307 / 1,253
【306 土竜】
しおりを挟む
カエストゥスに数で勝る帝国だが、魔力の消費は数の力でカバーしきれない程に激しかった。
絶え間なく撃ち込まれる爆裂弾に、帝国の青魔法使いはただ結界を張り防御に徹するしかなかった。
「チッ、クソがっ!面倒くせぇ事してきやがるじゃねぇか、おいフルトン!お前の土竜で突破できるか?」
帝国軍二万人の最後尾に立つジャキル・ミラーは、苛立ちを隠さずに、隣に立つ、ステイフォン・フルトンに言葉をぶつけた。
「はい。私の土竜なら突破可能です。ですがミラー様もご存じの通り、土竜は一度使用すると、その威力に応じて次に使用できるまでに待機時間が発生します。これだけの爆裂弾を撃ち込んでくるには、おそらくヤツらは数百人、いやそれ以上の黒魔法使いが前線に出ているでしょう。それを潰す威力となると、二度目の使用までかなりの待機時間がかかりますが・・・よろしいですか?」
ステイフォン・フルトン。
帝国軍青魔法兵団・副団長の男である。
ミラーより少しだけ若いが、30歳を目前に控えている。
頭髪は坊主に近い程短く、顎のラインもスッキリとしているが、鼻の下には綺麗に整えられた髭がある。
ブロートン帝国の深紅のローブを纏っている。
フルトンは右手に黒い革手袋をはめると、左手で右手首を掴み、感触を確かめるように何度かぐるぐると回し、ミラーに許可を求めるように顔を向けた。
「切り札の一つをこうも序盤に切らされるとはな・・・しかし、このまま青魔法使いが魔力を使い果たすわけにもいかねぇだろ?かまわねぇから使え。だがな、どうせなら特大のをかましてやれ」
ミラーが顎で促すと、フルトンは、はい、と言葉少なく頷き前線に進み出て行った。
「フン、小癪な戦法を使いやがるが、フルトンの土竜をさばけるかな?」
前線に出て行くフルトンの背を見ながら、ミラーは笑った。
突然の地響きだった。
ビボルが第二部隊と第三部隊を入れ替えた直後、帝国側から強い振動が地面を伝い響いて来る。
隊を入れ替えた直後というタイミングの悪さもあった。
入れ替わる動作事態はスムーズだったが、腰を据え体制を整えきらない内に足元を揺さぶられ、前線に立った黒魔法使い達は、姿勢を保てずその場に倒される。
地震か!?兵士達が戸惑いの声を上げる中、ビボルは冷静に前だけを見ていた。
想定内だった。
爆裂弾だけで終わる程、たやすい相手の訳がない。
そしてこの爆裂弾が突破されるとすれば、上級黒魔法か、それに並ぶ魔道具。
いずれにしろ攻撃魔法の類だと予想を付けていた。
それが地震という攻撃だった事にはいささか驚かされたが、それでもビボルの次の一手に遅れ喫する程ではなかった。
「全員俺の後ろに下がれ!第三部隊は俺が合図をしたら中級魔法を叩きこめ!第一と第二は接近戦に備えろ!剣士隊は前線だ!」
この地震だけでは終わらない。
こちらの体制を崩したこの好機に、おそらく上級黒魔法を放ってくる。
そう予測したビボルは、正面を向いたまま声を張り上げると、両手を前に出し魔力を解き放った。
ビボルを中心に、カエストゥス側を青く光る結界が包み込む。
その直後だった。
いまだ濛々と爆風が治まらない帝国側から、突如大地を揺るがす巨大な破壊音が鳴り響いたかと思うと、大地が岩を噴き飛ばしながら、カエストゥス側へと突き進んできた。
「おいおい!なんだそりゃ!?地面を抉ってんのか!?」
ビボルが目を開き、驚きの言葉を上げる。
火魔法、氷魔法、風魔法、あらゆる攻撃魔法と、それに準ずる魔道具での攻撃を想定していたが、
大地を抉り、岩を吹き飛ばしながら突き進んでくる巨大な破壊のエネルギーには、目を見張らされた。
「ずいぶんでけぇじゃねぇか・・・だがなぁ!」
大地を抉り、土砂を巻き上げ、岩を吹き飛ばし向かってくる破壊のエネルギーが、ビボルの結界とぶつかりあう。
その衝撃は大気を震わせ、大地を割り、周囲の岩肌を削り取った。
「ぐっ、わ、私の土竜を止めただと!?」
フルトンは、絶対の自信を持って放った土竜が防がれた事に目を見開いていた。
右手にはめている黒い革手袋は、フルトンの魔道具・土竜である。
土竜には二段階の使い方がある。
第一段階は、地面に手を当て任意の方角の地面を揺さぶる事ができる。
直接ダメージを与えられる程の威力はないが、相手の体制を崩す事ができる。
第二段階で使用者の魔力を破壊のエネルギーに変え、地面を通して対象に向け解き放つ。
大地を大きく抉り、それによって吹き飛ばされた岩や土砂を見れば、そのエネルギーの凄まじさは分かろうものだった。
今回フルトンは、ミラーに言われた通り全力で土竜を放っていた。
並みの結界では止める事は不可能であり、まともに受ければカエストゥスの前線を壊滅させる程の威力を持っていた。
だが、それほどの威力を持ってしても、フルトンの放った土竜と、ビボルの結界のぶつかり合いは拮抗していた。
「うぬぅぅ・・・これ程の結界とは!」
歯を食いしばり、地面に当てた手に魔力を流し続ける。
土竜はその威力を維持し続けるが、ビボルの結界を破るにはわずかに力が足りなかった。
「・・・くっ、これ以上は魔力切れを起こしてしまう!ミラー様・・・申し訳ありません!」
土竜はその威力ゆえに、魔力の消費も激しい。
フルトンは、このままではビボルの結界は突破できないと判断し、魔力を全て切らしてしまう前に、土竜を止める事を選んだ。
戦いはまだ続く。ミラーの期待に応えられなかったとしても、ここで副団長の自分が魔力を切らすわけにはいかない。
「・・・私の全力で放った土竜だ・・・次弾を放てるようになるまで、60分はかかるだろう」
残りの魔力を温存し、次の土竜を撃てるまでは回復に徹する。
土竜を必要とする場面はもう一度来るはずだ。
屈辱を呑み込み、フルトンは退いた。
後方でフルトンの動きを見ていたジャキル・ミラーは、土竜を解いた事を好判断だと捉えた。
戦いはまだ始まったばかりだ。
一度止められたとて、土竜はその一撃で戦局をひっくり返す威力がある。
ここでフルトンが魔力切れを起こす訳にはいかない。
数は帝国が上回っている。
だが、敵は周到な準備で数の不利を補い、それを上回ろうという力を見せつけて来た。
「・・・フルトン、分かってるじゃねぇか。それでいい。土竜が必要な時は来る」
長期戦を見据え、ミラーはカエストゥスを鋭く見据えた。
絶え間なく撃ち込まれる爆裂弾に、帝国の青魔法使いはただ結界を張り防御に徹するしかなかった。
「チッ、クソがっ!面倒くせぇ事してきやがるじゃねぇか、おいフルトン!お前の土竜で突破できるか?」
帝国軍二万人の最後尾に立つジャキル・ミラーは、苛立ちを隠さずに、隣に立つ、ステイフォン・フルトンに言葉をぶつけた。
「はい。私の土竜なら突破可能です。ですがミラー様もご存じの通り、土竜は一度使用すると、その威力に応じて次に使用できるまでに待機時間が発生します。これだけの爆裂弾を撃ち込んでくるには、おそらくヤツらは数百人、いやそれ以上の黒魔法使いが前線に出ているでしょう。それを潰す威力となると、二度目の使用までかなりの待機時間がかかりますが・・・よろしいですか?」
ステイフォン・フルトン。
帝国軍青魔法兵団・副団長の男である。
ミラーより少しだけ若いが、30歳を目前に控えている。
頭髪は坊主に近い程短く、顎のラインもスッキリとしているが、鼻の下には綺麗に整えられた髭がある。
ブロートン帝国の深紅のローブを纏っている。
フルトンは右手に黒い革手袋をはめると、左手で右手首を掴み、感触を確かめるように何度かぐるぐると回し、ミラーに許可を求めるように顔を向けた。
「切り札の一つをこうも序盤に切らされるとはな・・・しかし、このまま青魔法使いが魔力を使い果たすわけにもいかねぇだろ?かまわねぇから使え。だがな、どうせなら特大のをかましてやれ」
ミラーが顎で促すと、フルトンは、はい、と言葉少なく頷き前線に進み出て行った。
「フン、小癪な戦法を使いやがるが、フルトンの土竜をさばけるかな?」
前線に出て行くフルトンの背を見ながら、ミラーは笑った。
突然の地響きだった。
ビボルが第二部隊と第三部隊を入れ替えた直後、帝国側から強い振動が地面を伝い響いて来る。
隊を入れ替えた直後というタイミングの悪さもあった。
入れ替わる動作事態はスムーズだったが、腰を据え体制を整えきらない内に足元を揺さぶられ、前線に立った黒魔法使い達は、姿勢を保てずその場に倒される。
地震か!?兵士達が戸惑いの声を上げる中、ビボルは冷静に前だけを見ていた。
想定内だった。
爆裂弾だけで終わる程、たやすい相手の訳がない。
そしてこの爆裂弾が突破されるとすれば、上級黒魔法か、それに並ぶ魔道具。
いずれにしろ攻撃魔法の類だと予想を付けていた。
それが地震という攻撃だった事にはいささか驚かされたが、それでもビボルの次の一手に遅れ喫する程ではなかった。
「全員俺の後ろに下がれ!第三部隊は俺が合図をしたら中級魔法を叩きこめ!第一と第二は接近戦に備えろ!剣士隊は前線だ!」
この地震だけでは終わらない。
こちらの体制を崩したこの好機に、おそらく上級黒魔法を放ってくる。
そう予測したビボルは、正面を向いたまま声を張り上げると、両手を前に出し魔力を解き放った。
ビボルを中心に、カエストゥス側を青く光る結界が包み込む。
その直後だった。
いまだ濛々と爆風が治まらない帝国側から、突如大地を揺るがす巨大な破壊音が鳴り響いたかと思うと、大地が岩を噴き飛ばしながら、カエストゥス側へと突き進んできた。
「おいおい!なんだそりゃ!?地面を抉ってんのか!?」
ビボルが目を開き、驚きの言葉を上げる。
火魔法、氷魔法、風魔法、あらゆる攻撃魔法と、それに準ずる魔道具での攻撃を想定していたが、
大地を抉り、岩を吹き飛ばしながら突き進んでくる巨大な破壊のエネルギーには、目を見張らされた。
「ずいぶんでけぇじゃねぇか・・・だがなぁ!」
大地を抉り、土砂を巻き上げ、岩を吹き飛ばし向かってくる破壊のエネルギーが、ビボルの結界とぶつかりあう。
その衝撃は大気を震わせ、大地を割り、周囲の岩肌を削り取った。
「ぐっ、わ、私の土竜を止めただと!?」
フルトンは、絶対の自信を持って放った土竜が防がれた事に目を見開いていた。
右手にはめている黒い革手袋は、フルトンの魔道具・土竜である。
土竜には二段階の使い方がある。
第一段階は、地面に手を当て任意の方角の地面を揺さぶる事ができる。
直接ダメージを与えられる程の威力はないが、相手の体制を崩す事ができる。
第二段階で使用者の魔力を破壊のエネルギーに変え、地面を通して対象に向け解き放つ。
大地を大きく抉り、それによって吹き飛ばされた岩や土砂を見れば、そのエネルギーの凄まじさは分かろうものだった。
今回フルトンは、ミラーに言われた通り全力で土竜を放っていた。
並みの結界では止める事は不可能であり、まともに受ければカエストゥスの前線を壊滅させる程の威力を持っていた。
だが、それほどの威力を持ってしても、フルトンの放った土竜と、ビボルの結界のぶつかり合いは拮抗していた。
「うぬぅぅ・・・これ程の結界とは!」
歯を食いしばり、地面に当てた手に魔力を流し続ける。
土竜はその威力を維持し続けるが、ビボルの結界を破るにはわずかに力が足りなかった。
「・・・くっ、これ以上は魔力切れを起こしてしまう!ミラー様・・・申し訳ありません!」
土竜はその威力ゆえに、魔力の消費も激しい。
フルトンは、このままではビボルの結界は突破できないと判断し、魔力を全て切らしてしまう前に、土竜を止める事を選んだ。
戦いはまだ続く。ミラーの期待に応えられなかったとしても、ここで副団長の自分が魔力を切らすわけにはいかない。
「・・・私の全力で放った土竜だ・・・次弾を放てるようになるまで、60分はかかるだろう」
残りの魔力を温存し、次の土竜を撃てるまでは回復に徹する。
土竜を必要とする場面はもう一度来るはずだ。
屈辱を呑み込み、フルトンは退いた。
後方でフルトンの動きを見ていたジャキル・ミラーは、土竜を解いた事を好判断だと捉えた。
戦いはまだ始まったばかりだ。
一度止められたとて、土竜はその一撃で戦局をひっくり返す威力がある。
ここでフルトンが魔力切れを起こす訳にはいかない。
数は帝国が上回っている。
だが、敵は周到な準備で数の不利を補い、それを上回ろうという力を見せつけて来た。
「・・・フルトン、分かってるじゃねぇか。それでいい。土竜が必要な時は来る」
長期戦を見据え、ミラーはカエストゥスを鋭く見据えた。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる