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【275 王位継承の儀 ⑧】
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20秒・・・
ロビンが己の失態に気付くまで要した時間である。
ドミニクが巡回で持ち場を離れ、ロビンが一人でラシーンの部屋の前で待機をしていると、突然マルコが現れ声をかけてきた。
王位継承の儀も無事にすみ、就寝前に父親ともう少しだけ話したくて来たというマルコに、ロビンは嬉しい気持ちが最初に出た。
ラシーンが部屋に籠るようになって、マルコとも親子の会話が無くなっていた事を知っていたからだ。
マルコが父との関係を回復させようとしている事が感じられ、ロビンは快くラシーンの部屋のトビラに手を差し向けた。
ロビンに礼を言い、マルコは軽いノックをした後、静かに部屋の中へ入って行った。
マルコが部屋へ入ると、ロビンの頭になにかが警報を鳴らした。
なにか忘れている。なにか見落としている。忘れてはいけないなにかがあったはずだ・・・・・・
【青魔法には変身魔法がある】
背筋に冷たいものが走る。
全身の血液が冷え切るようなとても冷たい汗が体中を流れる。
青魔法には、青魔法を極めた者だけが使える変身魔法がある。
そして、ブロートン帝国の護衛には、青魔法兵団団長のジャキル・ミラーが来ている。
なぜこの可能性を見落とした・・・・・
それに気付くと同時に、力任せにラシーンの部屋の扉を開け放つと、ロビンの目に映ったのは、血まみれの床に倒れ伏しているラシーン・ハメイドだった。
「陛下!」
大声を上げてラシーンに駆け寄る。何度声をかけても全く反応しないラシーンに、ロビンはラシーンがすでに絶命している事を察する。
「・・・ぐっ、ぐおぉぉぉぉぉぉーッツ!絶対に許さんぞーッツ!」
怒りの声を上げ、力任せに床に拳を叩き付ける。
185cmはある長身、齢50にして、魔法使いとは思えない程の筋肉が付いた体で振り下ろした拳は、部屋中に大きな打撃音を響かせた。
背後から声がかかる。
「ロ、ロビンさん!一体どうされ・・・な!?」
戻って来たドミニクは、ラシーンの部屋のドアが開け放たれたままで、通路にいるはずのロビンの姿が見えなかった事を訝しく思い、そのままラシーンの部屋に足を踏み入れた。
その直後、これまで聞いた事も無い程の怒気を込めたロビンの叫びが響き渡った。
背中越しに声をかけたドミニクだが、自分の目に映ったものが信じられず絶句する。
「・・・・・ドミニク、すぐに兵を呼べ」
静かだが有無を言わせぬ声だった。
何があったのか問いかけたかったが、すでに事切れているように見えるラシーンと、その腹部に深々と根本まで突き刺さっているナイフを見て、ドミニクは黙ってロビンの指示に従う事にした。
「分かりました」
そう短く返事をしてドミニクが部屋を出る。
ロビンはラシーン・ハメイドの亡骸の前で、ただ目を閉じ思いをはせていた。
十代の頃から王宮に使え、ラシーン・ハメイドの父、マルコの祖父が国王だった頃から仕えてきたロビンは、ラシーンが心を病んで部屋に閉じこもり、国政をロペスに任せきりになってしまっても決して見捨てる事はなかった。
「・・・元はとてもお優しい方だった・・・」
自分にだけ聞こえる程度の小さな呟き。ロビンの両腕には、まだ暖かいラシーン・ハメイドの亡骸が抱かれていた。
どこで歯車が狂った?
やはり王妃ルイーゼ様がお亡くなりになられた時か?
あの頃の陛下は少し不安定だった。
まだ幼かったタジーム様とマルコ様が残され、陛下はご自分がしっかりしなければと気負われていたのであろう。
お二人の事は、我々臣下も常に気にかけていたし、侍女達が食事の世話もしていたが、陛下は責任感が強すぎたのだろう。
ルイーゼ様がいなくても、自分が父としても国王としてもしっかりしなければと・・・・・
しかし、一人で背負い過ぎたんだ。
誰にも弱音を吐かず、気持ちが不安定になってきていたところを、ベン・フィングに漬け込まれた。
ある時期から、常にベン・フィングが陛下の隣にいるようになった。
ベンがいるようになってから、陛下も心が落ち着いてきたようで、表情にも余裕が出て来たのだ。
最初はベンを尊敬すらしたものだった。
そして頼もしく思った。陛下を支えるにかかせない人物だと。
だが、少しづつ陛下とタジーム様の間には溝が出来ていった。
ブレンダン様にすら、計り知れない魔力と言わせる程のタジーム様の魔力に、陛下が恐れを抱いた事はしかたがないとは思う。魔法兵団団長の私ですら恐怖を覚える程だったのだ。
だが、それでも陛下のタジーム様を見る目は、親子としては考えられない程に異質だった。
恐怖の対象。
ただそれだけだった。
タジーム様は、10歳になられてからは、ブレンダン様の孤児院で過ごされるようになった。
それからバッタが来るまでの三年間は一度もお二人が顔を合わせる事はなく過ぎた。
そして見事バッタを殲滅させた後・・・
あの事件が起きた。
あろう事か、ベン・フィングはタジーム様に言いがかりとしか言えない罪をかぶせ、城へ軟禁してしまったのだ。
あの時も陛下は最初はタジーム様をお褒めになられ、久しぶりに親子らしく笑顔でお話しされていたと言うのに、ベンが陛下を言葉巧みに洗脳し、修復されようとしていた親子の関係を再び引き裂いたのだ。
そこで陛下とタジーム様の関係は完全に終わったと思った。
誰が見てもそう思うだろう。
だが・・・・・
この六年の孤児院での生活が、人との出会いが、傷付いたタジーム様の心を癒し、そして人の温かさも教えてくれたのだ。
「陛下・・・王子は恨んでおりませんでしたよ。安らかにお眠りください」
最後に・・・あの瞬間、扉を開けて出る前に、タジーム様の気持ちを伝える事ができた・・・・・
それだけでも、陛下の御心は救われただろう・・・・・・
「あとは、私達が・・・・・ヤツらを討ちます!」
僅かに夜風が頬にあたり、ロビンは窓へ目を向けた。
違和感にロビンが気付き、部屋に入るまでが敵の予想よりも早かったのだろう。
窓が完全に閉められておらず、少しの隙間から風が入ってきている。
ラシーンの亡骸をそっと、静かに横たえると、ロビンは窓辺に近づいた。
「・・・靴跡だな・・・ここから逃げたか」
少しだが、窓辺が汚れており、それは靴裏の跡にも見える。
ロビンが部屋に入って来る事を察した犯人が、急いで窓辺から逃げたのだろう。
ロビンは、ブロートン帝国の護衛、青魔法使いのジャキル・ミラーが陛下殺しの犯人として見ていた。
「ロビンさん!連れて来ましたよ!」
大勢の兵を連れて急ぎ駆けこんできたドミニクの言葉を受け、ロビンは振り返った。
兵士達は部屋に入るなり、血まみれで息絶えている前国王を目の当たりにし、言葉を失い立ち尽くしている。
「・・・そこの二人、お前達はここに残って陛下を見ていろ。ドミニク、お前は残りの兵を連れて中庭に行き、城から誰も出れんように見張っていろ。俺はこれからロペスと合流する・・・いいか、俺は陛下を殺害したのはブロートン帝国だと見ている。青魔法使いのジャキル・ミラーだ、ヤツがマルコ様に変身してこの部屋に入った・・・・・変身を見抜けなかった俺の責任だ。いかなる処罰も受けるが、それはブロートンに鉄槌を下した後だ。それまでは自由に動かせてもらう」
ロビンの視線を受け、ドミニクは黙って頷いた。
すでにロビンは命を捨てる覚悟を固めている。
陛下殺しの罪をブロートンに償わせるためには、どのような非情な事でもやってのけるだろう。
「・・・忘れていた。俺が王宮仕えになった時には、すでに魔法兵団団長だったロビンさん・・・今でこそ丸くなってるけど、若い頃はその戦いぶりに、誰もが恐怖を感じる程の恐ろしい人だったんだ」
ドミニクの目に映るロビンは、かつて魔法兵団内で恐れられた若き日の姿が重なって見えた。
ロビンが己の失態に気付くまで要した時間である。
ドミニクが巡回で持ち場を離れ、ロビンが一人でラシーンの部屋の前で待機をしていると、突然マルコが現れ声をかけてきた。
王位継承の儀も無事にすみ、就寝前に父親ともう少しだけ話したくて来たというマルコに、ロビンは嬉しい気持ちが最初に出た。
ラシーンが部屋に籠るようになって、マルコとも親子の会話が無くなっていた事を知っていたからだ。
マルコが父との関係を回復させようとしている事が感じられ、ロビンは快くラシーンの部屋のトビラに手を差し向けた。
ロビンに礼を言い、マルコは軽いノックをした後、静かに部屋の中へ入って行った。
マルコが部屋へ入ると、ロビンの頭になにかが警報を鳴らした。
なにか忘れている。なにか見落としている。忘れてはいけないなにかがあったはずだ・・・・・・
【青魔法には変身魔法がある】
背筋に冷たいものが走る。
全身の血液が冷え切るようなとても冷たい汗が体中を流れる。
青魔法には、青魔法を極めた者だけが使える変身魔法がある。
そして、ブロートン帝国の護衛には、青魔法兵団団長のジャキル・ミラーが来ている。
なぜこの可能性を見落とした・・・・・
それに気付くと同時に、力任せにラシーンの部屋の扉を開け放つと、ロビンの目に映ったのは、血まみれの床に倒れ伏しているラシーン・ハメイドだった。
「陛下!」
大声を上げてラシーンに駆け寄る。何度声をかけても全く反応しないラシーンに、ロビンはラシーンがすでに絶命している事を察する。
「・・・ぐっ、ぐおぉぉぉぉぉぉーッツ!絶対に許さんぞーッツ!」
怒りの声を上げ、力任せに床に拳を叩き付ける。
185cmはある長身、齢50にして、魔法使いとは思えない程の筋肉が付いた体で振り下ろした拳は、部屋中に大きな打撃音を響かせた。
背後から声がかかる。
「ロ、ロビンさん!一体どうされ・・・な!?」
戻って来たドミニクは、ラシーンの部屋のドアが開け放たれたままで、通路にいるはずのロビンの姿が見えなかった事を訝しく思い、そのままラシーンの部屋に足を踏み入れた。
その直後、これまで聞いた事も無い程の怒気を込めたロビンの叫びが響き渡った。
背中越しに声をかけたドミニクだが、自分の目に映ったものが信じられず絶句する。
「・・・・・ドミニク、すぐに兵を呼べ」
静かだが有無を言わせぬ声だった。
何があったのか問いかけたかったが、すでに事切れているように見えるラシーンと、その腹部に深々と根本まで突き刺さっているナイフを見て、ドミニクは黙ってロビンの指示に従う事にした。
「分かりました」
そう短く返事をしてドミニクが部屋を出る。
ロビンはラシーン・ハメイドの亡骸の前で、ただ目を閉じ思いをはせていた。
十代の頃から王宮に使え、ラシーン・ハメイドの父、マルコの祖父が国王だった頃から仕えてきたロビンは、ラシーンが心を病んで部屋に閉じこもり、国政をロペスに任せきりになってしまっても決して見捨てる事はなかった。
「・・・元はとてもお優しい方だった・・・」
自分にだけ聞こえる程度の小さな呟き。ロビンの両腕には、まだ暖かいラシーン・ハメイドの亡骸が抱かれていた。
どこで歯車が狂った?
やはり王妃ルイーゼ様がお亡くなりになられた時か?
あの頃の陛下は少し不安定だった。
まだ幼かったタジーム様とマルコ様が残され、陛下はご自分がしっかりしなければと気負われていたのであろう。
お二人の事は、我々臣下も常に気にかけていたし、侍女達が食事の世話もしていたが、陛下は責任感が強すぎたのだろう。
ルイーゼ様がいなくても、自分が父としても国王としてもしっかりしなければと・・・・・
しかし、一人で背負い過ぎたんだ。
誰にも弱音を吐かず、気持ちが不安定になってきていたところを、ベン・フィングに漬け込まれた。
ある時期から、常にベン・フィングが陛下の隣にいるようになった。
ベンがいるようになってから、陛下も心が落ち着いてきたようで、表情にも余裕が出て来たのだ。
最初はベンを尊敬すらしたものだった。
そして頼もしく思った。陛下を支えるにかかせない人物だと。
だが、少しづつ陛下とタジーム様の間には溝が出来ていった。
ブレンダン様にすら、計り知れない魔力と言わせる程のタジーム様の魔力に、陛下が恐れを抱いた事はしかたがないとは思う。魔法兵団団長の私ですら恐怖を覚える程だったのだ。
だが、それでも陛下のタジーム様を見る目は、親子としては考えられない程に異質だった。
恐怖の対象。
ただそれだけだった。
タジーム様は、10歳になられてからは、ブレンダン様の孤児院で過ごされるようになった。
それからバッタが来るまでの三年間は一度もお二人が顔を合わせる事はなく過ぎた。
そして見事バッタを殲滅させた後・・・
あの事件が起きた。
あろう事か、ベン・フィングはタジーム様に言いがかりとしか言えない罪をかぶせ、城へ軟禁してしまったのだ。
あの時も陛下は最初はタジーム様をお褒めになられ、久しぶりに親子らしく笑顔でお話しされていたと言うのに、ベンが陛下を言葉巧みに洗脳し、修復されようとしていた親子の関係を再び引き裂いたのだ。
そこで陛下とタジーム様の関係は完全に終わったと思った。
誰が見てもそう思うだろう。
だが・・・・・
この六年の孤児院での生活が、人との出会いが、傷付いたタジーム様の心を癒し、そして人の温かさも教えてくれたのだ。
「陛下・・・王子は恨んでおりませんでしたよ。安らかにお眠りください」
最後に・・・あの瞬間、扉を開けて出る前に、タジーム様の気持ちを伝える事ができた・・・・・
それだけでも、陛下の御心は救われただろう・・・・・・
「あとは、私達が・・・・・ヤツらを討ちます!」
僅かに夜風が頬にあたり、ロビンは窓へ目を向けた。
違和感にロビンが気付き、部屋に入るまでが敵の予想よりも早かったのだろう。
窓が完全に閉められておらず、少しの隙間から風が入ってきている。
ラシーンの亡骸をそっと、静かに横たえると、ロビンは窓辺に近づいた。
「・・・靴跡だな・・・ここから逃げたか」
少しだが、窓辺が汚れており、それは靴裏の跡にも見える。
ロビンが部屋に入って来る事を察した犯人が、急いで窓辺から逃げたのだろう。
ロビンは、ブロートン帝国の護衛、青魔法使いのジャキル・ミラーが陛下殺しの犯人として見ていた。
「ロビンさん!連れて来ましたよ!」
大勢の兵を連れて急ぎ駆けこんできたドミニクの言葉を受け、ロビンは振り返った。
兵士達は部屋に入るなり、血まみれで息絶えている前国王を目の当たりにし、言葉を失い立ち尽くしている。
「・・・そこの二人、お前達はここに残って陛下を見ていろ。ドミニク、お前は残りの兵を連れて中庭に行き、城から誰も出れんように見張っていろ。俺はこれからロペスと合流する・・・いいか、俺は陛下を殺害したのはブロートン帝国だと見ている。青魔法使いのジャキル・ミラーだ、ヤツがマルコ様に変身してこの部屋に入った・・・・・変身を見抜けなかった俺の責任だ。いかなる処罰も受けるが、それはブロートンに鉄槌を下した後だ。それまでは自由に動かせてもらう」
ロビンの視線を受け、ドミニクは黙って頷いた。
すでにロビンは命を捨てる覚悟を固めている。
陛下殺しの罪をブロートンに償わせるためには、どのような非情な事でもやってのけるだろう。
「・・・忘れていた。俺が王宮仕えになった時には、すでに魔法兵団団長だったロビンさん・・・今でこそ丸くなってるけど、若い頃はその戦いぶりに、誰もが恐怖を感じる程の恐ろしい人だったんだ」
ドミニクの目に映るロビンは、かつて魔法兵団内で恐れられた若き日の姿が重なって見えた。
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