211 / 1,277
【211 少しづつ進む準備】
しおりを挟む
年が明け、1月2日
レオネラちゃんが孤児院に来た。
子供達はみんな人懐っこい。お客さんが来ると、だいたい集まってくるのだ。
レオネラちゃんも玄関に入ると、子供達が集まってきて、だれー?どこから来たの?など色々と質問責めにしてします。
行商として各地を回るレオネラちゃんは、人が集まる事に慣れているのか簡単に自己紹介をすると、子供達にお菓子を上げて、あっという間にてなづけてしまったのですごい。
物件の正式な契約も滞りなく終えると、そこからはアラルコン商会の商品紹介になった。
広間のテーブルで、レオネラちゃんがサンプルを置いて説明を始める。
まずはクッキーなどの菓子類だ。
日本のように工夫をこらしたパッケージではなく、無地の紙袋にザックリ入れただけの物だけど、この世界では普通だ。
私も食べ物を売る事は考えていた。
だけど、一口サイズのクッキーのように、小さくて数を必要とするものは、できた物を仕入れた方が包装の手間なども無く楽かと考えていた。
そして、メアリーちゃんのお料理の実力を生かして、手作りパウンドケーキなんかを、数量限定でちょっと高めに設定し売ろうかと思う。
私の考えを話すと、メアリーちゃんは、やります!と即答してくれた。
メアリーちゃんはレジに立つより、ポーさん作りや、お菓子作りが中心になりそうな気がする。
クッキーや飴玉などは仕入れで考えているけど、発注については単価やロットの書類をもらい、検討してまた後日になった。
人形や、衣類用の布、革製品など、様々な物を見せてもらった。
基本的にはリサイクル品を中心にと考えているので、あまり数は入れられないけれど、書類だけは一式もらっておいた。
「アタシからは今日はこんなとこだねぇ~。とりあえず綿は早めに持って来るね。メアリーちゃんうずうずしてるから。まぁ、アタシもしばらくこっちにいるし、月に一回くらいはここに顔だしに来るから、なにか入用になったらその時に教えてねぇ~」
商談が終わり、レオネラちゃんは席を立つと、玄関にかけてるベージュのボアジャケットに袖を通す。
「ねぇ、こっちには行商で来てるんでしょ?レオネラちゃんはどこに泊まってるの?」
もしかしたら、急ぎの用が出るかもしれないし、拠点は知っておきたい。
そう思い、見送りに立ちながら宿を尋ねると、レオネラちゃんはカバンから、日本でいうお守りのような物を取り出した。
「ヤヨイちゃん、これあげる」
レオネラちゃんから手渡された物は、水色の布袋で船の刺繍が施されていた。
「・・・えっと、これ何?お守り?」
「それはねぇ~、青の船団の特別会員証みたいなヤツかな。アラルコン商会は、ロンズデールで最大手の造船業なのさ。名前は青の船団。造船だけじゃなくて、こういう卸業も手広くやってるけど、本業は造船なんだよねぇ~。
それで、その布袋は特にご贔屓にしてもらってる人にだけ渡してるの。それがあれば便利だよ。ロンズデールならだいたいどこでも優遇してもらえるからさぁ~。この街の中央通りの先に、モロニーハウスってとこがあって、滞在中はそこを借りてるんだ。アタシに会いたくなったらそれ持って来て。アタシの他にも数人いるけど、それ見せれば話し早いからさぁ~」
「え、そんなすごい物なの?でも、いいの?私達まだお取引したばかりだし」
私が少し戸惑って話すと、レオネラちゃんは笑って、顔の前で手を振った。
「いいのいいの。だって、私達友達でしょ?来てくれたら私も嬉しいしねぇ~」
「レオネラちゃん・・・うん!ありがとう。私達お友達よ。大事にするね」
またね。私達はそう言葉を交わし、レオネラちゃんは帰って行った。
契約も終わり、いよいよ建物の工事に入る。
ブレンダン様が職人さんを手配してくれるので、内装は木の温もりが感じられる木目板張りでと希望を伝えた。
以前、孤児院の修理を頼んだ職人さんと同じになるらしいので、腕前は安心だ。
什器類は私達で揃えるけれど、できるだけ木を使った温かみのある物を選ぼうと思う。
レオネラちゃんのところで揃えられたら良かったけど、カエストゥスでは什器類は扱っていないらしい。確かに什器はかさばるだろうし、行商に来ているのでは扱い難いと思う。
支店は出さないの?そう聞くと、ちょっとだけ肩をすくめて、だしたいけどカエストゥス国の許可が下りない。そう答えた。
本拠地がロンズデールなので、カエストゥスで大きく稼ぎ、カエストゥスの同業が割を食う事になると反発が起きるからという理由のようだ。
物件を扱えるだけでも特別らしいが、その代わり、売れ残って処分に困るような物件も引き取らねばならない事もあるようで、良い事ばかりじゃないよぉ~。と言って軽く息を付いていた。
工事が終わるまでは建物の中には入れないので、私達は孤児院の仕事を中心に行いながら、空いた時間にそれぞれができる事をやるようにした。
メアリーちゃんはアラルコン商会から仕入れた綿を使い、ポーさんぬいぐるみの制作に余念がない。
出来上がりも数を追うごとにクオリティが増しており、すでに日本のゲームセンターの景品にあってもおかしくないレベルだ。
私とウィッカーさんはご近所を回って、買い取りを始めた。
まだオープンには二か月以上かかるけど、商品集めは始めておいてもいい。
なんせ古着を扱うのだから、綻びの修復もあるし、時間はいくらあっても足りないだろう。
無理はせず、今できる分量だけ集めていこうと話して、リサイクルショップの宣伝がてら、買い取りで各家庭を回ると、最初はみんなリサイクルショップという馴染みのない言葉と業種に首を捻るけど、丁寧に説明をすると、だいたいの人は感心を持って聞いてくれた。
そして、どこの家にも着れなくなったけど捨てれない服や、使わないけど捨てたくはない家具などがあるのだ。
他の誰かには必要な物かもしれませんよ。
そう話して買い取りをすると、みんな笑顔でありがとうと言ってくれる。
やっぱり、この世界にはリサイクルショップが必要なんだと思った。
持って帰った古着は、女性陣で洗濯したり、ほつれを直したり、できるだけ綺麗に仕上げているけど、やはり時間はかかり大変だった。
ウイニングで働いている時にはやらなかった作業なので、私も想定が甘かったようだ。
いざオープンしたら、人数が足りなくなるかもしれない。
ジャニスさんには、2人と伝えておいたけど、場合によってはもう1~2人はお願いする事になるかもしれない。
物件も決まったので、ジャニスさんはリサイクルショップ専属の人探しを始めている。
何人か前向きな返事はもらっているそうだ。
日本では面接をするのだろうけど、孤児院の出身だと言うので私は人探しはジャニスさんに全面的に任せている。
元は一緒に住んでいた人なのだから、誰を連れて来ても間違いないと思うから。
そして1月も中旬に差し掛かろうとした日に、ジャニスさんがリサイクルショップの専属として雇った二人の女性を連れてきた。
レオネラちゃんが孤児院に来た。
子供達はみんな人懐っこい。お客さんが来ると、だいたい集まってくるのだ。
レオネラちゃんも玄関に入ると、子供達が集まってきて、だれー?どこから来たの?など色々と質問責めにしてします。
行商として各地を回るレオネラちゃんは、人が集まる事に慣れているのか簡単に自己紹介をすると、子供達にお菓子を上げて、あっという間にてなづけてしまったのですごい。
物件の正式な契約も滞りなく終えると、そこからはアラルコン商会の商品紹介になった。
広間のテーブルで、レオネラちゃんがサンプルを置いて説明を始める。
まずはクッキーなどの菓子類だ。
日本のように工夫をこらしたパッケージではなく、無地の紙袋にザックリ入れただけの物だけど、この世界では普通だ。
私も食べ物を売る事は考えていた。
だけど、一口サイズのクッキーのように、小さくて数を必要とするものは、できた物を仕入れた方が包装の手間なども無く楽かと考えていた。
そして、メアリーちゃんのお料理の実力を生かして、手作りパウンドケーキなんかを、数量限定でちょっと高めに設定し売ろうかと思う。
私の考えを話すと、メアリーちゃんは、やります!と即答してくれた。
メアリーちゃんはレジに立つより、ポーさん作りや、お菓子作りが中心になりそうな気がする。
クッキーや飴玉などは仕入れで考えているけど、発注については単価やロットの書類をもらい、検討してまた後日になった。
人形や、衣類用の布、革製品など、様々な物を見せてもらった。
基本的にはリサイクル品を中心にと考えているので、あまり数は入れられないけれど、書類だけは一式もらっておいた。
「アタシからは今日はこんなとこだねぇ~。とりあえず綿は早めに持って来るね。メアリーちゃんうずうずしてるから。まぁ、アタシもしばらくこっちにいるし、月に一回くらいはここに顔だしに来るから、なにか入用になったらその時に教えてねぇ~」
商談が終わり、レオネラちゃんは席を立つと、玄関にかけてるベージュのボアジャケットに袖を通す。
「ねぇ、こっちには行商で来てるんでしょ?レオネラちゃんはどこに泊まってるの?」
もしかしたら、急ぎの用が出るかもしれないし、拠点は知っておきたい。
そう思い、見送りに立ちながら宿を尋ねると、レオネラちゃんはカバンから、日本でいうお守りのような物を取り出した。
「ヤヨイちゃん、これあげる」
レオネラちゃんから手渡された物は、水色の布袋で船の刺繍が施されていた。
「・・・えっと、これ何?お守り?」
「それはねぇ~、青の船団の特別会員証みたいなヤツかな。アラルコン商会は、ロンズデールで最大手の造船業なのさ。名前は青の船団。造船だけじゃなくて、こういう卸業も手広くやってるけど、本業は造船なんだよねぇ~。
それで、その布袋は特にご贔屓にしてもらってる人にだけ渡してるの。それがあれば便利だよ。ロンズデールならだいたいどこでも優遇してもらえるからさぁ~。この街の中央通りの先に、モロニーハウスってとこがあって、滞在中はそこを借りてるんだ。アタシに会いたくなったらそれ持って来て。アタシの他にも数人いるけど、それ見せれば話し早いからさぁ~」
「え、そんなすごい物なの?でも、いいの?私達まだお取引したばかりだし」
私が少し戸惑って話すと、レオネラちゃんは笑って、顔の前で手を振った。
「いいのいいの。だって、私達友達でしょ?来てくれたら私も嬉しいしねぇ~」
「レオネラちゃん・・・うん!ありがとう。私達お友達よ。大事にするね」
またね。私達はそう言葉を交わし、レオネラちゃんは帰って行った。
契約も終わり、いよいよ建物の工事に入る。
ブレンダン様が職人さんを手配してくれるので、内装は木の温もりが感じられる木目板張りでと希望を伝えた。
以前、孤児院の修理を頼んだ職人さんと同じになるらしいので、腕前は安心だ。
什器類は私達で揃えるけれど、できるだけ木を使った温かみのある物を選ぼうと思う。
レオネラちゃんのところで揃えられたら良かったけど、カエストゥスでは什器類は扱っていないらしい。確かに什器はかさばるだろうし、行商に来ているのでは扱い難いと思う。
支店は出さないの?そう聞くと、ちょっとだけ肩をすくめて、だしたいけどカエストゥス国の許可が下りない。そう答えた。
本拠地がロンズデールなので、カエストゥスで大きく稼ぎ、カエストゥスの同業が割を食う事になると反発が起きるからという理由のようだ。
物件を扱えるだけでも特別らしいが、その代わり、売れ残って処分に困るような物件も引き取らねばならない事もあるようで、良い事ばかりじゃないよぉ~。と言って軽く息を付いていた。
工事が終わるまでは建物の中には入れないので、私達は孤児院の仕事を中心に行いながら、空いた時間にそれぞれができる事をやるようにした。
メアリーちゃんはアラルコン商会から仕入れた綿を使い、ポーさんぬいぐるみの制作に余念がない。
出来上がりも数を追うごとにクオリティが増しており、すでに日本のゲームセンターの景品にあってもおかしくないレベルだ。
私とウィッカーさんはご近所を回って、買い取りを始めた。
まだオープンには二か月以上かかるけど、商品集めは始めておいてもいい。
なんせ古着を扱うのだから、綻びの修復もあるし、時間はいくらあっても足りないだろう。
無理はせず、今できる分量だけ集めていこうと話して、リサイクルショップの宣伝がてら、買い取りで各家庭を回ると、最初はみんなリサイクルショップという馴染みのない言葉と業種に首を捻るけど、丁寧に説明をすると、だいたいの人は感心を持って聞いてくれた。
そして、どこの家にも着れなくなったけど捨てれない服や、使わないけど捨てたくはない家具などがあるのだ。
他の誰かには必要な物かもしれませんよ。
そう話して買い取りをすると、みんな笑顔でありがとうと言ってくれる。
やっぱり、この世界にはリサイクルショップが必要なんだと思った。
持って帰った古着は、女性陣で洗濯したり、ほつれを直したり、できるだけ綺麗に仕上げているけど、やはり時間はかかり大変だった。
ウイニングで働いている時にはやらなかった作業なので、私も想定が甘かったようだ。
いざオープンしたら、人数が足りなくなるかもしれない。
ジャニスさんには、2人と伝えておいたけど、場合によってはもう1~2人はお願いする事になるかもしれない。
物件も決まったので、ジャニスさんはリサイクルショップ専属の人探しを始めている。
何人か前向きな返事はもらっているそうだ。
日本では面接をするのだろうけど、孤児院の出身だと言うので私は人探しはジャニスさんに全面的に任せている。
元は一緒に住んでいた人なのだから、誰を連れて来ても間違いないと思うから。
そして1月も中旬に差し掛かろうとした日に、ジャニスさんがリサイクルショップの専属として雇った二人の女性を連れてきた。
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる