665 / 1,360
664 ダリルの本性
しおりを挟む
「ダリル様、これが肉体を強化する魔道具です」
その青魔法使い、ラルス・ネイリーは、私の顔色を伺うように、遠慮がちに手に乗せた腕時計を差し出してきた。
だが、私は知っている。この男はこうして媚を売るような態度は表向きで、裏では自分以外の人間は全て、実験体としてしか見ていない事を。
まぁ、今はそれでいい。利用価値のあるうちは好きにさせてやろう。
「そうか・・・うむ、良く出来ているな。硬度も十分あるようだ。使用方法は?」
左腕に時計を巻いて見ると、金属製でシンプルながらスーツによく合うデザインだった。
「はい、ダリル様は体力型ですので魔力はありません。ですので、やはり薬を体内に入れる必要があります。しかし飲み薬を常に持ち歩くのは面倒ですし、注射器はかさばります。だから時計に針を付けました。その手前のツマミを回すと針が出て刺さる仕組みです」
「これか、分かった。今は手首に巻いてしまったから回さない方がいいな」
ツマミの位置を確認すると、ネイリーは言葉を続けた。
「はい、そうですねぇ、今は回さないでください。針が刺さると薬が流されます。効果はすぐに表れます。制限時間には個人差がありますが、ダリル様なら30分くらいでしょうかねぇ」
「30分か・・・短く感じるが、そんなものなのか?」
「はい、30分でも十分に長いのですよ。並みの兵士でしたらその半分がせいぜいですからねぇ。ダリル様の体力があってこその30分ですねぇ。あぁ、一度使用すると、次の使用までに12時間間隔を取ってください。体への負担が大きいので」
個人戦ならば30分で十分だろう。
だが、集団戦になった場合はどうだ?30分では足りないだろう。
まして12時間間隔を空けろという事は、実質1日1回という事だ。これは使いどころの判断が難しい道具だ。
「分かった。だが、現状では使い勝手があまり良いとは言えんな。改良を急げ」
「承知しました。お任せください」
そしてネイリーは魔道具を改良するため、またも人体実験を行った。
目立たないように注意はしているようだが、監視につけた兵からの報告では、国民を物色し、貧しい者を言葉巧みに連れ込み実験体にしているという事だった。
いなくなっても影響の無い者を選んでいるのだろうが、これは大きな間違いだ。
200年前の皇帝から、国は全国民に対して、最低限飢える事は無いだけの支援を行っている。
貧富の差はどうしても出るが、それでも日々の食事に困る事はない程度の支援は等しく行っている。
これは200年前の皇帝、ローランド・ライアンが突然始めた事だが、今も変わらず続いている。
その結果、国民の皇帝に対する支持、そして愛国心は強いものとなった。
何が言いたいかというと、ネイリーが国民を騙し実験体にする事は、皇帝への裏切りという事だ。
私は機を見てネイリーを始末する事を決断した。
「ふ・・・ははは・・・なるほど、光の力か。知っているぞ、本当にデュークと同じじゃないか。凄まじい力だな。私がこれほどダメージを受けるとは・・・マウリシオが敗れるわけだ」
ダリル・パープルズは、まだダメージの残る腹部を右手で押さえたまま、アラタの光る拳を左手で指差した。
「マルシリオだって?そいつは、クインズベリーの国王に化けてたヤツだな?」
「そうだ。すでに報告は受けている。マウリシオの本性、闇を倒す手段はたった一つしかない。それが光だ。これはデューク・サリバンで検証済みだ。光の力以外では決して闇を倒す事はできない。だから、マウリシオを倒したのは、お前しかいない事になる」
ダリルの指摘にアラタは鼻で笑って流した。
「フン、俺以外にもこの力を持つ者が、いるとは考えないのか?」
「可能性は低いな。帝国ではデュークしかいない。それがロンズデールやクインズベリーにそう何人もいるとは思えない。いてもせいぜいあと一人か二人だろう。なによりこうして直接受けて分かった。今の私にここまでのダメージを与えたのだ。やはりお前しか考えられん」
「・・・そりゃ、どうも。さぁ、これ以上はお互い時間が惜しいだろ?ケリをつけようぜ」
左拳は軽く握り前へ、右拳は顔の横へ、右足を少し後ろに引いて構えると、軽く膝を曲げてステップを刻み始める。
「ふっ・・・デュークも同じ構えをとっていたな。貴様、デュークとどういう関係だ?赤の他人とは思えんな」
ダリルが口にする、デューク・サリバンの名は、以前マルコス・ゴンサレスから聞いて知っていた。
村戸修一のこの世界での名だと。そしてその名前こそ、デューク・サリバンが村戸修一と同一人物だと、裏付ける証拠になった。
なぜなら、デューク・サリバンとは、ボクシングがまだベアナックル(素手)だった時代に、最初の王者として君臨した男の名前だったからだ。
アラタにボクシングを教えた、村戸修一ならではの名だった。
「デューク、デュークって、さっきから・・・そんなヤツ知らねぇよ・・・俺が知ってるのは、村戸修一さんだ!」
声を上げて踏み込んだアラタは、左ジャブでダリルの顔を狙った。
だが、それに反応したダリルは右腕を顔の前に出し盾として使う。
なにっ!?
ダリルの目が開かれる。
ダリルの腕で防がれる寸前で左ジャブを止めたアラタは、そのまま腰を左に捻り、右ストレートをダリルの胸に叩き込んだ!
「ガッ!ハァッッッ・・・!」
肉体の強化などなんの役にもたたない。光の拳は体の内部にまでダメージを通し、ダリルはそのあまりの破壊力に、うめき声をもらした。
コ、コイツ・・・・・
光の拳はダリルの胸に、拳を跡をクッキリと残す程にめり込ませた。
瞬間的にダリルの呼吸が止まり、ダリルは前のめりに倒れそうになった。
素手の戦いじゃ・・・私より、はるかに上だ!
「うぐぁッ!」
左ボディ!腰の入った左に拳が、ダリルの右脇腹に突き刺さる
こ・・・のまま、では・・・や、やられ・・・・・
左アッパー!ボディブローで突き刺した左を戻し、そのままもう一度腰を回し肩を入れ、ダリルの顎を突き上げた!
ガチン!と上と下の歯が噛み合う音が響く。
顎を撥ね上げられたダリルは、そのまま背中から倒れこんだ。両手両足を広げながら動く気配がない。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ダリルが倒れた姿を見て、アラタは両手の光を消した。
少しでも消耗を避けるため、温存できる時には、僅かな時間でも光を押さえるようにしていた。
魔道剣士アロル・ヘイモンの悪霊と戦った時にも光の力を使い、今もこうして力を使う事になる。
結局最後は光の力に頼る事になる事が、アラタは嫌だった。
だが、しかたのない事だ。
それも自分の力なのだから、みんなを護るためには、自分のためにも・・・使える力は使うべきだ。
アラタはそう考えていた。
「・・・くっくっく・・・ハハハハハハハ・・・・・」
倒れたまま突然笑い出したダリルに、アラタは本能的に構え、警戒体勢を整えた。
「・・・なにが、おかしい?」
「・・・なぁに、まさかここでお見せする事になるとは思わなくてね・・・貴様もよく知っているだろう?この力を・・・・・」
床の上で体を広げ倒れているダリルの体から、黒い瘴気が立ち昇り始めた。
「な!・・・まさか・・・ダリル・パープルズ!お前!」
一度で目にしたら決して忘れる事はない。
それはまさしく・・・闇だった。
「さぁ、ここからが本当の戦いだ」
闇の瘴気を体から発し、ダリル・パープルズは立ち上がった。
その青魔法使い、ラルス・ネイリーは、私の顔色を伺うように、遠慮がちに手に乗せた腕時計を差し出してきた。
だが、私は知っている。この男はこうして媚を売るような態度は表向きで、裏では自分以外の人間は全て、実験体としてしか見ていない事を。
まぁ、今はそれでいい。利用価値のあるうちは好きにさせてやろう。
「そうか・・・うむ、良く出来ているな。硬度も十分あるようだ。使用方法は?」
左腕に時計を巻いて見ると、金属製でシンプルながらスーツによく合うデザインだった。
「はい、ダリル様は体力型ですので魔力はありません。ですので、やはり薬を体内に入れる必要があります。しかし飲み薬を常に持ち歩くのは面倒ですし、注射器はかさばります。だから時計に針を付けました。その手前のツマミを回すと針が出て刺さる仕組みです」
「これか、分かった。今は手首に巻いてしまったから回さない方がいいな」
ツマミの位置を確認すると、ネイリーは言葉を続けた。
「はい、そうですねぇ、今は回さないでください。針が刺さると薬が流されます。効果はすぐに表れます。制限時間には個人差がありますが、ダリル様なら30分くらいでしょうかねぇ」
「30分か・・・短く感じるが、そんなものなのか?」
「はい、30分でも十分に長いのですよ。並みの兵士でしたらその半分がせいぜいですからねぇ。ダリル様の体力があってこその30分ですねぇ。あぁ、一度使用すると、次の使用までに12時間間隔を取ってください。体への負担が大きいので」
個人戦ならば30分で十分だろう。
だが、集団戦になった場合はどうだ?30分では足りないだろう。
まして12時間間隔を空けろという事は、実質1日1回という事だ。これは使いどころの判断が難しい道具だ。
「分かった。だが、現状では使い勝手があまり良いとは言えんな。改良を急げ」
「承知しました。お任せください」
そしてネイリーは魔道具を改良するため、またも人体実験を行った。
目立たないように注意はしているようだが、監視につけた兵からの報告では、国民を物色し、貧しい者を言葉巧みに連れ込み実験体にしているという事だった。
いなくなっても影響の無い者を選んでいるのだろうが、これは大きな間違いだ。
200年前の皇帝から、国は全国民に対して、最低限飢える事は無いだけの支援を行っている。
貧富の差はどうしても出るが、それでも日々の食事に困る事はない程度の支援は等しく行っている。
これは200年前の皇帝、ローランド・ライアンが突然始めた事だが、今も変わらず続いている。
その結果、国民の皇帝に対する支持、そして愛国心は強いものとなった。
