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615 生き残った乗客 ①
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「うぅ・・・怖いよぉ・・・誰か助けてよぉ・・・・」
薄暗がりの中、少女のすすり泣く声が響く。
密閉性が高いのか、壁に反響してやけに高く耳に付く。
「おい!さっきからうっせぇぞ!そのガキを黙らせろ!」
苛立った男の怒鳴り声が、少女の泣き声をかき消す。
自分に向けられた怒りの声に、少女は体をビクリと震わせ、怯えたように隣を歩く母親に抱き着いた。
「す、すみません、ほら泣かないで、ね」
20代半ばくらいだろう。まだ若い母親は少女を男から隠すように抱きかかえ、慌ててあやす。
数十人が集まっているこの場所は船の機関室だった。
複雑に入り組んだパイプは、まるで迷路のようだ。照明の多くは転覆した時の衝撃で壊れている。
いくつか無事だった照明もあり完全な暗闇ではないが、それでも全体を照らすにはあまりに不十分だった。
船が転覆した後、生き残った乗客達は、浸水から逃げながら上を目指して歩いていたが、命の危機にさらされている事に強いストレスを感じていた。
「マイク様。落ち着いてください。こんな状況なんです。大人だって怖いのに、小さな女の子じゃしかたありませんよ」
「ちっ、フランクさんよぉ、だったらさっさと俺達を上に連れてってくれよ。あんたが言う通りに歩いてんのに、なかなか進まねぇじゃねかよ!本当にこっちであってんのか!?」
マイクと呼ばれたでっぷりとした男は、額の汗を袖で拭うと苛正し気に舌を打つ。
水と油で汚れているが、その身なりからして貴族である事は一目で分かる。
40歳くらいだろう。運動不足なのか、他の人よりも息が荒く疲労が目立つ。
「はい。この機関室の奥は上の階とも下の階ともつながっているんです。ですから、ここを抜ければちゃんと上に行けますので、ご安心ください」
フランクと呼ばれた男はこの船の船員である。水で濡れているが、白地をベースにした清潔感のある服を着用している。
三十手前で、体力的には一番充実している。鍛えられた体付きをしており、出口に向かってみんなを引っ張るリーダーシップは頼りがいがあった。
「さぁ、エマちゃん、ママと一緒にお兄ちゃんの後ろを付いてくるんだよ。大丈夫だからね」
「う、うん。ありがとう」
さっきマイクに怒鳴られた少女エマは、フランクが優しく頭を撫でると、笑顔を見せて返事をする。その母親もフランクに感謝して頭を下げる。
「ちっ・・・」
先頭を行くフランク。その後ろをエマとその母親。そして十数人の集団の一番後ろで、マイクは面白く無さそうに舌を打ち、フランク達を睨み付けていた。
気が付いた時には何が起きているのか全く理解できなかった。
自分はさっきまで豪華な船内で立食をしながら、貴族仲間と談笑をしていたはずだった。
だが、突然船が強く揺れ体が投げ出され、そこから先の記憶は無い。
「クソッ!何で俺がこんな目に!大海の船団め!帰ったら全員処刑してやる!」
ブツブツと怒りをぶちまけながら歩くマイクには、誰一人声をかける事もなく、腫物にさわるかのように距離をおかれていた。
「あ、お兄ちゃん!あそこ誰かいるよ!」
エマがフランクの袖を取り、声を上げて前を指差す。
フランクが目を向けると、暗がりの中、計器にもたれかかっている女の人がいた。
白いセーターに、膝まである長い赤のカーディガンが、細身の体にフィットしている。
七分丈の黒のパンツの腿にはベルトが巻かれており、小振りのナイフが刺し収められていた。
フランクは、その女を目にして違和感を感じた。
なにかがおかしい。どこがおかしいかは分からないが、なにかが違う。
そんなフランクの視線に気づいたのか、女はのんびりとした体を起こすと、肩まであるウェーブがかった濃い金髪を掻き揚げ、フランク達に顔を向けた。
「あらぁ?あなた達も生き残り?どこに行くの?」
「え、あ、うん。そうだよ。俺達はみんなで上を目指してるんだ。浸水してるからこのままここにいるわけにはいかない」
船が転覆したにも関わらず、緊張感も焦りもなく、それどころか余裕さえ感じる女の話し方に、フランクは戸惑いさえ覚えた。
「ふ~ん、でもさぁ、上に行ってどうするの?上に出ても陸まで行けなきゃ結局ダメなんじゃない?港からは結構離れちゃったから、船が転覆したのに誰も気づいてないと思うしさぁ、助けは期待できないよね?夜にはトバリが出るでしょ?この状況で上に行ってどうすんの?」
試すような目をフランクに向けると、女は一歩距離を詰めて来た。
「それは大丈夫です。この船の一階には、もしもに備えてボートが用意してあるんです。魔道具であらかじめ指定しておいた場所に、自動で連れて行ってくれるんです。ちなみに指定場所は港です。だから日が暮れる前・・・そうですね、日没の30分前にボートまでたどり着けば、なんとか帰れるんです」
「・・・ふーん、帝国の連中、どうやって脱出するのかって思ってたけど、ボートがあるの知ってたのかな・・・」
「・・・あの?どうかしましたか?」
ボートと聞いて急に顔色が変わり、何事かを呟いた女に、フランクが首を傾げる。
「ん?あぁ、いいのいいの!こっちの事。それよりさ、アタシも仲間に入れてくれない?一緒にボートまで連れてってほしいなぁ」
更に一歩距離を詰めて、フランクの胸をつつくその女に、フランクは少し顔を赤くしながら頷いた。
「え、えぇ、それはもちろんです。一緒にこの船から脱出しましょう」
「本当?嬉しいわ!アタシはラクエル。ラクエル・エンリケスよ。よろしくね」
魔道剣士四人衆、ラクエル・エンリケスは、金色の瞳を細め妖しく微笑んだ。
薄暗がりの中、少女のすすり泣く声が響く。
密閉性が高いのか、壁に反響してやけに高く耳に付く。
「おい!さっきからうっせぇぞ!そのガキを黙らせろ!」
苛立った男の怒鳴り声が、少女の泣き声をかき消す。
自分に向けられた怒りの声に、少女は体をビクリと震わせ、怯えたように隣を歩く母親に抱き着いた。
「す、すみません、ほら泣かないで、ね」
20代半ばくらいだろう。まだ若い母親は少女を男から隠すように抱きかかえ、慌ててあやす。
数十人が集まっているこの場所は船の機関室だった。
複雑に入り組んだパイプは、まるで迷路のようだ。照明の多くは転覆した時の衝撃で壊れている。
いくつか無事だった照明もあり完全な暗闇ではないが、それでも全体を照らすにはあまりに不十分だった。
船が転覆した後、生き残った乗客達は、浸水から逃げながら上を目指して歩いていたが、命の危機にさらされている事に強いストレスを感じていた。
「マイク様。落ち着いてください。こんな状況なんです。大人だって怖いのに、小さな女の子じゃしかたありませんよ」
「ちっ、フランクさんよぉ、だったらさっさと俺達を上に連れてってくれよ。あんたが言う通りに歩いてんのに、なかなか進まねぇじゃねかよ!本当にこっちであってんのか!?」
マイクと呼ばれたでっぷりとした男は、額の汗を袖で拭うと苛正し気に舌を打つ。
水と油で汚れているが、その身なりからして貴族である事は一目で分かる。
40歳くらいだろう。運動不足なのか、他の人よりも息が荒く疲労が目立つ。
「はい。この機関室の奥は上の階とも下の階ともつながっているんです。ですから、ここを抜ければちゃんと上に行けますので、ご安心ください」
フランクと呼ばれた男はこの船の船員である。水で濡れているが、白地をベースにした清潔感のある服を着用している。
三十手前で、体力的には一番充実している。鍛えられた体付きをしており、出口に向かってみんなを引っ張るリーダーシップは頼りがいがあった。
「さぁ、エマちゃん、ママと一緒にお兄ちゃんの後ろを付いてくるんだよ。大丈夫だからね」
「う、うん。ありがとう」
さっきマイクに怒鳴られた少女エマは、フランクが優しく頭を撫でると、笑顔を見せて返事をする。その母親もフランクに感謝して頭を下げる。
「ちっ・・・」
先頭を行くフランク。その後ろをエマとその母親。そして十数人の集団の一番後ろで、マイクは面白く無さそうに舌を打ち、フランク達を睨み付けていた。
気が付いた時には何が起きているのか全く理解できなかった。
自分はさっきまで豪華な船内で立食をしながら、貴族仲間と談笑をしていたはずだった。
だが、突然船が強く揺れ体が投げ出され、そこから先の記憶は無い。
「クソッ!何で俺がこんな目に!大海の船団め!帰ったら全員処刑してやる!」
ブツブツと怒りをぶちまけながら歩くマイクには、誰一人声をかける事もなく、腫物にさわるかのように距離をおかれていた。
「あ、お兄ちゃん!あそこ誰かいるよ!」
エマがフランクの袖を取り、声を上げて前を指差す。
フランクが目を向けると、暗がりの中、計器にもたれかかっている女の人がいた。
白いセーターに、膝まである長い赤のカーディガンが、細身の体にフィットしている。
七分丈の黒のパンツの腿にはベルトが巻かれており、小振りのナイフが刺し収められていた。
フランクは、その女を目にして違和感を感じた。
なにかがおかしい。どこがおかしいかは分からないが、なにかが違う。
そんなフランクの視線に気づいたのか、女はのんびりとした体を起こすと、肩まであるウェーブがかった濃い金髪を掻き揚げ、フランク達に顔を向けた。
「あらぁ?あなた達も生き残り?どこに行くの?」
「え、あ、うん。そうだよ。俺達はみんなで上を目指してるんだ。浸水してるからこのままここにいるわけにはいかない」
船が転覆したにも関わらず、緊張感も焦りもなく、それどころか余裕さえ感じる女の話し方に、フランクは戸惑いさえ覚えた。
「ふ~ん、でもさぁ、上に行ってどうするの?上に出ても陸まで行けなきゃ結局ダメなんじゃない?港からは結構離れちゃったから、船が転覆したのに誰も気づいてないと思うしさぁ、助けは期待できないよね?夜にはトバリが出るでしょ?この状況で上に行ってどうすんの?」
試すような目をフランクに向けると、女は一歩距離を詰めて来た。
「それは大丈夫です。この船の一階には、もしもに備えてボートが用意してあるんです。魔道具であらかじめ指定しておいた場所に、自動で連れて行ってくれるんです。ちなみに指定場所は港です。だから日が暮れる前・・・そうですね、日没の30分前にボートまでたどり着けば、なんとか帰れるんです」
「・・・ふーん、帝国の連中、どうやって脱出するのかって思ってたけど、ボートがあるの知ってたのかな・・・」
「・・・あの?どうかしましたか?」
ボートと聞いて急に顔色が変わり、何事かを呟いた女に、フランクが首を傾げる。
「ん?あぁ、いいのいいの!こっちの事。それよりさ、アタシも仲間に入れてくれない?一緒にボートまで連れてってほしいなぁ」
更に一歩距離を詰めて、フランクの胸をつつくその女に、フランクは少し顔を赤くしながら頷いた。
「え、えぇ、それはもちろんです。一緒にこの船から脱出しましょう」
「本当?嬉しいわ!アタシはラクエル。ラクエル・エンリケスよ。よろしくね」
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