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662 想い人
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このメイド服の女の武器は遠距離から攻撃できるハサミ。
それを考えれば、距離をとって戦いたいだろう。
だが俺の魔道具吸収の煙管は、狙った対象を吸い寄せる事ができる。
ただ吸い寄せるだけだと思うなよ?
自分の意に反して体を引き寄せられるという事が、どれだけ体の自由を奪うか身を持って感じているだろう?
女、俺の魔道具との相性が悪かったな!
これが俺の必勝パターンだ!こうして近づいたところを・・・
「焼き殺してやるぜ!」
煙管を咥えながらニヤリと口の端を上げると、ギルバートの両手から炎が立ち上がった。
この引き寄せる攻撃、かなり厄介ね・・・
全身を均一の力で引きずっているわけじゃない。
肩や足、あちこちが引かれているけど力にバラつきがある。
そしてハサミを持った右手を引く力が特に強い。
狙いをつけてハサミを動かす事ができないくらいに、強力な圧迫感もある。
つまり、引く力の分散もコイツの意のままって事ね。
白魔法使いであるサリーの唯一の攻撃手段が封じられる。
それはサリーにとって、敗北を意味している事と同意義である。
このまま引きずられれば、ギルバートの炎で焼かれ死ぬ事になるだろう。
この絶望的な状況に関わらず、サリーは笑った。
勝利を確信している顔ね?
そうね、確かに普通だったらこれで終わりかもしれない。
でも、私はシャクール・バルデス様の侍女・・・生半可な覚悟でここにきているわけではない!
二人の距離が数メートル以内にまで縮まり、ギルバートが火魔法を食らわせようと腕を前に出したその時、サリーは前に出た!
「なにっ!?」
予想外の行動にギルバートは目を剥いた。
これまで引きずられないように、必死に足で踏ん張っていた女が、突然自分に向かってくるのだ。
想定外の事態にギルバートの動きが止まる。
そして吸収の煙管の力に逆らうのならば、引っ張る力と堪える力が反発するため、思うように体を動かせなくなるが、自ら前に出るのであれば、それは何の障害にもならなかった。
いや、それどころか引っ張る力が助力する形になり、白魔法使いのサリーであっても魔法使いの枠を超える程の速さで動く事ができた。
すでにギルバートは後手に回っている。
だが、それでも動揺した事の遅れは取り返せない程ではなかった。
なぜならばすでに両手の炎は撃ち放つだけでいい。
無論、サリーに距離を詰められた分、自分もダメージを覚悟しなければならない。
しかしサリーも炎を回避できない距離まで接近しているのだ。
メイドの女よ・・・まさかそんな大胆な行動をとるとはな、せめて一矢報いるつもりか?
いいだろう、だが貴様の命と引き換えだ!受けてみろ!
「双炎砲ッ!」
両手を前に出し、ギルバートは眼前に迫ったメイド服の女に、荒ぶる炎を撃ち放った。
「アァァァァァーーーッ!」
サリーは叫んだ!自分を焼き尽くそうと襲い来る二つの炎を前にし、一瞬の躊躇もなく飛び込んだ。
ギルバートの左右の手から放たれた二つの炎は、渦を巻くようにサリーへ迫り、そして一瞬で吞み込んだ。
・・・・・バルデス様は、魔道具はお使いにならないのですか?
私がバルデス様の護る塔に入り、専属でお仕えするようになったある日の事だった。
とても天気が良く、私はバルデス様と二人お茶をしていた。
侍女なのに、主人と同じ席に着く事など、本来はありえないだろう。
だけどバルデス様はそうしろと命じる。初めは抵抗があったけれど、今ではすっかり慣れてしまった。
魔法使いはほとんど誰もが魔道具を持っている。
私も持っているし、持っていない人を見た事がない。
最初は、四勇士と認められる程のお方だから、魔道具なんていらないのかと思った。
けれどなんとなく気になって、訊ねてみたのだ。
いや、持ってはいる。バルデス家に伝わる魔道具でな。
四勇士の代替わりの時に引き継いできたそうだ。
そう答えたバルデス様は、紅茶をテーブルに置くと、シャツの胸ポケットから、透明な石がはめられたペンダントトップを取り出した。
「これ、宝石・・・ではないですよね?中が空洞の透明な石?トップだけですか?チェーンは?」
手渡されたその石を指で持ち、頭の上に掲げて見る。
差し込む陽の光が石の中を透かして見せる。
「チェーンは無い。先代の四勇士は付けていたそうだが、代替わりの時にサイズが合わなくて外した。そのうちにと考えてはいたが、私には必要のない魔道具だから、ポケットに入れて置く習慣になってしまってな・・・・・サリーにやろう」
あまりに簡単に口にしたその言葉に、私は驚き、慌てて首を横に振った。
「え、えぇ!?な、なにをおっしゃるのですか!?これはバルデス家の家宝なのではないですか!?それを私のような一介の侍女に・・・」
「サリーよ、これは封魔石と言って、攻撃魔法から身を護る事ができる。だが、私以上の黒魔法使いはいないだろ?だから私には必要がないのだ。サリーがもらってくれたら安心なのだが」
バルデス様は、遠慮するなとグイグイ押し付けてくる。
「わ、分かりました!分かりましたから!有難く頂戴します!」
押しに負けて結局受け取ってしまった。
しかし、バルデス家に代々伝わってきた魔道具を、私が身に着けていいものだろうか?
やはり気にかかってしまい、私はもう一度バルデス様に問いかけた。
「バルデス様・・・これはバルデス家に伝わる大切な物です。もし当主様に知られれば大変お怒りになられるのでは?私はよいのですが、バルデス様が責められるのは・・・見たくありません」
「ふむ・・・特に問題はないと思うがな。サリーもいずれバルデス家に入ってくれるのだろう?」
バルデス様!
あなたにいただいた封魔石が私を護ってくれました!
「なんだとぉぉぉーーーッツ!?」
絶叫が響き渡る。
ギルバートの放った双炎砲は確かにサリーを飲み込んだ。
だが次の瞬間、炎は大きく揺らめき、サリーの胸のポケットに吸い込まれて消えてしまった。
「アァァァァーーーッツ!」
自分の放った炎が吸い込まれて消えるなど、想像の範囲外だったギルバートは、次の一手を打つ事さえ考えられなかった。そして・・・・・
「ッ!・・・・・」
サリーのイマジン・シザーがギルバートの首を斬り飛ばした。
飛び出しそうな程目を見開き、大口を開けたままのギルバートの顔が宙を舞い、そして血をまき散らしながら床に落ちた。
「・・・バルデス様、サリーは務めを果たしました」
指先でハサミをくるりと回すと、腰の下げたシザーケースにハサミを収める。
そして胸のポケットから透明な石を取り出した。
最初は空洞だったその石の中身は、今は眩しいくらいに赤く輝いていた。
「・・・炎を封印したからよね?なるほど、これが封魔石・・・バルデス様・・・・・」
愛おしそうに石を見つめ、そっと撫でる。
「・・・バルデス様、ここまで大事にされますと、サリーも本気になってしまいます。そろそろお嫁にもらっていただきますよ?」
瞳を閉じて、想い人を胸に描いた。
それを考えれば、距離をとって戦いたいだろう。
だが俺の魔道具吸収の煙管は、狙った対象を吸い寄せる事ができる。
ただ吸い寄せるだけだと思うなよ?
自分の意に反して体を引き寄せられるという事が、どれだけ体の自由を奪うか身を持って感じているだろう?
女、俺の魔道具との相性が悪かったな!
これが俺の必勝パターンだ!こうして近づいたところを・・・
「焼き殺してやるぜ!」
煙管を咥えながらニヤリと口の端を上げると、ギルバートの両手から炎が立ち上がった。
この引き寄せる攻撃、かなり厄介ね・・・
全身を均一の力で引きずっているわけじゃない。
肩や足、あちこちが引かれているけど力にバラつきがある。
そしてハサミを持った右手を引く力が特に強い。
狙いをつけてハサミを動かす事ができないくらいに、強力な圧迫感もある。
つまり、引く力の分散もコイツの意のままって事ね。
白魔法使いであるサリーの唯一の攻撃手段が封じられる。
それはサリーにとって、敗北を意味している事と同意義である。
このまま引きずられれば、ギルバートの炎で焼かれ死ぬ事になるだろう。
この絶望的な状況に関わらず、サリーは笑った。
勝利を確信している顔ね?
そうね、確かに普通だったらこれで終わりかもしれない。
でも、私はシャクール・バルデス様の侍女・・・生半可な覚悟でここにきているわけではない!
二人の距離が数メートル以内にまで縮まり、ギルバートが火魔法を食らわせようと腕を前に出したその時、サリーは前に出た!
「なにっ!?」
予想外の行動にギルバートは目を剥いた。
これまで引きずられないように、必死に足で踏ん張っていた女が、突然自分に向かってくるのだ。
想定外の事態にギルバートの動きが止まる。
そして吸収の煙管の力に逆らうのならば、引っ張る力と堪える力が反発するため、思うように体を動かせなくなるが、自ら前に出るのであれば、それは何の障害にもならなかった。
いや、それどころか引っ張る力が助力する形になり、白魔法使いのサリーであっても魔法使いの枠を超える程の速さで動く事ができた。
すでにギルバートは後手に回っている。
だが、それでも動揺した事の遅れは取り返せない程ではなかった。
なぜならばすでに両手の炎は撃ち放つだけでいい。
無論、サリーに距離を詰められた分、自分もダメージを覚悟しなければならない。
しかしサリーも炎を回避できない距離まで接近しているのだ。
メイドの女よ・・・まさかそんな大胆な行動をとるとはな、せめて一矢報いるつもりか?