何が言いたいかというと、ネイリーが国民を騙し実験体にする事は、皇帝への裏切りという事だ。
私は機を見てネイリーを始末する事を決断した。
「ふ・・・ははは・・・なるほど、光の力か。知っているぞ、本当にデュークと同じじゃないか。凄まじい力だな。私がこれほどダメージを受けるとは・・・マウリシオが敗れるわけだ」
ダリル・パープルズは、まだダメージの残る腹部を右手で押さえたまま、アラタの光る拳を左手で指差した。
「マルシリオだって?そいつは、クインズベリーの国王に化けてたヤツだな?」
「そうだ。すでに報告は受けている。マウリシオの本性、闇を倒す手段はたった一つしかない。それが光だ。これはデューク・サリバンで検証済みだ。光の力以外では決して闇を倒す事はできない。だから、マウリシオを倒したのは、お前しかいない事になる」
ダリルの指摘にアラタは鼻で笑って流した。
「フン、俺以外にもこの力を持つ者が、いるとは考えないのか?」
「可能性は低いな。帝国ではデュークしかいない。それがロンズデールやクインズベリーにそう何人もいるとは思えない。いてもせいぜいあと一人か二人だろう。なによりこうして直接受けて分かった。今の私にここまでのダメージを与えたのだ。やはりお前しか考えられん」
「・・・そりゃ、どうも。さぁ、これ以上はお互い時間が惜しいだろ?ケリをつけようぜ」
左拳は軽く握り前へ、右拳は顔の横へ、右足を少し後ろに引いて構えると、軽く膝を曲げてステップを刻み始める。
「ふっ・・・デュークも同じ構えをとっていたな。貴様、デュークとどういう関係だ?赤の他人とは思えんな」
ダリルが口にする、デューク・サリバンの名は、以前マルコス・ゴンサレスから聞いて知っていた。
村戸修一のこの世界での名だと。そしてその名前こそ、デューク・サリバンが村戸修一と同一人物だと、裏付ける証拠になった。
なぜなら、デューク・サリバンとは、ボクシングがまだベアナックル(素手)だった時代に、最初の王者として君臨した男の名前だったからだ。
アラタにボクシングを教えた、村戸修一ならではの名だった。
「デューク、デュークって、さっきから・・・そんなヤツ知らねぇよ・・・俺が知ってるのは、村戸修一さんだ!」
声を上げて踏み込んだアラタは、左ジャブでダリルの顔を狙った。
だが、それに反応したダリルは右腕を顔の前に出し盾として使う。
なにっ!?
ダリルの目が開かれる。
ダリルの腕で防がれる寸前で左ジャブを止めたアラタは、そのまま腰を左に捻り、右ストレートをダリルの胸に叩き込んだ!
「ガッ!ハァッッッ・・・!」
肉体の強化などなんの役にもたたない。光の拳は体の内部にまでダメージを通し、ダリルはそのあまりの破壊力に、うめき声をもらした。
コ、コイツ・・・・・
光の拳はダリルの胸に、拳を跡をクッキリと残す程にめり込ませた。
瞬間的にダリルの呼吸が止まり、ダリルは前のめりに倒れそうになった。
素手の戦いじゃ・・・私より、はるかに上だ!
「うぐぁッ!」
左ボディ!腰の入った左に拳が、ダリルの右脇腹に突き刺さる
こ・・・のまま、では・・・や、やられ・・・・・
左アッパー!ボディブローで突き刺した左を戻し、そのままもう一度腰を回し肩を入れ、ダリルの顎を突き上げた!
ガチン!と上と下の歯が噛み合う音が響く。
顎を撥ね上げられたダリルは、そのまま背中から倒れこんだ。両手両足を広げながら動く気配がない。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ダリルが倒れた姿を見て、アラタは両手の光を消した。
少しでも消耗を避けるため、温存できる時には、僅かな時間でも光を押さえるようにしていた。
魔道剣士アロル・ヘイモンの悪霊と戦った時にも光の力を使い、今もこうして力を使う事になる。
結局最後は光の力に頼る事になる事が、アラタは嫌だった。
だが、しかたのない事だ。
それも自分の力なのだから、みんなを護るためには、自分のためにも・・・使える力は使うべきだ。
アラタはそう考えていた。
「・・・くっくっく・・・ハハハハハハハ・・・・・」
倒れたまま突然笑い出したダリルに、アラタは本能的に構え、警戒体勢を整えた。
「・・・なにが、おかしい?」
「・・・なぁに、まさかここでお見せする事になるとは思わなくてね・・・貴様もよく知っているだろう?この力を・・・・・」
床の上で体を広げ倒れているダリルの体から、黒い瘴気が立ち昇り始めた。
「な!・・・まさか・・・ダリル・パープルズ!お前!」
一度で目にしたら決して忘れる事はない。
それはまさしく・・・闇だった。
「さぁ、ここからが本当の戦いだ」
闇の瘴気を体から発し、ダリル・パープルズは立ち上がった。
0
お気に入りに追加
206
あなたにおすすめの小説

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる