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【368 ブレンダン 対 テレンス ②】
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咄嗟に自分の体に密着する程の狭い結界を張れたのは、一度幻の腕を見ていたからに他ならない。
身に纏っているローブの上に、もう一枚ローブを重ね着るように、体に密着した結界を張り巡らせる。
突如空中に現れた腕との距離は、それほどの隙間しかなかった。
ブレンダンの胸にくっつく程の距離で出現した腕は、すでにその手の平に魔力を集中させており、魔法を撃つ直前であった。
そして背中に感じるもう一つの存在。
振り返って確認したわけではないが、気配からして同じ腕・・・
そう、この気配はテレンスのもう一本の腕だろう。
背中に感じる気配にも魔力を感じる。
この挟み撃ちから身を護るために、今できる手段は一つ。
体に直接纏う結界を張る事だけであった。
ブレンダンが結界を張るとほぼ同時に、正面の手、そして背中の手が爆発魔法を放った。
「うぐわぁーッツ!」
結界により爆発そのものからは守られている。
だが、胸と背中に同時に爆発魔法をぶつけられた衝撃は、ブレンダンを前と後ろから押し潰すかのように強く圧迫した。
身に纏う結界は結界を張ったまま自由に動ける利点はある。
しかし、純粋に身を護るための結界として考えれば、これは最終手段だった。
なぜなら、魔法そのものを防ぐ事はできても、結界が体に密着しているため衝撃を逃がす事はできないからである。
「ほらほらほらほら!どうしたブレンダン!もうお終いか!?反撃できるものならしてみろよ!」
テレンスの幻の腕は、撃っては消えてを繰り返し、ブレンダンを翻弄した。
魔力を追い捕まえようにも攻撃が早すぎる。
捉えたと思ってもブレンダンが攻撃に転じるより早く、幻の腕はブレンダンを撃ち消える。
そして攻撃の全てがほぼゼロ距離だった。
これはブレンダンに、現状の身に纏う結界を維持させるためである。
テレンスは魔法そのものによるダメージは、すでに計算に入れていない。
いかに魔力が強かろうと所詮は魔法使い。体力は年相応の老人のものである。
爆発による衝撃のダメージがあれば十分に倒す事は可能だった。
頭に、肩に、胸に、腹に、すでに何十発もの爆撃を浴びせている。
ブレンダンを爆心地として、濛々と爆煙が立ち込めブレンダンの姿を視認する事はできない。
だが、テレンスはブレンダンの魔力から現在の位置を掴んでいる。
研ぎ澄ました集中力は、ブレンダンの体を流れる魔力から次の動きを予想し、幻の腕を消しては飛ばしていた。
「・・・しぶとい、いつまで粘る気だ?」
テレンスが眉を寄せ、苦々しい顔で口を歪める。
相当なダメージを与えているはずだ。
だが、ブレンダンは倒れる事なく立ち続けていた。
テレンスがブレンダンの魔力の流れを読んで、幻の腕を飛ばしているように、ブレンダンもまたテレンスの魔力を追い、幻の腕の出現位置を見極め、そこに強く魔力を集め結界を部分的に強化していた。
「ぐっ・・・ぬぐぅっ!」
致命傷は避けている。
だが、このままではテレンスの勝利だろう。
魔力の残量はテレンスに余裕がある。
ブレンダンは維持しているだけでも魔力を消費し続ける結界を張っており、受け身に回った時点で勝敗は決していたと言ってもいい。
「くそじじい・・・なるほど、貴様も僕の魔力を追っているわけか・・・無駄なあがきを。クラレッサとの戦いで大きく魔力を消耗しているのは知っている。いつまで結界を維持できるかな?」
・・・テレンスよ、どうせそんな悪態をついておるんじゃろ?
この状況でブレンダンにテレンスの姿が見えるはずはない。
だが、幻の腕によるゼロ距離の魔法攻撃を受けながら、ブレンダンには自分をあざ笑うテレンスの姿が目に浮かぶように見えていた。
・・・確かにこのままではワシの魔力が先に尽きる。じゃが、戦いとは勝負がつくまで決して緩めてはならんのじゃ。どれだけ有利に進めても、単純な一手でひっくり返る。
それを分かっておるのかな?
「ハッ!とうとう力尽きたか?ブレンダン!」
息つく間もなく攻撃を受け続け、とうとう糸の切れた操り人形のごとく足元から崩れ落ちた。
庇い手すらできず前のめりに倒れると、痙攣したかのように小刻みに震える。
しかし、それはテレンスがその両目で直接見れたわけではない。
立ち込める煙によってブレンダンの姿が見えないため、魔力の流れから一つのイメージとして頭に浮かんだ情報である。
しかし、それは疑う必要のない情報であった。
これまで魔力を通して得た感覚に、一度として間違いはなかった。
ゆえにテレンスの感じた魔力の流れが、ブレンダンが倒れたと出ている以上、それは倒れているのである。
そしてブレンダンが力尽きた事を知らせるように、結界が解ける。
テレンスは宙に浮かぶ両手に強大な魔力を集中し高める。
大地に倒れ伏しているブレンダンの背に狙いを付け、両手の平を重ねると、今まさに撃ち放たんと身構えた。
「さらばだブレンダン!最後は派手に散るがいい!」
テレンスの両手から光輝く破壊のエネルギーが撃ち放たれた。
・・・・・・やはりな。
その若さでかなりの修羅場をくぐっておる。戦い方もなかなかどうして、相手の嫌がるところをついてくる。
じゃが、いかんせん・・・・・やはり若い。
自分に都合の良い答えだけを受け取る傾向がある。
圧倒的なスピードでワシをかく乱し、結界の上からダメージを与える策は見事じゃった。
事実、ワシは対応できんかった。あのまま続けられればワシの負けじゃったろう。
そして勝ちに徹するのならば、止めもそうあるべきじゃったな?
力尽きたふりをしているかもと疑わず、ワシに時間を与えた事がお主の敗因じゃ!
ブレンダンは倒れたままその身を翻す。
右手には青く輝く結界が作られている。そして目の前に迫った破壊のエネルギーに結界を当てると、そのまま薙ぎ払った。
結界技、返し、である。
狙いはテレンス。サーチを使わずとも、この距離ならば魔力感知で位置は把握できる。
「なにッツ!?」
いまだ立ち込める煙を突き破り、自身が放った破壊のエネルギーの塊が正面から向かってくる。
「くそッツ!ブレンダンーッツ!」
はめられたという事実に歯噛みする。
死んだふりをしていたというわけか?小賢しいまねをする!
だが防げない距離ではない!まだ間に合う!
瞬時に両腕を戻すと、眼前に迫るエネルギー弾に両手の平を向ける。
「爆裂空破弾ッツ!」
余波によって多少のダメージを受けるのは止むを得ない!相殺だ!
「ほっほっほ、詰みじゃ」
確かに聞いた。
勝利を告げるブレンダンのささやきを。
テレンスが気が付いた時にはすでに手遅れだった。
・・・なんだこれは?・・・霧?いつの間に!?
両手の平から魔法を放つと同時に、テレンスの体を囲むように密集していた霊気と魔力を合わせた霊魔力が大爆発を起こした。
テレンスの相殺した爆発魔法の威力と合わさって、樹々をなぎ倒し、大地を揺るがす程の凄まじい衝撃と爆風が押し寄せて来る。
立ったままでいられず、ブレンダンは吹き飛ばされそうになる体を結界を張って護る。
「ふぅ・・・我ながら凄まじいのぅ。最初の爆発の後にすでに撒いておったのじゃよ。お主の耐久力が予想以上に強いんでな、密集させねば効果は薄いと思うたから、隙ができるのを待っておったんじゃ」
爆発による黒く巨大な煙が天に向かって立ち昇る。
「・・・と言うても、聞こえるわけないか」
疲れたのう・・・そう呟くと倒れるように腰を落とした。
身に纏っているローブの上に、もう一枚ローブを重ね着るように、体に密着した結界を張り巡らせる。
突如空中に現れた腕との距離は、それほどの隙間しかなかった。
ブレンダンの胸にくっつく程の距離で出現した腕は、すでにその手の平に魔力を集中させており、魔法を撃つ直前であった。
そして背中に感じるもう一つの存在。
振り返って確認したわけではないが、気配からして同じ腕・・・
そう、この気配はテレンスのもう一本の腕だろう。
背中に感じる気配にも魔力を感じる。
この挟み撃ちから身を護るために、今できる手段は一つ。
体に直接纏う結界を張る事だけであった。
ブレンダンが結界を張るとほぼ同時に、正面の手、そして背中の手が爆発魔法を放った。
「うぐわぁーッツ!」
結界により爆発そのものからは守られている。
だが、胸と背中に同時に爆発魔法をぶつけられた衝撃は、ブレンダンを前と後ろから押し潰すかのように強く圧迫した。
身に纏う結界は結界を張ったまま自由に動ける利点はある。
しかし、純粋に身を護るための結界として考えれば、これは最終手段だった。
なぜなら、魔法そのものを防ぐ事はできても、結界が体に密着しているため衝撃を逃がす事はできないからである。
「ほらほらほらほら!どうしたブレンダン!もうお終いか!?反撃できるものならしてみろよ!」
テレンスの幻の腕は、撃っては消えてを繰り返し、ブレンダンを翻弄した。
魔力を追い捕まえようにも攻撃が早すぎる。
捉えたと思ってもブレンダンが攻撃に転じるより早く、幻の腕はブレンダンを撃ち消える。
そして攻撃の全てがほぼゼロ距離だった。
これはブレンダンに、現状の身に纏う結界を維持させるためである。
テレンスは魔法そのものによるダメージは、すでに計算に入れていない。
いかに魔力が強かろうと所詮は魔法使い。体力は年相応の老人のものである。
爆発による衝撃のダメージがあれば十分に倒す事は可能だった。
頭に、肩に、胸に、腹に、すでに何十発もの爆撃を浴びせている。
ブレンダンを爆心地として、濛々と爆煙が立ち込めブレンダンの姿を視認する事はできない。
だが、テレンスはブレンダンの魔力から現在の位置を掴んでいる。
研ぎ澄ました集中力は、ブレンダンの体を流れる魔力から次の動きを予想し、幻の腕を消しては飛ばしていた。
「・・・しぶとい、いつまで粘る気だ?」
テレンスが眉を寄せ、苦々しい顔で口を歪める。
相当なダメージを与えているはずだ。
だが、ブレンダンは倒れる事なく立ち続けていた。
テレンスがブレンダンの魔力の流れを読んで、幻の腕を飛ばしているように、ブレンダンもまたテレンスの魔力を追い、幻の腕の出現位置を見極め、そこに強く魔力を集め結界を部分的に強化していた。
「ぐっ・・・ぬぐぅっ!」
致命傷は避けている。
だが、このままではテレンスの勝利だろう。
魔力の残量はテレンスに余裕がある。
ブレンダンは維持しているだけでも魔力を消費し続ける結界を張っており、受け身に回った時点で勝敗は決していたと言ってもいい。
「くそじじい・・・なるほど、貴様も僕の魔力を追っているわけか・・・無駄なあがきを。クラレッサとの戦いで大きく魔力を消耗しているのは知っている。いつまで結界を維持できるかな?」
・・・テレンスよ、どうせそんな悪態をついておるんじゃろ?
この状況でブレンダンにテレンスの姿が見えるはずはない。
だが、幻の腕によるゼロ距離の魔法攻撃を受けながら、ブレンダンには自分をあざ笑うテレンスの姿が目に浮かぶように見えていた。
・・・確かにこのままではワシの魔力が先に尽きる。じゃが、戦いとは勝負がつくまで決して緩めてはならんのじゃ。どれだけ有利に進めても、単純な一手でひっくり返る。
それを分かっておるのかな?
「ハッ!とうとう力尽きたか?ブレンダン!」
息つく間もなく攻撃を受け続け、とうとう糸の切れた操り人形のごとく足元から崩れ落ちた。
庇い手すらできず前のめりに倒れると、痙攣したかのように小刻みに震える。
しかし、それはテレンスがその両目で直接見れたわけではない。
立ち込める煙によってブレンダンの姿が見えないため、魔力の流れから一つのイメージとして頭に浮かんだ情報である。
しかし、それは疑う必要のない情報であった。
これまで魔力を通して得た感覚に、一度として間違いはなかった。
ゆえにテレンスの感じた魔力の流れが、ブレンダンが倒れたと出ている以上、それは倒れているのである。
そしてブレンダンが力尽きた事を知らせるように、結界が解ける。
テレンスは宙に浮かぶ両手に強大な魔力を集中し高める。
大地に倒れ伏しているブレンダンの背に狙いを付け、両手の平を重ねると、今まさに撃ち放たんと身構えた。
「さらばだブレンダン!最後は派手に散るがいい!」
テレンスの両手から光輝く破壊のエネルギーが撃ち放たれた。
・・・・・・やはりな。
その若さでかなりの修羅場をくぐっておる。戦い方もなかなかどうして、相手の嫌がるところをついてくる。
じゃが、いかんせん・・・・・やはり若い。
自分に都合の良い答えだけを受け取る傾向がある。
圧倒的なスピードでワシをかく乱し、結界の上からダメージを与える策は見事じゃった。
事実、ワシは対応できんかった。あのまま続けられればワシの負けじゃったろう。
そして勝ちに徹するのならば、止めもそうあるべきじゃったな?
力尽きたふりをしているかもと疑わず、ワシに時間を与えた事がお主の敗因じゃ!
ブレンダンは倒れたままその身を翻す。
右手には青く輝く結界が作られている。そして目の前に迫った破壊のエネルギーに結界を当てると、そのまま薙ぎ払った。
結界技、返し、である。
狙いはテレンス。サーチを使わずとも、この距離ならば魔力感知で位置は把握できる。
「なにッツ!?」
いまだ立ち込める煙を突き破り、自身が放った破壊のエネルギーの塊が正面から向かってくる。
「くそッツ!ブレンダンーッツ!」
はめられたという事実に歯噛みする。
死んだふりをしていたというわけか?小賢しいまねをする!
だが防げない距離ではない!まだ間に合う!
瞬時に両腕を戻すと、眼前に迫るエネルギー弾に両手の平を向ける。
「爆裂空破弾ッツ!」
余波によって多少のダメージを受けるのは止むを得ない!相殺だ!
「ほっほっほ、詰みじゃ」
確かに聞いた。
勝利を告げるブレンダンのささやきを。
テレンスが気が付いた時にはすでに手遅れだった。
・・・なんだこれは?・・・霧?いつの間に!?
両手の平から魔法を放つと同時に、テレンスの体を囲むように密集していた霊気と魔力を合わせた霊魔力が大爆発を起こした。
テレンスの相殺した爆発魔法の威力と合わさって、樹々をなぎ倒し、大地を揺るがす程の凄まじい衝撃と爆風が押し寄せて来る。
立ったままでいられず、ブレンダンは吹き飛ばされそうになる体を結界を張って護る。
「ふぅ・・・我ながら凄まじいのぅ。最初の爆発の後にすでに撒いておったのじゃよ。お主の耐久力が予想以上に強いんでな、密集させねば効果は薄いと思うたから、隙ができるのを待っておったんじゃ」
爆発による黒く巨大な煙が天に向かって立ち昇る。
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