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【281 王位継承の儀 ⑭】
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マルコの作った新魔法リターン。
探索魔法のサーチからヒントを得て、マルコが民の生活の中で役に立てばと作った青魔法である。
「落とし物を持ち主に返す事に使えれば・・・そんな普段の生活の中で役立てばと思い作った魔法が、まさかこんな事に使う事になろうとは・・・」
ジャキル・ミラーを見るマルコの目には、怒りと同じくらい悲しみの色も強く映っていた。
「・・・物に残る極微量の魔力の残り香、あるいは汗や匂い、そういったものを辿り引き合わせる・・・そのリターンとか言う魔法の原理は、そういうところですかな?」
ミラーは足元に落ちたナイフを、ゆっくりとかがんで拾い上げると、興味深そうに眺めながらマルコに言葉をかけた。
「・・・たった一回見ただけで、そこまで理解するとは、さすがブロートン帝国の青魔法兵団団長というところでしょうか・・・それで、認めますね?」
マルコはミラーを指していた手を下ろしたが、その目はミラーに鋭く向けたままである。
ラシーン・ハメイドを殺害したかという問いに、すぐには答えず、ミラーは前に立つ皇帝に目を向ける。
背中に当たる視線に気づいたのかは分からない。
だが皇帝は、ミラーに許可を与えるかのように、背中を向けたままわずかに頷いた。
マルコの新魔法を一目見て、言い逃れはできないと悟ったのであろう。
「・・・そうだ。ブレンダンが考えた通り、俺が変身してラシーンを刺し殺した」
ミラーの薄ら笑いに、マルコは心が冷たく凍っていくのを感じた。
「貴様!絶対に許さ・・・!?」
マルコが怒りにまかせ前に歩を進めようとすると、後ろから肩を掴まれる。
振り返ると、仮面の男が黙ってマルコを引き留めていた。仮面から覗くその目には、静かだがハッキリと怒りの炎が見える。
「あぁ、継承の儀の時にも護衛に付いていた仮面の者か。誰だか知らんが、俺とやり合う気・・・」
ラシーンの殺害を認めた事で、ミラーは取り繕う必要も無くなり、露骨にふてぶてしい態度を見せたが、仮面の男の発する殺気に、大きく後ろに飛び退いた。
そしてそれは皇帝とクラレッサを除く、他の護衛達も同様であった。
直接殺気をぶつけられたミラー程ではないが、セシリア・シールズをもってしても、後退こそしなかったが、両腕を盾に、顔や体を守る体制をとっていた。
「はぁっ!・・・はぁっ・・・くそ!なんだそいつは!?これほどの殺気を・・・」
ミラーが息を切らしながら仮面の男を睨みつける。
その目には、明らかな恐れの感情が見えた。
仮面を付けたその男は、180cm程の長身に、目元だけを隠せる簡易的な白い仮面を付け、深緑色のカエストゥス国の黒魔法使いのローブに身を包み、王宮仕えの紋章が刺繍されたエンブレムを胸に付けている。
ジャキル・ミラーは大陸一の軍事国家、ブロートン帝国の青魔法兵団の団長として、万を超える青魔王兵を従えている。
そしてその魔力は、ブレンダン・ランデルにも引けを取らない程だったが、それほどの実力者ゆえにたった一度、殺気を浴びせられただけで分かった。
この仮面の男は、自分では推し量れない程の魔力を持っていると。
「・・・ほう、式場で感じた通り、やはり大した魔力だ。余とクラレッサ・・・あとはセシリアくらいか、踏みとどまれたのは。しかもまだ本気ではなさそうだ。これほどの魔力を持っている者は、余は一人しか思い当たらんな。バッタ以降、城には一切入っていないと聞いていたが・・・どういう風の吹き回しかな?タジーム・ハメイド王子」
皇帝の目は、仮面の奥のタジームの目を真っ直ぐにとらえ、見据えていた。
タジームは、ゆっくりと仮面に手をかけ外す。
「これはこれは、仮面を外されたという事は、あなたがそうであると認識してよろしいな?お初にお目にかかる。余はブロートン帝国皇帝ローランド・ライアン。お見知り置きを」
皇帝はうやうやしく胸に手を当て一礼をすると、タジームにも言葉を促すように、右手をタジームに差し向ける。
「・・・俺はもう王子ではない。ただのタジームだ」
「ほぅ、では王子でなくなったキミが、なぜこの場にいるのかね?聞けば城ではずいぶんと冷たい待遇だったそうではないか?」
皇帝は両手を胸の高さに上げ、軽く肩をすくめて見せた。
