606 / 1,370
605 浸水
しおりを挟む
「くっ!」
速い!この女、スピードは完全に俺より上だ!
「予想以上・・・帝国の師団長以外で、私とここまで戦えた人は初めてだよ」
正面の斬撃を防いだ時の、一瞬の硬直時間の間隙を突かれ後ろに回り込まれる。
この超スピードを身を持って味わい、俺はリンジーさんの言っていた、生存率ゼロと言うリコ・ヴァリンへの評価に納得した。
このスピードについていける者が、一体どれだけいるのか?
「目で追えてるだけでも、キミはすごいと思うよ」
まるで心を読んだかのような言葉を背にかけられ、舌を打ちたくなる。
背後から振るわれた一撃を腰を落とし躱す。かすめた髪がパラパラと宙に舞う。
一瞬でも反応が遅れていれば、髪どころか首が飛んでいただろう。
リコ・ヴァリンの動きはかろうじてだが、目で追う事はできる。だが、目で追えても体が付いていかない。反撃をしようと拳を向けると、すでにリコ・ヴァリンはいないのだ。俺は攻撃すらできていないが、リコ・ヴァリンの攻撃が俺を捉えるのは時間の問題だろう。
このままではいずれ、リコ・ヴァリンに軍配が上がるのは、火を見るより明らかだった。
「・・・このまま仕留めた方が、いい・・・か」
リコ・ヴァリンに翻弄されるアラタを見て、ダリル・パープルズは呟いた。
デューク・サリバンと同じ戦い方をする男に、強い興味を持った事は確かだ。
この男を捉えれば、どれだけ調べても分からなかったあの男の、過去の一端でも知る事ができるかもしれない。
だが、それ以上に、この男は今ここで仕留めるべきだと訴える、体中からの警告に耳を傾けた。
第六感、虫の知らせ、言い方は様々だが、ダリル・パープルズが43歳という若さで、帝国の大臣になれた理由の一つに、直感を信じ、心の声を見逃さない危機管理能力があった。
それがなにかは分からない。
だが、リコ・ヴァリンの攻めに防御一辺倒で、ジリジリと追い詰められているこの男には、まだなにかある。これだけでは終わらない。瞳の奥にそう感じられるなにかがあった。
「・・・不安要素はその場で排除すべきだな。リコ、そのまま仕留めろ」
少し距離を取り、ダリルは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
デューク・サリバンの秘密は気になる。だが、秘密が秘密のままでもデュークは皇帝に忠実であり、謀反を企てる事も考えられない。
ならば自分の好奇心より、目の前の敵、おそらくはロンズデールかクインズベリーの実力者を、排除できるうちに排除しておくべきだ。
そう判断したダリル・パープルズは、アラタは捕虜ではなく、ここで排除すべき敵として認識し、二人の戦いに集中する事にした。
光の力を使えば反撃の糸口になるかもしれない。
一瞬頭をよぎった考えを、アラタはすぐに振り払った。
駄目だ・・・すぐに光の力に頼ろうとしてはいけない。活動限界は三分、無理をしてもせいぜい五分だ。
仮にここで勝ったとしても、その後はどうする?もう一人残っているあの男、ダリル・パープルズはおそらく体力型だ。そして護衛を付けているからと言って、戦えないわけではないだろう。
事実、あの男からも並々ならぬものを感じる。
この女、リコ・ヴァリンとの戦いで、全てを出し尽くすわけにはいかない。
余力を残し、この女を抑え込む。
それがこの戦いにおけるアラタが自分に科した勝利条件だった。
だが、それはこのリコ・ヴァリンを相手にして、至難の業である事は言うまでも無かった。
数十、いや百を超える斬撃を躱し、防ぎ続けたアラタだが、そこから先の活路を見いだせずにいる。
本気を出すと口にしてからのリコ・ヴァリンの攻撃には緩急がついた。
拳で受けきれる斬撃と、受ければ体ごと吹き飛ばされる斬撃を織り交ぜて、放って来る。
そして遠距離からの斬撃に気を取られると、一瞬にして背後に回り直接斬りかかってくる。距離が離れているからと言って、前にだけ集中するわけにもいかず、絶えず周囲に気を張っていなければならない。アラタにとってそれは、体力だけでなく、精神も大きく消耗する根気の勝負だった。
・・・すごい男だ。
私はスピードなら誰にも負けない自信がある。
そしてこのガラスの剣は、戦いの中でその目に映す事は困難なもの。
それなのにこの男は、ここまで致命傷だけは確実に避けている。
体の反射が追いつかない分は、おそらく勘で補っている。
目で確認せずに感覚、体で感じる気配、そして空気の流れ、おそらくそういったものから、自分への攻撃の軌道を予測し、それに従い動いているんだ。
そしてなにより、この男は諦める事をしない。
黒髪の男の目は死んではいない。この状況の中でも、どうにか反撃に転じようと考えている。
これほどの男がいたなんて・・・・・・・
「ちょっと楽しくなってきたよ」
リコ・ヴァリンは笑った
あまり感情が表にでないリコだが、その表情は欲しかった玩具を買いに行く子供のように、期待と喜びで明るく花開いていた。
「リコが・・・笑った、だと?」
遠巻きに二人の戦いを見ていたダリル・パープルズは、眉根を寄せた。
「あんなに嬉しそうに・・・そうか、ずいぶんとその男を気に入ったようだね。もう少し遊びたいのかな?でも、いつまでもここでグズグズしているわけにはいかないからね・・・」
ダリル・パープルズは足元に感じた感触、そして何かが跳ねる音に目を落とした。
ここに着いたばかりの時は、それはまだ無かった。だが、その時無かったものが今はあるのだ。
「・・・浸水してきたか」
水である・・・
この大型客船ギルバート・メンドーサ号が転覆した事を、ダリル・パープルズは知っている。
転覆した船に浸水してくる事は、至極当然の事だった。
現在は正午を回ったところだが、夕暮れの頃には完全に水没するだろう。
それまでに目的を果たし、船から脱出しなければならない。
「ロンズデール国王、リゴベルト・カークランドの生死だけは確認しないとな。死んでいてくれるとありがたいが、生きていたとしても、まぁ・・・船が転覆したんだ。不運な事故で命を落としても不思議はない」
靴のソールが水に浸り、ダリルは近くの折れた柱の上に飛び乗った。
少しづつ、だが確実に水は船を飲み込んでいた。
ギルバート・メンドーサ号、水没まで・・・残り五時間・・・
速い!この女、スピードは完全に俺より上だ!
「予想以上・・・帝国の師団長以外で、私とここまで戦えた人は初めてだよ」
正面の斬撃を防いだ時の、一瞬の硬直時間の間隙を突かれ後ろに回り込まれる。
この超スピードを身を持って味わい、俺はリンジーさんの言っていた、生存率ゼロと言うリコ・ヴァリンへの評価に納得した。
このスピードについていける者が、一体どれだけいるのか?
「目で追えてるだけでも、キミはすごいと思うよ」
まるで心を読んだかのような言葉を背にかけられ、舌を打ちたくなる。
背後から振るわれた一撃を腰を落とし躱す。かすめた髪がパラパラと宙に舞う。
一瞬でも反応が遅れていれば、髪どころか首が飛んでいただろう。
リコ・ヴァリンの動きはかろうじてだが、目で追う事はできる。だが、目で追えても体が付いていかない。反撃をしようと拳を向けると、すでにリコ・ヴァリンはいないのだ。俺は攻撃すらできていないが、リコ・ヴァリンの攻撃が俺を捉えるのは時間の問題だろう。
このままではいずれ、リコ・ヴァリンに軍配が上がるのは、火を見るより明らかだった。
「・・・このまま仕留めた方が、いい・・・か」
リコ・ヴァリンに翻弄されるアラタを見て、ダリル・パープルズは呟いた。
デューク・サリバンと同じ戦い方をする男に、強い興味を持った事は確かだ。
この男を捉えれば、どれだけ調べても分からなかったあの男の、過去の一端でも知る事ができるかもしれない。
だが、それ以上に、この男は今ここで仕留めるべきだと訴える、体中からの警告に耳を傾けた。
第六感、虫の知らせ、言い方は様々だが、ダリル・パープルズが43歳という若さで、帝国の大臣になれた理由の一つに、直感を信じ、心の声を見逃さない危機管理能力があった。
それがなにかは分からない。
だが、リコ・ヴァリンの攻めに防御一辺倒で、ジリジリと追い詰められているこの男には、まだなにかある。これだけでは終わらない。瞳の奥にそう感じられるなにかがあった。
「・・・不安要素はその場で排除すべきだな。リコ、そのまま仕留めろ」
少し距離を取り、ダリルは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
デューク・サリバンの秘密は気になる。だが、秘密が秘密のままでもデュークは皇帝に忠実であり、謀反を企てる事も考えられない。
ならば自分の好奇心より、目の前の敵、おそらくはロンズデールかクインズベリーの実力者を、排除できるうちに排除しておくべきだ。
そう判断したダリル・パープルズは、アラタは捕虜ではなく、ここで排除すべき敵として認識し、二人の戦いに集中する事にした。
光の力を使えば反撃の糸口になるかもしれない。
一瞬頭をよぎった考えを、アラタはすぐに振り払った。
駄目だ・・・すぐに光の力に頼ろうとしてはいけない。活動限界は三分、無理をしてもせいぜい五分だ。
仮にここで勝ったとしても、その後はどうする?もう一人残っているあの男、ダリル・パープルズはおそらく体力型だ。そして護衛を付けているからと言って、戦えないわけではないだろう。
事実、あの男からも並々ならぬものを感じる。
この女、リコ・ヴァリンとの戦いで、全てを出し尽くすわけにはいかない。
余力を残し、この女を抑え込む。
それがこの戦いにおけるアラタが自分に科した勝利条件だった。
だが、それはこのリコ・ヴァリンを相手にして、至難の業である事は言うまでも無かった。
数十、いや百を超える斬撃を躱し、防ぎ続けたアラタだが、そこから先の活路を見いだせずにいる。
本気を出すと口にしてからのリコ・ヴァリンの攻撃には緩急がついた。
拳で受けきれる斬撃と、受ければ体ごと吹き飛ばされる斬撃を織り交ぜて、放って来る。
そして遠距離からの斬撃に気を取られると、一瞬にして背後に回り直接斬りかかってくる。距離が離れているからと言って、前にだけ集中するわけにもいかず、絶えず周囲に気を張っていなければならない。アラタにとってそれは、体力だけでなく、精神も大きく消耗する根気の勝負だった。
・・・すごい男だ。
私はスピードなら誰にも負けない自信がある。
そしてこのガラスの剣は、戦いの中でその目に映す事は困難なもの。
それなのにこの男は、ここまで致命傷だけは確実に避けている。
体の反射が追いつかない分は、おそらく勘で補っている。
目で確認せずに感覚、体で感じる気配、そして空気の流れ、おそらくそういったものから、自分への攻撃の軌道を予測し、それに従い動いているんだ。
そしてなにより、この男は諦める事をしない。
黒髪の男の目は死んではいない。この状況の中でも、どうにか反撃に転じようと考えている。
これほどの男がいたなんて・・・・・・・
「ちょっと楽しくなってきたよ」
リコ・ヴァリンは笑った
あまり感情が表にでないリコだが、その表情は欲しかった玩具を買いに行く子供のように、期待と喜びで明るく花開いていた。
「リコが・・・笑った、だと?」
遠巻きに二人の戦いを見ていたダリル・パープルズは、眉根を寄せた。
「あんなに嬉しそうに・・・そうか、ずいぶんとその男を気に入ったようだね。もう少し遊びたいのかな?でも、いつまでもここでグズグズしているわけにはいかないからね・・・」
ダリル・パープルズは足元に感じた感触、そして何かが跳ねる音に目を落とした。
ここに着いたばかりの時は、それはまだ無かった。だが、その時無かったものが今はあるのだ。
「・・・浸水してきたか」
水である・・・
この大型客船ギルバート・メンドーサ号が転覆した事を、ダリル・パープルズは知っている。
転覆した船に浸水してくる事は、至極当然の事だった。
現在は正午を回ったところだが、夕暮れの頃には完全に水没するだろう。
それまでに目的を果たし、船から脱出しなければならない。
「ロンズデール国王、リゴベルト・カークランドの生死だけは確認しないとな。死んでいてくれるとありがたいが、生きていたとしても、まぁ・・・船が転覆したんだ。不運な事故で命を落としても不思議はない」
靴のソールが水に浸り、ダリルは近くの折れた柱の上に飛び乗った。
少しづつ、だが確実に水は船を飲み込んでいた。
ギルバート・メンドーサ号、水没まで・・・残り五時間・・・
0
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

ペット(老猫)と異世界転生
童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる