474 / 1,277
473 レイチェル 対 アルベルト
しおりを挟む
時は少しだけさかのぼる。
ヴァンとフェンテスがフェリックスに敗れ、マルコス・ゴンサレズが姿を見せた時、二階でレイチェルと戦っていたゴールド騎士、アルベルト・ジョシュアは、レイチェルから大きく距離をとって階下を見下ろした。
「・・・あれは、マルコス・ゴンサレス・・・なぜここに?」
「マルコス・・・・・」
攻撃の手を止めたのは、アルベルトだけではない。
レイチェルもまた、ほんの僅かな可能性にも考えなかった援軍に、どう反応していいか分からずにいた。
だが、フェリックスがヴァンとフェンテスに止めを刺そうとしたところを、ナイフを投げて止めたという事実から、レイチェルはマルコスが敵ではないと判断した。
マルコスがここにいる事には様々な疑問が頭に浮かぶが、レイチェルは余計な事は考えず、今は目の前にアルベルトとの戦いに集中しなければと、軽く頭を振って雑念を払った。
「・・・どうやら、フェリックスと戦うつもりのようだ。この国最強とまで呼ばれた男だが、ゴールド騎士のフェリックス相手にどこまでやれるかな」
アルベルトは短めに揃えた顎ヒゲを摘まみ、興味深そうに一階の様子を目で追っている。
「ずいぶん余裕じゃないか?」
レイチェルが再びナイフを構え戦闘態勢に入っても、アルベルトは一階に目を落としたままだった。
少し苛立った声を発すると、アルベルトはそこでようやく顔を上げて、レイチェルに向き直った。
「・・・あぁ、こうしてても問題ないからな」
「・・・へぇ、じゃあさ・・・」
余裕を見せるアルベルトに対して、レイチェルは目を細め薄く笑う。
瞬間、レイチェルの姿が消えた。
「・・・ふん、芸の無い事だ」
背後に気配を感じ、アルベルトは振り向きざまに右手に持つ片手剣を振り抜く。
「!?」
・・・残像!?
アルベルトが背後に気配を感じた時には、レイチェルはすでにその場にはいなかった。
「どこ見てるんだい?」
「くっ!」
再び後ろを取られ、首筋を狙ったレイチェルの右のナイフを、辛うじて片手剣で受け止める。
「いい反応だね。でも、余裕を見せた割には、ちょっとギリギリだったんじゃないかい?」
「・・・レイチェル・エリオット・・・・貴様・・・」
レイチェルのナイフは、僅かにアルベルトの首筋に触れていた。
一筋の赤い血がアルベルトの首を流れる。
アルベルトの片手剣に力が入る事を感じると、レイチェルはナイフを引いて床を蹴り、後ろへ飛び退いた。
「・・・勘がいいな?」
「そりゃどうも。ねぇ、あんたの剣、さっきから気になってるだよね。なんだいそれ?」
レイチェルはアルベルトの持つ片手剣を、左手の人差し指でさした。
見た目は普通の片手剣だった。
素材は鉄だろう。刀身もデザインも取り立てて変わったものではない。
だが、レイチェルの勘が告げていた。この剣は危険だと・・・・・
「ふん・・・答える義理はない」
レイチェルの動きにアルベルトは認識を変えた。
シルバー騎士エリックとの戦いから計ったレイチェルの力は、あてにならない。
この女は自分に傷を付ける事ができる力を持っている。
侮ってはならない。
自分と同格の実力者として見るべきだと・・・
アルベルトの目付きが変わった事を察し、レイチェルもまた気を入れた。
どこか自分をあまく見ていたこれまでと違い、次の攻撃はアルベルトの本気が来る。
レイチェルは右のナイフを順手に、左のナイフは逆手に。右半身を前に構えた。
対するアルベルトも右半身を前に、右手に持つ片手剣の剣先を、レイチェルに向けて構えた。
睨み合う二人。
お互いの気のぶつかり合い、周囲の空気がビリビリと肌に突きささる。
「・・・いくぞ!」
先手はアルベルト。
構えたままの体勢で、音を発せずにまるで滑るように間合いを詰めてきた。
「なっ!?」
それはレイチェルの初めて見る歩方だった。
走るには、距離を詰めるためにはどうするか?
答えは地面を強く蹴る。
それがレイチェルの常識であり、当たり前であった。
しかし今アルベルトが見せた歩方は、全く音を出さず、そして姿勢をも崩さずに詰めて来る未知の技だった。
意表を突かれたレイチェルは、アルベルトの突きを躱しきれなかった。
片手剣の切っ先に左肩を抉られる。
真っ赤な血が飛び散り、自身の左腕を赤く染めていく。
「くっ!」
なんだ今の動きは!?初動が全く分からなかった。
構えたそのまま体制で距離を詰めて来た・・・あんな動き、店長だって使ってなかったぞ。
飛び退いてアルベルトから距離を取る。レイチェルは左腕のダメージを確認した。
抉られた左肩の傷は思ったよりも深い。
ナイフを握る事はできるが、そう何度も振るう事はできないだろう。
レイチェルの額を冷たい汗が流れ、顎を伝い床に落ちてシミを作る。
戦いはまだ始まったばかりだが、レイチェルは大きなハンデを背負ってしまう事になった。
純粋なスピードでは、レイチェルがアルベルトをはるかに凌駕する。
だが、アルベルトのこの未知の歩方は、スピードの差を埋めうるに足る技だった。
そして出足が分からなければ、レイチェルとてそう防げるものでもない。
そしてレイチェルの最も警戒しているものは、アルベルトの剣だった。
見た目は取り立てて目立つものでもない。どこにでもあるような鉄の片手剣だ。
だが、その剣から感じる強い力を、レイチェルは敏感に感じ取っていた。
あの剣にはなにかあると・・・・・
「喉を貫いてやるつもりだったが・・・初見でよく躱せたものだ。やはり貴様は侮れんな」
剣を払い、切っ先に付いたレイチェルの血を床に飛ばすと、アルベルトはその剣先をレイチェルに向けた。
くるか!?
またあの歩方で仕掛けて来る!
そう警戒し、レイチェルが右半身を前にして構えたその時、アルベルトの剣が刀身を黒く染めた。
「なんだ?あれは・・・うわっ!?」
それはあまりに突然だった。
思わず倒れこんでしまう程に左肩が急激に重くなり、レイチェルは床に手を付き、驚きに目を開いた。
「これが俺の魔道具、グラビティソードだ。この剣で斬りつけた箇所を重くする事ができる。お前は俺に斬られた時点で、すでに積んでいるんだよ」
一歩一歩、ゆっくりとした足取りで近づいてきたアルベルトは、レイチェルの前に立つと、顔の前に剣を突きつけた。
「一度だけチャンスをやろう。降伏しろ。エリザベート様を説得し抵抗を止めさせろ。外にいる貴様の仲間達もだ」
アルベルトの条件に、レイチェルは目をつむり、フッと笑いを漏らした。
「・・・なにがおかしい?」
「いやね、見当違いなんだよ」
レイチェルは左膝を着き、左手の平を床に着いてなんとか体を支えている形だった。
とてもまともに動ける状態ではなかった。
だが、レイチェルの表情は、追い詰められている者のそれではなかった。
それどころか、余裕さえ見えるその態度に、アルベルトは眉をひそめた。
「見当・・・違い、だと?」
レイチェルの言葉をそのまま返すアルベルトに、レイチェルは挑発するようにもう一度笑いを漏らした。
「フッ、言葉通りの意味だよ。あんたさ、私達の誰か一人でも命を惜しんでると思ってる?エリザ様だって、この戦いに命を懸けている。チャンスをやろうってのが見当違いなんだよ。あんたはなにも見えちゃいない。私達がなんのために戦っているか・・・曇ったあんたの目に見せてやるよ!」
左腕はまともに動かす事はできない。