「マルコは俺の弟だ、弟を護るために決まっているだろう」
「・・・ふむ、こちらに入っている情報とはずいぶん違うな?バッタの時は、しかたないからという態度だったそうではないか?城を出て孤児院に移り住み、変わったという事か・・・」
皇帝は、タジームの存在は知っていたが、会う事は初めてだった。
カエストゥスに入らせた帝国の間者の報告で聞いていたが、タジームは父ラシーンとの関係が悪く、13歳の時には城を出て完全にブレンダンの孤児院に移り住んだ。
それ以降、大臣がロペスに代わり、入国審査が厳しくなった事から、ベン・フィングの時代のように容易に間者を送り込めなくなったため、あまり情報が得られていなかった。
だがこの6年間、タジームがラシーンとの関係を修復できたという話しも聞こえて来る事はなかったため、タジームはもはや城との関係は一切無くなったと思っていた。
だが、マルコの前に立つタジームを目にし、皇帝は認識をあらためた。
「どうやらキミは、王族のしがらみとは関係無しに、純粋に兄として弟のために我々と戦う覚悟があるようだ・・・・・なるほど、これは驚異だ」
皇帝の体から魔力が滲み出てきた。
直接ぶつけられたわけではないが、セシリア・シールズでさえ守勢をとらざるをえなかったタジームの殺気を、涼しい顔で受け流した皇帝の魔力は、体から滲み出ているだけでもカエストゥス側にプレッシャーを与えるには十分だった。
「くっ!これが、皇帝の魔力か・・・」
皇帝は黒魔法使い。同じ黒魔法使いのウィッカーは、魔力で判断する事ができた。
だが、皇帝からにじみ出る魔力は、まだまだ全力ではないにも関わらず、ウィッカーにさえプレッシャーを感じさせる程のものだった。
ウィッカーはこの時点で察した。
皇帝の相手をできるとすれば、魔空の枝を持ったブレンダン、そしてタジーム・ハメイドしかいないと。
タジーム・ハメイドを除けば、大陸一の黒魔法使いとさえ言われたウィッカーだが、皇帝はその自分を凌ぐ程の魔力を秘めていた。
「・・・師匠」
「分かっておる。ワシはクラレッサから目を離せん。皇帝は王子にまかせるしかない。ウィッカー、お主はミラーじゃ、目の前の相手から意識を逸らしてはならん。あやつもワシ並みの魔力はあろう。油断するでない」
「・・・はい」
ブレンダンの言葉に、ウィッカーは気を引き締め直し、ジャキル・ミラーにだけ集中した。
皇帝の魔力には驚かされたが、タジーム・ハメイドに託すしかない。
だが、見方を変えれば、帝国はタジームの相手を皇帝しかできないのだ。
タジームは皇帝を、ブレンダンはクラレッサを。
そしてそれぞれに相手がいる事を考えた時、帝国は皇帝を入れて8人だが、カエストゥスはマルコも含めれば12人。人数的にはカエストゥスが有利であった。
そして、そう長い時間ではないが、いよいよお互いに睨み合うしかできなくなり、どちらも動く事ができずにいた。
「・・・皇帝、一つ聞きたい」
タジームの後ろから、マルコが声をかけた。
「・・・なんだ?」
皇帝がタジームと睨み合ったまま短く言葉を返した。
「お前達帝国が、我が国を属国にしたがっている事は知っている。そのためにこれまで我が国にしてきた侵略行為もな。だが、なぜ私ではなく父を殺した?王位継承の儀で新国王となった私を殺した方が、これからを考えれば都合が良かったのではないか?父を殺して何になる?」
「・・・勘違いしているようだな」
皇帝は軽く鼻をならすと、意識はタジームに向けたまま、少しだけマルコに目を向けた。
「勘違いだと?」
「そうだ、ラシーンだけではない・・・マルコ、貴様とラシーン、両者とも殺す気だったのだ。だが、継承の儀で貴様についた仮面の男、タジーム・ハメイドを目にした時、その内に巨大な魔力を感じ、やり合う危険性を感じてラシーンだけに標的を絞ったのだよ。まさかタジーム・ハメイドだとは予想しなかったが、納得だ」
「なぜだ!なぜ父上を!?退位してこれからは心穏やかに余生を送るだけだったのに!」
感情をむき出しに叫ぶマルコに、皇帝は眉一つ動かさず言い放った。
「戦争とはそういうものだ。そう、これはすでに戦争なのだよ。退位しても前国王だ。依然権力者だ。万一貴様の身になにか起これば、暫定的にでも国王に復帰するかもしれん。まぁ、今のところ国政は大臣が担っているようだが、それでもだ・・・血は絶たねばならんのだよ」
「・・・戦争だと?」
マルコが言葉の真意を確かめるように口にすると、皇帝は憐れむような笑みを見せた。