いいだろう、だが貴様の命と引き換えだ!受けてみろ!
「双炎砲ッ!」
両手を前に出し、ギルバートは眼前に迫ったメイド服の女に、荒ぶる炎を撃ち放った。
「アァァァァァーーーッ!」
サリーは叫んだ!自分を焼き尽くそうと襲い来る二つの炎を前にし、一瞬の躊躇もなく飛び込んだ。
ギルバートの左右の手から放たれた二つの炎は、渦を巻くようにサリーへ迫り、そして一瞬で吞み込んだ。
・・・・・バルデス様は、魔道具はお使いにならないのですか?
私がバルデス様の護る塔に入り、専属でお仕えするようになったある日の事だった。
とても天気が良く、私はバルデス様と二人お茶をしていた。
侍女なのに、主人と同じ席に着く事など、本来はありえないだろう。
だけどバルデス様はそうしろと命じる。初めは抵抗があったけれど、今ではすっかり慣れてしまった。
魔法使いはほとんど誰もが魔道具を持っている。
私も持っているし、持っていない人を見た事がない。
最初は、四勇士と認められる程のお方だから、魔道具なんていらないのかと思った。
けれどなんとなく気になって、訊ねてみたのだ。
いや、持ってはいる。バルデス家に伝わる魔道具でな。
四勇士の代替わりの時に引き継いできたそうだ。
そう答えたバルデス様は、紅茶をテーブルに置くと、シャツの胸ポケットから、透明な石がはめられたペンダントトップを取り出した。
「これ、宝石・・・ではないですよね?中が空洞の透明な石?トップだけですか?チェーンは?」
手渡されたその石を指で持ち、頭の上に掲げて見る。
差し込む陽の光が石の中を透かして見せる。
「チェーンは無い。先代の四勇士は付けていたそうだが、代替わりの時にサイズが合わなくて外した。そのうちにと考えてはいたが、私には必要のない魔道具だから、ポケットに入れて置く習慣になってしまってな・・・・・サリーにやろう」
あまりに簡単に口にしたその言葉に、私は驚き、慌てて首を横に振った。
「え、えぇ!?な、なにをおっしゃるのですか!?これはバルデス家の家宝なのではないですか!?それを私のような一介の侍女に・・・」
「サリーよ、これは封魔石と言って、攻撃魔法から身を護る事ができる。だが、私以上の黒魔法使いはいないだろ?だから私には必要がないのだ。サリーがもらってくれたら安心なのだが」
バルデス様は、遠慮するなとグイグイ押し付けてくる。
「わ、分かりました!分かりましたから!有難く頂戴します!」
押しに負けて結局受け取ってしまった。
しかし、バルデス家に代々伝わってきた魔道具を、私が身に着けていいものだろうか?
やはり気にかかってしまい、私はもう一度バルデス様に問いかけた。
「バルデス様・・・これはバルデス家に伝わる大切な物です。もし当主様に知られれば大変お怒りになられるのでは?私はよいのですが、バルデス様が責められるのは・・・見たくありません」
「ふむ・・・特に問題はないと思うがな。サリーもいずれバルデス家に入ってくれるのだろう?」
バルデス様!
あなたにいただいた封魔石が私を護ってくれました!
「なんだとぉぉぉーーーッツ!?」
絶叫が響き渡る。
ギルバートの放った双炎砲は確かにサリーを飲み込んだ。
だが次の瞬間、炎は大きく揺らめき、サリーの胸のポケットに吸い込まれて消えてしまった。
「アァァァァーーーッツ!」
自分の放った炎が吸い込まれて消えるなど、想像の範囲外だったギルバートは、次の一手を打つ事さえ考えられなかった。そして・・・・・
「ッ!・・・・・」
サリーのイマジン・シザーがギルバートの首を斬り飛ばした。
飛び出しそうな程目を見開き、大口を開けたままのギルバートの顔が宙を舞い、そして血をまき散らしながら床に落ちた。
「・・・バルデス様、サリーは務めを果たしました」
指先でハサミをくるりと回すと、腰の下げたシザーケースにハサミを収める。
そして胸のポケットから透明な石を取り出した。
最初は空洞だったその石の中身は、今は眩しいくらいに赤く輝いていた。
「・・・炎を封印したからよね?なるほど、これが封魔石・・・バルデス様・・・・・」
愛おしそうに石を見つめ、そっと撫でる。
「・・・バルデス様、ここまで大事にされますと、サリーも本気になってしまいます。そろそろお嫁にもらっていただきますよ?」
瞳を閉じて、想い人を胸に描いた。
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