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【266 兄と弟】
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それからの一か月、何度かお城へ行ってロペスさんと対策会議を行った。
ロペスさんが他国へ送った入国人数の制限は、カエストゥスの要求通りには通らなかったけれど、落しどころとして妥当な人数で落ち着いたと思う。
五年前の話し合いの場では、大臣に七人の護衛を連れて入国を許可していたので、今回も護衛として七名は認める事になった。
これはロペスさんが提案した人数である。
ただし、前回同様に七人の護衛を認める代わりに、式場へ入れる護衛は三名。
残り四名は城内のこちらで用意した部屋で待機してもらう事になった。
そして、護衛以外の一般兵の入国人数もギリギリまで削ったのである。
祝い事とはいえ皇帝が他国へ遠征するのであれば、万の軍勢を率いて来てもおかしくないらしいのだけれど、今回は一千まで人数を制限した。
必要最低限だ。このくらいの人数であれば、そう大きな事はできないだろう。
一千と決まったからには、それ以上の数で来た場合、国境からの入国は一切認めないと伝達したのである。
一千の兵も、皇帝や師団長の身の回りの世話を行う最低限の人数以外は、もちろん城へは入れない。
こちらで用意した宿舎で遠征の疲れをとって休んでもらう手はずになっている。
そして、その宿舎にも、カエストゥスの兵が監視に当たるようになっている。
王宮に警備の死角も無いように兵を配置し、考えうる限りの対策は練った。
あとはそれぞれが自分の役をこなし、ロペスさんを信じるだけだ。
王位継承の儀の三日前の朝、タジーム王子の弟で、今回王位を継承されるマルコ様が孤児院を訪れた。
目鼻立ちはタジーム王子に似て、ちょっとキツ目の印象があるけれど、ふわりと柔らかそうな金色の髪や、細身の体付きは女性のような雰囲気さえあった。
体格的に、マルコ様は魔法使いで間違いないだろう。
剣士隊 隊長のドミニクさんと、魔法兵団 団長のロビンさん、そして現在魔法兵団で三番手の実力者となった白魔法使いのエロール君、この三名を護衛として連れていた。
この一週間前に、ロビンさんからマルコ様が孤児院に訪問される事は聞いていたので、失礼のないようにおもてなしの準備はしていたけれど、やはり次期国王のおもてなしは緊張してしまう。
玄関に入ったマルコ様は、開口一番に、今日はお時間を取っていただきありがとうございます。
そうお言葉を述べられたので、私も、とんでもございません。ご足労おかけいたしました。
と言葉を返してお辞儀をした。
マルコ様の後ろで控えていたロビンさんが、そんな私を見て、やはり美しいと一言口にしたのは、しっかり耳に届いた。本当にロビンさんはロビンさんだ。
普通にしているつもりだけど、私は内心とても緊張している。
だから、正直なところお出迎えのご挨拶は、何度もお顔を合わせているブレンダン様にお願いしたかったのだけれど、ブレンダン様は、ヤヨさんの挨拶が一番綺麗じゃから。と私をおだてるのだ。
私も乗せられてしまった事を後悔しながら、マルコ様をテーブルにご案内して、イスを引いた。
「ありがとうございます。それでは、失礼いたします」
マルコ様は私に会釈をされて、それからイスに腰を掛けられた。
あと三日で国王となられる方が、こんなに低姿勢なのかと驚き、言葉を返せずにいると、マルコ様はそんな私の心中を察したように、微笑んで声をかけてくれた。
「そんなに緊張しないでください。私は今日、兄と会うために来ました。私と父は血のつながった家族でありながら兄に対して・・・皆様にはお詫びのしようもありません。そして、こちらに兄の居場所を作ってくださった事に、心から感謝しております」
座ったままだがマルコ様に頭を下げられ、私も言葉に詰まってしまった。
ベン・フィングが失脚した後は、ロペスさんがマルコ様を次期国王として教育していた事が良かったと、みんな口々に言うのだ。
ロペスさんが教育係になる以前が、どのような感じだったのかは分からないけれど、きっと全然違っていたのだろうなと思った。
「マルコ様、申し遅れましたが、私は、魔法兵団副団長パトリック・ファーマーの妻で、ヤヨイと申します。どうか頭をお上げくださいませ。私はマルコ様のタジーム様へのお気持ちが聞けてとても嬉しく感じております」
私がマルコ様の前に膝をついて声をかけると、マルコ様は顔を上げて、優しい微笑みを見せてくれた。
「・・・ロビンから、よく話しを聞いております。それにドミニクからも、ヤヨイさんは剣士隊で大変人気だとか。お噂通りの方ですね・・・言葉にとても温かみがある。あなたのような方を妻にできて、パトリックは幸せ者ですね」
「えっと、そんな、私なんて全然駄目ですよ・・・みんなに助けてもらってばかりで」
「みんなが助けたくなる。それもあなたの魅力だと思いますよ。私もそうです。みんなに助けてもらわなければ、とても国王として国は動かせません。ですから、みんなが私なら助けてもいい。力を貸してもいい。そう思ってもらえるような国王になろうと思っております」
とても立派な方だ。
マルコ様のお人柄が分かった伝わってくる。マルコ様の後ろに立たれている、ロビンさん、ドミニクさんも満足そうな顔をしている。
そして、いつも憎まれ口が多いエロール君でさえ、マルコ様の後ろで誇らしげな顔で立っているのだ。
お城でマルコ様が、兵達にどのように思われているのかも分かる気がする。
そう思ってマルコ様を見ていると、ブレンダン様が子供部屋から王子を連れて出て来た。
「お待たせしたのう。マルコ様、連れてきましたぞ」
「・・・よぅ、久しぶりだな・・・・・マルコ」
ブレンダン様の少し後ろを歩いてくる王子に、マルコ様は驚いたように目を見張った。
「・・・兄上、お久しぶりです」
マルコ様が言葉を返すと、王子はそのままマルコ様から一つ空けたイスに腰を下した。
「・・・師匠から来る事は聞いていた」
「・・・はい。兄上と、お話しがしたくて・・・私に、そんな資格はないかもしれませんが・・・」
王子は淡々と話しているから、感情のこもらない無関心な声色に聞こえてしまうかもしれない。
でも、6年も見て来た私や、ブレンダン様には分かる。
王子はマルコ様を受け入れているし、何一つ責める気持ちは無い。
「王位継承の儀で、俺がお前の護衛を申し出た事は聞いているだろ?それはいいのか?」
「・・・私は、嬉しく思いました。兄上が、まさか私の護衛を申し出てくれるなんて思いませんでした。私は・・・父上と同じです。城で、辛い思いをしていた兄上を・・・ずっと・・・」
「マルコ、もういいんだ」
俯き、震える声で後悔の気持ちを話すマルコ様を、王子が少し強い口調で止める。
マルコ様が言葉を止め、少し怯えたように王子に顔を向ける。
王子が護衛を申し出た事を考えれば、王子にマルコ様を責める気持ちが無い事は分かると思うけれど、マルコ様の立場で考えれば、辛い思いをしていた兄タジーム王子を、ずっと見ないふりをして助けなかった負い目が強いのだと思う。
「・・・・・マルコ、俺はここに住んで分かったんだ。家族とは、こうも温かいんだな。俺はお前を責める気持ちも無いし、恨んでもいない。兄として、お前が王位を継ぐ姿を見届けたい。それだけだ」
「・・・・・あ、あに、うえ・・・・・わ、私は・・・・・・・」
それ以上、マルコ様は言葉を続ける事ができず、溢れる涙に体を震わせていた
「気にするな・・・・・マルコ、俺達は兄弟だろ」
王子は椅子から体を起こすと、こくこくと頷くマルコ様の頭に手を伸ばし、そっと撫でた
王子がずっと小さかった頃、3~4歳の頃までは、マルコ様と仲睦まじく遊んでいた
ブレンダン様からそう聞いた事がある
失った時間を取り戻すにはまだまだかかると思うけど、きっと大丈夫
だって、私の目に映る二人の姿は、兄が弟を慰める優しい兄弟の絆で結ばれているように見えたから
ロペスさんが他国へ送った入国人数の制限は、カエストゥスの要求通りには通らなかったけれど、落しどころとして妥当な人数で落ち着いたと思う。
五年前の話し合いの場では、大臣に七人の護衛を連れて入国を許可していたので、今回も護衛として七名は認める事になった。
これはロペスさんが提案した人数である。
ただし、前回同様に七人の護衛を認める代わりに、式場へ入れる護衛は三名。
残り四名は城内のこちらで用意した部屋で待機してもらう事になった。
そして、護衛以外の一般兵の入国人数もギリギリまで削ったのである。
祝い事とはいえ皇帝が他国へ遠征するのであれば、万の軍勢を率いて来てもおかしくないらしいのだけれど、今回は一千まで人数を制限した。
必要最低限だ。このくらいの人数であれば、そう大きな事はできないだろう。
一千と決まったからには、それ以上の数で来た場合、国境からの入国は一切認めないと伝達したのである。
一千の兵も、皇帝や師団長の身の回りの世話を行う最低限の人数以外は、もちろん城へは入れない。
こちらで用意した宿舎で遠征の疲れをとって休んでもらう手はずになっている。
そして、その宿舎にも、カエストゥスの兵が監視に当たるようになっている。
王宮に警備の死角も無いように兵を配置し、考えうる限りの対策は練った。
あとはそれぞれが自分の役をこなし、ロペスさんを信じるだけだ。
王位継承の儀の三日前の朝、タジーム王子の弟で、今回王位を継承されるマルコ様が孤児院を訪れた。
目鼻立ちはタジーム王子に似て、ちょっとキツ目の印象があるけれど、ふわりと柔らかそうな金色の髪や、細身の体付きは女性のような雰囲気さえあった。
体格的に、マルコ様は魔法使いで間違いないだろう。
剣士隊 隊長のドミニクさんと、魔法兵団 団長のロビンさん、そして現在魔法兵団で三番手の実力者となった白魔法使いのエロール君、この三名を護衛として連れていた。
この一週間前に、ロビンさんからマルコ様が孤児院に訪問される事は聞いていたので、失礼のないようにおもてなしの準備はしていたけれど、やはり次期国王のおもてなしは緊張してしまう。
玄関に入ったマルコ様は、開口一番に、今日はお時間を取っていただきありがとうございます。
そうお言葉を述べられたので、私も、とんでもございません。ご足労おかけいたしました。
と言葉を返してお辞儀をした。
マルコ様の後ろで控えていたロビンさんが、そんな私を見て、やはり美しいと一言口にしたのは、しっかり耳に届いた。本当にロビンさんはロビンさんだ。
普通にしているつもりだけど、私は内心とても緊張している。
だから、正直なところお出迎えのご挨拶は、何度もお顔を合わせているブレンダン様にお願いしたかったのだけれど、ブレンダン様は、ヤヨさんの挨拶が一番綺麗じゃから。と私をおだてるのだ。
私も乗せられてしまった事を後悔しながら、マルコ様をテーブルにご案内して、イスを引いた。
「ありがとうございます。それでは、失礼いたします」
マルコ様は私に会釈をされて、それからイスに腰を掛けられた。
あと三日で国王となられる方が、こんなに低姿勢なのかと驚き、言葉を返せずにいると、マルコ様はそんな私の心中を察したように、微笑んで声をかけてくれた。
「そんなに緊張しないでください。私は今日、兄と会うために来ました。私と父は血のつながった家族でありながら兄に対して・・・皆様にはお詫びのしようもありません。そして、こちらに兄の居場所を作ってくださった事に、心から感謝しております」
座ったままだがマルコ様に頭を下げられ、私も言葉に詰まってしまった。
ベン・フィングが失脚した後は、ロペスさんがマルコ様を次期国王として教育していた事が良かったと、みんな口々に言うのだ。
ロペスさんが教育係になる以前が、どのような感じだったのかは分からないけれど、きっと全然違っていたのだろうなと思った。
「マルコ様、申し遅れましたが、私は、魔法兵団副団長パトリック・ファーマーの妻で、ヤヨイと申します。どうか頭をお上げくださいませ。私はマルコ様のタジーム様へのお気持ちが聞けてとても嬉しく感じております」
私がマルコ様の前に膝をついて声をかけると、マルコ様は顔を上げて、優しい微笑みを見せてくれた。
「・・・ロビンから、よく話しを聞いております。それにドミニクからも、ヤヨイさんは剣士隊で大変人気だとか。お噂通りの方ですね・・・言葉にとても温かみがある。あなたのような方を妻にできて、パトリックは幸せ者ですね」
「えっと、そんな、私なんて全然駄目ですよ・・・みんなに助けてもらってばかりで」
「みんなが助けたくなる。それもあなたの魅力だと思いますよ。私もそうです。みんなに助けてもらわなければ、とても国王として国は動かせません。ですから、みんなが私なら助けてもいい。力を貸してもいい。そう思ってもらえるような国王になろうと思っております」
とても立派な方だ。
マルコ様のお人柄が分かった伝わってくる。マルコ様の後ろに立たれている、ロビンさん、ドミニクさんも満足そうな顔をしている。
そして、いつも憎まれ口が多いエロール君でさえ、マルコ様の後ろで誇らしげな顔で立っているのだ。
お城でマルコ様が、兵達にどのように思われているのかも分かる気がする。
そう思ってマルコ様を見ていると、ブレンダン様が子供部屋から王子を連れて出て来た。
「お待たせしたのう。マルコ様、連れてきましたぞ」
「・・・よぅ、久しぶりだな・・・・・マルコ」
ブレンダン様の少し後ろを歩いてくる王子に、マルコ様は驚いたように目を見張った。
「・・・兄上、お久しぶりです」
マルコ様が言葉を返すと、王子はそのままマルコ様から一つ空けたイスに腰を下した。
「・・・師匠から来る事は聞いていた」
「・・・はい。兄上と、お話しがしたくて・・・私に、そんな資格はないかもしれませんが・・・」
王子は淡々と話しているから、感情のこもらない無関心な声色に聞こえてしまうかもしれない。
でも、6年も見て来た私や、ブレンダン様には分かる。
王子はマルコ様を受け入れているし、何一つ責める気持ちは無い。
「王位継承の儀で、俺がお前の護衛を申し出た事は聞いているだろ?それはいいのか?」
「・・・私は、嬉しく思いました。兄上が、まさか私の護衛を申し出てくれるなんて思いませんでした。私は・・・父上と同じです。城で、辛い思いをしていた兄上を・・・ずっと・・・」
「マルコ、もういいんだ」
俯き、震える声で後悔の気持ちを話すマルコ様を、王子が少し強い口調で止める。
マルコ様が言葉を止め、少し怯えたように王子に顔を向ける。
王子が護衛を申し出た事を考えれば、王子にマルコ様を責める気持ちが無い事は分かると思うけれど、マルコ様の立場で考えれば、辛い思いをしていた兄タジーム王子を、ずっと見ないふりをして助けなかった負い目が強いのだと思う。
「・・・・・マルコ、俺はここに住んで分かったんだ。家族とは、こうも温かいんだな。俺はお前を責める気持ちも無いし、恨んでもいない。兄として、お前が王位を継ぐ姿を見届けたい。それだけだ」
「・・・・・あ、あに、うえ・・・・・わ、私は・・・・・・・」
それ以上、マルコ様は言葉を続ける事ができず、溢れる涙に体を震わせていた
「気にするな・・・・・マルコ、俺達は兄弟だろ」
王子は椅子から体を起こすと、こくこくと頷くマルコ様の頭に手を伸ばし、そっと撫でた
王子がずっと小さかった頃、3~4歳の頃までは、マルコ様と仲睦まじく遊んでいた
ブレンダン様からそう聞いた事がある
失った時間を取り戻すにはまだまだかかると思うけど、きっと大丈夫
だって、私の目に映る二人の姿は、兄が弟を慰める優しい兄弟の絆で結ばれているように見えたから
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