「まだ理解できていないのかね?前国王を殺害した我々帝国とは、戦争をするしかなかろう?」
探索魔法のサーチからヒントを得て、マルコが民の生活の中で役に立てばと作った青魔法である。
「落とし物を持ち主に返す事に使えれば・・・そんな普段の生活の中で役立てばと思い作った魔法が、まさかこんな事に使う事になろうとは・・・」
ジャキル・ミラーを見るマルコの目には、怒りと同じくらい悲しみの色も強く映っていた。
「・・・物に残る極微量の魔力の残り香、あるいは汗や匂い、そういったものを辿り引き合わせる・・・そのリターンとか言う魔法の原理は、そういうところですかな?」
ミラーは足元に落ちたナイフを、ゆっくりとかがんで拾い上げると、興味深そうに眺めながらマルコに言葉をかけた。
「・・・たった一回見ただけで、そこまで理解するとは、さすがブロートン帝国の青魔法兵団団長というところでしょうか・・・それで、認めますね?」
マルコはミラーを指していた手を下ろしたが、その目はミラーに鋭く向けたままである。
ラシーン・ハメイドを殺害したかという問いに、すぐには答えず、ミラーは前に立つ皇帝に目を向ける。
背中に当たる視線に気づいたのかは分からない。
だが皇帝は、ミラーに許可を与えるかのように、背中を向けたままわずかに頷いた。
マルコの新魔法を一目見て、言い逃れはできないと悟ったのであろう。
「・・・そうだ。ブレンダンが考えた通り、俺が変身してラシーンを刺し殺した」
ミラーの薄ら笑いに、マルコは心が冷たく凍っていくのを感じた。
「貴様!絶対に許さ・・・!?」
マルコが怒りにまかせ前に歩を進めようとすると、後ろから肩を掴まれる。
振り返ると、仮面の男が黙ってマルコを引き留めていた。仮面から覗くその目には、静かだがハッキリと怒りの炎が見える。
「あぁ、継承の儀の時にも護衛に付いていた仮面の者か。誰だか知らんが、俺とやり合う気・・・」
ラシーンの殺害を認めた事で、ミラーは取り繕う必要も無くなり、露骨にふてぶてしい態度を見せたが、仮面の男の発する殺気に、大きく後ろに飛び退いた。
そしてそれは皇帝とクラレッサを除く、他の護衛達も同様であった。
直接殺気をぶつけられたミラー程ではないが、セシリア・シールズをもってしても、後退こそしなかったが、両腕を盾に、顔や体を守る体制をとっていた。
「はぁっ!・・・はぁっ・・・くそ!なんだそいつは!?これほどの殺気を・・・」
ミラーが息を切らしながら仮面の男を睨みつける。
その目には、明らかな恐れの感情が見えた。
仮面を付けたその男は、180cm程の長身に、目元だけを隠せる簡易的な白い仮面を付け、深緑色のカエストゥス国の黒魔法使いのローブに身を包み、王宮仕えの紋章が刺繍されたエンブレムを胸に付けている。
ジャキル・ミラーは大陸一の軍事国家、ブロートン帝国の青魔法兵団の団長として、万を超える青魔王兵を従えている。
そしてその魔力は、ブレンダン・ランデルにも引けを取らない程だったが、それほどの実力者ゆえにたった一度、殺気を浴びせられただけで分かった。
この仮面の男は、自分では推し量れない程の魔力を持っていると。
「・・・ほう、式場で感じた通り、やはり大した魔力だ。余とクラレッサ・・・あとはセシリアくらいか、踏みとどまれたのは。しかもまだ本気ではなさそうだ。これほどの魔力を持っている者は、余は一人しか思い当たらんな。バッタ以降、城には一切入っていないと聞いていたが・・・どういう風の吹き回しかな?タジーム・ハメイド王子」
皇帝の目は、仮面の奥のタジームの目を真っ直ぐにとらえ、見据えていた。
タジームは、ゆっくりと仮面に手をかけ外す。
「これはこれは、仮面を外されたという事は、あなたがそうであると認識してよろしいな?お初にお目にかかる。余はブロートン帝国皇帝ローランド・ライアン。お見知り置きを」
皇帝はうやうやしく胸に手を当て一礼をすると、タジームにも言葉を促すように、右手をタジームに差し向ける。
「・・・俺はもう王子ではない。ただのタジームだ」
「ほぅ、では王子でなくなったキミが、なぜこの場にいるのかね?聞けば城ではずいぶんと冷たい待遇だったそうではないか?」
皇帝は両手を胸の高さに上げ、軽く肩をすくめて見せた。
「マルコは俺の弟だ、弟を護るために決まっているだろう」
「・・・ふむ、こちらに入っている情報とはずいぶん違うな?バッタの時は、しかたないからという態度だったそうではないか?城を出て孤児院に移り住み、変わったという事か・・・」
皇帝は、タジームの存在は知っていたが、会う事は初めてだった。
カエストゥスに入らせた帝国の間者の報告で聞いていたが、タジームは父ラシーンとの関係が悪く、13歳の時には城を出て完全にブレンダンの孤児院に移り住んだ。
それ以降、大臣がロペスに代わり、入国審査が厳しくなった事から、ベン・フィングの時代のように容易に間者を送り込めなくなったため、あまり情報が得られていなかった。
だがこの6年間、タジームがラシーンとの関係を修復できたという話しも聞こえて来る事はなかったため、タジームはもはや城との関係は一切無くなったと思っていた。
だが、マルコの前に立つタジームを目にし、皇帝は認識をあらためた。
「どうやらキミは、王族のしがらみとは関係無しに、純粋に兄として弟のために我々と戦う覚悟があるようだ・・・・・なるほど、これは驚異だ」
皇帝の体から魔力が滲み出てきた。
直接ぶつけられたわけではないが、セシリア・シールズでさえ守勢をとらざるをえなかったタジームの殺気を、涼しい顔で受け流した皇帝の魔力は、体から滲み出ているだけでもカエストゥス側にプレッシャーを与えるには十分だった。
「くっ!これが、皇帝の魔力か・・・」
皇帝は黒魔法使い。同じ黒魔法使いのウィッカーは、魔力で判断する事ができた。
だが、皇帝からにじみ出る魔力は、まだまだ全力ではないにも関わらず、ウィッカーにさえプレッシャーを感じさせる程のものだった。
ウィッカーはこの時点で察した。
皇帝の相手をできるとすれば、魔空の枝を持ったブレンダン、そしてタジーム・ハメイドしかいないと。
タジーム・ハメイドを除けば、大陸一の黒魔法使いとさえ言われたウィッカーだが、皇帝はその自分を凌ぐ程の魔力を秘めていた。
「・・・師匠」
「分かっておる。ワシはクラレッサから目を離せん。皇帝は王子にまかせるしかない。ウィッカー、お主はミラーじゃ、目の前の相手から意識を逸らしてはならん。あやつもワシ並みの魔力はあろう。油断するでない」
「・・・はい」
ブレンダンの言葉に、ウィッカーは気を引き締め直し、ジャキル・ミラーにだけ集中した。
皇帝の魔力には驚かされたが、タジーム・ハメイドに託すしかない。
だが、見方を変えれば、帝国はタジームの相手を皇帝しかできないのだ。
タジームは皇帝を、ブレンダンはクラレッサを。
そしてそれぞれに相手がいる事を考えた時、帝国は皇帝を入れて8人だが、カエストゥスはマルコも含めれば12人。人数的にはカエストゥスが有利であった。
そして、そう長い時間ではないが、いよいよお互いに睨み合うしかできなくなり、どちらも動く事ができずにいた。
「・・・皇帝、一つ聞きたい」
タジームの後ろから、マルコが声をかけた。
「・・・なんだ?」
皇帝がタジームと睨み合ったまま短く言葉を返した。
「お前達帝国が、我が国を属国にしたがっている事は知っている。そのためにこれまで我が国にしてきた侵略行為もな。だが、なぜ私ではなく父を殺した?王位継承の儀で新国王となった私を殺した方が、これからを考えれば都合が良かったのではないか?父を殺して何になる?」
「・・・勘違いしているようだな」
皇帝は軽く鼻をならすと、意識はタジームに向けたまま、少しだけマルコに目を向けた。
「勘違いだと?」
「そうだ、ラシーンだけではない・・・マルコ、貴様とラシーン、両者とも殺す気だったのだ。だが、継承の儀で貴様についた仮面の男、タジーム・ハメイドを目にした時、その内に巨大な魔力を感じ、やり合う危険性を感じてラシーンだけに標的を絞ったのだよ。まさかタジーム・ハメイドだとは予想しなかったが、納得だ」
「なぜだ!なぜ父上を!?退位してこれからは心穏やかに余生を送るだけだったのに!」
感情をむき出しに叫ぶマルコに、皇帝は眉一つ動かさず言い放った。
「戦争とはそういうものだ。そう、これはすでに戦争なのだよ。退位しても前国王だ。依然権力者だ。万一貴様の身になにか起これば、暫定的にでも国王に復帰するかもしれん。まぁ、今のところ国政は大臣が担っているようだが、それでもだ・・・血は絶たねばならんのだよ」
「・・・戦争だと?」
マルコが言葉の真意を確かめるように口にすると、皇帝は憐れむような笑みを見せた。
「まだ理解できていないのかね?前国王を殺害した我々帝国とは、戦争をするしかなかろう?」
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