寄ろうとすると、ビリージョーが肩を掴んで止めた。
「待て、最後まで話を聞け」
「な、けど・・・」
強い目で見るビリージョーに、ディリアンは納得しきれていないようだが、足を止めた。
「・・・ベナビデス家は、トレバーが闇に堕ちて私を殺害しかけました。トレバーの父も城内で戦闘を行い、使用人達を危険に晒しました。それでも家紋を残したのですよ?」
それまでの優しい声色から一点し、緊張感が漂う程の淡々とした話し声に、誰もが息を飲んだ。
「おっしゃる通りです。本来、ベナビデス公爵家は取り潰しになってしかたのない程の罪を犯しております。家紋が残った事は、女王陛下の寛大な御心だと理解しております。ただ、ここにいるディリアンは15歳という若さで、今回命を懸けて戦いました。彼の活躍は作戦の成功に大きく貢献しております。そしてこれからは、兄を支えて公爵家の名誉を取り戻すため、そして国家のために尽くす事でしょう。父親とトレバーの不始末は無かった事にはできませんし、この一件で全てを赦す事も当然できないでしょうが、それでも幾ばくかの恩情をいただけましたらと、お願い申し上げました」
レイチェルはそこまで一気に言葉にすると、もう一度深く頭を下げた。
家紋は残ったが、ベナビデス家は、重い処罰を受けていた。
領地と財産の大半を没収され、王家に対して強い影響力を持っていた事が嘘のように力を無くし、今や名ばかりの公爵家にまで落ちぶれてしまっていた。
ディリアンから聞いたわけではないが、レイチェルは店長のウィッカーと一緒に、復旧ためによく城に来ていたためにベナビデス家の現状を耳にしていたのだ。
しばしの沈黙が降りる。
誰もが固唾を飲んで見守る中、アンリエールは口を開いた。
「・・・分かりました。ディリアン・ベナビデスの働きを評価し、没収した領地と財産の一部を戻しましょう」
「陛下!・・・ありがとうございます!」
アンリエールの言葉にレイチェルが顔を上げると、アンリエールは微笑みを見せた。
「レイチェル、あなたからのお願いですからね、無碍にはできないわ。全てを返す事はできないけれど、公爵家の運営が助かる程度には戻しましょう。ディリアンもそれでよろしいですか?」
ふいに話しを向けられたディリアンは、やや慌てて頭を下げた。
「は、はい!もちろんです。陛下のお心遣いに感謝申し上げます」
「いいえ、私ではないわ。レイチェルに感謝しなさい。あなたの今回の働きは認めているけれど、私は今回の一件では、ある程度の報奨金を渡す事しか考えていなかったわ。他ならぬレイチェルからのお願いだから、話しを聞いたのです。だから、レイチェルの期待を裏切らないように、これからも頑張りなさい。私もあなたを見ていますからね」
「はい!ありがとうございます!」
大きく返事をして、ディリアンはもう一度深く頭を下げた。
これまでのディリアンならば、レイチェルの行動に不満を感じたかもしれない。
情けをかけられたと自尊心が傷つき、怒りさえ向けたかもしれない。
だが共に行動して、レイチェルがどういう人間か知った今、ディリアンはこれがレイチェルという人間であり、ディリアンを憐れんでの行動ではないと、素直に受け取る事ができた。
「・・・姐さん・・・ありがとう」
小さく呟いた声に、レイチェルはチラリと後ろに顔を向けた。
「気にするな。ただ、なにかあったら私にコキ使われる事は覚えておけ」
レイチェルがフッと笑うと、ディリアンは頭を掻いて、かなわねぇな、と小さく口にした。
「ふぅ・・・いつもより時間がかかったな」
馬車の揺れで体に負担がかかっていたのか、アラタはやっとついたと息をはいた。
雪は降っていなかったが、これまで積もり溜まっていた雪で道が悪く、移動には時間がかかってしまったのだ。
「あ、これは皆様、ようこそいらっしゃいました」
馬車を降りたアラタ達を見て、門番が声をかけて来る。
マルゴンや偽国王の件で有名になった事や、最近はレイチェルが二日に一度は城に出入りしていたため、顔をしっかりと覚えられていたのだ。
「やぁ、急ですまないね。女王陛下へ謁見を申し入れたい」
「はい、お伺いしております。それではどうぞ中へお入りください。侍女にお部屋へ案内させます」
昨晩写しの鏡で、王女のエリザベートへ連絡をしていたため、話しはスムーズだった。
城内へと通されたアラタ達は、侍女の案内に従って謁見まで待つための部屋へと案内される。
「こちらでお待ちくださいませ。ただいまお茶もご用意いたします」
侍女はそう告げるとドアを閉めた。
「バルデス様、どうぞお座りください」
室内に入ると、サリーは長テーブルのイスを引いてまずバルデスを座らせる。
「うむ、では呼ばれるまでゆっくりさせてもらおう」
待つ事に慣れているのか、余裕のあるバルデスにアラタが同調して正面に座ると、レイチェルが腕を組んで言葉を発した。
「いやぁ、案外早いかもしれないぞ」
「そうか?」
「あぁ、昨日写しの鏡を使ってエリザ様と話したが、女王陛下も私達からの報告を待っている様子だと聞いた。なんせ事が事だろう?すぐにお呼ばれすると思うぞ」
「なるほど、それもそうかもしれないな。今回の件はクインズベリーだって無関係じゃないんだ。少しでも早く今後の対応を決めなければならないだろう。偽国王に引っ掻き回されて、城内もまだ落ち着いてはいないだろうが、それでも優先して話しを聞いてもらえるかもな」
レイチェルの考えに頷いて、ビリ-ジョーが自分の考えを口にする。
「ふむ・・・そうだな、レイチェルとビリージョーの言う通りだ。ならば、早く呼ばれる事を期待して待とう」
バルデスも納得したところで、ドアがノックされ侍女がお茶を運んで来た。
それから30分程雑談をしながら待っていると、謁見の準備ができたと知らせ入り、アラタ達は玉座の間に通された。
入口から伸びている赤い絨毯の先、数段上の玉座に腰をかけているのはクインズベリー国女王、アンリエール。
細く綺麗な金色の髪をアップにしてまとめ、真珠のような丸い石の連なったネックレスを下げている。年齢は40代前半くらいという話しだが、実年齢より10は若く見える。
その両脇には、リーザ・アコスタとローザ・アコスタの、護衛の女性が二人立っていた。
姉で体力型のリーザ・アコスタは、その背中に自分の背丈程もある片刃の大剣を背負っており、ダークブラウンの髪は耳の下くらいで切り揃えている。
妹で青魔法使いのローザ・アコスタは、縁取りに暗めの茶色のパイピングをあしらった、フード付きの青いローブを着ている。
クインズベリー国の青魔法使いの正統な装束だ。
りーザと同じダークブラウンの髪だが、腰のあたりまで長さがあり、右目の下にある泣き黒子が特徴的だ。
二人共、偽国王との戦いでレイジェスと共闘してから好意的になっており、今も絨毯に片膝を着いて頭を下げている6人に、柔らかい表情を向けている。
「顔を上げなさい」
アラタ達へ向けて、アンリエールが優しく声をかけると、6人はゆっくりと顔を上げて立ち上がった。
「皆さん、この度は本当に苦労をかけました。写しの鏡を通して、帝国の脅威を退けた事を聞いた時には、心より安堵しました。あなた方は、ロンズデールだけでなく、クインズベリーも救ったと言っていいでしょう」
アンリエールが謝意を伝えると、代表してレイチェルが頭を下げた。
「もったいないお言葉です。我々は国のためにできる事をしたまでです」
「レイチェル、あなた方レイジェスには何度も助けていただきました。なにか褒美をかんがえているのですが、欲しい物はありますか?」
「欲しい物、ですか・・・いえ、私は現状に満足しております。今の暮らしができるだけで私はこれ以上望む事はありません。ですが、もし聞いていただけるのでしたら、一つお願いがございます」
「お願いですか?なんでしょう?」
アンリエールの顔をまっすぐに見つめ、レイチェルは言葉続けた。
「今回の働きを持って、ベナビデス家の罪をお赦し願えませんでしょうか」
そう言って深く頭を下げるレイチェルに、後ろにいたディリアンは驚きの声を上げた。
「な!姐さん何言ってんだよ!?なんで姐さんが頭下げてんだよ!?」
ディリアンが眉間にシワを寄せてレイチェルに詰め寄ろうとすると、ビリージョーが肩を掴んで止めた。
「待て、最後まで話を聞け」
「な、けど・・・」
強い目で見るビリージョーに、ディリアンは納得しきれていないようだが、足を止めた。
「・・・ベナビデス家は、トレバーが闇に堕ちて私を殺害しかけました。トレバーの父も城内で戦闘を行い、使用人達を危険に晒しました。それでも家紋を残したのですよ?」
それまでの優しい声色から一点し、緊張感が漂う程の淡々とした話し声に、誰もが息を飲んだ。
「おっしゃる通りです。本来、ベナビデス公爵家は取り潰しになってしかたのない程の罪を犯しております。家紋が残った事は、女王陛下の寛大な御心だと理解しております。ただ、ここにいるディリアンは15歳という若さで、今回命を懸けて戦いました。彼の活躍は作戦の成功に大きく貢献しております。そしてこれからは、兄を支えて公爵家の名誉を取り戻すため、そして国家のために尽くす事でしょう。父親とトレバーの不始末は無かった事にはできませんし、この一件で全てを赦す事も当然できないでしょうが、それでも幾ばくかの恩情をいただけましたらと、お願い申し上げました」
レイチェルはそこまで一気に言葉にすると、もう一度深く頭を下げた。
家紋は残ったが、ベナビデス家は、重い処罰を受けていた。
領地と財産の大半を没収され、王家に対して強い影響力を持っていた事が嘘のように力を無くし、今や名ばかりの公爵家にまで落ちぶれてしまっていた。
ディリアンから聞いたわけではないが、レイチェルは店長のウィッカーと一緒に、復旧ためによく城に来ていたためにベナビデス家の現状を耳にしていたのだ。
しばしの沈黙が降りる。
誰もが固唾を飲んで見守る中、アンリエールは口を開いた。
「・・・分かりました。ディリアン・ベナビデスの働きを評価し、没収した領地と財産の一部を戻しましょう」
「陛下!・・・ありがとうございます!」
アンリエールの言葉にレイチェルが顔を上げると、アンリエールは微笑みを見せた。
「レイチェル、あなたからのお願いですからね、無碍にはできないわ。全てを返す事はできないけれど、公爵家の運営が助かる程度には戻しましょう。ディリアンもそれでよろしいですか?」
ふいに話しを向けられたディリアンは、やや慌てて頭を下げた。
「は、はい!もちろんです。陛下のお心遣いに感謝申し上げます」
「いいえ、私ではないわ。レイチェルに感謝しなさい。あなたの今回の働きは認めているけれど、私は今回の一件では、ある程度の報奨金を渡す事しか考えていなかったわ。他ならぬレイチェルからのお願いだから、話しを聞いたのです。だから、レイチェルの期待を裏切らないように、これからも頑張りなさい。私もあなたを見ていますからね」
「はい!ありがとうございます!」
大きく返事をして、ディリアンはもう一度深く頭を下げた。
これまでのディリアンならば、レイチェルの行動に不満を感じたかもしれない。
情けをかけられたと自尊心が傷つき、怒りさえ向けたかもしれない。
だが共に行動して、レイチェルがどういう人間か知った今、ディリアンはこれがレイチェルという人間であり、ディリアンを憐れんでの行動ではないと、素直に受け取る事ができた。
「・・・姐さん・・・ありがとう」
小さく呟いた声に、レイチェルはチラリと後ろに顔を向けた。
「気にするな。ただ、なにかあったら私にコキ使われる事は覚えておけ」
レイチェルがフッと笑うと、ディリアンは頭を掻いて、かなわねぇな、と小さく口にした。
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