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【347 ルシアンの本性】
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「フハハハハ!どうした!?守ってるだけか!?」
槍を破壊されたルシアンだが、素手で十分と判断したのか、怒涛の勢いで殴りかかって来た。
ボルケーノで焼けた大地、いまだ治まる事なく激しく燃える炎を背に、エロールは腰を低く落とし、両足を踏みしめルシアンの猛攻に耐えていた。
「くそッ!しつけぇな!」
体にマフラーを巻き付ける事により、全身を覆う結界を張る事はできる。
だが、全身を覆う結界は、体からほんの数十センチ程度の間隔で展開されているため、少なかずルシアンの拳や蹴りの衝撃は、エロールに伝わっていた。
くそっ!腹に力入れてふんばらねぇとふっ飛ばされそうだ・・・
反撃しようにも、これだけ撃ち込まれちゃどうしようもねぇ、防御で精いっぱいだ!
結界は張ってるだけでも魔力を消耗する。
ダメージを受ければ余計にだ。
このルシアンは、このまま夜が明けるまで殴り続ける事もできるだろう。
俺の魔力とルシアンの体力の勝負なんて、結果は見えてる。とてもできねぇ。
ならばどうするか?
エロールは眉をしかめる。
これから自分のとる行動を考えると、頬がひきつってしまう。
「あ~あ、ったく・・・なんだって俺はこういう策ばっか思いつくかなぁ・・・」
意を決したように息を付くと、エロールは右手で体に巻き付けたマフラーを掴み、一気に引き外した。
「む!?自ら結界を外すとは、どうにもならんと思って諦めたか!?」
結界が解けると同時に、ルシアンの渾身の右拳がエロールの顔面に撃ち放たれる。
そうだ、ただ黙って防御に徹してたわけじゃねぇ。
攻撃のリズムは読めていた。てめぇがこのタイミングで右拳を撃ってくる事は分かっていた。
だから・・・ここでカウンターだ!
「オラァァァーッツ!」
エロールは魔力を破壊の力に変え、ルシアンの顔目掛けてマフラーを突き出した。
そうだろう、当然そうくるだろう。
分かっていたさ。このタイミングで突然結界を解くなんて、私の攻撃のリズムを読んで、そこに合わせる算段だろうとね。
読まれている事を読んだ上での右だ。どういう事か分かるか?
当然この右は止められるという事だ!
ルシアンは右拳を止めると、眼前に迫るエロールのマフラーを、体を大きく右に逸らす事で回避した。
そのまま右足を軸に体を左に回転させる。エロールの腹を狙ったルシアンの回し蹴りである。
「くらえッツ!」
そうだ。やっぱり躱されるよな。
俺が真正面から狙ったって、入るわけがねぇ。
そんなのは分かり切ってんだよ。
だから、俺の本当の狙いはこっちだ。
躱された後の、てめぇが自信満々で決めに来る一撃だ。
「ウラァァァァーッツ!」
ルシアンに躱される事を想定していたエロールは、突き出した右腕をそのままルシアン目掛けて振り下ろした。
「なっ、貴様!?」
「ぐ、がぁッツ!」
ルシアンの回し蹴りがエロールの左腕を粉砕すると同時に、ルシアンの左足にもエロールのマフラーが叩きつけられていた。
「ぐあぁぁぁあーッツ!」
爆音が鳴り響き、ルシアンの身体が吹き飛ばされる。左足からは爆発による黒い煙とともに赤い血しぶきが飛び散り、受け身も満足に取れず背中から地面に落ちる。
エロールはルシアンの一撃を左腕を犠牲にして、受け止める覚悟を決めていた。
避けるつもりなど毛頭ないエロールは、左腕を曲げて盾にし、ルシアンの蹴りに自分からぶつかっていった。
ほぼ同時にお互いの攻撃がぶつかり、エロールの体も蹴りで飛ばされたが、覚悟を持ってぶつかっていったエロールは、左腕を砕かれてもニヤリと笑っていた。
俺の狙いは相打ちだ。
魔法使いの俺が、ここまで考えてるとはさすがに思わねぇだろ?
この時エロールは、ルシアンに与えたダメージが足であった事で、次への備えを怠ってしまった。
油断といういうのは酷だろう。
エロールのマフラーがぶつかったのは、ルシアンの左膝であり、そこは爆発により膝当てが砕け、勢いよく血を撒き散らしながら吹き飛んだのだ。
エロールがそれを目にし、機動力を奪ったと判断するのは当然だった。
エロールも受け身を取る事はできず、背中から地面に落ち、何度か体を転がしてようやく起き上がった。決して行動が遅かったわけではない。
まず自分の左腕を視認してダメージを確認し、右手でヒールをかけ始めた。
そして前方に目を向け、倒れているであろうルシアンの状態や、お互いの距離を確認しようとした。
結果論だが、この時エロールは、自分の体の状態より先に、ルシアンを確認しようとすべきだった。
エロールが正面を向いたその時、血走った目で獣のように大口を開け、エロールに対する怒声を上げながらルシアンが掴みかかって来ていた。
周囲で燃え上がる炎や、爆音により、ルシアンの怒声が耳に届かなった事もエロールの気付く機会を奪っていた。
あの足でいったいどうやって?
その疑問が頭によぎった時には、もはや防御も回避も不可能だった。
ルシアンはエロールの両肩を掴むとそのまま軽々と持ち上げ、右の肩当ての角でそのままエロールの腹を貫いた。
「ッア!・・ガ・・・アガァァァァーッツ!」
腹部を深く抉る冷たい感触、そしてその鉄の角が肉を破り、背中を突き抜けたその時、エロールはこれまで味わった事の無い全身をかけめぐる激痛に悲鳴を上げた。
「クソガキがぁぁぁーッツ!なめやがって!楽に死ねると思うなよ!」
ルシアンが体を揺する度にエロールは声にならない叫びを上げ、喉の奥からせり上がって来る血液を口から吐き出していた。
「白魔法使いごときがこの俺に、何度も何度も恥をかかせやがって!この足の痛み、万倍にして返してやる!すぐに死ぬんじゃねぇぞ!」
突き上げているエロールの腹部から飛び散る真っ赤な血を浴びて、ルシアンの顔もまた赤く染まる。
血に濡れたその表情はルシアンの心に巣くう残虐性を、その心に巣くう狂気をありありと映していた。
「・・・ぐ、うぅぅ・・・」
歯を食いしばり、必死に痛みに耐えながら、エロールは眼下のルシアンを睨みつける。
この絶望的な状況でも、まだ諦めてはいない。
そして、エロールはルシアンの左足を目にし驚愕した。
やはりルシアンの左膝は爆発で破壊されていた。
爆発により、肉も血も飛び散っている。骨が見える程の深い傷だった。
その状態でルシアンは、両足を支えに立ち、エロールを持ち上げ突き刺している。
こいつ・・・無理やりだ・・・この足で無理やり走って俺に掴みかかってきたんだ!
どうやってもクソもねぇ・・・単純に俺への怒りが、体の痛みを無視する程に強かったんだ。
「ッツ!うがあぁぁぁぁーッツ!」
驚愕の事実に気付いた時、より強い痛みが体を駆け抜け、エロールは血を吐きながら声を上げた。
「てめぇ、今何考えてた?まだ余裕があるようだな?だったらこれでどうだ!」
エロールを睨み上げるルシアンは、まだエロールの目の光が消えていない事を見て、深紅の鎧から炎を噴射させた。
「体の中から焼かれる気分はどうだ?」
エロールの体を差し貫く角から、激しい炎が噴き出される。
エロールの体が一瞬強く痙攣すると、喉を引き裂かれるような叫びが夜の闇に響き渡った。
槍を破壊されたルシアンだが、素手で十分と判断したのか、怒涛の勢いで殴りかかって来た。
ボルケーノで焼けた大地、いまだ治まる事なく激しく燃える炎を背に、エロールは腰を低く落とし、両足を踏みしめルシアンの猛攻に耐えていた。
「くそッ!しつけぇな!」
体にマフラーを巻き付ける事により、全身を覆う結界を張る事はできる。
だが、全身を覆う結界は、体からほんの数十センチ程度の間隔で展開されているため、少なかずルシアンの拳や蹴りの衝撃は、エロールに伝わっていた。
くそっ!腹に力入れてふんばらねぇとふっ飛ばされそうだ・・・
反撃しようにも、これだけ撃ち込まれちゃどうしようもねぇ、防御で精いっぱいだ!
結界は張ってるだけでも魔力を消耗する。
ダメージを受ければ余計にだ。
このルシアンは、このまま夜が明けるまで殴り続ける事もできるだろう。
俺の魔力とルシアンの体力の勝負なんて、結果は見えてる。とてもできねぇ。
ならばどうするか?
エロールは眉をしかめる。
これから自分のとる行動を考えると、頬がひきつってしまう。
「あ~あ、ったく・・・なんだって俺はこういう策ばっか思いつくかなぁ・・・」
意を決したように息を付くと、エロールは右手で体に巻き付けたマフラーを掴み、一気に引き外した。
「む!?自ら結界を外すとは、どうにもならんと思って諦めたか!?」
結界が解けると同時に、ルシアンの渾身の右拳がエロールの顔面に撃ち放たれる。
そうだ、ただ黙って防御に徹してたわけじゃねぇ。
攻撃のリズムは読めていた。てめぇがこのタイミングで右拳を撃ってくる事は分かっていた。
だから・・・ここでカウンターだ!
「オラァァァーッツ!」
エロールは魔力を破壊の力に変え、ルシアンの顔目掛けてマフラーを突き出した。
そうだろう、当然そうくるだろう。
分かっていたさ。このタイミングで突然結界を解くなんて、私の攻撃のリズムを読んで、そこに合わせる算段だろうとね。
読まれている事を読んだ上での右だ。どういう事か分かるか?
当然この右は止められるという事だ!
ルシアンは右拳を止めると、眼前に迫るエロールのマフラーを、体を大きく右に逸らす事で回避した。
そのまま右足を軸に体を左に回転させる。エロールの腹を狙ったルシアンの回し蹴りである。
「くらえッツ!」
そうだ。やっぱり躱されるよな。
俺が真正面から狙ったって、入るわけがねぇ。
そんなのは分かり切ってんだよ。
だから、俺の本当の狙いはこっちだ。
躱された後の、てめぇが自信満々で決めに来る一撃だ。
「ウラァァァァーッツ!」
ルシアンに躱される事を想定していたエロールは、突き出した右腕をそのままルシアン目掛けて振り下ろした。
「なっ、貴様!?」
「ぐ、がぁッツ!」
ルシアンの回し蹴りがエロールの左腕を粉砕すると同時に、ルシアンの左足にもエロールのマフラーが叩きつけられていた。
「ぐあぁぁぁあーッツ!」
爆音が鳴り響き、ルシアンの身体が吹き飛ばされる。左足からは爆発による黒い煙とともに赤い血しぶきが飛び散り、受け身も満足に取れず背中から地面に落ちる。
エロールはルシアンの一撃を左腕を犠牲にして、受け止める覚悟を決めていた。
避けるつもりなど毛頭ないエロールは、左腕を曲げて盾にし、ルシアンの蹴りに自分からぶつかっていった。
ほぼ同時にお互いの攻撃がぶつかり、エロールの体も蹴りで飛ばされたが、覚悟を持ってぶつかっていったエロールは、左腕を砕かれてもニヤリと笑っていた。
俺の狙いは相打ちだ。
魔法使いの俺が、ここまで考えてるとはさすがに思わねぇだろ?
この時エロールは、ルシアンに与えたダメージが足であった事で、次への備えを怠ってしまった。
油断といういうのは酷だろう。
エロールのマフラーがぶつかったのは、ルシアンの左膝であり、そこは爆発により膝当てが砕け、勢いよく血を撒き散らしながら吹き飛んだのだ。
エロールがそれを目にし、機動力を奪ったと判断するのは当然だった。
エロールも受け身を取る事はできず、背中から地面に落ち、何度か体を転がしてようやく起き上がった。決して行動が遅かったわけではない。
まず自分の左腕を視認してダメージを確認し、右手でヒールをかけ始めた。
そして前方に目を向け、倒れているであろうルシアンの状態や、お互いの距離を確認しようとした。
結果論だが、この時エロールは、自分の体の状態より先に、ルシアンを確認しようとすべきだった。
エロールが正面を向いたその時、血走った目で獣のように大口を開け、エロールに対する怒声を上げながらルシアンが掴みかかって来ていた。
周囲で燃え上がる炎や、爆音により、ルシアンの怒声が耳に届かなった事もエロールの気付く機会を奪っていた。
あの足でいったいどうやって?
その疑問が頭によぎった時には、もはや防御も回避も不可能だった。
ルシアンはエロールの両肩を掴むとそのまま軽々と持ち上げ、右の肩当ての角でそのままエロールの腹を貫いた。
「ッア!・・ガ・・・アガァァァァーッツ!」
腹部を深く抉る冷たい感触、そしてその鉄の角が肉を破り、背中を突き抜けたその時、エロールはこれまで味わった事の無い全身をかけめぐる激痛に悲鳴を上げた。
「クソガキがぁぁぁーッツ!なめやがって!楽に死ねると思うなよ!」
ルシアンが体を揺する度にエロールは声にならない叫びを上げ、喉の奥からせり上がって来る血液を口から吐き出していた。
「白魔法使いごときがこの俺に、何度も何度も恥をかかせやがって!この足の痛み、万倍にして返してやる!すぐに死ぬんじゃねぇぞ!」
突き上げているエロールの腹部から飛び散る真っ赤な血を浴びて、ルシアンの顔もまた赤く染まる。
血に濡れたその表情はルシアンの心に巣くう残虐性を、その心に巣くう狂気をありありと映していた。
「・・・ぐ、うぅぅ・・・」
歯を食いしばり、必死に痛みに耐えながら、エロールは眼下のルシアンを睨みつける。
この絶望的な状況でも、まだ諦めてはいない。
そして、エロールはルシアンの左足を目にし驚愕した。
やはりルシアンの左膝は爆発で破壊されていた。
爆発により、肉も血も飛び散っている。骨が見える程の深い傷だった。
その状態でルシアンは、両足を支えに立ち、エロールを持ち上げ突き刺している。
こいつ・・・無理やりだ・・・この足で無理やり走って俺に掴みかかってきたんだ!
どうやってもクソもねぇ・・・単純に俺への怒りが、体の痛みを無視する程に強かったんだ。
「ッツ!うがあぁぁぁぁーッツ!」
驚愕の事実に気付いた時、より強い痛みが体を駆け抜け、エロールは血を吐きながら声を上げた。
「てめぇ、今何考えてた?まだ余裕があるようだな?だったらこれでどうだ!」
エロールを睨み上げるルシアンは、まだエロールの目の光が消えていない事を見て、深紅の鎧から炎を噴射させた。
「体の中から焼かれる気分はどうだ?」
エロールの体を差し貫く角から、激しい炎が噴き出される。
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