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【333 風の道しるべ】
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「弥生!無事でいてくれ!」
パトリックは雷の指輪を使い、向かってくる帝国兵を倒しながら足を進めて行ったが、帝国軍も一人一人が鍛えられた兵士である。
確実に倒していってはいるが、足を止められていた。
弥生が帝国軍の黒魔法使い達の、上級魔法をまともに浴びた時は血の気が引く思いだった。
いくらなんでも防ぎきれる数ではなかったからだ。
だが、爆煙が風で吹き飛ばされ、弥生が姿を見せた時、その体は光に包まれ全くの無傷だった時は、驚きで言葉を失ってしまった。
無事だった事はもちろん嬉しい。
しかし、あの光は魔法とは全く違うものだった。
嫌な感じはしなかった。悪い力ではないと思う。それでも俺がこれまで見た事もない不思議な力に、なにを言えばいいのか分からなかった。
弥生はそのまま上空の黒魔法使い達を瞬く間に仕留めると、俺に顔を向け、先に行くとその目で伝え飛んで行ってしまった。
あの時、気の利いた言葉の一つがなぜ言えなかった?
たった一人で敵地に突っ込んで行った妻に、あいまいな顔で頷くしかできなかったなんて・・・
「弥生!すぐに追いつく!だから無事でいてくれ!」
雷の指輪が光、パトリックは、カエストゥス軍に迫る帝国兵達を弾き飛ばした。
青魔法使いは結界で防ぐが、威力を殺しきれず一撃で結界を割られ、背中から地面に転ばされる。
「俺はカエストゥス軍指揮官!パトリック・ファーマーだ!命の惜しくないヤツはかかってこい!」
パトリックが声高々と叫ぶと、戦闘を繰り広げているカエストゥス軍も士気高く声を上げた。
帝国は数でカエストゥスを上回り、戦闘力でも引けを取らなかったが、最前線に立つパトリックの勇ましさと力強さに、互角の戦いを強いられていた。
「ほら・・・ほら・・・ほら・・・どうです?逃げられないでしょ?当然です。僕は絶対に外しませんからね。それに魔力だって十分にあるんです。あなたが死ぬまで何時間でも撃ち続けられるんです」
マイリスはその常人離れした感覚の鋭さで、弥生が被弾して飛ばされた方向を瞬時に捕らえ、寸分の狂いもなく真正面から魔法を直撃させていた。
その数はすでに二十発を超えている。
「はぁ・・・はぁ・・・マイリス様・・・申し訳ありません。私は魔力が切れました。次の者と、代わります」
「はい。ありがとうございました。あとはゆっくり休んでください。次の方、よろしくお願いします」
マイリスの背中に手を当てていた黒魔法使いの男性が、体力を全て使い切ったように息を切らし、ふらりと力の入らない足取りで後ろへ下がって行く。
次にマイリスの背中に手を当てたのは、十代後半くらいだろうか、マイリスより少しだけ年上に見える女性の黒魔法使いだった。
「マイリス様、次は私が魔力を送らせていただきます。マイリス様はお気兼ねなく、上級魔法を撃ち続けてください」
「はい・・・ありがとうございます。おそらく今、僕が戦っている敵を倒せば、我々帝国の勝ちでしょう。それほどこの敵は強いです」
「はい。マイリス様の上級黒魔法をこれだけ受けて、なぜまだ無事なのか・・・それだけで恐ろしい敵だという事は十分承知しております」
マイリスは黙って頷く。
こうして話している間も、弥生を狙う手は止めない。
一度も外す事無く撃ち続けるマイリスのその瞳は、この戦争に絶対に勝つと言う強固な意思で満ちていた。
・・・何発、受けただろうか・・・
この光に護られて、まだ決定的なダメージは受けていない・・・
けれど、体を吹き飛ばされる衝撃はかなりのものだ。何度も激しく体を揺さぶれ、骨が軋むような感覚さえ覚える。
直接爆発を受けていないとしても、このままではいずれ押し切られる。
爆発魔法を受けて吹き飛ばされる。体勢を戻そうとすると、次の瞬間にはまた攻撃を受けて吹き飛ばされる。これを延々と繰り返している。
恐ろしいのはこの魔法使いだ。
パトリックから聞いてはいたけど、2,000メートル先から、ピンポイントで対象に魔法をぶつけるという離れ業をやってのけている。
こんな事、きっとウィッカーでも、ブレンダン様でもできない。
唯一無二の天性のものだろう。
パトリックは、この魔法使いがこの戦場の核だと言っていた。
アタシも身を持って思い知った。間違いない。
こいつを倒せば、この戦場をとったと思っていいだろう。それほどの実力者だ。
そして何度目になったかも分からない爆発を受け、アタシはまた強い衝撃に体を飛ばされた。
「うあぁっ!」
全身にこれまで感じた事が無い程の強い痛みが走った。
光の防御はまだ生きている。爆発事態は防げた。しかし、その衝撃にアタシの体がいよいよ悲鳴を上げたようだ。
強い・・・こいつは、本当に強い・・・
おそらく、あと数発・・・あと数発でこの光も突破される・・・
アタシの体力の減少と共に、光もその輝きが弱まってきている。
どうする・・・
「弥生ーッツ!」
夫の、パトリックの声が聞こえた。
アタシの目の前に青く輝く光の壁が現れる。次の瞬間、光の壁にエネルギーの塊がぶつかり大爆発を起こした。
本来アタシが受けるはずだった爆発を、結界が護ってくれた。そしてこの結界は・・・
「・・・パトリック!」
体を起こし、地上に目を向ける。
ボロボロのローブ、頬や腕、あちこちから血を流している。
シルバーグレーの長い髪も、汗で額にへばりついていて、ここまで相当無理をして急いで駆け付けた事が分かった。
「弥生!俺がフォローする!俺に任せろ!」
力強いパトリックの言葉に、アタシは体の痛みを一瞬だけ忘れる事ができた。
パトリックがアタシを護ってくれる。
「さすが・・・アタシの旦那だね!」
ヤヨイ、ごめんね。あんたの旦那なんだけどね・・・まぁ、同じ弥生だし、このくらいは勘弁してよ・・・
体がすごく重い・・・足にも力が入らなくなってきている・・・もう光の力も長くは持たないのだろう。
この力は諸刃の剣だ。非常に強い力を一時的に得るけれど、代償に生命力を大きく削られる。
今更だが、使いどころを考えねばならない。
でも、この力が無ければ、アタシはあれだけの魔法に耐え切れなかった。
アタシは光の防御を解除した。
一秒でも温存したかった。次に光の力を使うのは、この遠距離野郎を倒す時だ。
風よ・・・アタシを導いて・・・
念じると、風がアタシの体を包み、風の導がアタシに進むべき道を教えてくれる。
アタシは残った力を振り絞り、空を駆けた。
「そうだ・・・行け、弥生・・・キミはその方がいい」
俺とペースを合わせて、少しづつ進んで行った方が、確実で安全だったろう。
だが、結婚して生活を共にし、剣士隊に訓練を付けているところ見て思った。
弥生はチームプレイ、共闘が苦手なようだ。
ヤヨイから生い立ちを聞いた事があったが、母親に厳しい教育を受け、子供の頃から友人らしい友人もいなく、一人でいる事が多かったようだ。
そういう環境で育ったからだろう。
単騎で好きに動く分には無類の強さを発揮するが、だれかに合わせて行動すると、人に合わせようとするあまり、途端に動きが悪くなる。
それに気づいた俺は、弥生と共闘する時は弥生には好きに動いてもらい、俺がフォローに徹しようと決めたのだ。
「さて、俺も旦那として良いところ見せないとな」
雷の指輪に魔力を込め、向かってくる帝国兵を倒しながら、俺も弥生の後を追い突き進んだ。
見える・・・
ハッキリと風の流れが見える。アタシがどう進めばいいか、風が教えてくれる。
前方で一瞬なにかが光った。魔法を放った時の光だ。
どういう仕組みなのか、物凄く速い。光ったと思ったらもう目の前まで迫っている。
だが、今なら躱せる。
風を感じ、風を読む、アタシに向かって放たれた敵意を持った力の流れを見極め避ける。
ジョルジュ・・・あんたの言う通りだね。
風が全てを教えてくれる。
右に左に、向かってくる破壊の魔法をアタシは全て紙一重で躱していった。
もう少しだ・・・あと少しで届く・・・アタシが、この戦いに終止符を打つ!
パトリックは雷の指輪を使い、向かってくる帝国兵を倒しながら足を進めて行ったが、帝国軍も一人一人が鍛えられた兵士である。
確実に倒していってはいるが、足を止められていた。
弥生が帝国軍の黒魔法使い達の、上級魔法をまともに浴びた時は血の気が引く思いだった。
いくらなんでも防ぎきれる数ではなかったからだ。
だが、爆煙が風で吹き飛ばされ、弥生が姿を見せた時、その体は光に包まれ全くの無傷だった時は、驚きで言葉を失ってしまった。
無事だった事はもちろん嬉しい。
しかし、あの光は魔法とは全く違うものだった。
嫌な感じはしなかった。悪い力ではないと思う。それでも俺がこれまで見た事もない不思議な力に、なにを言えばいいのか分からなかった。
弥生はそのまま上空の黒魔法使い達を瞬く間に仕留めると、俺に顔を向け、先に行くとその目で伝え飛んで行ってしまった。
あの時、気の利いた言葉の一つがなぜ言えなかった?
たった一人で敵地に突っ込んで行った妻に、あいまいな顔で頷くしかできなかったなんて・・・
「弥生!すぐに追いつく!だから無事でいてくれ!」
雷の指輪が光、パトリックは、カエストゥス軍に迫る帝国兵達を弾き飛ばした。
青魔法使いは結界で防ぐが、威力を殺しきれず一撃で結界を割られ、背中から地面に転ばされる。
「俺はカエストゥス軍指揮官!パトリック・ファーマーだ!命の惜しくないヤツはかかってこい!」
パトリックが声高々と叫ぶと、戦闘を繰り広げているカエストゥス軍も士気高く声を上げた。
帝国は数でカエストゥスを上回り、戦闘力でも引けを取らなかったが、最前線に立つパトリックの勇ましさと力強さに、互角の戦いを強いられていた。
「ほら・・・ほら・・・ほら・・・どうです?逃げられないでしょ?当然です。僕は絶対に外しませんからね。それに魔力だって十分にあるんです。あなたが死ぬまで何時間でも撃ち続けられるんです」
マイリスはその常人離れした感覚の鋭さで、弥生が被弾して飛ばされた方向を瞬時に捕らえ、寸分の狂いもなく真正面から魔法を直撃させていた。
その数はすでに二十発を超えている。
「はぁ・・・はぁ・・・マイリス様・・・申し訳ありません。私は魔力が切れました。次の者と、代わります」
「はい。ありがとうございました。あとはゆっくり休んでください。次の方、よろしくお願いします」
マイリスの背中に手を当てていた黒魔法使いの男性が、体力を全て使い切ったように息を切らし、ふらりと力の入らない足取りで後ろへ下がって行く。
次にマイリスの背中に手を当てたのは、十代後半くらいだろうか、マイリスより少しだけ年上に見える女性の黒魔法使いだった。
「マイリス様、次は私が魔力を送らせていただきます。マイリス様はお気兼ねなく、上級魔法を撃ち続けてください」
「はい・・・ありがとうございます。おそらく今、僕が戦っている敵を倒せば、我々帝国の勝ちでしょう。それほどこの敵は強いです」
「はい。マイリス様の上級黒魔法をこれだけ受けて、なぜまだ無事なのか・・・それだけで恐ろしい敵だという事は十分承知しております」
マイリスは黙って頷く。
こうして話している間も、弥生を狙う手は止めない。
一度も外す事無く撃ち続けるマイリスのその瞳は、この戦争に絶対に勝つと言う強固な意思で満ちていた。
・・・何発、受けただろうか・・・
この光に護られて、まだ決定的なダメージは受けていない・・・
けれど、体を吹き飛ばされる衝撃はかなりのものだ。何度も激しく体を揺さぶれ、骨が軋むような感覚さえ覚える。
直接爆発を受けていないとしても、このままではいずれ押し切られる。
爆発魔法を受けて吹き飛ばされる。体勢を戻そうとすると、次の瞬間にはまた攻撃を受けて吹き飛ばされる。これを延々と繰り返している。
恐ろしいのはこの魔法使いだ。
パトリックから聞いてはいたけど、2,000メートル先から、ピンポイントで対象に魔法をぶつけるという離れ業をやってのけている。
こんな事、きっとウィッカーでも、ブレンダン様でもできない。
唯一無二の天性のものだろう。
パトリックは、この魔法使いがこの戦場の核だと言っていた。
アタシも身を持って思い知った。間違いない。
こいつを倒せば、この戦場をとったと思っていいだろう。それほどの実力者だ。
そして何度目になったかも分からない爆発を受け、アタシはまた強い衝撃に体を飛ばされた。
「うあぁっ!」
全身にこれまで感じた事が無い程の強い痛みが走った。
光の防御はまだ生きている。爆発事態は防げた。しかし、その衝撃にアタシの体がいよいよ悲鳴を上げたようだ。
強い・・・こいつは、本当に強い・・・
おそらく、あと数発・・・あと数発でこの光も突破される・・・
アタシの体力の減少と共に、光もその輝きが弱まってきている。
どうする・・・
「弥生ーッツ!」
夫の、パトリックの声が聞こえた。
アタシの目の前に青く輝く光の壁が現れる。次の瞬間、光の壁にエネルギーの塊がぶつかり大爆発を起こした。
本来アタシが受けるはずだった爆発を、結界が護ってくれた。そしてこの結界は・・・
「・・・パトリック!」
体を起こし、地上に目を向ける。
ボロボロのローブ、頬や腕、あちこちから血を流している。
シルバーグレーの長い髪も、汗で額にへばりついていて、ここまで相当無理をして急いで駆け付けた事が分かった。
「弥生!俺がフォローする!俺に任せろ!」
力強いパトリックの言葉に、アタシは体の痛みを一瞬だけ忘れる事ができた。
パトリックがアタシを護ってくれる。
「さすが・・・アタシの旦那だね!」
ヤヨイ、ごめんね。あんたの旦那なんだけどね・・・まぁ、同じ弥生だし、このくらいは勘弁してよ・・・
体がすごく重い・・・足にも力が入らなくなってきている・・・もう光の力も長くは持たないのだろう。
この力は諸刃の剣だ。非常に強い力を一時的に得るけれど、代償に生命力を大きく削られる。
今更だが、使いどころを考えねばならない。
でも、この力が無ければ、アタシはあれだけの魔法に耐え切れなかった。
アタシは光の防御を解除した。
一秒でも温存したかった。次に光の力を使うのは、この遠距離野郎を倒す時だ。
風よ・・・アタシを導いて・・・
念じると、風がアタシの体を包み、風の導がアタシに進むべき道を教えてくれる。
アタシは残った力を振り絞り、空を駆けた。
「そうだ・・・行け、弥生・・・キミはその方がいい」
俺とペースを合わせて、少しづつ進んで行った方が、確実で安全だったろう。
だが、結婚して生活を共にし、剣士隊に訓練を付けているところ見て思った。
弥生はチームプレイ、共闘が苦手なようだ。
ヤヨイから生い立ちを聞いた事があったが、母親に厳しい教育を受け、子供の頃から友人らしい友人もいなく、一人でいる事が多かったようだ。
そういう環境で育ったからだろう。
単騎で好きに動く分には無類の強さを発揮するが、だれかに合わせて行動すると、人に合わせようとするあまり、途端に動きが悪くなる。
それに気づいた俺は、弥生と共闘する時は弥生には好きに動いてもらい、俺がフォローに徹しようと決めたのだ。
「さて、俺も旦那として良いところ見せないとな」
雷の指輪に魔力を込め、向かってくる帝国兵を倒しながら、俺も弥生の後を追い突き進んだ。
見える・・・
ハッキリと風の流れが見える。アタシがどう進めばいいか、風が教えてくれる。
前方で一瞬なにかが光った。魔法を放った時の光だ。
どういう仕組みなのか、物凄く速い。光ったと思ったらもう目の前まで迫っている。
だが、今なら躱せる。
風を感じ、風を読む、アタシに向かって放たれた敵意を持った力の流れを見極め避ける。
ジョルジュ・・・あんたの言う通りだね。
風が全てを教えてくれる。
右に左に、向かってくる破壊の魔法をアタシは全て紙一重で躱していった。
もう少しだ・・・あと少しで届く・・・アタシが、この戦いに終止符を打つ!
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