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431 睨み合い
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彼らは時間丁度に城門前に現れた。
「エリザベート様、ヴァン・エストラーダとレイジェスの一行のようです」
母であり王妃が信頼している番兵が、門から少し離れた樹の影に身を潜めている私に顔を向け、聞こえるかどうかくらいの小さな声で呼びかけて来る。
小走りで門まで行くと、先頭に立っていたレイチェルが私の姿を認め、最低限だけを告げてくる。
「エリザ様はアラタから離れないようにしてください。我々が必ず守りますので、アラタと共に偽国王の寝室を目指す事だけを考えてください」
番兵の前だからか敬語に戻っている。そして王女を前にしても挨拶は抜き。
それだけに真剣さが伝わって来る。
「はい、では参りましょう」
私も最低限だけを言葉にし、気を引き締め直した。
「エリザ様」
アラタさんの隣に立つと、彼がこの戦いに挑む強い決意を持った目で私を見つめて来る。
私もそれを受け、アラタさんへ頷きを持って意思を返した。
この戦いにはこの国の命運がかかっている。私は母に言われた私の役目を果たすのみ!
そして身を翻し、城門から城内へ向かい中庭を駆け出した瞬間、レイチェルが大声を張り上げた。
「ッ!?全員止まれーッツ!」
次の瞬間地面が強く揺れた。
足を取られ前のめりに転びそうになると、アラタさんが私のお腹に手を回し支えてくれた。
「あ、ありがとうござい・・・」
少しの気恥ずかしさを感じながら顔を上げる。
お礼を言葉にしようとしたけれど、私は最後まで伝える事はできなかった。
「・・・なんだ、これ?」
アラタさんは私を支えているけれど、私の方には目をくれず正面を向いていた。
何かに動揺しているのか目を開き、戸惑いの言葉を口にしている。
一体なにが・・・?
アラタさんの視線を追うように、私も首を動かして城へと顔を向けた。
「・・・こ、これは・・・結界?」
それを目にした瞬間、私も驚きに目を奪われた。
青く光り輝くそれはまさに結界。
そしてそれは、クインズベリー城を丸ごと包み込む程に巨大なものだった。
「レ、レイチェル!これは一体!?」
突然目の前に現れ、私達の足を止める結界に思考が追い付かない。
「・・・結界、ですね。これほど巨大な結界をどうやって・・・ジーン、ケイト、これをどう見る?」
レイチェルは前を向いまま、視点を変えながら結界を観察するように見ている。
「これは・・・天衣結界?いや、しかしこれほど広範囲をカバーできるなんて・・・・・」
前に出たジーンは、確認するように結界に触れる。
結界の正体が掴めず眉を潜める。
「・・・魔道具なら、あるんじゃない?」
ポツリと漏らしたようなケイトの言葉に、みんなの視線が集まる。
「こないだジャレットから聞いた戦争の話しでさ、カエストゥスのロビンが使った、えっと・・・あぁ、大障壁だっけ?雪崩から何千人も護った結界の魔道具。アタシは知らないけど、それと同レベルの魔道具があれば可能なんじゃないかな?」
「なるほど・・・それならありえるな。ブレンダン・ランデルは、城どころか首都を天衣結界で覆ったというけど、ここにもそんな規格外の青魔法使いがいるのかって、嫌な想像をしちゃったよ」
ケイトの推理にジーンは同意のようだ。
かつてバッタの脅威からカエストゥス国首都バンテージを護った魔法使いの一人、ブレンダン・ランデルは、首都丸ごとに結界を張りめぐらせたと言う。
私はバリオス様の話しから想像するしかないが、ジーンの言う通り規格外としか言えない魔力だ。
ブレンダンと同レベルの魔力の持ち主がもし敵側にいるのであれば、それはとてつもない脅威だ。
だけどどうやら魔道具によるものという事で、対処はまだできていないが少しだけ安心できた。
「ほぅ、この結界を見るなり大障壁に考え付くとはな、なかなか勘の良い娘だな」
頭上からかけられたそれは、威厳に満ちた力強い声だった。
その声に一斉に顔を上げると、城の三階のテラスから姿を見せたその人物は、国王イザード・アレクサンダーⅡ世だった。
国王は60歳。
その年齢から考えれば、後ろに流している髪は、ほとんど白くなっているがボリュームがあり、まるで獅子の鬣(たてがみ)を思わせるようなスタイルだ。
宝石が光る袖口から覗く両手は、ゴツゴツとしており大きくて強さが感じられる。
かつて国内屈指とまで言われた武闘派なのだそうだ。
顔のシワは年齢を感じさせるが、その一つ一つのシワが武勲を刻んだように、威厳を持たせている。
私の父だ・・・本物としか思えない。これが偽者だなんて今でも信じられない。
だけど、惑わされてはいけない。決意が揺るがないように心を強く持つ。
「偽国王か・・・・・」
アラタさんの呟きに、テラスから私達を見下ろす偽国王が反応し、言葉を返してきた。
「貴様・・・確か先日謁見に来たな?マルコス・ゴンサレスを倒したというから、目をかけて報奨金も出してやったが、今なんと申した?このワシを偽国王だと言ったか?」
凄まじいまでの威圧を乗せた睨みだった。
鋭く力強いその眼光は、それだけで平伏してしまいそうになるほど圧力をかけて来る。
「お黙りなさい!あなたがブロートン帝国の偽者だという事は分かっているのです!」
負けない!私は三階の偽国王に向け指を付きつけ、声高く言葉を発した。
「・・・エリザ・・・お前までワシにそのような・・・」
「あなたにエリザと呼ばれる筋合いはありません!本物のお父様はどこです!?」
偽国王の言葉を遮り声を上げると、それまでより一層強いプレッシャーが偽国王から発せられた。
「・・・・・・・やれやれ・・・聞き分けの無い娘だな?やはり母親と同じく気が触れてしまったようだ」
全身から立ち昇る殺意を孕んだドス黒い魔力。それは体力型の国王には出せるはずの無いものだった。
そしてこれまでの押し潰してくるような睨みから、まるで冷たい刃で斬りつけてくるような、研ぎ澄まされた殺気をぶつけられ、私はその場に膝をついてしまいそうになる。
「・・・それはどういう意味だ?」
偽国王の魔力に押され、何も言えなくなってしまった私の肩を支えてくれたのは、初めて私の名前を呼び捨てにしてくれたレイチェルだった。
顔を上げて、偽国王の圧力に真っ向から立ち向かっている。
「貴様もか、やはり所詮は平民よな。国王に対する口の利き方ではない。貴様らはもはや不敬罪で死ぬしかないぞ?」
「どういう意味だと聞いている!」
呆れたように話す偽国王に、レイチェルが叩きつけるような強い言葉を発すると、少しの間を置いて偽国王がゆっくりと話し始めた。
「・・・ふん、なに・・・ワシの寝室の前でなにやら不穏な動きを感じたのでな、ちょっと話しをしようとしただけだ。だが、ワシが寝室を出ると護衛の女と共に襲い掛かってきたのでな、いやいや大変だったぞ。今は騎士団に追われ城内を逃げ回っておるわい。捉え次第極刑だな。当然であろう?そしてエリザ、貴様も母親と同じだ。こうして父であり国王のワシに刃を向けるとは、気が触れたとしか思えんわ」
「そ・・・・そんな・・・・お、お母様・・・・・う、うわぁぁぁぁー!」
お母様が殺されてしまう!
私は無我夢中で結界を叩いて叩いて叩き続けた。
全部、全部ばれていたんだ。
偽国王は、今日私達が事を起こすことを知っていたんだ・・・そうでなければ、こんなに周到に準備ができるわけがない!
悔しい!悔しい!こんな結界に阻まれて、お母様を助けに行けない無力な自分が悔しい!
「この結界を解きたければ、城の四隅の護りの塔にいる四勇士を倒し、それぞれが持つ魔道具大障壁を破壊する事だ」
突然偽国王が話し出した内容に私が顔を上げると、偽国王と目が合った。
なんでそんな事を教えるのか?不思議に思った私の感情を読み取ったかのように、偽国王は嘲るように言葉を続けた。
「だが、それは不可能!塔に行っても貴様らは四勇士に殺されるだけだ!ヤツらの力は聞いているだろう!?腕力だけのマルコスと同レベルだと思うなよ!命が惜しければここでアンリエールが捕まるまで待っていろ!最後に一目くらいは会わせてやるぞ!ふはははははは!」
偽国王の高笑いに、私が歯を食いしばるしかなかった。
お母様が捕まるまでに四勇士を全員倒さなければならない。果たしてそんな事ができるだろうか。
絶望に打ちひしがれそうになる。
だけどその時、レイチェルが、私のお友達が、そんな絶望を振り払うような強さを見せてくれた。
「おい偽国王!あまり私達をなめるな、結界の解き方を教えた事を後悔させてやろう!そして予告しよう、絶対に貴様の顔面に一発キツいのを食らわせやる!」
私のお友達はとても強く、何者にも負けない勇気を持っていた。
「・・・小娘が、やれるものならやってみるがいい」
偽国王がその本性を見せるよう、禍々しい魔力を体からにじませた。
「エリザベート様、ヴァン・エストラーダとレイジェスの一行のようです」
母であり王妃が信頼している番兵が、門から少し離れた樹の影に身を潜めている私に顔を向け、聞こえるかどうかくらいの小さな声で呼びかけて来る。
小走りで門まで行くと、先頭に立っていたレイチェルが私の姿を認め、最低限だけを告げてくる。
「エリザ様はアラタから離れないようにしてください。我々が必ず守りますので、アラタと共に偽国王の寝室を目指す事だけを考えてください」
番兵の前だからか敬語に戻っている。そして王女を前にしても挨拶は抜き。
それだけに真剣さが伝わって来る。
「はい、では参りましょう」
私も最低限だけを言葉にし、気を引き締め直した。
「エリザ様」
アラタさんの隣に立つと、彼がこの戦いに挑む強い決意を持った目で私を見つめて来る。
私もそれを受け、アラタさんへ頷きを持って意思を返した。
この戦いにはこの国の命運がかかっている。私は母に言われた私の役目を果たすのみ!
そして身を翻し、城門から城内へ向かい中庭を駆け出した瞬間、レイチェルが大声を張り上げた。
「ッ!?全員止まれーッツ!」
次の瞬間地面が強く揺れた。
足を取られ前のめりに転びそうになると、アラタさんが私のお腹に手を回し支えてくれた。
「あ、ありがとうござい・・・」
少しの気恥ずかしさを感じながら顔を上げる。
お礼を言葉にしようとしたけれど、私は最後まで伝える事はできなかった。
「・・・なんだ、これ?」
アラタさんは私を支えているけれど、私の方には目をくれず正面を向いていた。
何かに動揺しているのか目を開き、戸惑いの言葉を口にしている。
一体なにが・・・?
アラタさんの視線を追うように、私も首を動かして城へと顔を向けた。
「・・・こ、これは・・・結界?」
それを目にした瞬間、私も驚きに目を奪われた。
青く光り輝くそれはまさに結界。
そしてそれは、クインズベリー城を丸ごと包み込む程に巨大なものだった。
「レ、レイチェル!これは一体!?」
突然目の前に現れ、私達の足を止める結界に思考が追い付かない。
「・・・結界、ですね。これほど巨大な結界をどうやって・・・ジーン、ケイト、これをどう見る?」
レイチェルは前を向いまま、視点を変えながら結界を観察するように見ている。
「これは・・・天衣結界?いや、しかしこれほど広範囲をカバーできるなんて・・・・・」
前に出たジーンは、確認するように結界に触れる。
結界の正体が掴めず眉を潜める。
「・・・魔道具なら、あるんじゃない?」
ポツリと漏らしたようなケイトの言葉に、みんなの視線が集まる。
「こないだジャレットから聞いた戦争の話しでさ、カエストゥスのロビンが使った、えっと・・・あぁ、大障壁だっけ?雪崩から何千人も護った結界の魔道具。アタシは知らないけど、それと同レベルの魔道具があれば可能なんじゃないかな?」
「なるほど・・・それならありえるな。ブレンダン・ランデルは、城どころか首都を天衣結界で覆ったというけど、ここにもそんな規格外の青魔法使いがいるのかって、嫌な想像をしちゃったよ」
ケイトの推理にジーンは同意のようだ。
かつてバッタの脅威からカエストゥス国首都バンテージを護った魔法使いの一人、ブレンダン・ランデルは、首都丸ごとに結界を張りめぐらせたと言う。
私はバリオス様の話しから想像するしかないが、ジーンの言う通り規格外としか言えない魔力だ。
ブレンダンと同レベルの魔力の持ち主がもし敵側にいるのであれば、それはとてつもない脅威だ。
だけどどうやら魔道具によるものという事で、対処はまだできていないが少しだけ安心できた。
「ほぅ、この結界を見るなり大障壁に考え付くとはな、なかなか勘の良い娘だな」
頭上からかけられたそれは、威厳に満ちた力強い声だった。
その声に一斉に顔を上げると、城の三階のテラスから姿を見せたその人物は、国王イザード・アレクサンダーⅡ世だった。
国王は60歳。
その年齢から考えれば、後ろに流している髪は、ほとんど白くなっているがボリュームがあり、まるで獅子の鬣(たてがみ)を思わせるようなスタイルだ。
宝石が光る袖口から覗く両手は、ゴツゴツとしており大きくて強さが感じられる。
かつて国内屈指とまで言われた武闘派なのだそうだ。
顔のシワは年齢を感じさせるが、その一つ一つのシワが武勲を刻んだように、威厳を持たせている。
私の父だ・・・本物としか思えない。これが偽者だなんて今でも信じられない。
だけど、惑わされてはいけない。決意が揺るがないように心を強く持つ。
「偽国王か・・・・・」
アラタさんの呟きに、テラスから私達を見下ろす偽国王が反応し、言葉を返してきた。
「貴様・・・確か先日謁見に来たな?マルコス・ゴンサレスを倒したというから、目をかけて報奨金も出してやったが、今なんと申した?このワシを偽国王だと言ったか?」
凄まじいまでの威圧を乗せた睨みだった。
鋭く力強いその眼光は、それだけで平伏してしまいそうになるほど圧力をかけて来る。
「お黙りなさい!あなたがブロートン帝国の偽者だという事は分かっているのです!」
負けない!私は三階の偽国王に向け指を付きつけ、声高く言葉を発した。
「・・・エリザ・・・お前までワシにそのような・・・」
「あなたにエリザと呼ばれる筋合いはありません!本物のお父様はどこです!?」
偽国王の言葉を遮り声を上げると、それまでより一層強いプレッシャーが偽国王から発せられた。
「・・・・・・・やれやれ・・・聞き分けの無い娘だな?やはり母親と同じく気が触れてしまったようだ」
全身から立ち昇る殺意を孕んだドス黒い魔力。それは体力型の国王には出せるはずの無いものだった。
そしてこれまでの押し潰してくるような睨みから、まるで冷たい刃で斬りつけてくるような、研ぎ澄まされた殺気をぶつけられ、私はその場に膝をついてしまいそうになる。
「・・・それはどういう意味だ?」
偽国王の魔力に押され、何も言えなくなってしまった私の肩を支えてくれたのは、初めて私の名前を呼び捨てにしてくれたレイチェルだった。
顔を上げて、偽国王の圧力に真っ向から立ち向かっている。
「貴様もか、やはり所詮は平民よな。国王に対する口の利き方ではない。貴様らはもはや不敬罪で死ぬしかないぞ?」
「どういう意味だと聞いている!」
呆れたように話す偽国王に、レイチェルが叩きつけるような強い言葉を発すると、少しの間を置いて偽国王がゆっくりと話し始めた。
「・・・ふん、なに・・・ワシの寝室の前でなにやら不穏な動きを感じたのでな、ちょっと話しをしようとしただけだ。だが、ワシが寝室を出ると護衛の女と共に襲い掛かってきたのでな、いやいや大変だったぞ。今は騎士団に追われ城内を逃げ回っておるわい。捉え次第極刑だな。当然であろう?そしてエリザ、貴様も母親と同じだ。こうして父であり国王のワシに刃を向けるとは、気が触れたとしか思えんわ」
「そ・・・・そんな・・・・お、お母様・・・・・う、うわぁぁぁぁー!」
お母様が殺されてしまう!
私は無我夢中で結界を叩いて叩いて叩き続けた。
全部、全部ばれていたんだ。
偽国王は、今日私達が事を起こすことを知っていたんだ・・・そうでなければ、こんなに周到に準備ができるわけがない!
悔しい!悔しい!こんな結界に阻まれて、お母様を助けに行けない無力な自分が悔しい!
「この結界を解きたければ、城の四隅の護りの塔にいる四勇士を倒し、それぞれが持つ魔道具大障壁を破壊する事だ」
突然偽国王が話し出した内容に私が顔を上げると、偽国王と目が合った。
なんでそんな事を教えるのか?不思議に思った私の感情を読み取ったかのように、偽国王は嘲るように言葉を続けた。
「だが、それは不可能!塔に行っても貴様らは四勇士に殺されるだけだ!ヤツらの力は聞いているだろう!?腕力だけのマルコスと同レベルだと思うなよ!命が惜しければここでアンリエールが捕まるまで待っていろ!最後に一目くらいは会わせてやるぞ!ふはははははは!」
偽国王の高笑いに、私が歯を食いしばるしかなかった。
お母様が捕まるまでに四勇士を全員倒さなければならない。果たしてそんな事ができるだろうか。
絶望に打ちひしがれそうになる。
だけどその時、レイチェルが、私のお友達が、そんな絶望を振り払うような強さを見せてくれた。
「おい偽国王!あまり私達をなめるな、結界の解き方を教えた事を後悔させてやろう!そして予告しよう、絶対に貴様の顔面に一発キツいのを食らわせやる!」
私のお友達はとても強く、何者にも負けない勇気を持っていた。
「・・・小娘が、やれるものならやってみるがいい」
偽国王がその本性を見せるよう、禍々しい魔力を体からにじませた。
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