まるで成人男性にでもしがみ付かれているかのような重さが、左肩の一点にだけ集まっているからだ。
だが、その重さは軸としては申し分のない安定感と言える。
レイチェルは左腕を床に着いたまま、それを起点に右足で床を蹴って体を浮かすと、そのまま右足でアルベルトの左膝を蹴り抜いた。
「グッ!」
動きを封じたと思っていたアルベルトにとって、この体勢からの反撃は想定になかった。
そしてプレートメイルを身に纏い、膝当ても付けていても、レイチェルの蹴りを膝にまともに受けてしまったアルベルトは、立っている事ができずその場に倒されてしまう。
アルベルトが痛みに顔を歪め、レイチェルから視線を外してしまった事は、このレベルの戦いにおいて通常は致命的なミスである。
だが、レイチェルは追撃をしようにも、左肩に受けている重さによって、まともに体を動かす事ができない。
そのためアルベルトに時間を与える事になってしまう。
己の失態に気付き、すぐさまレイチェルに視線を戻して一歩距離を取る。
「おや、ずいぶん痛そうじゃないか?誰が積んでいるか、もう一度教えてくれるかい?」
「くっ・・・まさか、そのような戦い方をしてくるとはな・・・左手を軸に使うか、器用な事だ」
左膝を着き、右のナイフを構え、挑戦的に笑うレイチェル。
アルベルトは左膝をかばうように後ろに引いて、剣を突きつけた。
「俺はまだ見誤っていたようだ。レイチェル・エリオット、お前は一か所封じた程度では無力化できない。四肢の全てを封じ、その首をはねてやろう」
「やれるもんならやってみな。その前にあんたの首を飛ばしてやるよ」
ぶつかり合う二つの闘気
交差する視線
そして衝突する刃の音が鳴り響いた
ヴァンとフェンテスがフェリックスに敗れ、マルコス・ゴンサレズが姿を見せた時、二階でレイチェルと戦っていたゴールド騎士、アルベルト・ジョシュアは、レイチェルから大きく距離をとって階下を見下ろした。
「・・・あれは、マルコス・ゴンサレス・・・なぜここに?」
「マルコス・・・・・」
攻撃の手を止めたのは、アルベルトだけではない。
レイチェルもまた、ほんの僅かな可能性にも考えなかった援軍に、どう反応していいか分からずにいた。
だが、フェリックスがヴァンとフェンテスに止めを刺そうとしたところを、ナイフを投げて止めたという事実から、レイチェルはマルコスが敵ではないと判断した。
マルコスがここにいる事には様々な疑問が頭に浮かぶが、レイチェルは余計な事は考えず、今は目の前にアルベルトとの戦いに集中しなければと、軽く頭を振って雑念を払った。
「・・・どうやら、フェリックスと戦うつもりのようだ。この国最強とまで呼ばれた男だが、ゴールド騎士のフェリックス相手にどこまでやれるかな」
アルベルトは短めに揃えた顎ヒゲを摘まみ、興味深そうに一階の様子を目で追っている。
「ずいぶん余裕じゃないか?」
レイチェルが再びナイフを構え戦闘態勢に入っても、アルベルトは一階に目を落としたままだった。
少し苛立った声を発すると、アルベルトはそこでようやく顔を上げて、レイチェルに向き直った。
「・・・あぁ、こうしてても問題ないからな」
「・・・へぇ、じゃあさ・・・」
余裕を見せるアルベルトに対して、レイチェルは目を細め薄く笑う。
瞬間、レイチェルの姿が消えた。
「・・・ふん、芸の無い事だ」
背後に気配を感じ、アルベルトは振り向きざまに右手に持つ片手剣を振り抜く。
「!?」
・・・残像!?
アルベルトが背後に気配を感じた時には、レイチェルはすでにその場にはいなかった。
「どこ見てるんだい?」
「くっ!」
再び後ろを取られ、首筋を狙ったレイチェルの右のナイフを、辛うじて片手剣で受け止める。
「いい反応だね。でも、余裕を見せた割には、ちょっとギリギリだったんじゃないかい?」
「・・・レイチェル・エリオット・・・・貴様・・・」
レイチェルのナイフは、僅かにアルベルトの首筋に触れていた。
一筋の赤い血がアルベルトの首を流れる。
アルベルトの片手剣に力が入る事を感じると、レイチェルはナイフを引いて床を蹴り、後ろへ飛び退いた。
「・・・勘がいいな?」
「そりゃどうも。ねぇ、あんたの剣、さっきから気になってるだよね。なんだいそれ?」
レイチェルはアルベルトの持つ片手剣を、左手の人差し指でさした。
見た目は普通の片手剣だった。
素材は鉄だろう。刀身もデザインも取り立てて変わったものではない。
だが、レイチェルの勘が告げていた。この剣は危険だと・・・・・
「ふん・・・答える義理はない」
レイチェルの動きにアルベルトは認識を変えた。
シルバー騎士エリックとの戦いから計ったレイチェルの力は、あてにならない。
この女は自分に傷を付ける事ができる力を持っている。
侮ってはならない。
自分と同格の実力者として見るべきだと・・・
アルベルトの目付きが変わった事を察し、レイチェルもまた気を入れた。
どこか自分をあまく見ていたこれまでと違い、次の攻撃はアルベルトの本気が来る。
レイチェルは右のナイフを順手に、左のナイフは逆手に。右半身を前に構えた。
対するアルベルトも右半身を前に、右手に持つ片手剣の剣先を、レイチェルに向けて構えた。
睨み合う二人。
お互いの気のぶつかり合い、周囲の空気がビリビリと肌に突きささる。
「・・・いくぞ!」
先手はアルベルト。
構えたままの体勢で、音を発せずにまるで滑るように間合いを詰めてきた。
「なっ!?」
それはレイチェルの初めて見る歩方だった。
走るには、距離を詰めるためにはどうするか?
答えは地面を強く蹴る。
それがレイチェルの常識であり、当たり前であった。
しかし今アルベルトが見せた歩方は、全く音を出さず、そして姿勢をも崩さずに詰めて来る未知の技だった。
意表を突かれたレイチェルは、アルベルトの突きを躱しきれなかった。
片手剣の切っ先に左肩を抉られる。
真っ赤な血が飛び散り、自身の左腕を赤く染めていく。
「くっ!」
なんだ今の動きは!?初動が全く分からなかった。
構えたそのまま体制で距離を詰めて来た・・・あんな動き、店長だって使ってなかったぞ。
飛び退いてアルベルトから距離を取る。レイチェルは左腕のダメージを確認した。
抉られた左肩の傷は思ったよりも深い。
ナイフを握る事はできるが、そう何度も振るう事はできないだろう。
レイチェルの額を冷たい汗が流れ、顎を伝い床に落ちてシミを作る。
戦いはまだ始まったばかりだが、レイチェルは大きなハンデを背負ってしまう事になった。
純粋なスピードでは、レイチェルがアルベルトをはるかに凌駕する。
だが、アルベルトのこの未知の歩方は、スピードの差を埋めうるに足る技だった。
そして出足が分からなければ、レイチェルとてそう防げるものでもない。
そしてレイチェルの最も警戒しているものは、アルベルトの剣だった。
見た目は取り立てて目立つものでもない。どこにでもあるような鉄の片手剣だ。
だが、その剣から感じる強い力を、レイチェルは敏感に感じ取っていた。
あの剣にはなにかあると・・・・・
「喉を貫いてやるつもりだったが・・・初見でよく躱せたものだ。やはり貴様は侮れんな」
剣を払い、切っ先に付いたレイチェルの血を床に飛ばすと、アルベルトはその剣先をレイチェルに向けた。
くるか!?
またあの歩方で仕掛けて来る!
そう警戒し、レイチェルが右半身を前にして構えたその時、アルベルトの剣が刀身を黒く染めた。
「なんだ?あれは・・・うわっ!?」
それはあまりに突然だった。
思わず倒れこんでしまう程に左肩が急激に重くなり、レイチェルは床に手を付き、驚きに目を開いた。
「これが俺の魔道具、グラビティソードだ。この剣で斬りつけた箇所を重くする事ができる。お前は俺に斬られた時点で、すでに積んでいるんだよ」
一歩一歩、ゆっくりとした足取りで近づいてきたアルベルトは、レイチェルの前に立つと、顔の前に剣を突きつけた。
「一度だけチャンスをやろう。降伏しろ。エリザベート様を説得し抵抗を止めさせろ。外にいる貴様の仲間達もだ」
アルベルトの条件に、レイチェルは目をつむり、フッと笑いを漏らした。
「・・・なにがおかしい?」
「いやね、見当違いなんだよ」
レイチェルは左膝を着き、左手の平を床に着いてなんとか体を支えている形だった。
とてもまともに動ける状態ではなかった。
だが、レイチェルの表情は、追い詰められている者のそれではなかった。
それどころか、余裕さえ見えるその態度に、アルベルトは眉をひそめた。
「見当・・・違い、だと?」
レイチェルの言葉をそのまま返すアルベルトに、レイチェルは挑発するようにもう一度笑いを漏らした。
「フッ、言葉通りの意味だよ。あんたさ、私達の誰か一人でも命を惜しんでると思ってる?エリザ様だって、この戦いに命を懸けている。チャンスをやろうってのが見当違いなんだよ。あんたはなにも見えちゃいない。私達がなんのために戦っているか・・・曇ったあんたの目に見せてやるよ!」
左腕はまともに動かす事はできない。
まるで成人男性にでもしがみ付かれているかのような重さが、左肩の一点にだけ集まっているからだ。
だが、その重さは軸としては申し分のない安定感と言える。
レイチェルは左腕を床に着いたまま、それを起点に右足で床を蹴って体を浮かすと、そのまま右足でアルベルトの左膝を蹴り抜いた。
「グッ!」
動きを封じたと思っていたアルベルトにとって、この体勢からの反撃は想定になかった。
そしてプレートメイルを身に纏い、膝当ても付けていても、レイチェルの蹴りを膝にまともに受けてしまったアルベルトは、立っている事ができずその場に倒されてしまう。
アルベルトが痛みに顔を歪め、レイチェルから視線を外してしまった事は、このレベルの戦いにおいて通常は致命的なミスである。
だが、レイチェルは追撃をしようにも、左肩に受けている重さによって、まともに体を動かす事ができない。
そのためアルベルトに時間を与える事になってしまう。
己の失態に気付き、すぐさまレイチェルに視線を戻して一歩距離を取る。
「おや、ずいぶん痛そうじゃないか?誰が積んでいるか、もう一度教えてくれるかい?」
「くっ・・・まさか、そのような戦い方をしてくるとはな・・・左手を軸に使うか、器用な事だ」
左膝を着き、右のナイフを構え、挑戦的に笑うレイチェル。
アルベルトは左膝をかばうように後ろに引いて、剣を突きつけた。
「俺はまだ見誤っていたようだ。レイチェル・エリオット、お前は一か所封じた程度では無力化できない。四肢の全てを封じ、その首をはねてやろう」
「やれるもんならやってみな。その前にあんたの首を飛ばしてやるよ」
ぶつかり合う二つの闘気
交差する視線
そして衝突する刃の音が鳴り響いた
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる