279 / 1,253
【278 王位継承の儀 ⑪】
しおりを挟む
あまりにブレンダンの知る常識とかけ離れた行動だった。
自分の魔道具を明かすまでは分かる。
だが、なぜ親しい友に挨拶でもするかのような気楽さで、敵に魔道具を見せに来れる?
そもそも会話も成立しているかのようで、成立していない。
クラレッサは自分の答えたいものにだけ答えているだけだ。
そこにブレンダンの知りたい答えや、疑問の解消はあってもなくてもどうでもいいのだ。
ブレンダンの頬を、冷たい汗が伝い滴り落ちる。
「お、お主、今がどういう状況か分かっておるのか?ワシは敵じゃぞ?無防備にここまで近寄って、攻撃されると思わんのか?」
「うふふ・・・この御霊の目は、元は水晶だったんですよ。それは綺麗な綺麗な、とっても綺麗な水晶だったんです。最初の持ち主は宝石商の男性だったそうです。とても裕福でしたが、悪い事も沢山していたそうで、ある朝、自分のお店で死体となっているところを発見されたそうです。
夜の間に強盗でも侵入したのでしょう。高価な宝石は根こそぎ盗まれていたそうです・・・でも、この水晶だけは残っていて、亡くなった店主をずっと見ていたそうです」
「な、なにを言っておる?」
「次の持ち主は貧しい兵士でした。あるお屋敷の門番だったそうですが、お給金は自分一人が食べていくだけで精一杯。ですが、思いを寄せる女性に気持ちを伝えるため、食事を減らしてまでお金を貯めてこの水晶を購入したそうです。うふふ・・・普通は指輪やネックレスですよね?
でも、この水晶の魅力なのでしょうね・・・兵士はこの水晶なら、そう思って何ヶ月もかかってやっと購入したそうです。
そして兵士は愛する女性に交際を申し込みました。結果、思いは実り二人は交際を始めました。
月日は流れ、二人は結婚をします。貧しくても幸せな結婚生活でした。
ですが・・・貧しすぎたのですね・・・大人二人でしたら我慢できた事も、子供が産まれるとどうしてもお金がかかってしまいます。
ある日、妻となった女性は、あの水晶を売ってしまうのです・・・・・・子供の食費すらままならなかったのですね。その夜帰宅した兵士の夫は妻との口論の中、激情し妻を刺し殺してしまうのです。
なんでそのくらいで殺すか疑問ですか?日々の些細な衝突の蓄積ですね。それが爆発してしまったのです。
そして真夜中にも関わらず、赤子を抱いて売られた水晶を取り返しに行くのです。
妻を殺してしまった事で自暴自棄になってしまったのかもしれません。
男性は力ずくで水晶を取り返すと、満足そうに微笑んだ後、喉を斬り裂き自害してしまうのです。
水晶は泣きさけぶ赤子と共に、男性の死体を見ていたそうです」
「い、いったい・・・お主は・・・」
「三番目の持ち主は普通の女性でした。でも、ちょっとだけ人より好奇心が強かったのです。
二人の持ち主が続けて物騒な死に方をしたせいで、水晶は少し有名になってしまいました。不吉な水晶として・・・それを面白いと思ってしまった事が、彼女の不幸の始まりです。水晶を手に入れた女性の身内が次々と不自然な死をとげるのです。
泳ぎの得意な兄妹が溺れ死に、風邪一つひいた事のない父が急な高熱で意識を不明になり死亡する。
そうして家族を失い、親戚を失い、友も失った女性は、水晶の呪いと考えます。
女性は水晶を捨てました。これで不幸は終わる。そう考えたのです。
ですが、水晶は戻ってきました。川に捨てようが、土に埋めようが、翌日には必ず女性の元に戻ってくるのです。壊せばいい?はい、もちろん女性は試しました・・・でも駄目だったんです。
力いっぱいハンマーで叩きつけても傷一つ付かなかったのです。
捨てても戻ってきて、壊す事のできない水晶に、女性は追い詰められたのですね・・・自宅で首を吊りました。もちろん水晶は見ていました。縄が女性の首を絞め、その命を奪う瞬間を」
ブレンダンの困惑にも気付いているのか、気付いていても関係ないのか、クラレッサはつらつらと淀みなく、自分の右目におさめていた御霊の目の歴史について話し続けた。
話している間、ずっとブレンダンの目を見続けて、一切逸らす事はしなかった。
「四番目の・・・」
「クラレッサ、そこまでだ」
いつの間にかクラレッサの後ろに現れた男は、クラレッサの兄、テレンス・アリームだった。
妹と同じ白い髪と黒い瞳、感情を見せない抑揚の無い口調で、ブレンダンに話しかけるクラレッサを諫めた。
「・・・兄様、こちらのおじいさんが、私と同じ霊力を持っているのです。魔道具を見せていただきましたので、お返しに私の御霊の目を見ていただいてました」
振り返ったクラレッサの右目が黒い空洞になっている事を目にし、テレンスの表情が僅かに曇った。
「クラレッサ・・・それは外して駄目だ」
テレンスはクラレッサの右手に乗る御霊の目をそっと手にすると、そのままクラレッサの頬に左手を添え、クラレッサの空洞になっている右目の穴に、御霊の目を埋め込んだ。
クラレッサがテレンスの呼びかけで、ブレンダンから一歩距離を空けたとき、ブレンダンもまた一歩後ずさり距離を取っていた。
・・・いったいこの娘は何者じゃ?ワシの知っているどの子供とも違う。話が通じん。
・・・じゃが、一つだけはっきり分かった。この娘は心が壊れかけておる。危うい精神状態じゃ。
なにか一つ狂えばそれで心が崩壊するような、ギリギリの崖っぷちに立っているのかもしれん。
「師匠!」
ブレンダンがクラレッサを考察していると、気を失った兵士を避難させたウィッカーが、走り戻って来た。
「・・・そいつは」
ウィッカーがクラレッサと話すテレンスに気が付き、攻撃態勢に入ると、ブレンダンは右手を軽くウィッカーの体の前に出し静止をかけた。
「待つんじゃ・・・」
「師匠?」
困惑の混じるブレンダンの表情に、ウィッカーも何かを感じ取り構えた手を下した。
ブレンダンの視線の先で、妹を気遣うように、頬を撫でるテレンス。
目を閉じそのテレンスに頬を撫でられ、安心したように頬を緩ませているクラレッサ。
その二人を目にし、ウィッカーもまた眉を寄せ怪訝な表情をして見せた。
「師匠、あれは・・・なんですか?」
「分からん・・・分からんが、今あの二人を攻撃せんでいい・・・」
ブレンダンの言葉に、ウィッカーも黙って頷いた。
ウィッカー自身、目の前の状況に戸惑っていた。つい数分前、自分達に攻撃をしかけた女と同一人物とは思えなかった。
ほんの一場面だが、兄と妹、その深い絆を感じる事ができる。
「・・・はい」
ここだけを見れば、どこにでもいる普通の兄妹だ。
ならば、なぜこの二人が帝国の団長になっている?
なぜクラレッサは、悪霊なんて呪われた力を持っている?
一度その考えが頭に浮かぶと、消す事ができなかった。
自分の魔道具を明かすまでは分かる。
だが、なぜ親しい友に挨拶でもするかのような気楽さで、敵に魔道具を見せに来れる?
そもそも会話も成立しているかのようで、成立していない。
クラレッサは自分の答えたいものにだけ答えているだけだ。
そこにブレンダンの知りたい答えや、疑問の解消はあってもなくてもどうでもいいのだ。
ブレンダンの頬を、冷たい汗が伝い滴り落ちる。
「お、お主、今がどういう状況か分かっておるのか?ワシは敵じゃぞ?無防備にここまで近寄って、攻撃されると思わんのか?」
「うふふ・・・この御霊の目は、元は水晶だったんですよ。それは綺麗な綺麗な、とっても綺麗な水晶だったんです。最初の持ち主は宝石商の男性だったそうです。とても裕福でしたが、悪い事も沢山していたそうで、ある朝、自分のお店で死体となっているところを発見されたそうです。
夜の間に強盗でも侵入したのでしょう。高価な宝石は根こそぎ盗まれていたそうです・・・でも、この水晶だけは残っていて、亡くなった店主をずっと見ていたそうです」
「な、なにを言っておる?」
「次の持ち主は貧しい兵士でした。あるお屋敷の門番だったそうですが、お給金は自分一人が食べていくだけで精一杯。ですが、思いを寄せる女性に気持ちを伝えるため、食事を減らしてまでお金を貯めてこの水晶を購入したそうです。うふふ・・・普通は指輪やネックレスですよね?
でも、この水晶の魅力なのでしょうね・・・兵士はこの水晶なら、そう思って何ヶ月もかかってやっと購入したそうです。
そして兵士は愛する女性に交際を申し込みました。結果、思いは実り二人は交際を始めました。
月日は流れ、二人は結婚をします。貧しくても幸せな結婚生活でした。
ですが・・・貧しすぎたのですね・・・大人二人でしたら我慢できた事も、子供が産まれるとどうしてもお金がかかってしまいます。
ある日、妻となった女性は、あの水晶を売ってしまうのです・・・・・・子供の食費すらままならなかったのですね。その夜帰宅した兵士の夫は妻との口論の中、激情し妻を刺し殺してしまうのです。
なんでそのくらいで殺すか疑問ですか?日々の些細な衝突の蓄積ですね。それが爆発してしまったのです。
そして真夜中にも関わらず、赤子を抱いて売られた水晶を取り返しに行くのです。
妻を殺してしまった事で自暴自棄になってしまったのかもしれません。
男性は力ずくで水晶を取り返すと、満足そうに微笑んだ後、喉を斬り裂き自害してしまうのです。
水晶は泣きさけぶ赤子と共に、男性の死体を見ていたそうです」
「い、いったい・・・お主は・・・」
「三番目の持ち主は普通の女性でした。でも、ちょっとだけ人より好奇心が強かったのです。
二人の持ち主が続けて物騒な死に方をしたせいで、水晶は少し有名になってしまいました。不吉な水晶として・・・それを面白いと思ってしまった事が、彼女の不幸の始まりです。水晶を手に入れた女性の身内が次々と不自然な死をとげるのです。
泳ぎの得意な兄妹が溺れ死に、風邪一つひいた事のない父が急な高熱で意識を不明になり死亡する。
そうして家族を失い、親戚を失い、友も失った女性は、水晶の呪いと考えます。
女性は水晶を捨てました。これで不幸は終わる。そう考えたのです。
ですが、水晶は戻ってきました。川に捨てようが、土に埋めようが、翌日には必ず女性の元に戻ってくるのです。壊せばいい?はい、もちろん女性は試しました・・・でも駄目だったんです。
力いっぱいハンマーで叩きつけても傷一つ付かなかったのです。
捨てても戻ってきて、壊す事のできない水晶に、女性は追い詰められたのですね・・・自宅で首を吊りました。もちろん水晶は見ていました。縄が女性の首を絞め、その命を奪う瞬間を」
ブレンダンの困惑にも気付いているのか、気付いていても関係ないのか、クラレッサはつらつらと淀みなく、自分の右目におさめていた御霊の目の歴史について話し続けた。
話している間、ずっとブレンダンの目を見続けて、一切逸らす事はしなかった。
「四番目の・・・」
「クラレッサ、そこまでだ」
いつの間にかクラレッサの後ろに現れた男は、クラレッサの兄、テレンス・アリームだった。
妹と同じ白い髪と黒い瞳、感情を見せない抑揚の無い口調で、ブレンダンに話しかけるクラレッサを諫めた。
「・・・兄様、こちらのおじいさんが、私と同じ霊力を持っているのです。魔道具を見せていただきましたので、お返しに私の御霊の目を見ていただいてました」
振り返ったクラレッサの右目が黒い空洞になっている事を目にし、テレンスの表情が僅かに曇った。
「クラレッサ・・・それは外して駄目だ」
テレンスはクラレッサの右手に乗る御霊の目をそっと手にすると、そのままクラレッサの頬に左手を添え、クラレッサの空洞になっている右目の穴に、御霊の目を埋め込んだ。
クラレッサがテレンスの呼びかけで、ブレンダンから一歩距離を空けたとき、ブレンダンもまた一歩後ずさり距離を取っていた。
・・・いったいこの娘は何者じゃ?ワシの知っているどの子供とも違う。話が通じん。
・・・じゃが、一つだけはっきり分かった。この娘は心が壊れかけておる。危うい精神状態じゃ。
なにか一つ狂えばそれで心が崩壊するような、ギリギリの崖っぷちに立っているのかもしれん。
「師匠!」
ブレンダンがクラレッサを考察していると、気を失った兵士を避難させたウィッカーが、走り戻って来た。
「・・・そいつは」
ウィッカーがクラレッサと話すテレンスに気が付き、攻撃態勢に入ると、ブレンダンは右手を軽くウィッカーの体の前に出し静止をかけた。
「待つんじゃ・・・」
「師匠?」
困惑の混じるブレンダンの表情に、ウィッカーも何かを感じ取り構えた手を下した。
ブレンダンの視線の先で、妹を気遣うように、頬を撫でるテレンス。
目を閉じそのテレンスに頬を撫でられ、安心したように頬を緩ませているクラレッサ。
その二人を目にし、ウィッカーもまた眉を寄せ怪訝な表情をして見せた。
「師匠、あれは・・・なんですか?」
「分からん・・・分からんが、今あの二人を攻撃せんでいい・・・」
ブレンダンの言葉に、ウィッカーも黙って頷いた。
ウィッカー自身、目の前の状況に戸惑っていた。つい数分前、自分達に攻撃をしかけた女と同一人物とは思えなかった。
ほんの一場面だが、兄と妹、その深い絆を感じる事ができる。
「・・・はい」
ここだけを見れば、どこにでもいる普通の兄妹だ。
ならば、なぜこの二人が帝国の団長になっている?
なぜクラレッサは、悪霊なんて呪われた力を持っている?
一度その考えが頭に浮かぶと、消す事ができなかった。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる